転職活動を始めたいけれど、「平日は残業や会議、または家のことで手一杯で面談時間が確保できない」。そんなあなたにおすすめなのが「土日に対応をしている転職エージェント」。土曜または日曜にも面談を受けられるので、会社を休む必要なく、上司や同僚に気づかれずにキャリア相談が可能です。
この記事では、主要5社の対応日時を表でまとめ、土日利用のメリット・注意点、そして元キャリアアドバイザーのくまさんのリアルな体験を交えながら徹底解説します。

私はかつて、大手転職エージェントでキャリアアドバイザーをしていました。そのときは若干名のキャリアアドバイザーがローテーションで土日に求職者さまの対応をしていました。土日の面談は平日と変わるところはなく、面談にかかる時間や内容も同じです。土日だからといって特別なことは無いので安心してください。
土日対応があるおすすめ転職エージェント
エージェント名 | 土日面談時間 | 面談形式 |
---|---|---|
リクルートエージェント | 土日 10:00~18:00 | 対面/Web |
Doda(デューダ) | 土日 11:00~20:00 | Webのみ |
JACリクルートメント | 土日 9:30~18:30 | 対面のみ |
パソナキャリア | 土日 10:00~19:00 | 対面/Web |
マイナビエージェント | 土日 9:00~17:00 | Webのみ |
*面談時間や面談形式は変更になっている場合もありますので、各々の転職エージェントに確認をしてください。

私が大手転職エージェントでキャリアアドバイザーをしていた時は、土日の対応は数人で行っていました。求職者の方の面接は圧倒的に平日の夕方が多く、土日の面談件数はそれほど多くありませんでした。一方で登録が多かったのは日曜日でした。
リクルートエージェント
1) 業界最大手の転職エージェント
2) 圧倒的な転職支援の実績数
「売上げ(=転職支援人数)」「従業員数(=キャリアアドバイザーなどの人数)」「拠点数(=対面で相談可)」で業界ダントツナンバー1の最大手。
なんと言っても業界のガリバーであるリクルートエージェント。まずは、ここには必ず登録しましょう。
dodaエージェントサービス

2) キャリアアドバイザーの質が良い
3)豊富な求人数と転職支援の実績
4)他社と比較して転職ノウハウが豊富
5)拠点数が多いので直接面談が出来る
年間20,000人以上の転職成功をサポートし、業界最大手の一角となっております。業界でもdodaエージェントの良い評判を聞いていますのでおすすめです。
JACリクルートメント
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1)ミドル層以上の転職支援に強み
2)年収600万円以上の求人案件が多数
ミドル~ハイクラス向け求人を扱い、外資系や大手管理職ポジションを豊富に保有。40代・50代で年収800万円以上を狙う管理職・スペシャリストの方に、とくにおすすめです。
パソナキャリア

2) 顧客満足度を追求のクレド経営
「女性社員の割合が59%」「役員の女性比率が22%」「全管理職に占める女性の割合49%」「女性社員の出産後の復職率100%」。このようにパソナは、女性が大活躍する会社なのです。
マイナビエージェント

2) 20代と30代の転職支援に強み
特に20代と30代の転職支援に強みがあり、多様な行職種に対応していますのでおすすめです。

こちらで紹介しました転職エージェントは、業界や職種を問わず転職支援ができるエージェントです。転職支援する年齢層については、得意な年齢層と不得意な年齢層もありますので、いくつかの転職エージェントに登録して話しを聞いてみると良いでしょう。
土日に転職エージェントを利用するメリット

週末に時間をかけてキャリアの棚卸しをすることで、これまで気づかなかった強みを発見できます。平日の夜よりも集中できるから、深い自己分析が可能です。
- 平日の面談と何ら変わりがない
専門アドバイザーによる質・量ともに同レベルのサポートを受けられます。 - 面談の服装が気楽
Web面談なら私服やカジュアルな服装でもOK。対面の場合もカジュアル可ですが、気になる方はジャケット着用すればOKです。 - 会社を休む必要がない
有給や半休を使わずに面談可能。平日の仕事との両立ストレスを軽減します。 - 上司や同僚に気づかれない
自宅やカフェでWeb面談を完結。周囲にバレずに進められます。 - 自己分析にじっくり取り組める
平日夜よりまとまった時間が取れるため、職務経歴書や志望業界研究に集中できます。 - 家族や友人の意見を取り入れやすい
土日の面談には家族を同席させることも可能。客観的なフィードバックで視野が広がります。
土日に利用する時の注意事項

土日は対応するキャリアアドバイザーが少数ですので、面談日程の枠が埋まってしまうこともあります。早めに仮押さえをしておくのがおすすめです。
- 予約は早めに
土日枠は競争率が高いので、2~3週間前から空き状況をチェックし、仮予約を。 - Web・電話面談も活用
対面が難しい場合はWeb・電話面談を選択。URLや電話番号は事前に確認しておきましょう。 - 面談は無料
サービス利用料は、平日と変わらず無料ですのでご安心ください。 - 同日複数予約は避ける
準備不足や疲労を防ぐため、1日1社に絞って質問リストを整理して臨みましょう。 - 書類はPDFで事前送付
土日祝日の郵送は遅れやすいので、履歴書・職務経歴書はPDFで提出するのがベターです。
面談後のフォローアップ術

面談後のお礼メールを送る際には、面談で確認できなかった具体的な質問内容や、次回以降の活動について確認するようにしましょう。『本日は○○について深掘りいただきありがとうございました。次回は△△業界の求人情報も拝見したく存じます』といった一文が、担当者との信頼関係を強化しますよ。
- 当日中にお礼メールを送信
感謝と面談のポイント、自身の意欲を盛り込むと好印象。 - フィードバックを書類に反映
面談で得た改善点を速やかに職務経歴書に反映しましょう。 - 次回希望を明確に伝える
業界・職種、面談日時の希望を具体的に示すと調整がスムーズ。 - 定期的に進捗共有
担当者へ活動状況を報告し、モチベーション維持と信頼構築を図ります。
まとめ
土日対応の転職エージェントを活用すれば、平日と同等の質の面談を会社を休まずに受けられます。
リクルートエージェント、Doda、JACリクルートメント、パソナキャリア、マイナビエージェントの中から、自分のキャリアステージに合った会社を選びましょう。その際、自分に合った転職エージェントを探すためにも複数登録をしておくことをおすすめします。
予約は早めに、書類はPDFで準備しフォローアップまでしっかり対策すれば、週末の時間を最大限に活用でき、今後の転職活動もスムーズに進みものと思われます。まずは今週末、気になるエージェントのWebサイトへアクセスしてみてください!
【著者情報】くまさん(介護と転職のアドバイザー)
年齢 | 在籍期間 | 在籍企業 |
---|---|---|
22~34歳 | 10年 | 金融機関勤務(大手銀行、米系証券会社) |
35~45歳 | 10年 | 大手転職エージェント |
45~50歳 | 5年 | 介護系ベンチャー企業 |
50歳~ | 5年以上 | 独立して介護と仕事のコンサルタント |
年 | 主な出来事 | |
---|---|---|
1970年 | 0歳 | 神奈川県横浜市に生まれる。 |
1992年 | 22歳 | 大学卒業後、みずほ銀行に入行(法人営業担当)。 |
2000年 | 30歳 | 米系証券会社に転職し、主に債券を扱うトレーダーを行う。 |
2005年 | 35歳 | 大手転職エージェントにキャリアチェンジ(ミドル層の転職支援)。広告やプロモーション全部門の責任者となる。またキャリアアドバイザーとしての経験もあり、求職者のお気持ちに寄り添うカウンセリングを得意とした。 |
2015年 | 45歳 | IPO直前の介護ベンチャー企業に転職し、介護事業者の収益改善コンサルティングに従事。特養、訪問介護、通所介護、または有料老人ホームの経営や人事コンサルタント業務を行う。また、一般ユーザー向けには介護の相談窓口サービスを提供し、とくに仕事と介護の両立に悩む会社員をサポートしてきた。 |
2020年 | 50歳 | 独立し「Dr.介護と仕事のアドバイザー」として企業制度設計や講演、情報発信を開始。その流れで本ブログを執筆中。現在に至る。 |
No. | 得意分野 |
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1 | 介護と仕事の両立支援(一般ユーザー向け) |
2 | ミドル・シニア層(30代~50代)のキャリア再構築・転職支援(一般ユーザー向け) |
3 | 介護人材の採用・定着(介護事業者向け) |
4 | 介護事業者の経営支援(介護事業者向け) |
5 | ダイバーシティ経営(介護離職防止)(介護事業者向け) |
6 | 施設(老人ホーム)選びのアドバイス(一般ユーザー向け) |
7 | 50代以降のキャリア再デザイン(一般ユーザー向け) |