ホワイト企業に転職したい!健康経営やGPTWでホワイト企業を探しましょう!

Aさん(20代)

残業が多くて疲れが取れないのですが、これってみんな同じなのでしょうか?上司からのプレッシャーでいつも10時くらいまでなかなか帰れません。ひょっとしたら、これってブラック企業という事でしょうか?

 

ホワイト企業に転職したい。

 

労働環境があまりにヒドイ、いわゆるブラック企業に勤務している人はそう思う事でしょう。

 

残業が多い。

休みが取れない。

上司によるパワハラ。

 

このような会社が本当に多いようです。

 

それでは、ブラック企業から抜け出しホワイト企業に転職するためには、どのように転職活動をすれば良いのでしょう。

 

Dr.転職アドバイザー

みなさんのこのような不安や疑問を解決する方法、つまりブラック企業をいち早く抜け出しホワイト企業へ転職する方法をお知らせします。

 

ホワイト企業に転職したい

 

ホワイト企業に転職したい。今のボクの会社は、とにかく残業が多くて大変です。大学の同期に聞いてみても、そんなことは無いようですし、9時には消灯する会社もあるようです。身体のことも心配ですし、毎日終電の生活から抜け出したいです。

A君(20代会社員)

Dr.転職アドバイザー

A君のような会社は、ほんの数年前まではたくさんありました。ここ数年過労死やサービス残業が社会問題になり、コンプライアンスが重視されるようになってからはA君のような会社はかなり減ってきています。

 

ブラック企業を辞めて、ホワイト企業に転職したい。

 

ほぼ全員の人がそう思うはずですし、誰もブラック企業なんて入社したくないはずです。

 

ブラック企業で我慢して働き続けてしまうのは、デメリットがあまりに多過ぎます。

 

一番の懸念は「メンタル不調」です。

 

このメンタル不調を侮ってはいけません。

 

そこら中に、メンタル不調がキッカケでその後の会社員生活、実生活を台無しにした事例があるのです。

 

ブラック企業で長く働く義理などありません、すぐに転職活動を始めましょう。

 

チェックしておきたい特集記事

ブラック企業から転職!ブラック企業を辞めて始める正しい転職活動とは。

ホワイト企業の選び方

 

ブラック企業を辞めて、ホワイト企業に転職したい。次こそはホワイト企業で働きたいのですが、どのようにホワイト企業を探せば良いのでしょうか。

A君(20代会社員)

 

このように思った場合、それではどの会社に応募すれば良いのでしょうか。

 

Dr.転職アドバイザー

たしかに数百万社あると言われる会社の中から、ホワイト企業を選ぶのも難しいですよね。この数百万社の中には、たくさんのブラック企業が含まれている事でしょう。

次こそはホワイト企業に入りたいです。ホワイト企業の選び方を教えていただけませんでしょうか。

A君(20代会社員)

Dr.転職アドバイザー

それではホワイト企業の探し方を紹介します。転職のプロに探してもらう場合自分で探す場合を紹介します。ぜひ参考にしてホワイト企業に転職してください。

 

転職のプロに探してもらう場合

転職エージェントを利用する

 

自分で探す場合

1. 求人票の見方を正しく理解する

2. 口コミサイトなどをチェックする

3. 健康経営をチェックする

4. Great Place to Workをチェックする

5. ホワイト企業マークをチェックする

 

転職のプロがホワイト企業を紹介

 

Dr.転職アドバイザー

ホワイト企業を見つけるための方法としては、転職エージェントを利用すると良いでしょう。キャリアアドバイザーは、毎日たくさんの求職者と面談をしています。面談では当然ですが、求職者に対して「なぜ会社を辞めたいか」をヒアリングします。

 

その毎日の面談を通してのヒアリングにより、膨大な会社のリアルな実態を知ることが出来るのです。

 

大手の転職エージェントなら社内のキャリアアドバイザー同士の情報共有により、その情報量がさらに膨大になります。

 

みなさんが不安に思うこと、たとえば「社風」「有休の取得率」「実際の残業時間」などはキャリアアドバイザーに相談する事によってクリアになるはずです。

 

リクルートエージェント

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Dr.転職アドバイザー

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リクルートエージェントの評価

総合評価
(4.5)

求人の質と数
(5.0)

アドバイスの内容
(4.0)

親身・熱心さ
(3.5)

 

自分でホワイト企業を探す

 

自分でホワイト企業を探す!?そんなことが出来るのでしょうか?

A君(20代会社員)

Dr.転職アドバイザー

これはかなり難しいことですが、先に紹介した方法ならブラック企業に出会う可能性も低くなることだと思います。

 

方法としては、「①求人票の見方を正しく理解する」「②口コミサイトなどをチェックする」「③健康経営をチェックする」「④Great Place to Workをチェックする」「⑤ホワイト企業マークをチェックする」でチェックする方法があります。

 

①についてはぜひ以下の特集をチェックしてみてください。

 

おすすめの特集記事

求人票の見方を理解する事が、転職成功への第一歩なのです。

 

続いて③④⑤について紹介します。

 

健康経営企業をチェックする

健康経営とは

 

健康経営という言葉を聞いたことありますでしょうか。

 

健康経営とは、従業員の健康管理を経営課題とし、戦略的に取り組む経営手法のことです。

 

Dr.転職アドバイザー

具体的には、従業員の健康管理を経営の課題のひとつと捉えて「従業員の健康」が「仕事の効率化」につながり、それが「企業のイメージアップ」になり、最終的には「収益の向上」を目指すものです。

 

健康経営を実践して行くためには、たとえば従業員の健康診断やストレスチェックの定期受診なども必須になります。

 

つまり「従業員の健康」が担保されていないと、何も始まらない!という考えなのです。

 

そして経済産業省が率先して、健康経営を遵守している会社を顕彰する制度も実施しています。

 

これはまさしく国が推進している「働き方改革」の一環でもあるのです。

 

なぜ今健康経営なのか

 

まず、健康経営が見直され始めた背景には、「労働人口の減少」と「長時間労働の常態化」があります。

 

1人当たりの労働生産性を上げないと、企業が、そして国の成長が維持出来ないのです。

 

そして日本は先進国の中でも特に「労働生産性」が低くなっています。

 

現状は、この労働生産性の低さを、長時間労働でカバーしているのです。

 

そしてこの長時間労働による「過労死」などが社会的な問題になっていて、同時に「長時間労働の常態化」にも対処しなければならないのです。

 

健康経営の目的とは

 

健康経営の目的は2つあります。

 

・労働生産性の向上

・企業イメージの向上

 

まずひとつは「労働生産性の向上」です。

 

労働人口が減少している日本。

 

これからも働き手が不足していく一方です。

 

それでも、今までと同じ、またはそれ以上に会社を成長させるには、ひとりひとりの生産性の向上、つまり「労働生産性の向上」が不可欠なのです。

 

そして個人が成長して行くと同時に、企業も成長していかなければなりません。

 

そのためには、社員のみなさんが「生き生きと長く」働いてもらわなければなりません。

 

つまり会社を成長させるためには、ブラック企業のような社員への対応をしていてはダメなのです。

 

健康経営銘柄とは

 

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で取り組んでいる制度。

 

「健康経営銘柄」とは、優れた健康経営をしている企業を、東京証券取引所の上場企業33業種から各業種1社ずつ選定するものなのです(今では1業種から複数社選定されるようになりました)。

 

つまり経済産業書の「お墨付き」の優良企業なのです。

 

それでは、1業種1社の健康経営銘柄を紹介します(2019年)。

業種 社名
水産・農林業 日本水産株式会社
建設業 西松建設株式会社
食料品 味の素株式会社
繊維製品 株式会社ワコールホールディングス
パルプ・紙 大王製紙株式会社
化学 花王株式会社
医薬品 塩野義製薬株式会社
石油・石炭製品 JXTGホールディングス株式会社
ゴム製品 バンドー化学株式会社
石油・石炭製品 JXTGホールディングス株式会社
ガラス・土石製品 TOTO株式会社
非鉄金属 古河電気工業株式会社
機械 株式会社ディスコ
電気機器 コニカミノルタ株式会社
ブラザー工業株式会社
オムロン株式会社
株式会社堀場製作所
キヤノン株式会社
輸送用機器 株式会社デンソー
精密機器 テルモ株式会社
その他製品 株式会社アシックス
陸運業 東京急行電鉄株式会社
情報・通信業 ヤフー株式会社
株式会社KSK
SCSK株式会社
卸売業 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
小売業 株式会社広島銀行
銀行業 株式会社みずほフィナンシャルグループ
証券業 株式会社大和証券グループ本社
保険業 SOMPOホールディングス株式会社
MS&ADインシュアランスグループ株式会社
東京海上ホールディングス株式会社
その他金融業 リコーリース株式会社
不動産業 フジ住宅株式会社
サービス業 株式会社ディー・エヌ・エー

 

厚生労働省「健康経営銘柄」ページへ

 

健康経営優良法人とは

 

少しややこしいかもしれませんが、「健康経営銘柄」とは別に「健康経営優良法人認定制度」があります。

 

これも経済産業省が率先している施策で、優良な健康経営を行っている企業を選定して、「健康経営優良法人(ホワイト500)」として認定する制度です。

 

経済産業省「健康経営優良法人(ホワイト500)」のページへ

 

Great Place to Workをチェックする

Great Place to Workという言葉を聞いたことがありますか?

 

もともとアメリカで始まった概念で、各企業の「働きがい」に関する調査・分析を行っています。

 

1991年、今から約30年前にアメリカでGreat Place to Work(GPTW)が設立。

 

働きがい=「働きやすさ」+「やりがい」

 

を調査するようになったのです。

 

アメリカでは毎年1月に「FORTUNE」誌にて、「働きがいのある会社」ランキングを発表しています。

 

ここでランキングされた企業は今では、一流企業の証とされているほどです。

 

と言うのも、「働きがいのある会社」企業の株価は、その他の主要な会社の株価と比べても高い傾向にあるからです。

 

やはり

 

「働きがいのある会社」=「従業員がイキイキと働いている」

 

結果なのでしょう。

 

2020年の段階では、GPTWの思想は全世界60か国までに広がっています。

 


STEP.1
1991年
アメリカで「Great Place to Work Institute」が設立される

STEP.2
1998年
「FORTUNE」誌でランキングを発表。初めて「Best companies to work for」ランキングが掲載される。

STEP.3
2005年
日本で活動開始。韓国はさらに早く1996年には活動開始をしている。

STEP.4
2007年
国内では初となるランキングを「日経ビジネス」で発表。

STEP.5
2011年
全世界における「働きがいのある会社」ランキングを発表。ニューヨーク証券取引所にて盛大なセレモニーが開催される。

 

働きがいのある会社とは

Great Place to Workでは、働きがいのある会社を以下のように定義しています。

 

働きがいのある会社とは、

 

マネジメントと従業員との間に「信頼」があり、一人ひとりの能力が最大限に生かされている(For All)会社のこと。

優れた価値観(バリュー)やリーダーシップがあり、イノベーションを通じて財務的な成長を果たすことが出来る。

 

 

「働きがいのある会社」ランキング

それでは、2019年版日本における「働きがいのある会社」ランキングを紹介します。

 

ランキングは各社に対するアンケート調査により結果を発表しています。

 

【調査方法】

①働く人へのアンケート
(職場について感じている働く人の声)

②会社へのアンケート
(経営方針、人事制度、企業風土づくりの施策など)

 

このように、従業員と経営者の両面から各社を評価するものです。

 

そしてランキングは「大企業部門」「中規模部門」「小規模部門」に分けて発表されます。

 

【大企業部門(従業員1,000人~)】

順位 会社名
1位 セールスフォース・ドットコム
2位 Plan・Do・See
3位 ディスコ
4位 アメリカン・エキスプレス
5位 プルデンシャル生命保険

 

【中規模部門(従業員100~999人)】

順位 会社名
1位 コンカー
2位 サイボウズ
3位 バリューマネジメント
4位 Freee
5位 武蔵コーポレーション

 

【小規模部門(従業員25~99人)】

順位 会社名
1位 アトラエ
2位 and Factory
3位 GRIT
4位 イグニション・ポイントグループ
5位 iYell

 

ちなみに大企業部門(従業員1,000人~)の6位以下のランキングも紹介します。

 

これらのランキングを見てみると、外資系企業が多いのが特徴ですね。

 

やはり、従業員に対する「働き方改革」「働きがいの促進」などは、外国の方が一歩早く進んでいるのかもしれません。

 

【大企業部門(従業員1,000人~):6位以下】

順位 会社名
6位 モルガンスタンレー
7位 DHL ジャパン
8位 LAVA International
9位 テイクアンドギヴ・ニーズ
10位 ジョンソン・エンド・ジョンソン
11位 レバレジーズグループ
12位 日本イーライリリー
13位 アッヴィ
14位 東京海上日動システムズ
15位 JSOL
16位 イケア・ジャパン
17位 アクセンチュア
18位 SAPジャパン
19位 三幸グループ
20位 パーソルキャリア
21位 ルネサンス
22位 東急リバブル
23位 大和リース
24位 ギャップジャパン
25位 3Mジャパングループ

 

ホワイト企業マークをチェックする

ホワイト企業マークという制度があります。

 

ホワイト企業マークとは、「健康や安全」「子育て」「従業員育成」など、働きやすい職場づくりを実践する企業を国が認定し公表する制度です。

 

そしてこの制度には、趣旨によって複数の認定があるのです。

 

みなさんが会社に抱く不安や不満などはそれぞれですよね。

 

ホワイト企業マークに認定されている会社を調べて、みなさんが一番気掛かりな点を払拭してみるのも良いでしょう。

 

ホワイト企業マークの種類
1. 安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク

2. ユースエール認定

3. くるみん認定

4. プラチナくるみん認定

5. えるぼし認定

 

上記以外には「健康経営企業」という認定もあります。

 

安全衛生優良企業認定 ホワイトマーク

厚生労働省が認定するホワイト企業の証。

 

ホワイトマークとは、

 

厚生労働省が「安全衛生優良企業」として認定

 

した企業を公表する制度です。

 

安全衛生優良企業とは、労働安全衛生法に沿って

労働者の安全や健康を確保する対策

に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善している企業を指します。

 

ホワイトマークを取得するためには
・過去3年間労働安全衛生関連の重大な法違反がない

・労働者の健康保持増進やメンタルヘルス、過重労働防止への対策など幅広い取組を実施している
などの項目をはじめとした約80もの基準をクリアする必要があります。

 

【認定企業】

・全国でまだ「31社」のみ(2020年2月時点)

 

社名 業種
株式会社堀場製作所 製造業
ハウスあいファクトリー株式会社 その他
平井建設株式会社 建設業
株式会社TOKAIマネジメントサービス その他
一般社団法人 かながわ土地建物保全協会 その他
株式会社丸井グループ その他
株式会社メッセ・ゴー 接客娯楽業
アップコン株式会社 建設業
駿河重機建設株式会社 その他
医療法人晋風会 保険衛生業
株式会社フィデア情報システムズ その他
株式会社メッセホールディングス 接客娯楽業
東邦ガス株式会社 その他
株式会社IHIエアロスペース 製造業
東電同窓電気株式会社 建設業
トヨタ自動車株式会社 製造業
有限会社鈴木工業 建設業
栄運輸株式会社 運輸交通業
株式会社サナス 製造業
有限会社ファン工業 製造業
京セラドキュメントソリューションズ株式会社 製造業
パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社 製造業
株式会社岩手銀行 その他
株式会社メルコエアテック その他
ローム・ワコー株式会社 製造業
株式会社荒木組 建設業
株式会社第一熱処理和歌山 製造業
国際通信企画株式会社 製造業
JSRマイクロ九州株式会社 製造業
朝日生命保険相互会社 その他
株式会社SCREENビジネスサポートソリューションズ その他

 

ユースエール認定

若者が働きやすく成長できる企業の証。

 

ユースエール認定は、

 

若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況など優良な中小企業

 

を認定する制度です。

 

「若者雇用促進法」という法律に基づいて厚生労働省が実施しています。

 

また、認定対象となるのは常時雇用する従業員が300人以下の企業のみです。

 

ユースエール認定を受けるためには
・時間外労働の法令遵守

・採用・育成に関する情報の公表

など、12つの要件からなる「ユースエール認定基準」を満たす必要があります。

 

くるみん認定

子育てサポート企業の証。

 

くるみん認定は、

 

仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる企業

 

を認定する制度です。

 

「次世代育成支援対策推進法」という法律に基づいて厚生労働省が実施しています。

 

くるみんの認定を受けるためには
・一定水準以上の育児休業取得

・育児に伴う時短勤務制度の設置

など、10の要件からなる「くるみん認定基準」を満たす必要があります。

 

くるみんは子育てサポート企業として国の認定を受けた証と言い表すことができるのです。

 

プラチナくるみん認定

子育て支援トップ企業の証。

 

「プラチナくるみん認定」とは、子育てサポート企業の認定制度である「くるみん」よりもさらに両立支援の取組が進んでいる企業が一定の基準を満たした場合に使用できるマークのことです。

 

くるみんの上位認定となることから、くるみんを取得した企業のみが認定を受けることができます。

 

プラチナくるみんの認定を受けるには
・男性の育児休暇取得率

・残業時間の削減

・年次有給休暇の取得促進

など、幅広い面でくるみんよりも高い基準を満たす必要があります。

 

プラチナくるみんは、まさに日本における子育てサポートのトップ企業の証と言えるでしょう。

 

えるぼし認定

女性が活躍できる企業の証。

 

えるぼし認定は、

 

女性の活躍を推進している企業を認定する制度

 

です。

 

「女性活躍推進法」という法律に基づいて厚生労働省が実施しています。

 

えるぼし認定を受けるためには
・採用における男女の競争倍率

・管理職の女性比率

など、5つの要件からなる「えるぼし認定基準」を満たす必要があります。

 

えるぼしは女性の活躍を推進する企業として国の認定を受けた証と言い表すことができるのです。