Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
A君の場合は会社生活が充実しているようですが、このような人ばかりではありません。
どうしても会社がツラくて辞めていく人も数多くいます。
厚生労働省の調査によると、離職の理由は「労働条件(賃金以外)がよくなかったから(27.3%)」「満足のいく仕事内容でなかったから(26.7%)」「賃金が低かったから(25.1%)」となっています。
転職を否定しませんが、ひとつの会社で長く働くメリットを考えると、なるべく転職は避けたいところです。
それでは最近の転職者の傾向について紹介して行きます。
参照サイト:厚生労働省公式サイト
転職経験の有無について見てみましょう
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A君(20代会社員)
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A君(20代会社員)
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転職経験の有無(全体)
あり | なし | |
---|---|---|
全体 | 56.6% | 43.4% |
本データでは、「転職経験あり」が「転職経験なし」を上回る結果となっています。
本アンケートの調査対象は、日本全国の会社員と比較して「転職経験あり」の占める割合が高いようです。
転職経験の有無(男性の場合)
あり | なし | |
---|---|---|
全体(男性の場合) | 50.0% | 50.0% |
20代 | 38.0% | 62.0% |
30代 | 54.0% | 46.0% |
40代 | 52.0% | 48.0% |
50代 | 46.0% | 54.0% |
60代 | 60.0% | 40.0% |
A君(20代会社員)
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転職経験の有無(女性の場合)
あり | なし | |
---|---|---|
全体(女性の場合) | 63.2% | 36.8% |
20代 | 50.0% | 50.0% |
30代 | 54.0% | 46.0% |
40代 | 64.0% | 36.0% |
50代 | 66.0% | 34.0% |
60代 | 82.0% | 18.0% |
参照サイト:リスクモンスター
Bさん
調査対象者(リスクモンスター)
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 250 |
女性 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | 250 |
計 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 500 |
男女別・年代別の転職理由について
続いては「転職理由」の紹介です。
転職理由は男性と女性では違いますし、年代によっても理由が変わってきます。
それぞれのライフスタイルや価値観などが影響してくるのです。
それでは「年代別」「男女別」の転職理由を見て行きましょう。
転職理由について(全体)
全体 | 割合 |
---|---|
人間関係 | 30.0% |
給料 | 26.9% |
労働時間 | 21.9% |
やりがい | 19.1% |
スキルアップ | 14.8% |
メンタル不調 | 12.7% |
ライフスタイルの変化 | 14.5% |
その他 | 13.8% |
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転職理由について(男女別)
男性 | 女性 | |
---|---|---|
人間関係 | 23.2% | 35.4% |
給料 | 23.2% | 29.7% |
労働時間 | 21.6% | 22.2% |
やりがい | 17.6% | 20.3% |
スキルアップ | 24.0% | 7.6% |
体・メンタルの不調 | 7.2% | 17.1% |
ライフスタイルの変化 | 11.2% | 17.1% |
その他 | 12.8% | 14.6% |
A君(20代会社員)
Bさん
続いて「年代別」に見る転職理由トップ3をチェックしてみましょう。
20代の転職理由トップ3
1位 | 給料 | 45.5% |
---|---|---|
1位 | 給料 | 45.5% |
1位 | 労働時間 | 45.5% |
3位 | 人間関係 | 38.6% |
30代の転職理由トップ3
1位 | 人間関係 | 33.3% |
2位 | 給料 | 31.5% |
3位 | 労働時間 | 24.1% |
40代の転職理由トップ3
1位 | 給料 | 39.7% |
2位 | 人間関係 | 29.3% |
3位 | 労働時間 | 24.1% |
50代の転職理由トップ3
1位 | 人間関係 | 30.4% |
2位 | スキルアップ | 19.6% |
2位 | その他 | 19.6% |
60代の転職理由トップ3
1位 | その他 | 23.9% |
1位 | 人間関係 | 22.5% |
3位 | 体・メンタルの不調 | 18.3% |
②40代以下の育児世代で「給料」に対する関心が高い。
③50代から「給料」に対する関心が一気に低下している。
Dr.キャリアアドバイザー
転職回数についてもチェックしましょう
それでは、転職回数についても「全体」「男女別」「世代別」で見ていきましょう。
転職回数について(全体)
1回 | 2回 | 3回 | 4回以上 | |
全体 | 34.9% | 24.0% | 17.5% | 23.6% |
転職回数について(男性の場合)
1回 | 2回 | 3回 | 4回以上 | |
男性全体 | 45.9% | 24.6% | 16.4% | 13.1% |
20代 | 57.9% | 31.6% | 10.5% | 0.0% |
30代 | 50.0% | 19.2% | 15.4% | 15.4% |
40代 | 52.0% | 16.0% | 20.0% | 12.0% |
50代 | 39.1% | 30.5% | 13.0% | 17.4% |
60代 | 37.9% | 24.1% | 20.7% | 17.2% |
転職回数について(女性の場合)
1回 | 2回 | 3回 | 4回以上 | |
女性全体 | 26.1% | 23.5% | 18.3% | 32.0% |
20代 | 56.0% | 24.0% | 12.0% | 8.0% |
30代 | 37.0% | 25.9% | 22.2% | 14.8% |
40代 | 20.0% | 13.3% | 20.0% | 46.7% |
50代 | 12.1% | 21.2% | 18.2% | 48.5% |
60代 | 15.8% | 31.6% | 18.4% | 34.2% |
転職回数については、男性は「1回」が45.9%と最も多く、一方の女性は「4回以上」が32.0%と最も多くなっていました。
女性の場合は出産・育児等のライフスタイルの変化によって、転職を余儀なくされるケース等が考えらるのでしょう。
在籍期間はどのくらい
Dr.キャリアアドバイザー
在職期間について(男女別)
半年未満 | 半年~1年 | 1年~3年 | 3年~5年 | 5年以上 | |
全体 | 28.0% | 13.8% | 25.4% | 19.4% | 13.4% |
男性 | 23.2% | 14.4% | 24.8% | 18.4% | 19.2% |
女性 | 31.7% | 13.3% | 25.9% | 20.3% | 8.8% |
在職期間について(年代別)
半年未満 | 半年~1年 | 1年~3年 | 3年~5年 | 5年以上 | |
20代 | 34.1% | 15.9% | 36.4% | 13.6% | 0.0% |
30代 | 37.0% | 13.0% | 24.1% | 20.4% | 5.5% |
40代 | 27.6% | 13.8% | 17.2% | 20.7% | 20.7% |
50代 | 30.4% | 14.3% | 19.6% | 21.4% | 14.3% |
60代 | 15.4% | 12.7% | 31.0% | 19.7% | 21.1% |
Dr.キャリアアドバイザー
こんな転職はダメです!大失敗です
Dr.キャリアアドバイザー
それでは半年未満で辞めた人たち、どの位の期間で辞めていったのでしょう。
半年未満で辞めてしまった人の在職期間を「男女別」「年代別」で見てみましょう。
在職期間(1日~半年未満)
1日 | 2日~1週間 | 1週間~1か月 | 1か月~半年 | |
全体 | 3.2% | 6.4% | 5.7% | 12.7% |
男女別:在職期間(1日~半年未満)
1日 | 2日~1週間 | 1週間~1か月 | 1か月~半年 | |
男性 | 4.8% | 5.8% | 0.8% | 12.0% |
女性 | 1.9% | 7.0% | 9.5% | 13.3% |
年代別:在職期間(1日~半年未満)
1日 | 2日~1週間 | 1週間~1か月 | 1か月~半年 | |
20代 | 11.4% | 4.5% | 6.8% | 11.4% |
30代 | 1.9% | 7.4% | 7.4% | 20.3% |
40代 | 1.7% | 8.6% | 5.2% | 12.1% |
50代 | 3.6% | 7.1% | 5.4% | 14.3% |
60代 | 0.0% | 4.2% | 5.2% | 7.0% |
ここでオドロキだったのですが「20代の在職期間」です。
まず「たったの1日で辞める」人の割合が「11.4%」もいます。
「10人に1人」がたったの1日で辞めてしまうのです。
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A君(20代会社員)
「1週間未満で辞める」人の割合が「15.9%」。
「1か月未満で辞める」人の割合が「22.7%」とオドロキの数字となっています。
つまり「5人に1人」はたったの一か月で辞めてしまうのです。
Dr.キャリアアドバイザー
せっかく入社した会社の在籍期間がたったの半年にも満たないとなると、「その転職は大失敗」ですし、そもそも「あなたに転職が向いているのか?」という事も考え直さないとなりません。
ちなみに求人企業の人事は、みなさんの転職回数を気にします。
一概には言えませんが、それでも年代別での「許容される転職回数」は以下のような感じでしょう。
転職回数の許容範囲
20代 | 1回 |
30代 | 2回 |
40代 | 2回 |
Dr.キャリアアドバイザー
上図よりも転職回数が多い場合は、その回数に応じて採用担当者が納得する説明が必要になります。
A君(20代会社員)
このケースでは転職もやむを得ないのでしょうが、それでも一定数の転職回数を超えていると採用担当者としては簡単には納得しません。
「転職する前にちゃんと企業研究はしたのか?」「そもそも転職に関する考えが甘いのでは?」という事を連想し、採用担当者も慎重に採用の可否を判断します。
それはなぜか?
せっかく入社したとしても、「また同じように転職するのでは!?」と不安が過(よぎ)るからなのです。
みなさんの早期退職をした理由について
せっかく入社した会社をすぐに退職してしまったら、良い事などひとつもありません。
今まで転職活動に掛けた時間は無駄になりますし、転職回数も1回分余計に増えてしまいます。
しかも「たったの1日」で辞めてしまうなんて論外です。
この「たった1日」を含む短期間で辞めてしまう一番の理由は「ギャップ」です。
「入社前のイメージ」と「入社後の現実」に大きな乖離があったのでしょう。
早期退職の人の話しを聞くと、以下のような傾向にあるようです。
順位 | 早期退職の理由 |
---|---|
1位 | 社風 |
2位 | 体調不良 |
3位 | 入社前の話しと違う |
4位 | 人間関係 |
5位 | 本人事情 |
Dr.キャリアアドバイザー
社風が合わず早期退職
社員同士の雰囲気が悪く仕事に支障が出たため、このまま続けて続けていくことが難しいと思った。
前職との仕事の方針や進め方があまりに違うため、その方針が合わないため長期的な就業が難しいと感じた。
業務の中での疑問点を上司に聞いたところ、話し合いの中で逃げる ような発言をされ不信感につながった。
人員不足からなのか、上司からの指示や研修なども無く放置されていたため。
上司が会社の陰口を言うのを見てこの会社では働けないと思った。
Bさん
入社前の話しと違い早期退職
実際に入社すると仕事内容がほとんど違った。入社前の話しと大きく乖離していて、会社に対する不信感が大きくなった。
業界が違うので転職に不安でしたが、OJTや研修などが充実しているとのことで安心して入社しましたが、そのような制度がまったく無かったため。面接時の説明と 実態が大きく異なり、会社が信用できなくなったため。
始業時間が9時と聞いていたが、8時に出社が当たり前で8時を過ぎると遅刻扱い。しかも面接のときに聞いていた残業時間もまったく違って、勤務時間が朝早くから夜遅くまで続き、会社に対する不信と体力に自信が持てず退職を決意しました。
面接時に土日や祝日の勤務は無いと聞いていたのですが、実際には月2度の土曜日出社があった。土曜日は子供の面倒を私が見ているため、続けることが出来なかったため。
入社後、上司から数時間に渡り叱責、罵倒が繰り返された。私にも責任はあるのでしょうが、まだ入社間もないのに、このような上司の対応にはどうしても納得が出来なかったために退職しました。
わからないことを上司に質問しただけなのに、それに対して強い口調で注意をされた。入社してすぐから数週間もの間でそのような対応が続き、今後がより不安になったため。
A君(20代会社員)
*参照データ:自社調べ
せっかく入社した会社を辞めない転職活動とは
A君(20代会社員)
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Bさん
A君(20代会社員)
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A君(20代会社員)
早期退職をしないために、おすすめの転職活動の方法が2つあります。
転職エージェントが良い理由
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントを利用するメリットは、「転職エージェントは求人企業の事を熟知している」からです。
熟知する方法その1
とくに大手の転職エージェントでは、各求人企業に何人もの求職者を転職支援した実績が多数あります。
そして転職支援をした求職者から「入社後の仕事内容」や「会社の雰囲気」などをヒアリングする事により、各々の求人企業のリアルな実態を把握しているのです。
熟知する方法その2
また、転職エージェントのキャリアアドバイザーは毎日たくさんの求職者と面談を行っています。
面談ではキャリアアドバイザーから求職者に対して退職(したい)理由を詳しくヒアリングします。
キャリアアドバイザーは退職理由を正確に把握する事で、「どの求人企業を紹介するのか」「面接時での退職理由の説明の仕方、または志望動機の話し方」などをイメージして行き、転職支援につなげて行くのです。
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Dr.キャリアアドバイザー
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