「転職エージェントにムカつく」「見捨てられた」「なぜ自分だけ連絡が途絶えるのか…」
もし、あなたも同じような思いを抱えているなら、このページを開いてくださったことに感謝します。くまさんもかつて35歳のときに、初めて利用したエージェントに「本当に親身なの?」と疑いたくなるほど放置され、途方に暮れた経験があります。

まず「なぜ転職エージェントにムカつくのか」「どんな瞬間に見捨てられたと感じるのか」を整理し、その後、同じような悩みを抱えるあなたに向けて具体的な解決策と行動ステップをお伝えします。
「転職エージェントにムカつく」と感じる主な理由

転職エージェント利用者が抱えるイライラは大きく3つに分かれます。まず、あなたが感じやすいフラストレーションの根源を見ていきましょう。
期待値とのズレが生むフラストレーション
転職エージェントに登録すると、最初の面談では「親身にあなたのために動きます」と言われることが多いですよね。しかし、実際には「求人提案が遅い」「毎週の連絡すら来ない」「条件に合わない求人だけ送られてくる」など、期待に対するギャップが大きいと感じるものです。
先日Aさん(38歳・機械メーカー営業職)は、「面談当日に“来週中にオススメ求人を紹介します”と言われたのに、1週間経ってもメール一通すら届かない」と嘆いていました。Aさんは面談の日程調整や自己PRの準備などに時間を割いており、「自分の時間を返してほしい」とまで思ったそうです。このように、はじめの“親身さ”と、その後の“放置感”の落差が「ムカつく!」感情を生み出すのです。
コミュニケーション不足による不信感
「電話が来ない」「メールが既読スルーされる」「担当変更の連絡もなく、新しい担当者の連絡先すら知らされない」――こうしたコミュニケーションの欠如によって、「自分だけ置いていかれた」「見捨てられた」と感じる瞬間があります。
Bさん(42歳・IT業界)は、「面談後に担当が急に変わり、新担当からは『よろしくお願いします』の一文だけ。それ以降連絡ゼロで何を相談していいのかすら分からなかった」と言っていました。こうなると「求人紹介どころか、これまでの情報はどこに行ったの?」と不安が募り、エージェントを信頼できなくなります。
ノルマ優先で転職を急かされるプレッシャー
転職エージェントのビジネスモデルは、「企業から転職者の年収30%が報酬」となる成功報酬型です。そのため、エージェント側にはノルマや社内評価があり、ときに「とにかく早く決めてほしい」「他社のオファーがあるなら今すぐ応募させてほしい」といった急かしが目立つことがあります。
Cさん(45歳・食品商社営業)は、あるエージェントから「年収500万円以上の求人を紹介できるから、すぐに応募を」と迫られたものの、実はその求人の詳細を後回しにされ、「本当に自分を大事に考えているのか?」という疑惑を抱いたそうです。このように、ノルマ達成のために読者であるあなたのペースを無視して急かされることが、不信感を募らせる要因となります。
「見捨てられた…」と感じる瞬間と背景

「ムカつく」感情の次に、「見捨てられた」という孤独感や不安が襲ってくる瞬間があります。具体的にはどのような場面があるのか、一緒に見ていきましょう。
担当者が急に変わった、連絡が途絶えたケース
面談後に一度も連絡が来ないAさん(30代・営業職)の実例
Aさんは4月1日に面談を済ませましたが、面談中は「5月上旬までに5件ほど求人を送ります」と約束されたものの、4月中旬を過ぎても求人紹介のメールすら届きませんでした。問い合わせたところ、「担当者が急に異動になり、担当変更をしている最中です」とだけ言われ、その後はさらに1週間の沈黙。Aさんは「もう見捨てられた」と思い、結局他社へ乗り換える決断をしたそうです。
希望条件を伝えたはずなのにミスマッチ求人ばかり紹介される場面
「年収600万円以上」「神奈川県内通勤1時間以内」「在宅勤務週2回以上」と希望を明確に伝えたのに、実際には「年収400万円台」「東京都心・フル出社」しか紹介されなかったBさん(40代・ITエンジニア)。Bさんは「条件が合わない求人ばかり送ってくる=自分の話を全く聞いてくれていない」と感じ、「私のことなんてすぐにどうでもよくなるんだろうな…」と深い失望を味わったと言います。
進捗が見えないまま放置される不安
連絡が途絶えて進捗がなかなか進まないとき、「自分だけ放置されている」という心理になるものです。そして問い合わせても「調整中です」「もう少しお待ちください」の一点張り。こうした曖昧な回答が続くと、どんどん自分が見捨てられた気持ちになり、「自分の価値が下がったのでは?」と自己否定に陥ることもあります。
実際の体験談・口コミまとめ

ここでは、SNSや口コミサイトから「ムカついた!」「見捨てられた!」という声を集め、リアルな事例をご紹介します。
ムカついた人のリアルな声(SNS・口コミ引用)
“30代男性(営業職):「面談後1週間、音沙汰なし。放置プレイかよ…」”
“40代女性(製造業):「最初は丁寧だったのに、求人提案が3件だけで終わり。こちらから連絡しないと何も動かないんですけど」”
“50代男性(事務職):「条件を細かく伝えたのに、全然関係ない求人ばかり届いてムカつき通り越して諦めた」”
上記のように、Xや転職会議、キャリコネなどには「ムカつく!」という投稿が毎日のように上がっています。つまり、あなたの苛立ちは決して珍しいものではなく、多くの人が共通して感じるフラストレーションなのです。
見捨てられたと感じて他社に乗り換えた事例
45歳・メーカー営業のDさん:
「最初の2週間はひたすら待たされた。問い合わせても『いま選考中です』の一点張り。そんな放置された気分がイヤになって、3週間目に乗り換えを決断。乗り換えたE社エージェントでは、2日後にすぐ30件ほど求人を紹介され、最終的に2週間後には内定をもらえた」というケース。
Dさんは「ムカつくエージェントにいる時間がもったいなかった。自分で動くことが大事」と話していました。
50代・人事担当のEさん:
「希望年収900万円で相談したら、『まずは700万円台の求人から』と言われ続けた。半年が経ったころ、もう自分の市場価値を見失いそうになってしまったので、他社に切り替え。F社では担当者が『900万円希望ですね?では同じ条件で進めましょう』と即決してくれたおかげで、すぐにオファーを受けることができた」という事例です。
以上のように、放置やミスマッチ紹介が続くと「もうここでは無理だ」と判断し、他社へ乗り換える方が多いのが実情です。
次の一歩を踏み出すための具体的アクション

「このエージェントダメだ」と思ったとき、乗り換えのタイミングとその判断基準、そして私のマインドセットの方法をお伝えします。
エージェントを乗り換えるべきタイミングと判断基準
1. 放置期間の判断目安:2週間以上音沙汰がない場合
- 面談から1週間以内:まずは上記のリマインドメールを送信。
- リマインドからさらに1週間以内:それでも返事が来ない場合は、担当変更を依頼するか、他社へ乗り換えを検討しましょう。
目安として、「4月1日に面談 → 4月8日リマインド → 4月15日までに回答なしの場合は要検討」というように、日付を具体的に設定すると判断しやすくなります。
2. 口コミ・評価サイトで“次の候補”をリサーチする方法
転職会議やキャリコネ、みん就などで「良い評価率70%以上」のエージェントを検索し、以下の絞り込みを行いましょう。
- 40代以上の利用者が多いか
- 介護と仕事の両立支援に強いか
- 求人数(求人紹介件数)が多いか
たとえば、「転職会議」で「40代・50代の評点が4.0以上」「返信スピードに関する評価4.0以上」のエージェントをリスト化し、3~5社ほど候補に入れておくと安心感が増します。
3. 乗り換えメール時の“お礼と断り”テンプレート
他社に乗り換えるときは、以下のような文面で円満にやり取りを終えましょう。
件名:これまでのご対応御礼と今後のご報告
◯◯様
これまでご紹介いただきまして誠にありがとうございました。
大変恐縮ですが、現在他社エージェントも併用しつつ検討を進めることといたしました。
◯◯様には丁寧にご対応いただき感謝しておりますが、別の視点からも検討したいと思い至りました。
これまで本当にありがとうございました。
(氏名)
(電話番号)
ポイント:感謝を伝えつつも、「他社併用」の事実を事前に知らせることで、角を立てずにフェードアウトできます。
くまさん流・“怒りをチャンスに変える”思考フレームワーク
1. “怒りメモ”を“次の条件交渉”に活かす
ノートに書き出した「ムカついた具体的事象」をたとえば以下のように再利用します。
- ムカついた事象:「給与提示が遅かった」→ 次回交渉ポイント:「給与提示のタイミングを最初に確認する」
- ムカついた事象:「希望条件を聞いてくれなかった」→ 次回交渉ポイント:「面談時に必ず条件シートを渡す/メール添付する」
2. “放置された体験”を“社内コミュニケーション力チェック”へ変換する
- 「担当者から放置された原因は、もしかすると自分からのフォローが不足していたかもしれない」→ この思考を基に、「次回は“週1回の報告をお願いします”と最初に約束しておく」という行動に置き換えます。
手順例:
- 面談後に「週1回の進捗報告をお願いしてもよろしいでしょうか?」と聞く。
- 相手から了承をもらったら、そのルールをメモしておく。
- 必ず毎週決まった曜日に「今週の進捗はいかがですか?」メールを送る。
3. “見捨てられた気持ち”を“強みの再認識”に向けるワークシート
以下のテンプレートに、自分の強みや譲れない条件を書き出してみましょう。
【自分の強み】
① 法人営業10年:年間売上3,000万円以上を3年連続で達成
② FP2級取得:保険・年金分野の知識が豊富
③ 部下5名を率いたマネジメント経験あり
【譲れない条件】
① 年収:600万円以上
② 勤務地:神奈川県内、通勤1時間以内
③ 働き方:在宅勤務週2回以上が必須
信頼できる転職エージェントの見極め方

エージェントがしっかりと私たち求職者に向かい合ってくれるかどうかを知るには、いくつかのチェックポイントがありますので紹介していきます。
面談前に確認すべき10のチェックポイント
- 担当者の年齢・キャリア:自分と近い世代や同じ業界出身であれば話が通じやすい。
- 直近3か月の紹介実績数:SNSで「この人、先月○件成約しました!」という実績があれば安心感がある。
- 転職後の定着率データ:「定着率80%以上」という数値が公開されているか。
- 連絡頻度の目安:「週1回は必ず報告」というルールを約束できるか。
- 求人提案の質:面談で話したスキル・志向に対し、初回紹介求人のマッチ度を確認。
- 企業とのパイプの太さ:「◯◯社とは5年以上取引がある」など、具体的な企業名を教えてもらえるか。
- 自分のキャリアプランへの理解度:質問が深いかどうか(例:「どうしてその業界を志望されるのですか?」)。
- 相談しやすい営業時間・連絡手段:LINEやチャット対応があるか、夜間や土日も連絡可能か。
- 転職後のフォロー:「入社後のアフターフォローあり」「入社後定着セミナーあり」などのサービス。
- 利用者にとっての「メリット・デメリット」を担当者自身が明示できるか:良い面だけでなく、マイナーなデメリットもしっかり説明してくれるか。
これらを面談前に質問し、実際に回答が得られたらメモしておくと、他社と比較するときに判断がスムーズになります。
くまさんおすすめのエージェントリスト
以下はくまさんが実際にリサーチし、おすすめできるエージェント例です。ご自身の属性に合わせて参考にしてください。
- 40代・50代向けおすすめエージェント
- JACリクルートメント(定着率85%・ハイクラス求人多数)
- パソナキャリア(業界専任コンサルタントが多く、コミュニケーションが丁寧)
- 介護と仕事の両立支援に強いエージェント
- LiBzCAREER(リブズキャリア)(在宅勤務OK求人や時短求人が多い)
- ハイクラス向け・ミドル層向け
- ビズリーチ(ヘッドハンターから直接オファー)
- リクルートエージェント(求人数は国内最大級)
※評価ポイントや特徴は定期的に変動しますので、最新の口コミや実績データを併せて確認してください。
よくあるQ&A
Q1. 本当に見捨てられたのか確認する方法は?
答え:再度シンプルに進捗確認メールを送る。
まずは感情的にならず、以下のような一文を入れて再度連絡を入れてみましょう。
件名:進捗状況のご確認
◯◯様
お世話になっております。先日面談いただいた◯◯です。
先日は「今週中にご紹介します」とお伺いしましたが、その後の進捗状況を改めてお伺いできますでしょうか。
ご多忙かと存じますが、可能であれば〇月〇日までに目安をお知らせください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
(氏名)
これで返事が来れば「見捨てられてはいなかった」と判断できますし、24時間以内に返事が来ないときは他社へ検討を始めても構いません。
Q2. ムカついても怒りに任せて連絡を絶っていい?
答え:感情的になる前に「次のアクション」を考えよう。
思わず「もう関わりたくない」とブロックしたくなりますが、転職活動は情報の収集戦です。もし担当者に感情的に連絡を絶ってしまうと、後から本当に必要な情報を聞き出せなくなるリスクがあります。まずは、冷静に「▲▲日までに返事がない場合は他社へ乗り換えます」というメールを送り、その後の自分の行動計画(第5章参照)を実行することをおすすめします。
Q3. 1つのエージェントだけに頼らないほうがいい?
答え:複数社併用のメリット・デメリットを理解しよう。
【メリット】
- 求人数の比較がしやすい
- 担当者との相性が悪い場合のリスクを分散できる
- 他社との比較で自分の市場価値が把握しやすい
【デメリット】
- スケジュール調整が煩雑になる(面談や企業面接の日程が重複しやすい)
- それぞれに自分の情報を正確に伝える必要がある(希望条件や経歴)
もし複数社を併用する場合は「プロフィールシート」「希望条件シート」を共通フォーマットで作り、毎回コピー&ペーストして共有すればミスを防げます。
Q4. 見捨てられないための事前準備は?
答え:自己PRシートと希望条件シートを徹底的に準備しよう。
面談前に以下のようなテンプレートで自分の強みや条件をまとめておくと、担当者に対して「何を求めているのか」「何をアピールすべきか」が明確になり、ミスマッチ紹介を減らせます。
【自己PRシート】
① 法人営業10年:年間売上3,000万円以上をコンスタントに達成
② マネジメント経験:部下5名を率いて目標達成
③ FP2級資格保有:保険分野の知識と提案力
【希望条件シート】
① 年収:600万円以上
② 勤務地:神奈川県内、通勤1時間以内
③ 働き方:在宅勤務週2回以上
④ 業界:IT業界またはメーカー業界
⑤ 企業規模:従業員50~200名程度のベンチャー・中小企業
面談時にこれらを手渡すか、メールで添付しておけば、「あなたのことをきちんと理解しよう」という姿勢が感じられ、見捨てられる確率が低くなります。
まとめ:ムカつく気持ちをバネに次の一歩を踏み出そう

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。改めて本記事のポイントを振り返り、あなたが次に取るべき行動をおさらいします。
- 「なぜムカつくのか」「どんな瞬間に見捨てられると感じるのか」を理解する
→ 自分の感情を客観視し、「自分だけではない」と安心感を得ることで、次のステップへの余裕が生まれます。 - 担当者への確認メール・チェックリストを活用し、放置を防ぐ
→ 第5章で紹介した「進捗確認メール」「条件再すり合わせメール」「返信期限の明示」を今すぐコピー&ペーストして送ってみましょう。 - エージェントの乗り換えタイミングを逃さない
→ 2週間以上連絡がないときは、新たなエージェントをリストアップし、すぐに問い合わせる。口コミサイトを活用して候補を3~5社作っておくと安心です。 - 自分でも求人を探す“並行アクション”を実行する
→ リクナビNEXT、ビズリーチ、doda、ミイダスなどに1週間以内にプロフィール登録し、スカウトを受けながら、求人票の「NG/OKポイント」を意識して応募候補を選ぶ。 - 怒りや見捨てられた気持ちを次の交渉・選考に活かす
→ 第5章の「思考フレームワーク」を使って、「ムカついた事象」を「次回の交渉ポイント」「コミュニケーションの改善ポイント」に変換するワークを実践する。 - 信頼できるエージェントの見極め方を覚える
→ 口コミサイトの評価チェック、面談前の10ポイント確認、くまさんおすすめリストを参考に、自分に合うエージェントを選ぼう。 - よくあるQ&Aを参考に、迷いを減らす
→ 「本当に見捨てられたかどうかの確認方法」「複数社併用のメリット・デメリット」「事前準備シート」のテンプレートを活用し、心に余裕を持って転職活動を進める。
わたしのキャリアは少しユニークで、「金融」「転職エージェント」「介護コンサルタント」と様々な業界を経験してきました。ちょっと変わってますよね(笑)。
私の勤務していた転職エージェントは大手で、みなさんもよく知っている会社名だと思います。ここではあくまで中立な立場で転職支援をしたいので、社名は伏せさせて頂いています。転職サポートについては、プロ中のプロと自負しておりますので、みなさんのお仕事に関する悩みを解決します。