シングルマザーの転職には正社員。
Aさん
シングルマザーのみなさんの困っている事とは?
2位 仕事 13.6%
3位 自分の健康 13.0%
4位 住居 9.5%
5位 親の介護 6.7%
Dr.キャリアアドバイザー
この2つの課題に対しては、正社員として働く事によって解消出来るケースがあります。
それではシングルマザーのみなさんを取り巻く環境と、どのような方法で仕事を探すのがベストなのかを紹介して行きましょう。
参照データ:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」
シングルマザーのお仕事について
Aさん
お仕事はされていますか
いいえ 「18.2%」
Dr.キャリアアドバイザー
今のお仕事の雇用形態について教えてください
自営業 3.4%
パート・アルバイト 43.8%
Dr.キャリアアドバイザー
お仕事は何をされていますか
1位 事務(31.7%)
2位 専門的・技術的職業(30.5%)
3位 サービス職業(14.6%)
1位 サービス職業(32.8%)
2位 販売(12.7%)
3位 事務(15.2%)
正社員またはパート・アルバイトのお仕事は上記の通りですが、具体的なお仕事が分かりづらいですよね。
そこで当サイトが実施したアンケート、人数は少ないのですが併せて紹介します。
2位 接客・販売系
3位 事務系
Dr.キャリアアドバイザー調べ(2020年7月1日~4日、WEB調査、対象者30人)
また安定的に仕事をするのに役立つのが「資格」です。
それではシングルマザーのみなさんの資格保有はどのようになっているのでしょうか。
資格は保有されていますか
いいえ 「34.0%」
Aさん
お持ちの資格は役に立っていますか
いいえ 「39.1%」
各資格の保有率と活用について
資格 | 保有割合(%) | 役立っている(%) | 役立たない(%) |
簿記 | 15.9 | 48.9 | 48.9 |
ホームヘルパー | 12.6 | 62.7 | 35.4 |
パソコン | 10.8 | 54.8 | 41.9 |
医療事務 | 6.1 | 54.4 | 42.7 |
介護福祉士 | 6.0 | 89.1 | 7.9 |
保育士 | 4.8 | 61.7 | 33.3 |
看護師 | 4.5 | 97.4 | 1.3 |
准看護師 | 3.0 | 94.1 | 2.0 |
調理師 | 2.8 | 44.7 | 53.2 |
Dr.キャリアアドバイザー
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シングルマザーの介護への転職。そのおすすめの理由を紹介します。
お給料やお休みについて
本ページの冒頭で「シングルマザーのみなさんの困っている事とは?」を紹介しました。
2位 仕事(13.6%)
3位 自分の健康(13.0%)
4位 住居(9.5%)
5位 親の介護(6.7%)
Aさん
母子世帯のシングルマザーの平均年収は「243万円」です。
また同居親族の収入をプラスすると、母子世帯では合計で「348万円」となっています。
Dr.転職アドバイザー
それでは続いて「雇用形態別での年収割合」を見ていきましょう。
雇用形態別での年収分布
年収 | 正社員 | パート・アルバイト |
---|---|---|
平均年収 | 305万円 | 133万円 |
100万円未満 | 3.9% | 30.1% |
100~200万円未満 | 21.9% | 52.9% |
200~300万円未満 | 31.4% | 14.3% |
300~400万円未満 | 21.5% | 2.4% |
400万円以上 | 21.3% | 0.4% |
雇用形態については、 正社員が「44.2%」、パート・アルバイトが「43.8%」と紹介しました。
かなり多くの人が家計でお困りなことが分かります。
そして家計と同じく重要なのが「お子さんとの時間」でしょう。
続いてシングルマザーのみなさんの帰宅時間について紹介します。
シングルマザーの帰宅時間について
帰宅時間 | 割合 |
午後6時以前 | 34.7% |
午後6~8時 | 43.3% |
午後8~10時 | 7.4% |
午後10~12時 | 1.9% |
深夜・早朝 | 2.0% |
一定でない | 9.9% |
午後6時までに帰れているお母さんは全体の34.7%。
おそらくみなさんこの時間帯までには帰りたいのではないでしょうか。
Aさん
Dr.キャリアアドバイザー
転職したい、就職したい
Aさん
シングルマザーの転職希望について
仕事を続けたい | 66.6% |
仕事を変えたい | 30.4% |
仕事をやめたい | 1.1% |
雇用形態別での転職希望について
正社員 | 派遣社員 | パート・アルバイト | |
---|---|---|---|
仕事を続けたい | 73.0% | 55.1% | 60.8% |
仕事を変えたい | 25.2% | 41.0% | 36.0% |
仕事をやめたい | 0.9% | - | 0.9% |
Dr.キャリアアドバイザー
転職をしたい理由について
収入がよくない | 48.6% |
労働時間があわない | 6.2% |
会社が自宅から遠い | 5.3% |
社会保険が不十分 | 5.1% |
職場になじめない | 4.9% |
身分が安定しない | 4.9% |
休みがすくない | 4.3% |
仕事の内容がよくない | 4.1% |
健康がすぐれない | 3.9% |
能力が発揮できない | 1.6% |
シングルマザーのみなさんが一番困っている事が「家計」でした。
そして転職をしたくなる一番の理由も「収入がよくない」からでした。
Dr.キャリアアドバイザー
この問題を解決するには「正社員転職」がひとつの解決方法になるかもしれません。
Dr.転職アドバイザー
シングルマザーにおすすめの転職方法
Dr.転職アドバイザー
おすすめポイントその1
転職エージェントのサービスは、利用料は無料で一切費用が掛かりません。
おすすめポイントその2
皆さん専任のキャリアアドバイザーが転職アドバイスをしてくれます。
おすすめポイントその3
キャリアアドバイザーは転職支援のプロ。求人企業の情報を熟知しています。
最近増えている「在宅勤務」。
求職者にも「在宅勤務OK」の求人企業は大人気のようです。
たとえばこのような「在宅勤務OKの会社」「リモートワークOKの会社」「時差出勤OKの会社」「ワーケーションOKの会社」などの情報にも熟知しているはずなのです。
おすすめポイントその4
キャリアアドバイザーは転職支援のプロ。お役立ち情報をたくさん知っています。
転職エージェント活用の流れ
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Dr.転職アドバイザー
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Dr.転職アドバイザー
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まとめ やはりシングルマザーには正社員転職
母子家庭ではシングルマザーのお母さん1人で家計を支えないといけません。
なかには一度会社を辞めてブランクがある人もいるでしょうし、学校を卒業後すぐに家庭に入ったのであまり長く働いたことが無い人もいるでしょう。
お子さんがまだ幼くて、手のかかる人だとさらに選べる仕事が限られてくるかもしれません。
転職先を探すのにも大変だと思われますが、家計の安定のためにも、シングルマザーに理解のある会社を選ぶためにも、転職エージェントをご利用ください。
Dr.転職アドバイザー
補足 シングルマザーへのアンケート
厚生労働省が「全国ひとり親世帯等調査の結果」として調査結果を発表しています。
それでは、平成28年度データの調査結果を引用し、シングルマザーの現状について紹介します。
全国の母子家庭の世帯数
厚生労働省の一部の世帯を対象にした調査結果より、全国での母子家庭の推計数を算出しています。
その結果、母子家庭は全国で123万2千世帯となっています。
ひとり親世帯になった理由
母子世帯になった理由は、離婚が79.5%と圧倒的に多い結果となっていて、 死別は8.0%となっていました。
ちなみに父子世帯では、離婚が75.6%、死別が19.0%という結果になっていました。
親の平均年齢と子供の平均年齢について
調査時点における母子世帯でのお母さんの平均年齢は「41.1歳」となっていました。
そして末子の平均年齢は「11.3歳」でした。
一方、父子世帯のお父さんの平均年齢は「45.7歳」、末子の平均年齢は「12.8歳」でした。
母子家庭と貧困率について
独立行政法人労働政策研究・研修機構が、「第5回(2018)子育て世帯全国調査」の結果を発表しました。
その調査結果によると、シングルマザーの驚くべき実態が明らかになりました。
まずは可処分所得について。
厚生労働省公表の貧困線を下回っている世帯の割合は、母子世帯でなんと半数以上の「51.4%」という結果になっていたのです。
また母子世帯の13.3%が、可処分所得が貧困線の50%を満たない「ディープ・プア(Deep poor)」世帯だったそうです。
シングルマザーのご家庭にとっては、本当に厳しい現実であることが分かります。
*貧困線は、統計上、生活に必要な物を購入できる最低限の収入を表す指標。
そもそも日本が貧困国⁉
貧困を表す指標には2つありまして、ひとつは「絶対的貧困」、もうひとつが「相対的貧困率」と言われるものです。
「絶対的貧困」とは、「1日1.90米ドル(約200円)未満で生活する人々」を指し、おもに人を指します。
一方の「相対的貧困率」とは、その国の平均年収の「半分にも満たない年収の人の割合」を指します。
つまり国に対する評価になるのですが、日本は日米欧主要7カ国のうち、アメリカに次いで2番目に高い貧困率になっているのです。
そしてその貧困率の割合はナント「15.7%」、約6人に1人は「相対的貧困」なのです。
つまり国同士で比較してみても、日本には貧困層が多いと言えます。
これは国に対策をしてもらわないといけない、大きな問題なのです。