転職エージェントと転職サイト(直接応募)の違い。転職活動はどっちが有利?

仕事さがし
仕事と介護を両立をしようと思っていたのですが、最近では介護負担が増してきて、今の仕事を続けるのがかなりツラくなっています。転職はしたことがないので、転職エージェントと直接応募のどちらで転職活動をすすめたらいいのか分かりません。【40代会社員 神奈川県】
くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

転職エージェントと直接応募。言い換えると「転職エージェントと転職サイト」の違いについて、お知りになりたいということですね。仕事と介護の両立、本当に大変なことです。そして①はじめての転職、②なかなか時間が取りづらい事を考えると、おすすめは転職エージェントになりますが、まずは転職エージェントと転職サイトのそれぞれの特徴と違いについて説明していきますね。

【この記事をおすすめしたい人】

悩み・状況 不安ポイント
① 現役ケアラー(仕事と介護を両立中の会社員)    平日夜や休日にしかまとまった時間が取れない/勤務先での業務と親の介護で手いっぱいで、転職活動に集中できない/「転職エージェントと直接応募」でどちらが効率的かわからない 書類作成や面接対策に時間が割けない/ 企業に「ケアラー」であることをどう伝えればいいかわからない         
② 介護離職した元会社員 介護離職によるブランクがあり、自分の市場価値に自信が持てない/自分ひとりで求人を探すのが不安で、情報収集方法もわからない/「転職エージェントと転職サイトの違い」を知りたい 自己PRや職務経歴書の書き方がわからない/面接でブランクをどう説明すればいいのか悩む
③ 転職活動にお悩みのかた 何から転職活動を始めればよいか分からない/求人情報の比較方法がわからない 自己PRの組み立て方が不明/面接準備や企業研究の進め方に不安
【本記事で伝えたいこと】
①​「転職エージェントと転職サイト(直接応募)」の違いを明確にし、時間がないケアラーや自信が薄い介護離職者が効率よく転職活動を進められる方法を提示する。
②具体的なサービス名や選び方のポイントを紹介し、実際に行動を起こすきっかけを作る。
くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

こんにちわ、アドバイザーのくまさんです。忙しい中での転職活動は、本当に気持ちが押しつぶされそうになりますよね。この記事を読めば、どちらの方法があなたに合っているか、具体的にイメージできるはずです。さあ、一緒に考えていきましょう!(読了時間5分)

【私のキャリア】本文に入る前に簡単に私のキャリアを紹介します。
わたしのキャリアは少しユニークで、「金融」「転職エージェント」「介護コンサルタント」と様々な業界を経験してきました。ちょっと変わってますよね(笑)。しかしこの私の変わった経験が、まさしく「仕事と介護の両立」に悩む会社員のみなさんにお役に立てるものと思い、本ブログの執筆を開始しました。
私の勤務していた転職エージェントは大手で、みなさんもよく知っている会社名だと思います。ここではあくまで中立な立場で転職支援をしたいので、社名は伏せさせて頂いています。転職サポートについては、プロ中のプロと自負しておりますので、みなさんのお仕事に関する悩みを解決します。
またその後介護分野への興味が高まり、介護系ベンチャー企業に転職をしました。そこではおもに有料老人ホームの経営や人事コンサルタント業務を行ってきました。また新規事業として介護に悩む人への相談窓口業務を立ち上げてサービスを提供していました。
このような経験がある私に、仕事と介護のお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に相談をしてみてください。

転職エージェントと転職サイト(直接応募)の違いを比較

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

転職エージェントと転職サイトのメリット/デメリットを比較し、みなさんがどちらを選ぶべきかを整理してみましょう。以下に比較表を用意しましたので、じっくりと見比べてみてください。

転職エージェント vs 転職サイト(直接応募)

比較項目 転職エージェント 転職サイト(直接応募)
求人情報の入手方法     キャリアアドバイザーからの紹介(公開求人+非公開求人)       自分でサイト上の求人広告を検索・応募
サポート内容 書類添削・面接対策・日程調整代行・条件交渉サポート 自己流で書類作成・面接対策・日程調整は自己対応
求人情報の「リアリティ」 入社済み求職者からの社内情報ヒアリングあり・リアルな社風が把握しやすい 求人広告の情報のみ・企業風土は自分で調べる必要あり
非公開求人の有無 多くの非公開求人があり、ケアラー向け求人も多数 基本的に公開求人のみ
費用 完全無料(企業がエージェントに成功報酬を支払う) 完全無料(掲載企業が広告費を支払う)
手間・時間のかかり具合 キャリアアドバイザーとの面談が必要・求人提案を受けるだけでOK 自己検索・自己応募が必要・書類・面接準備をすべて自己対応
向いている人の特徴 時間が取れないケアラー・ブランクに不安がある介護離職者、はじめて転職活動をする人 自分のペースで応募したい・企業研究が得意な人
コミュニケーション手段 電話・オンライン面談・メール・チャット サイト上のフォーム・メール
情報収集の幅 企業とのパイプがあるため、求人票に載らない情報も得られる 求人広告に掲載されている情報のみ
くまさん:
「表を見ながら『どれだけの手間をかけられるか』『どれだけサポートが欲しいか』を考えてみてくださいね。例えば、面接の日程調整や書類添削に不安があるなら、エージェントの力を借りるのが手っ取り早いですよ。」

【知っておきたい】プロが解説!転職エージェントのサービスとは
転職エージェントは何をしてくれる?【プロが解説】

 

転職エージェントと転職サイト、おすすめはどっち?

現役ケアラー(仕事と介護を両立中)の場合

状況・不安

平日夜・週末しかまとまった時間が取れず、求人検索や応募に時間がかけられない
介護との両立を前提にした働き方を理解してくれる企業を見つけたい

(回答)ケアラーへのおすすめは転職エージェント!

メリット デメリット
・求人提案をエージェントがまとめて出してくれるため、検索時間を大幅に短縮できる ・面談予約やアドバイザーとのコミュニケーションには時間調整が必要
・面談はオンラインでOK、短時間で要点を絞って相談可能 ・自分で求人を自由に検索する楽しみは減る
・「介護両立可」「時短勤務可能」「フレックス勤務」など、ケアラー向け求人を探しやすい ・エージェントの担当者によって当たり外れがあるため、相性を見極める手間がかかる
・担当アドバイザーが企業に「ケアラーであること」を踏まえた条件交渉をしてくれる
くまさん:
「仕事と介護の両立で時間がないなら、まずは転職エージェントを使う方が効率的です。特にケアラーの状況を理解してくれる転職エージェント(またはキャリアアドバイザー)なら、短い時間で求人をまとめて提案してくれるので、まずは気軽に登録してみてくださいね。」

介護離職した元正社員の場合

状況・不安

​介護離職によるブランクがあり、自分のキャリアをどうアピールすればいいかわからない
自分ひとりで求人を探しても、自信が持てず不安
面接で「ブランク」の事実をどう説明すればいいのか悩む

(回答)介護離職者へのおすすめは転職エージェント!

メリット デメリット
キャリアアドバイザーがブランクを含めた職務経歴書の書き方を一緒に考えてくれる そもそも介護離職者を積極的に扱っていないエージェントもあるため、事前のリサーチが必要
ブランクを理解してくれる求人企業をピンポイントで紹介してくれる エージェントを使うにはオンライン面談の時間確保が必要
面接対策や模擬面接で、自信を持って受け答えできるようサポートが手厚い 自己分析やキャリア棚卸しを完全に代行してくれるわけではないので、ある程度自分で準備しておく必要あり
担当者が「介護離職者支援実績」を持っているかどうか、事前に確認しておくことで安心感が得られる
くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

ここで念のため転職エージェントのデメリットについて勉強しておきましょう。デメリットが理解できると、転職エージェントと上手に付き合う事が出来ますよ。別記事を参考にしてくださいね。

【知っておきたい】プロだけが知る!転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリットとは【プロが解説】
くまさん:
「介護離職によるブランクは心配ですが、キャリアアドバイザーと一緒に自己PRを組み立てれば、ブランクを逆に“ケアラーとして培った経験”としてアピールできます。一人で悩まずに、まずはエージェントに相談してみるのがおすすめです。」

 

おすすめの転職エージェントと転職サイト

おすすめの転職エージェント一覧

エージェント名 特徴 ケアラー向けポイント 介護離職者向けポイント
パソナキャリア 転職支援実績多数/丁寧なコンサルティングが定評 在宅面談対応・介護両立相談可/女性向け支援が強い             ブランクOK求人の紹介実績あり/キャリア棚卸しシート提供         
リクルートエージェント 業界最大級の求人数を誇る 全国対応/介護休業制度のある企業を多数保有 ブランク支援のコンサルタントが在籍/職務経歴書サポートが充実
doda 転職サイト+エージェントの併用が可能 スキマ時間で登録・求人チェックできる/オンライン相談も可 ブランクOK求人がある/面接対策セミナーをオンラインで開催
くまさん:
「どのエージェントも無料で使えるので、まずは2~3社を試しに登録してみるといいですよ。担当者との相性や、紹介してもらえる求人の質を比較してみてくださいね。」

おすすめの転職サイト一覧

転職サイト名 特徴 ケアラー向けポイント 介護離職者向けポイント
リクナビNEXT 求人数が豊富、スカウト機能あり スマホアプリでスキマ時間にチェックOK/職務経歴書テンプレート付き ブランク可求人を絞り込みしやすい/自己PR例が充実
マイナビ転職 スカウト機能が高精度 職種・勤務地を細かく絞れる/介護両立可求人の特集あり 「離職期間」に配慮した求人検索フィルターあり
doda エージェント併用可能、スカウトメールあり 24時間応募可能/気になる求人にワンクリックでアラートを受け取れる ブランクOK求人が「希望条件」のタグで表示されることも
エン転職 口コミ情報が充実、企業の働き方や社風がわかる 口コミで「介護両立体制」をチェックできる/求人広告以外の社内情報を把握可能 自己PR例やエントリーサポート記事が多い
Indeed 求人広告を横断検索できる さまざまな求人媒体を一括検索できる/スマホで簡単応募 ブランクOK求人が絞り込みやすい/企業ごとに口コミサイトへのリンクが掲載される
くまさん:
「直接応募をするなら、まずはスキマ時間でチェックできる転職サイトを使いましょう。特に『スカウト機能』や『検索フィルター』をうまく活用すれば、自分に合った求人に効率よく辿り着けますよ。」

転職エージェント/転職サイトを選ぶ際のチェックリスト

①サポート体制
1)転職エージェント:面談回数、オンライン面談可否、担当者の介護理解度
2)転職サイト:スカウト機能、職務経歴書テンプレート、サイトの使いやすさ

②求人の質と量
1)ケアラー向け求人、介護離職者向け求人がどれだけあるか
2)非公開求人の割合(エージェント利用時)

③企業理解度
1)転職エージェント:実際に入社した人からヒアリングした社内情報の有無
2)転職サイト:口コミ情報や企業の働き方・福利厚生の透明性

④利便性
1)スマホでの応募やチャット相談の可否
2)メール/電話/Web面談など連絡手段の多様性

くまさん:
「選ぶときは『求人の質』『担当者の介護理解度』『利用者の声』を重視してくださいね。特に初めて利用するエージェントやサイトなら、小さな口コミでも参考になるので、登録前に一度確認しておくと安心です。」

【知っておきたい】プロが伝授!転職エージェントの選び方ガイド
転職エージェントの選び方【プロが指南】

 

求人応募から内定までの流れ・イメージ

転職エージェント利用時の流れ

  1. Web登録・面談予約
    まずはWebで登録し、キャリアアドバイザーとの面談予約を行う。希望条件やこれまでの経歴、ケアラーとしての状況を共有。
  2. 面談(オンライン/対面)
    30分~60分程度で、希望条件やキャリア相談を行う。介護との両立を前提にした働き方をヒアリングし、求人を絞り込む。
  3. 求人紹介・書類添削
    介護両立可求人、ブランクOK求人など、あなたに合った求人を複数紹介。職務経歴書や履歴書を添削し、ケアラーとして培ったスキルを盛り込む。
  4. 応募・面接調整
    エージェントが企業と日程を調整し、面接日程を設定。模擬面接や面接のアドバイスを受けながら、安心して本番に臨む。
  5. 面接(リモート/対面)
    ケアラーならではの事情を考慮した日程で面接を実施。面接後、フィードバックやフォローアップを受けることが可能。
  6. 内定・条件交渉
    年収や勤務開始日、在宅勤務の可否など、エージェントを通じて交渉。入社後の不安も、アドバイザーに相談しながら調整できる。

くまさん:
「エージェントを使うと、“入社後の社内のリアル”までヒアリングしてくれることが多いので、実際に入ってから『思っていたのと違う』というギャップを減らせます。安心してサポートを受けてみてくださいね。」

転職サイト(直接応募)利用時の流れ

  1. 会員登録・希望条件設定
    転職サイトに会員登録を行い、希望職種・勤務地・年収などの条件を設定。スカウト機能やアラート機能もあれば、オンにしておくと効率的。
  2. 求人検索・応募
    キーワード検索や絞り込み機能を使い、介護両立可・ブランクOKなどの求人を探す。気になる求人広告があれば、そのままWeb応募または企業HPから直接応募。
  3. 書類選考
    応募後、企業から書類選考の結果が届く。自己流で職務経歴書・履歴書を準備しなければならないため、あらかじめサンプルやテンプレートを用意しておく。
  4. 面接調整(自己対応)
    企業と直接やり取りしながら、面接日程を調整。面接前に自己PRやケアラーとしての事情を整理しておく。
  5. 面接(自己対応)
    リモート面接か対面かを事前に確認し、準備を進める。面接後、自分でフォローアップメールを送る。
  6. 内定・条件交渉(自己対応)
    内定が出たら、年収や勤務開始日、在宅勤務の相談を自分で行う。企業との直接交渉になるため、交渉力が問われる場合もある。

くまさん:
「転職サイト経由での直接応募は、自分で全てをコントロールできる反面、全てのことをご自身で進めなければなりません。時間が取りづらいケアラーや介護離職者の方は、まずは転職エージェントを利用することをおすすめします。」

 

転職活動を開始するときの準備

自己分析・キャリアの棚卸し

ブランク期間の整理

ブランク中に行ったこと(介護経験・家事スキル・ボランティア活動など)を洗い出す
介護離職者ならではの“調整能力”“問題解決力”を言語化する

ケアラーとして培ったスキルの棚卸し

在宅勤務でのタスク管理能力、緊急時の対応力、コミュニケーション能力など
介護と仕事の両立で得た“マルチタスクスキル”を強みとしてアピール

簡易自己分析シート(例)

  1. 過去の職務経歴と期間
  2. 介護期間中に得たスキル・経験
  3. 転職先に求める条件(勤務時間・在宅可否・福利厚生など)
  4. 自分の強み・価値(チームワーク、問題解決、柔軟性など)
くまさん:
「特に介護離職者の方は、ブランク期間に『何もしていない』と思いがちですが、実際には在宅でのコミュニケーションや時間管理など、仕事に活かせるスキルをたくさん身につけています。その点を自分でもきちんと言葉にしておきましょうね。」

履歴書・職務経歴書の準備

書き方のポイント

  1. フォーマットはシンプルに:見やすいレイアウトを心がけ、誤字脱字を徹底チェック
  2. 数値や具体例を積極的に使う:売上%アップやプロジェクト成功数など、目に見える成果を盛り込む
  3. ケアラー・介護離職者ならではの経験を強調:家族の調整や緊急対応など、ビジネスにも活かせるスキルをPR

介護離職者向け記入例

項目 内容(前向き・具体的な表現)
ブランクの補完 介護期間中は、地域の見守りボランティア活動や家計管理を通じて情報整理力を磨きました。また、在宅での簡易な事務サポートやオンライン講座の受講など、自己研鑽にも取り組んでいました。
スキル転換のアピール 介護を通じて身についた傾聴力・共感力・冷静な対応力は、今後の顧客対応業務チームコミュニケーションにおいても十分活かせると考えています。
フォローアップ(書類対策) 職務経歴書や志望動機などは、転職エージェントの書類添削サポートを活用し、第三者の視点で表現の改善伝わりやすさのチェックを行っています。

ケアラー向け記入例

項目 内容(前向き・具体的な表現)
働きながら介護をしている事実の前向きな表現 家庭と仕事の両立を通じて、タスク管理能力優先順位の判断力が自然と身につきました。
柔軟な働き方を希望する理由の明確化 介護と仕事の両立を継続しながら、業務に最大限コミットするために、時短勤務フレックス勤務などの柔軟な働き方を希望します。具体的には「午前中に通院同行がある日が週に1〜2回」など、勤務可能時間帯や曜日をあらかじめ共有し、業務調整を前提に考えています。
くまさん:
「履歴書・職務経歴書は“あなたのストーリー”を伝える場所です。ケアラーや介護離職者だからといって遠慮することは何もありません。自分の経験を強みとして堂々とアピールしましょう。」

企業研究・問い合わせのコツ

企業研究で注目すべきポイント

  1. 福利厚生欄に「介護休業」「時短勤務制度」の記載があるか
  2. 企業HPの採用情報にケアラー支援制度や社内制度の明示があるか
  3. 口コミサイトやSNSで「残業実態」「社風」の情報をチェック
  4. エージェントを通じて、実際に働く社員の声や現場の雰囲気を確認できるか

転職サイトへの問い合わせメール例

件名:【応募前確認】貴社の勤務時間・在宅勤務についての問い合わせ

○○株式会社
採用ご担当者様

はじめまして。貴社の「○○職(求人ID:12345)」に興味を持ち、応募を検討しております佐藤花子と申します。現在、仕事と親の介護を両立しており、在宅勤務やフレックス勤務が可能な勤務体制を希望しております。

応募前に確認させていただきたい点がございますので、お手数ですが以下についてご回答いただけますでしょうか。

1. 在宅勤務やフレックス勤務制度の有無と利用実績  
2. 勤務時間帯についての柔軟性(例:週1~2日の在宅勤務など)  
3. 介護による急な早退・遅刻への対応体制

お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

--------------------------
佐藤 花子
メール:sato@example.com
電話:090-1234-5678

ポイント:
1.冒頭で自分がケアラーであることを正直に伝える
2.具体的に「在宅勤務」「フレックス勤務」など、知りたい情報を箇条書きで整理
3.失礼のない丁寧な言葉遣いで問い合わせる

転職エージェントへの質問リスト

  1. 「社内の雰囲気や残業実態はどのような感じですか?」
  2. 「介護両立可能な社員は過去にどれくらいいらっしゃいますか?」
  3. 「ブランクがある場合の面接でのアドバイスや声かけはどのようになっていますか?」
くまさん:
「企業研究は“知りたい情報をピンポイントで質問”するのがコツです。特にケアラーであることを踏まえた働き方ができるかどうか、事前に確認しておけば面接時も落ち着いて話せますよ。」

 

まとめ:あなたにピッタリの方法を見つけよう

もう一度、ポイントをおさらいしましょう

転職エージェント利用のポイント

1.求人情報の量と質:非公開求人や企業の内部情報を得やすい
2.手間・時間:キャリアアドバイザーが代行してくれる部分が多く、忙しいケアラー・介護離職者に向いている
3.サポート内容:書類添削・面接対策・日程調整・条件交渉など手厚いサポートが受けられる
4.注意点:エージェントの相性や担当者の介護理解度を確認して選ぶ

転職サイト(直接応募)利用のポイント

1.自己裁量:自分のペースで求人を検索・応募できる
2.労力・時間:書類作成や面接調整を自分で行う必要があるため、一定の時間が取れるなら有効
3.求人広告の特性:企業側ができるだけ良く見せる情報が掲載されているため、リアルな社風を把握するには追加リサーチが必要
4.注意点:ブランクやケアラー事情を自己PRに反映する方法を自分で工夫する必要がある
くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

忙しくても焦らず、自分に合ったペースで進めることが大切です。まずは転職エージェントに登録してみて、『担当者と話してみるだけ』でも、あなたに必要な情報がきっと手に入りますよ。

最後に:みなさんへのメッセージ

仕事と介護を両立しながら転職活動を進めるのは大変ですが、あなたのスキルや価値を理解してくれる企業や、みなさんを親身にサポートしてくれる転職エージェントは必ず見つかります。

  • まずは気になる転職エージェントに登録(無料です)をして、オンライン面談を予約してみましょう。
  • 直接応募に不安がある方は、転職エージェント経由で求人を紹介してもらい、自分が応募したい企業と比較するのも効果的です。転職のプロがみなさんに合った求人案件を紹介しているはずですので、なぜその案件を進めてきたかを確認してみましょう。また、ご自身が興味のある求人案件が、自分に合っていると思うかをプロに確認してみるのも良いでしょう。

 

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

とにかく新しい一歩踏み出すことで可能性が広がります。忙しくても、まずは小さなアクションを起こしてみてくださいね。あなたの転職成功を、心から応援しています!

【知っておきたい】元キャリアアドバイザーのおすすめ転職エージェントはコレ!
転職エージェントおすすめ5社【プロが厳選】

【著者情報】くまさん(介護と転職のアドバイザー)

年齢 在籍期間 在籍企業
22~34歳 10年 金融機関勤務(大手銀行、米系証券会社)
35~45歳 10年 大手転職エージェント
45~50歳 5年 介護系ベンチャー企業
50歳~ 5年以上 独立して介護と仕事のコンサルタント
主な出来事
1970年 0歳 神奈川県横浜市に生まれる。
1992年 22歳 大学卒業後、みずほ銀行に入行(法人営業担当)。
2000年 30歳 米系証券会社に転職し、主に債券を扱うトレーダーを行う。
2005年 35歳 大手転職エージェントにキャリアチェンジ(ミドル層の転職支援)。広告やプロモーション全部門の責任者となる。またキャリアアドバイザーとしての経験もあり、求職者のお気持ちに寄り添うカウンセリングを得意とした。
2015年 45歳 IPO直前の介護ベンチャー企業に転職し、介護事業者の収益改善コンサルティングに従事。特養、訪問介護、通所介護、または有料老人ホームの経営や人事コンサルタント業務を行う。また、一般ユーザー向けには介護の相談窓口サービスを提供し、とくに仕事と介護の両立に悩む会社員をサポートしてきた。
2020年 50歳 独立し「Dr.介護と仕事のアドバイザー」として企業制度設計や講演、情報発信を開始。その流れで本ブログを執筆中。現在に至る。
No. 得意分野
1 介護と仕事の両立支援(一般ユーザー向け)
2 ミドル・シニア層(30代~50代)のキャリア再構築・転職支援(一般ユーザー向け)
3 介護人材の採用・定着(介護事業者向け)
4 介護事業者の経営支援(介護事業者向け)
5 ダイバーシティ経営(介護離職防止)(介護事業者向け)
6 施設(老人ホーム)選びのアドバイス(一般ユーザー向け)
7 50代以降のキャリア再デザイン(一般ユーザー向け)

 

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