ブラック企業から転職!ブラック企業を辞めて始める正しい転職活動とは。

「ブラック企業辞めたい。もう転職したい。」

 

就職した会社が運悪くブラック企業で、「今すぐ会社を辞めたい!」と悩んでいる人が多いようです。

 

上司や先輩が「理不尽な人」「パワハラをする人」「セクハラをする人」、または「サービス残業が多い」「休みが少ない」「ノルマがキツイ」といった会社、そんな職場がとても多くてメンタルが病んでしまうようです。

 

このような場合は出来るだけ早く、体調を崩す前に退職することをおすすめします。

 

就職や転職をする時、あらかじめ「この会社はブラック企業です!」という事が分かると良いのですが、なかなかそうは行きません。

 

転職サイトで人材募集をしている会社が「果たしてホワイト企業なのか、それともブラック企業なのか?」、これは求人票を見ただけでは分からないのです。

 

Dr.転職アドバイザー

そこでブラック企業を辞めて転職を考えている人に、「ブラック企業に転職しない方法」を教えます。ぜひ参考にして、次の職場では前向きな会社員生活を送れるようにしてください。

 

コンテンツ

①「こんな会社はブラック企業」といったブラック企業の見分け方

②「ブラック企業からホワイト企業に転職する方法」

 

誰もがブラック企業に入社するリスクがあるのです

 

就職・転職する会社がブラック企業なのかホワイト企業なのか?

 

これは入社して働いてみるまでは分からないですよね。

 

つまり不幸にも、誰もがブラック企業に入社してしまうリスクがあるのです。

 

Dr.転職アドバイザー

求人票をチェックしてみても、当然そこには良い事しか書いてません。求人票の見方はとても重要なのですが、その会社がブラック企業かどうかまでは分かりません。

 

求人票のチェックや採用担当者・人事との面接の印象が良かった事から、「ここは希望を叶えられそうな会社!」と入社。

 

しかし実態は「入社前のイメージとまったく違っていた!」という事がよくあるのです。

 

ここに注意しましょう!

「求人票のチェック」や「採用担当者との面接」、残念ながらこれだけではその会社の良し悪しは分からないのです。

 

それではボクたちがブラック企業に入社するか、ホワイト企業に入社するかは、結局のところ運次第という事なのでしょうか?これではあまりにもリスクが大き過ぎませんか?

A君(20代会社員)

 

事前にある程度の知識と準備があえば、ブラック企業に入社するリスクは激減するはずです。

 

たとえば「求人票の正しい見方」と「面接で必ず確認しておくべき質問」を覚えることは、少しでもブラック企業に入社するリスクを軽減させる転職活動の基本と言えるでしょう。

 

Dr.転職アドバイザー

注意して頂きたいのは、「何となく良さそうな会社だったので転職した。」といった安易な考えでの転職活動では、誰もがブラック企業に入社してしまうリスクがあるのです。あらかじめしっかりと企業研究をしてから転職活動を始めるべきなのですが、それでもなかなか見極めは難しいかもしれません。そこで次にブラック企業を見分けるための「簡単」で「一番信頼性が高い」おすすめの方法について紹介します。

 

おすすめの特集記事

求人票の見方を理解する事が、転職成功への第一歩なのです。

 

ブラック企業から転職!正しい転職活動の方法とは

 

Dr.転職アドバイザー

入社した会社がブラック企業で転職をしたのですが、転職した会社が不幸にもまたブラック企業だったらどうしますか?これでは転職した意味がありませんよね。そこでブラック企業へ転職しないための「正しい転職活動」の方法について紹介します。

 

誰もが不幸にもブラック企業に就職・転職をしてしまうリスクはあります。

 

しかしそのリスクも以下のような事を意識するだけで、ブラック企業への入社リスクは激減します。

 

① 求人票の見方を正しく理解して転職活動を行う

② 口コミサイトなどをチェックして情報収集を行う

③ ホワイト企業(健康経営やGPTWなど)から求人を選ぶ

④ 転職エージェントを利用して転職活動を行う

 

①と②についてはとても重要な事ですが、それでも完全には「ホワイト企業とブラック企業の見極め」が出来ないと考えれます。

 

とくに普段みなさんは、転職活動を始める以外で求人票を見る機会などありませんよね。

 

「求人票の正しい見方」と「面接で必ず確認しておくべき質問」を覚えておくとブラック企業に入社するリスクが軽減されると申しましたが、この「求人票の正しい見方」を完全に覚えるのも普段見慣れていないので大変かもしれません。

 

Dr.転職アドバイザー

それでも転職活動をする以上、求人票の正しい見方は覚えておいて欲しいところです。出来る範囲で求人票に掲載されている項目についての理解をするようにしましょう。

 

また口コミについても、その信憑性は保証出来るものではありません。

 

③の「ホワイト企業(健康経営やGPTWなど)から選ぶ」とは、従業員の健康を大事にする会社の「健康経営企業」や、従業員に対してやりがいを持ってもらう事を大事にする「GPTW企業」のことを指しています。

 

このような「健康経営」や「GPTW」に積極的に取り組む会社はホワイト企業が多いと言われているのです。

 

一方デメリットとしては、これらの「健康経営」や「GPTW」に積極的に取り組む会社は数に限りがあり、かつ中途の求人募集を行っていない会社が多いという点です。

 

「健康経営」や「GPTW」についてご興味のある方は、以下の特集記事を参考にしてみてください。

 

おすすめの特集記事

ホワイト企業に転職したい!健康経営やGPTWでホワイト企業を探しましょう!

 

そこで一番のおすすめは④の「転職エージェントを利用して転職活動を行う」です。

 

Dr.転職アドバイザー

転職エージェントはたくさんの求人企業と取引があります。そして求人票には載っていないリアルな会社情報を熟知していますのでぜひ利用してみてください。ブラック企業を見極めるという点でのおすすめは、大手の転職エージェントです。

 

大手の転職エージェントをおすすめする理由

1. 大手の転職エージェントはたくさんの会社との取引がある。

2. 各々の会社の特徴、社風などが分かっている。

3. 社内のキャリアアドバイザー同士との情報共有により多くの会社情報が豊富である。

4. 過去に転職サポートをした人から、リアルな会社情報を知る事が出来る。

5.また転職相談に来た求職者からも、その会社のリアルな会社情報を知る事が出来る。

 

このように大手の転職エージェントは豊富な取引実績がありますので、「どの会社がホワイト企業なのか!?」または「ブラック企業なのか!?」といった情報を持っているのです。

 

また複数の大手転職エージェントを利用する事で、ブラック企業へ転職するリスクが大幅に軽減されるものと思います。

 

上記のように転職エージェントは「どの会社がブラック企業なのか!?」を熟知している事と、そしてもう一点、そもそも転職エージェントにはブラック企業を紹介出来ない理由があるのです。

 

ブラック企業を紹介しない理由

①転職エージェントは転職者が早期に退職すると、求人企業に返金をしないといけません。そのためブラック企業の求人案件を紹介する事はしないのです。

 

②ブラック企業を紹介する事によって、SNS等を中心に悪い評判が広がる事を恐れているため、転職エージェントはブラック企業の求人案件は紹介したくないのです。

 

②については、転職エージェントのビジネスとは「求職者の登録がもっとも重要」なので、風評被害等による登録者減をとても嫌うのです。

 

それではおすすめの大手転職エージェントを紹介して行きましょう。

 

リクルートエージェント

ブラック企業 転職

メリット

①求人保有数がナンバー1で、ほぼ全業種・全職種を網羅している。

②転職支援実績数もナンバー1。

 

リクルートエージェントは、転職エージェントサービスの中でも最大手の総合型転職エージェントです。

 

公開求人だけでなく、豊富な非公開求人や有名企業の求人案件、幅広い業種・職種が充実しているのが特徴です。

 

最初に登録を検討すべき転職エージェントサービスというのは間違いありません。

 

リクルートエージェントの特徴

対象年齢 20代・30代
公開求人数 120,000件
非公開求人数 160,000件
拠点数 15か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

doda

ブラック企業 転職

メリット

①全業種・全職種に対応しているが、特にIT・Web業界やエンジニア求人に強み。

②求人案件は、東京都内を含む大都市だけでなく地方の求人案件も豊富に保有。

 

dodaは転職サイトとエージェントサービスの両方が最大手クラスのサービスです。

 

求人保有数も豊富で約10万件の求人数は業界2位となっています。

 

dodaエージェントサービスの特徴

対象年齢 20代・30代
公開求人数 100,000件
非公開求人数 40,000件
拠点数 12か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

JACリクルートメント

ブラック企業 転職

メリット

①外資系求人だけでなく、メーカー系の求人案件にも強み。

②年収600万円以上、30代・40代の転職支援が得意。

 

ロンドン発祥の日系転職エージェントであり、そのため外資系企業や国内の海外進出企業の求人案件を豊富に保有している。

 

また、リクルートエージェントやdodaエージェントとの大きな違いは「対象年齢が30代後半~40代」と、2社に比べて高い年齢層を得意としている点です。

 

JACリクルートメントの特徴

対象年齢 30代後半・40代
公開求人数 15,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 9か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

パソナキャリア

ブラック企業 転職

メリット

①女性が大活躍する会社。

②顧客満足度を追求するクレド経営を実践。

③オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」で第1位を獲得。

 

人材派遣のリーディングカンパニーとして数多くの求人企業との密接な関係をもとに、女性向けやハイクラス向けの良質な非公開求人が多数揃っているのが特徴です。

 

またキャリアアドバイザーが親切・丁寧と評判で、「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」等のサービスに注力しています。

 

パソナキャリアの特徴

対象年齢 20代・30代・40代
公開求人数 35,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 7か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

マイナビエージェント

ブラック企業 転職

メリット

①20代の転職支援に強み。

②メディカル系職種の転職サポートが充実している。

 

「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得するなど、若手層への転職支援を得意としています。

 

またキャリアアドバイザーの対応が親身で丁寧と評判ですので、はじめて転職活動をする人におすすめの転職エージェントです。

 

マイナビエージェントの特徴

対象年齢 20代中~後半
公開求人数 25,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 10か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

ワークポート

ブラック企業 転職

メリット

①IT・クリエイティブ職種に強い

②IT業界出身の転職コンシェルジュ

 

ワークポートの転職コンシェルジュ(キャリアアドバイザー)は、元エンジニアや元プログラマーなどが多数在籍。

 

IT業界出身が多いので業界の知識なども豊富です。

 

ワークポートの特徴

対象年齢 20代中~30代中
公開求人数 40,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 16か所(国内)
面接対策
職務経歴書の添削

 

これがブラック企業の特徴です

 

「みなさんの会社はホワイト企業ですか?」

 

その会社がホワイト企業かブラック企業かは、じつは同じ会社でありながらも、それぞれの部署の職場環境で大きく違うのです。

 

職場環境とは、みなさんの上司・先輩といった「身近にいる人」の影響によって作られます。

 

つまり同じ会社でありながら、A課長とB課長のどちらの配下で働くかによって、会社の社風・メージが大きく変わってくるのです。

 

残念ながら会社の上司は、「聞き分けが良く」「筋を通す」ような人ばかりではありません。

 

Dr.転職アドバイザー

しかし、イヤな上司って多いんですよね。理不尽な思いばかりして、息苦しい職場がたくさんあるようです。

 

あまりに理不尽が続くようでしたら、会社を辞める事も考えるべきでしょう。

 

身体を壊したら意味がありませんから。

 

それではブラック企業の特徴を紹介します。

 

残業がすごく多い

 

残業が多くて、いつも終電!

 

これはまさしくブラック企業の特徴のひとつです。

 

こんな会社の上司にかぎって「残業は当たり前!勉強させてもらっていると思え!」「何で毎日定時に帰るの?」「えっ、もう帰るの?」と、嫌みで訳の分からない事を言います。

 

一般的に残業時間とは、

 

「45時間」=月の残業時間の上限

 

と、36協定(サブロク協定)で上限が決められています。

 

1ヶ月の残業は、45時間が上限なのですが、みなさんの残業時間はどのくらいでしょうか?

 

45時間を頻繁に超えるようでしたら、残業時間だけから判断するとブラック企業の可能性があります。

 

MEMO
厚生労働省が定める過労死の可能性とは

ちなみに参考にして頂きたいのが、厚生労働省が過労死に至る基準を発表しています。(厚生労働省のサイトへ

そこでは過労の蓄積は、いつしか「脳・心臓疾患」との関係性が医学的に証明されていると書かれています。

「発症前1ヶ月間におおむね100時間又は発症前2ヶ月間ないし、6ヶ月にわたって1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外・休日労働」が認められると、業務と健康被害の発症との関連性が強いそうです。

 

Dr.転職アドバイザー

仕事に追われて過労死だなんて、さすがにそれだけはダメですよ。

 

残業代が出ない

 

残業が長いにも関わらず、残業代が出ない!

 

これは本当に最悪ですよね、いわゆるサービス残業というやつです。

 

今の時代、労働基準監督署の目も厳しくなって来ているのですが、チェックできる企業にも限界があります。

 

なかなか改善には向かっていないのが現実のようです。

 

念のためみなさんが「自衛」を考えるとするならば、日々の残業時間を記録しておくようにしておきましょう。

 

例えば「会社のPCのログを残す」とか「日々の退社時間を写真で残す」といったことで、いざと言う時に自分を守る証拠になるかもしれません。

 

給料が安すぎる

 

給料が安すぎる!

 

給料があまりに低いのも問題です。

 

厚生労働省は、労働者に支払われる「最低賃金」を定義しています。

 

一例をあげます(令和元年時点)。

 

最低賃金(時給換算)

東京都 1,103円

神奈川県 1,011円

千葉県 923円

埼玉県 926円

大阪府 964円

兵庫県 899円

愛知県 926円

静岡県 885円

福岡県 841円

 

時給で換算した場合、上記の金額を下回ることはNGなのです。

 

たとえば以下のようなケースを紹介します。

 

月給制で働くAさんの給料(神奈川県在住)

神奈川県で働くAさん。基本給が100,000円、職務手当が20,000円、通勤手当が5,000円、時間外手当が35,000円とします。

この場合、合計の給料は「160,000円」になります。そしてAさんは、年間で250日、1日の労働時間は8時間です。ちなみに、給料から「通勤手当」「時間外手当」を除いた金額で時給は計算されます。

160,000円-(5,000円+35,000円)=120,000円

(120,000円×12か月)÷(250日×8時間)=720円

Aさんの時給は「720円」となり、神奈川県の最低時給「1,011円」を大きく下回ることになります。

 

注意
正確な表記は「給料」ではなく「給与」です。

給料は「基本給」を指しますが、給料の方が一般的な表現なので、このように表記しています。

 

離職率が高い

 

入社してもすぐ辞めてしまう!

 

離職率が高いのもブラック企業の特徴です。

 

三年で三割以上が辞める会社

 

こんな会社は注意が必要かもしれません。

 

そして離職率と一緒に考えて欲しいのが、「勤続年数」です。

 

若手社員の多いベンチャー企業などでは、勤続年数からその会社がブラックかどうかの判断は出来ないかもしれません。

 

しかし、会社の設立年数も加味した上で、「あまりに若手社員の割合が多い、かつ離職者が目立つ」といった会社は危険かもしれません。

 

〇〇ハラスメント

 

〇〇ハラスメント。

 

このようなケースは分かりやすいのですが、もうこれは論外ですね。

 

いろいろなハラスメントがありますが、セクハラやパワハラをはじめモラハラやマタハラなども論外です。

 

とくにセクハラとパワハラはよく聞きます。

 

話しを聞いてみると、本当に呆れるものばかりです。

 

なかにはお酒の席で上司が酔っ払って、部下に暴力を振るうパワハラ被害なんかもあります。

 

論外ですよね。

 

また、わざとスキルに見合った仕事をさせてくれないような場合もありますが、このような場合でも、みなさんの成長を阻害するだけですので要注意です。

 

そもそも社長がブラック

 

会社の社風や社員の雰囲気、これは会社の規模が小さいほど「社長の影響」が強く反映されます。

 

「じつは社長がそもそもの原因だった!」

 

これはよくあるパターンなのです。

 

とくにパワハラとセクハラ被害をよく聞きます。

 

しかしそんなブラックな会社の社長にも、ゴマを擦る人間はいるものです。

 

そしてその社長は自分が悪い事をしているのに気づかないまま。

 

このようにして「悪いサイクル」を生んでしまっているのです。

 

就職や転職をする際、見落としがちなのですが、「社長の考えや人柄」はとても重要ですので、出来れば事前に確認しておきたいポイントです。

 

実際にあったパワハラ事件

 

それでは、最近あった「パワハラ」事件について、Twitterから引用をします。

 

このようなニュースはもう聞きたくないですよね。

 

このような事件があると、どうしても「ブラック」なイメージがついてしまいますよね。

 

まとめ ブラック企業は早めに辞めるべし

 

うちの会社は上司のハラスメントがヒドくて、女性社員が同時に大量に辞めてしまったり、新入社員が3か月で辞めて行ってしまいます。ぼくの上司はたまたま良い人なのですが、それでも時々理不尽なことが起こります。

A君(20代会社員)

Dr.転職アドバイザー

上司のハラスメントが横行しているとしたら、その会社はブラック企業と言って間違いないでしょう。上司のそのような不作法を許してしまっている社風はかなりマズイです。いつかはA君にも被害が及ぶ可能性があります。

 

誰もブラック企業に入社したいなんて思わないですよね。

 

それでもある程度の割合でブラック企業があるので、どうしてもブラック企業に入社してしまうリスクはあります。

 

そのリスクを少しでも減らすのが、本頁の冒頭で紹介した方法です。

 

① 求人票の見方を正しく理解する 

② 口コミサイトなどをチェックする

③ ホワイト企業(健康経営やGPTWなど)から選ぶ

④ 転職エージェントに確認する

 

上記のようなことに注意しながら会社選びをして頂きたく思います。

 

しかし万が一みなさんが入社した会社がブラック企業だと確信出来たなら、いますぐに転職活動を始めてください。