A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
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A君(20代会社員)
多くの人が初めて聞くと思われる「転職エージェントによる年収交渉」。
これはみなさんが転職先企業に入社する前、正確に言うと内定を承諾する前に、転職エージェントが求人企業に対して年収交渉をする事なのです。
年収交渉と聞くと、どこかプロ野球選手の年俸交渉みたいですよね。
意外に思われたと思いますが、転職エージェントはこのような「年収交渉」まで行っているのです。
それでは「転職エージェントによる年収交渉」について詳しくその内容について紹介して行きましょう。
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転職エージェントへの年収交渉
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
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みなさんが年収交渉すると失敗します
Dr.キャリアアドバイザー
それでもみなさんご自身が求人企業に対して年収交渉をしたとしても、なかなかうまく行かないようです。
うまく行かない理由としては、年収交渉のタイミングが大きく関係しているようです。
年収交渉のタイミングは求人企業からの内定提示前に行うのですが、ほとんどの人は内定が欲しいあまりに「すべて御社規定に従います。」と言いがちで、交渉を一切していないのです。
つまり求人企業の規定に従う人がほとんどで、その結果希望年収に届かないでも仕方なく転職している人も多いのです。
A君(20代会社員)
転職先を決める時には、やはり年収はとても重要ですよね。
みなさんが年収に納得したうえで内定を承諾するためにも、やはり転職エージェントをご利用することが良いのでしょうね。
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントを利用すべき理由について
求人企業と年収交渉をする場合、みなさん自身で行うのではなく、転職エージェントにお願いした方が良いでしょう。
その理由について説明します。
転職エージェントに任せた方が良い理由
②どの会社で年収交渉が可能なのかを熟知している
③各求人企業ごとに、どの位の幅(金額)で年収交渉が出来るか熟知している
④みなさんの市場価値(=年収)を客観的に評価して、「市場価値+α」で年収交渉をしてくれる
①については、おそらくみなさんが求人企業に直接年収交渉を行ったとしても、内定が欲しいので忖度してしまう可能性が高いはずです。
また直接年収交渉をする求職者はほとんど見当たらないため、求人企業から「お金で転職先を決めている」とマイナスのイメージを持たれる可能性もあります。
②については、どの会社で年収交渉が可能なのかがまったく分からないはずですし、③の「交渉可能な金額の幅」についても想像がつかないと思います。
上記のような理由から、やはり転職支援のプロである転職エージェントに年収交渉を任せた方が良いでしょう。
転職エージェントの交渉で年収は上がる?
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントが求人企業に対して年収交渉をする時、一番有効な方法と言われているのが「他社からも内定が出ているのですが、そちらはもっと高い年収をオファーしているようです!」といった別の求人企業との比較です。
これはもちろんウソはいけませんが、たとえば以下のような交渉になります。
「もう一社内定が出ている会社があり、どうしても〇〇さんを欲しがっています。〇〇さんとしては、御社が第一希望ですので、〇〇〇万円頂ければ御社に決めると言っているのですが。」
Dr.キャリアアドバイザー
このように「他社も検討している」といった話しを聞いた採用担当者(=人事採用担当)はかなり焦るはずです。
面接に同席した現場の責任者は「この人材ならぜひ欲しい!」という事で内定を出していますので、どうしても欲しい人材であることは間違いありません。
そして事情(転職市場の人材の獲り合い)がよく分からない現場責任者としては、内定を出したので数か月後には必ずその方は入社するものと考えがちなのです。
現場は人手不足ですぐにでも人員補充をしてもらいたいですし、内定辞退など毛頭考えていません。
このような現場責任者の期待に反して内定辞退となると、採用担当者のメンツが丸つぶれになってしまうのです。
だれもが年収交渉を出来るの?
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
年収交渉について
大企業(老舗企業) | ✕ |
ベンチャー企業 | 〇 |
管理職 | 〇 |
非管理職 | ✕ |
市場ニースの強い人材 | 〇 |
特徴があまり無い人材 | ✕ |
あくまで傾向ですが、上記のような傾向にあると思います。
非管理職であっても市場で人気のエンジニアの場合などは年収交渉の機会が多くありました。
年収交渉はいつするの?
それでは年収交渉はいつのタイミングでするものなのでしょうか?
これも元大手転職エージェントに勤務していた経験からお話しをします。
ズバリ圧倒的に多いのは「内定が出た後」です。
Dr.キャリアアドバイザー
なぜ内定が出た後なのでしょうか
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
また内定が出た後の方が交渉がし易いという事があります。
先ほど申した通り「内定が出た=欲しい人材」ですので、多少無理をしてでも企業はその人材を獲りに行きますので内定交渉に応じてくれるケースが多いのです。
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
求人企業の本音も重要
求人企業の本音で、以下のようなパターンがあります。
「何人かの内定候補者がいて、最後の最後まで誰に内定を出すか迷った。」というケースです。
このような時は、求人企業は各転職エージェント経由で各候補者の希望年収(この金額なら内定承諾する)を確認します。
これは内定を出した後に「年収に満足出来ないので、内定を承諾しないつもりです。」といったケースを避けるためです。
年収が理由で内定を承諾しなかった場合、求人企業は「給与に不満なら、最初から内定候補者にしなかったよ!」と、転職エージェントにクレームを入れてきます。
その転職エージェントは「求職者の希望年収をグリップしていなかった!」と烙印を押され、求人企業からの信用がガタ落ちになってしまうのです。
求人企業は転職エージェントに対して、「当然の事として」以下の求職者情報を把握している事を求めるのです。
②求職者の希望勤務地
③求職者の(本音の)転職・退職理由
このような求人企業からのニーズがあるため、転職エージェントは求職者の希望年収について確認を行うのです。
内定後の年収交渉ステップ
それでは内定後の年収交渉の流れについて説明して行きましょう。
以上が大まかな内定後の年収交渉の流れになります。
年収交渉をお願いするならこの転職エージェント
年収交渉が個人で行うのが難しいのと同じで、転職エージェントにとっても年収交渉にはテクニックが求められます。
そうするとみなさんが転職エージェントに年収交渉をお願いしたいとなると、年収交渉を何度も行った経験・実績がある転職エージェントを選びたいところです。
年収交渉が上手な転職エージェントは、以下に該当する転職エージェントから選ぶようにしてください。
②転職支援実績が多いのは、大手の転職エージェントになる。
③大手の転職エージェントに複数登録して、各キャリアアドバイザーに年収交渉の実績等について確認する。
Dr.キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
メリット
②転職支援実績数もナンバー1。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 120,000件 |
非公開求人数 | 160,000件 |
拠点数 | 15か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
リクルートエージェントは、転職エージェントサービスの中でも最大手の総合型転職エージェントです。
公開求人だけでなく、豊富な非公開求人や有名企業の求人案件、幅広い業種・職種が充実しているのが特徴です。
最初に登録を検討すべき転職エージェントサービスというのは間違いありません。
dodaエージェントサービス
メリット
②求人案件は、東京都内を含む大都市だけでなく地方の求人案件も豊富に保有。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 100,000件 |
非公開求人数 | 40,000件 |
拠点数 | 12か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
dodaは転職サイトとエージェントサービスの両方が最大手クラスのサービスです。
求人保有数も豊富で約10万件の求人数は業界2位となっています。
JACリクルートメント
メリット
②年収600万円以上、30代・40代の転職支援が得意。
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代後半・40代 |
公開求人数 | 15,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 9か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
ロンドン発祥の日系転職エージェントであり、そのため外資系企業や国内の海外進出企業の求人案件を豊富に保有している。
また、リクルートエージェントやdodaエージェントとの大きな違いは「対象年齢が30代後半~40代」と、2社に比べて高い年齢層を得意としている点です。
パソナキャリア
メリット
②顧客満足度を追求するクレド経営を実践。
③オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」で第1位を獲得。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代・40代 |
公開求人数 | 35,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 7か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
人材派遣のリーディングカンパニーとして数多くの求人企業との密接な関係をもとに、女性向けやハイクラス向けの良質な非公開求人が多数揃っているのが特徴です。
またキャリアアドバイザーが親切・丁寧と評判で、「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」等のサービスに注力しています。
マイナビエージェント
メリット
②メディカル系職種の転職サポートが充実している。
デメリット
②20代以外の転職支援はあまり得意ではない。
特徴
対象年齢 | 20代中~後半 |
公開求人数 | 25,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 10か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得するなど、若手層への転職支援を得意としています。
またキャリアアドバイザーの対応が親身で丁寧と評判ですので、はじめて転職活動をする人におすすめの転職エージェントです。
まとめ 年収交渉ではここに気を付ける
いかがでしたでしょうか?
そもそも「年収交渉」という言葉を知らなかった人にとっては、オドロキだったのではないでしょうか。
そして年収交渉はすべての人がすべての会社に対して出来るものでは無い事もご理解頂けたことでしょう。
そのような点からすると年収交渉は、経験豊富な転職エージェントにお願いした方が良いでしょう。
ここであらためて年収交渉をスムーズに進めるコツをまとめておきましょう。
年収交渉のポイント
②みなさん個人で年収交渉はしない方がベター
③「誰もが」「どの会社でも」出来るものでは無い
④年収交渉は内定が出た後