Aさん(20代)
転職エージェントはたくさんの会社がありますので、どの会社を選ぶべきか悩むことでしょう。
厚生労働省の発表によりますと、
と発表しています。
これではほとんどの求職者は、各社の違いなんて分かりませんので、そうなると知名度のある「有名な転職エージェント」に登録してしまうのでしょう。
しかしこのような転職エージェントの選び方が、本当に正しい転職活動なのでしょうか?
ここでは正しい転職エージェントの選び方として「転職エージェントは一社登録?複数登録?」「どのサービスを利用したらいいの?」等についてアドバイスします。
おすすめの記事 転職エージェントおすすめの利用方法!
転職エージェントは複数に登録が◎!
転職エージェントは複数に登録して利用した方が良いのですか?
Dr.キャリアアドバイザー
複数の登録が◎について解説します!
複数の転職エージェントに登録する事をおすすめする理由は、3つの大きなポイントがあります。
複数登録が重要な理由とは?
2. 各転職エージェントで、保有している求人数・銘柄に差がある
3. 各転職エージェントで保有している非公開求人が違う
大きく分けると以上の3点が重要になってきます。
それではこれらの項目について、ひとつづつ説明をしていきます。
キャリアアドバイザーの質が違う
Dr.キャリアアドバイザー
あなたにとって一番のキャリアアドバイザーを選ぶには、2つのポイントを抑えておかなければなりません。
それではその2つについて説明します。
その1)経験がまったく違います
Dr.キャリアアドバイザー
多くの転職エージェントで、新入社員や転職経験「ゼロ」の人がキャリアアドバイザーとして転職支援をしています。
もちろんそんな中にも優秀な人がいるのでしょうが、そのような人に転職支援の適正があるかどうかは疑問です。
しかしここで申したいことは、キャリアアドバイザーの質(経験や情報量等)には大きな差があるという紛れもない事実なのです。
Dr.キャリアアドバイザー
その2)相性こそが一番大事なのです
「はじめての転職なのでいろいろと教えてほしい」
「自分にあった求人が知りたい」
「非公開求人だけ紹介してほしい」
「面接のノウハウを教えてほしい」
「職務経歴書の書き方を教えてほしい」
「業界の将来性を聞きたい」
「希望の会社の生の情報だけ欲しい」
このように求職者のみなさんがキャリアアドバイザーに聞きたい事はさまざまです。
どれもがとても重要な話しになりますので、みなさんとキャリアアドバイザーの波長が重要になります。
つまり相性です。
やはりまずは相性が合わないと、相手を信頼して本音で語る事は出来ないですよね。
保有している求人数が違う
Dr.キャリアアドバイザー
保有求人数が多いことのメリット
各転職エージェントで保有している求人数は違います。
そして大手の転職エージェントの方が、中小の転職エージェントよりも求人数が多い傾向にあります。
そしてこの求人数が多いのは、以下の点がポイントになるのです。
2. みなさんの応募出来る企業が増える可能性がある
まず1.についてですが、求人数が多いとそれだけ転職成功事例が多い傾向にあります。
つまりより多くの転職ノウハウを蓄積していて、さらに様々な会社の採用動向も把握しているのです。
続いて2.については、「限られた求人企業から受けれる会社を選ぶ」よりも「たくさんの会社の中から希望に合った会社を選ぶ」では、当然ですが大きな差がありますよね。
非公開求人に出会うため
非公開求人とは「一部の転職エージェントだけに公開している求人案件」のことです。
非公開にしている理由は各社様々ですが、このような非公開求人は転職サイトでは見つける事は出来ません。
また各社の非公開求人は、求人ごとに一部の転職エージェントが独占して保有しているケースがほとんどです。
つまりみなさんが非公開求人に出会うためには、複数の転職エージェントに登録するしかないのです。
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントは1~2社の利用が◎!
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
キャリアアドバイザーが求職者にこのように説明する理由は「自分の会社だけに登録してほしい」「自分の会社だけを利用してほしい」と思うからです。
転職エージェントは複数登録が基本、そこから利用する会社を絞っていくのです。
複数の登録→1~2社を利用が◎!について解説します
Step1)複数に登録する
まずは気になる転職エージェント、名前を知っているだけの転職エージェントで構いませんので「複数に登録」してみてください。
ポイント
3~5社くらいを目安に登録をしてみることをおすすめします。
転職エージェントへの登録には手間がかかりますが、ここは頑張って複数社に登録してみてください。
登録だけでなく、その後にはそれぞれの転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談があります。
正直に申しまして、かなり面倒ですし時間もかかります。
Dr.キャリアアドバイザー
しかしここは我慢してください。
なぜでしょうか?
それは冒頭にも説明しました転職エージェントの以下の3つの懸念点を払拭するためです。
2. 各転職エージェントで、保有している求人数・銘柄に差がある
3. 各転職エージェントで保有している非公開求人が違う
Dr.キャリアアドバイザー
Step2)利用は1~2社に絞る
続いてのステップ2で本命の転職エージェントを絞り込みます。
「登録と面談」は3~5社がおすすめですが、実際に転職活動が始まるとこんなに多くの会社とのお付き合いは難しいと思われます。
ポイント
3社以上の転職エージェントとお付き合いすると以下のような問題が発生してしまうのです。
2)各社からの連絡が多くなり、自分の第1希望の会社へ注力出来ない
3)他の企業の大事な面談が入る予定だったところに、希望度の低い企業の面接を先にセッティングされていた
4)自分にとって一番大事なことが分からなくなってきた
みなさんが本当に行きたい会社は「1社」のはずです、または「1社」に絞るべきなのです。
かりにその希望の「1社」が受からなかった時には、第2希望・第3希望へとつながるのです。
この大事な第1希望の「1社」を最優先に、信頼できるキャリアアドバイザーと一緒に転職活動は行うべきなのです。
Dr.キャリアアドバイザー
1~2社の転職エージェントの選び方
Dr.キャリアアドバイザー
総合型と特化型の2つのタイプ
転職エージェントは「総合型の転職エージェント」と「特化型の転職エージェント」に大別することが出来るのです。
なんとなくイメージがつくと思いますが、総合型は保有している求人が「職種・業種」ともに幅広く対応している転職エージェントです。
一方の「特化型」とは、「職種・業種」を限定している転職エージェントです。
それでは求職者のみなさんはどちらのタイプの転職エージェントを選べばよいのでしょう。
- 総合型なら幅広い職種・業種から求人を紹介してもらえる
- 特化型なら興味のある職種・業種からより希望に沿った求人を紹介してもらえる
自分の希望する会社が決まっていない場合などは、総合型がおすすめかもしれません。
一方、希望の業界や職種がしっかりと固まっている場合は、特化型が良いかもしれません。
総合型はたくさんの求人を保有していることが魅力ですし、一方の特化型は業界・職種ごとの専門知識やノウハウが多いのが魅力と言えます。
得意とする分野が違います
転職エージェントは得意とする分野が違います。
先ほど紹介しました「総合型」と「特化型」のこと?と思われるかもしれません。
じつは総合型でも得意とする分野が違うのです。
たとえばこんな感じです。
・ハイクラス層に強い転職エージェント
・地方に特化した転職エージェント
・女性の転職支援が得意な転職エージェント
・エンジニアに強い転職エージェント
これはほんの一例です。
このように転職エージェント各社には「得意分野」と「不得意分野」があるのです。
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントの特徴を紹介します
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントには「総合型」と「特化型」があると紹介しました。
まずは総合型の会社の紹介し、その次に特化型や得意分野のある会社を紹介します。
総合型転職エージェントの比較
売上げ順位 | サービス名 |
---|---|
1位 | リクルートエージェント |
2位 | dodaエージェント |
3位 | JACリクルートメント |
特化型・得意分野別での比較
得意分野 | サービス名 |
---|---|
若手に強い | マイナビエージェント |
外資系に強い | Spring転職エージェント |
東京近郊に強い | type転職エージェント |
ハイクラス層に強い | ビズリーチ |
女性に強い | パソナキャリア |
第二新卒に強い | マイナビジョブ20's |
上記はほんの一例にはなります。
まだまだたくさんの転職エージェントがありますので、登録するまでに事前のチェックをするようにしましょう。
リクルートエージェント
メリット
②転職支援実績数もナンバー1。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 120,000件 |
非公開求人数 | 160,000件 |
拠点数 | 15か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
リクルートエージェントは、転職エージェントサービスの中でも最大手の総合型転職エージェントです。
公開求人だけでなく、豊富な非公開求人や有名企業の求人案件、幅広い業種・職種が充実しているのが特徴です。
最初に登録を検討すべき転職エージェントサービスというのは間違いありません。
dodaエージェントサービス
メリット
②求人案件は、東京都内を含む大都市だけでなく地方の求人案件も豊富に保有。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 100,000件 |
非公開求人数 | 40,000件 |
拠点数 | 12か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
dodaは転職サイトとエージェントサービスの両方が最大手クラスのサービスです。
求人保有数も豊富で約10万件の求人数は業界2位となっています。
JACリクルートメント
メリット
②年収600万円以上、30代・40代の転職支援が得意。
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代後半・40代 |
公開求人数 | 15,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 9か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
ロンドン発祥の日系転職エージェントであり、そのため外資系企業や国内の海外進出企業の求人案件を豊富に保有している。
また、リクルートエージェントやdodaエージェントとの大きな違いは「対象年齢が30代後半~40代」と、2社に比べて高い年齢層を得意としている点です。
マイナビエージェント
メリット
②メディカル系職種の転職サポートが充実している。
デメリット
②20代以外の転職支援はあまり得意ではない。
特徴
対象年齢 | 20代中~後半 |
公開求人数 | 25,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 10か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得するなど、若手層への転職支援を得意としています。
またキャリアアドバイザーの対応が親身で丁寧と評判ですので、はじめて転職活動をする人におすすめの転職エージェントです。
Spring転職エージェント
メリット
②外資系企業が充実している。
デメリット
②拠点が東京の1か所のみなので、関東圏在住の方にのみおすすめ。
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 17,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 1か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
アデコは転職エージェントサービスを「Spring(スプリング)」というブランドで世界規模で展開しています。
世界的企業として外資系の求人案件に強みがありますが、求人保有数はそれほど多くありません。
type転職エージェント
メリット
②老舗企業ゆえ様々なノウハウで「転職エージェント」「転職サイト」「転職フェア」などを運営している。
デメリット
②拠点が東京の1か所のみなので、関東圏在住の方にのみおすすめ。
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 8,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 1か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
転職者の71%が年収アップするというtype転職エージェントのサービス。
経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、その適格なアドバイスによりみなさんの転職が成功に至るのでしょう。
ビズリーチ
メリット
②有名企業やヘッドハンターから直接スカウトメールが届きます。
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代・40代 |
公開求人数 | 50,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | ー |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
パソナキャリア
メリット
②顧客満足度を追求するクレド経営を実践。
③オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」で第1位を獲得。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代・40代 |
公開求人数 | 35,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 7か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
人材派遣のリーディングカンパニーとして数多くの求人企業との密接な関係をもとに、女性向けやハイクラス向けの良質な非公開求人が多数揃っているのが特徴です。
またキャリアアドバイザーが親切・丁寧と評判で、「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」等のサービスに注力しています。
マイナビジョブ20's
メリット
②20代向けの求人が豊富で、とくに第二新卒の転職支援を得意としている。
デメリット
特徴
対象年齢 | 第二新卒・20代 |
公開求人数 | 2,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 3か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
マイナビの系列会社が運営する「第二新卒・20代」に特化した転職エージェント。
もともとは「第二新卒」に特化して転職支援をしていたため、特に20代前半の転職支援を得意としています。
まとめ 転職エージェントは複数に登録しましょう
② 転職エージェントを選ぶ時のポイントは何か。
③ 各転職エージェントには「強み」と「弱み」がある。
以上の説明をしてきました。
転職活動を成功させるポイントは
と言えます。
そして、転職エージェントとキャリアアドバイザーそれぞれに「得意分野」「不得意分野」があります。
それをしっかりと理解したうえで「複数」の転職エージェントに登録して、各社の徹底比較を行ってください。
それが転職活動への成功の近道となるはずです。
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