①はじめての転職では、転職エージェントを利用しましょう。
②転職エージェントのサービスを理解しましょう。
③医師のみなさんの転職理由とは?
④医師におすすめの転職エージェントはここです。
「えっ、医師って転職するのですか?」
一般の人からすると「医師が転職すること」に対して、このようなイメージをお持ちみたいですね。
ある会社員の人は次のように話していました。
「医師が転職するのですか?転職って、私たちのような会社勤めの人がするものですよね?」
Dr.転職アドバイザー
この割合についてはオドロキの数値かもしれません。
一方、医師と会社員ではその「転職方法に大きな違い」があります。
一般の会社員の転職では、転職サイトを利用をする人が最も多いのですが、医師の転職では「知り合いからの紹介」がダントツ1位になっています。
そして、医師の主な転職活動の方法は以下の2通りです。
医師の転職方法
2位 転職エージェントを利用しての転職
医師の転職は、ほぼこの2パターンのようです。
それではここでは、はじめて転職をする医師のための「転職エージェントの選び方」について紹介します。
目次
はじめての転職では転職エージェントを利用しましょう
Dr.転職アドバイザー
医師の就職活動(初期研修病院選び)
本番の就職試験(医学生の場合はマッチングと呼びます)の前までに、「病院見学」「面接試験」はありますが、これだけでは就職先の初期研修病院は決まりません。
ふつうの就活生とはその活動方法が違うので、つまり本格的な就職・転職活動の経験が無いのです。
そうするといざ転職活動を始めても、「履歴書の書き方が分からない」「面接での受け答えが分からない」といった事が起きる可能性があるのです。
「はじめての転職で転職活動の進め方が分からない」
「忙しくて転職活動の準備が出来ない」
このような医師におすすめなのが転職エージェントのサービスなのです。
転職エージェントのサービスについて
それでは転職エージェントのサービスとはどのようなものなのでしょうか。
ここでは簡単にそのサービスの特徴を記します
②専任のキャリアアドバイザーが転職活動全般をサポートします。
③転職マーケットに詳しいキャリアアドバイザーから色々な転職事例を教えてもらえます。
④みなさんの希望に合わせて、多数の求人からおすすめ案件を紹介します。
⑤履歴書の作成方法、面接の方法についてのレクチャーをします。
⑥わずらわしい手続き(求人検索、書類応募、面接の日程調整など)を代行します。
Dr.転職アドバイザー
転職エージェントと転職サイトの違いについても説明しておきます。
転職サイトを利用して転職活動をする場合は、「最初から最後まですべての事をしなければならない」となります。
一方の転職エージェントを利用して転職活動をする場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの二人三脚の活動となります。
転職サイトと転職エージェントの違いについて
サービス | サイト | エージェント |
---|---|---|
転職相談 | × | 〇 |
求人の紹介 | × | 〇 |
求人数 | 〇 | 〇 |
非公開求人 | × | 〇 |
スカウトサービス | 〇 | × |
転職コンテンツ | 〇 | 〇 |
模擬面接 | × | 〇 |
履歴書の添削 | × | 〇 |
面談日程の調整 | × | 〇 |
企業のリアル情報 | △ | 〇 |
スケジュール管理 | △ | 〇 |
医師の転職理由について
それでは先ずは医師の主な転職理由について見てみましょう。
【医師の転職理由】
2位 家庭の事情のため
3位 多忙のため
その他にも以下のようなコメントがありました。
医師の転職理由の第1位は「収入に対する不満」ですが、勤務先やそのほかの条件等で転職したくなる理由も違っています。
Dr.転職アドバイザー
このようなみなさんの様々な状況に対しても、転職エージェントなら豊富な転職支援実績がありますので、みなさんの転職活動に適格なアドバイスをしてくれることでしょう。
ちなみに参考として、ケース別にみる医師の転職理由も紹介しておきましょう。
大学病院勤務の場合
30代~男性(内科系)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 内科系 |
②師事をしていた役職クラスの医師や先輩が退職をしてしまったため。
③専門医等の資格を入手したため。
④主任教授・教授が退官・転職・新規拝命をされたため。(←研究・臨床方針が大きく変動)
⑤新病院になるため。
⑥もっと高額な年収を取得したいため。
⑦新しい手技を学びたいため。
⑧医局という独特な文化に耐えられなくなったため。
⑨勤務がハードなため。
医局を退局して転職。
①勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
②上下関係の厳しくない医療機関へ転職。
③自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
④開業を意識できる医療機関へ転職。
30代~男性(外科系)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 外科系 |
②師事をしていた役職クラスの医師や先輩が退職をしてしまったため。
③専門医等の資格を入手したため。
④主任教授・教授が退官・転職・新規拝命をされたため。(←研究・臨床方針が大きく変動)
⑤新病院になるため。
⑥もっと高額な年収を取得したいため。
⑦新しい手技を学びたいため。
⑧医局という独特な文化に耐えられなくなったため。
⑨勤務がハードなため。
医局を退局して転職。
①症例数・オペ件数が多い施設へ転職。
②最新の医療機器・オペ環境が整っているところへ転職。
③勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
④上下関係の厳しくない医療機関へ転職。
⑤自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
40代後半~男性(全科目)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 40代後半~ |
診療科目 | 全科目 |
②勤務条件の向上を図るため。
③勤務がハードなため
④開業
タイトルを持てる医療機関へ医局を退局をして転職。
30代~女性(全科目)の場合
性別 | 女性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 全科目 |
②師事をしていた役職クラスの医師や先輩が退職をしてしまったため。
③専門医等の資格を入手したため。
④主任教授・教授が退官・転職・新規拝命をされたため。←研究・臨床方針が大きく変動。
⑤新病院になるため。
⑥もっと高額な年収を取得したいため。
⑦新しい手技を学びたいため。
⑧医局という独特な文化に耐えられなくなったため。
⑨勤務がハードなため。
①転科をする(例:外科系→内科系、麻酔科→健診・人間ドック)。
②勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
③上下関係の厳しくない医療機関へ転職。
④自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
⑤開業を意識できる医療機関へ転職。
50代~(全科目)の場合
性別 | ー |
年齢 | 50代~ |
診療科目 | 全科目 |
②勤務条件の向上を図るため。
③体力の問題
④定年退職
医局を退局して転職。
①勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
②自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
③ゆったりめのお仕事へキャリアチェンジ。
2次救急病院勤務の場合
30代~男性(内科系)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 内科系 |
②勤務条件の向上を図るため。
③人間関係の悪化のため。
④新しい手技を行なっている病院で働きたいため。
⑤新体制(管理職の転職・新築移転)を受け入れられないため。
⑥開業ということを考え始めたため。
⑦転科したいため。
①症例数・オペ件数が多い施設へ転職。
②最新の医療機器整っているところへ転職。
③勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
④自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
⑤他科の医師と連携できる環境へ転職。
⑥転科できる医療機関へ転職。
30代~男性(外科系)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 外科系 |
②専門医等の資格を取得したいため。
③勤務条件の向上を図るため。
④人間関係の悪化のため。
⑤新しい医療機器や手技を行なっている病院で働きたいため。
⑥麻酔科医師が在籍している、他科と連携できる病院で働きたいため。
⑦新体制(管理職の転職・新築移転)を受け入れられないため。
①症例数・オペ件数が多い施設へ転職。
②最新の医療機器・オペ環境が整っているところへ転職。
③勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
④上下関係の厳しくない医療機関へ転職。
⑤自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
⑥他科の医師と連携できる環境へ転職。
40代後半~男性(全科目)の場合
性別 | 男性 |
年齢 | 40代後半~ |
診療科目 | 全科目 |
②勤務条件の向上を図るため。
③体力の問題。
④定年退職。
役職のポストがあるところへ転職。
30代~女性(全科目)の場合
性別 | 女性 |
年齢 | 30代前半~ |
診療科目 | 全科目 |
②専門医等の資格を取得したいため。
③人間関係の悪化のため。
④新しい手技を行なっている病院で働きたいため。
⑤新体制(管理職の転職・新築移転)を受け入れられないため。
⑥勤務条件の向上を図るため。
⑦転科したいため。
①症例数・オペ件数が多い施設へ転職。
②最新の医療機器整っているところへ転職。
③勤務条件が整っている環境に転職(条件緩和・年収UP)。
④自分の興味を持つテーマの医療を行なっている医師・医療機関の下へ転職。
⑤他科の医師と連携できる環境へ転職。
⑥転科できる医療機関へ転職。
⑦育児しながらの勤務を理解して下る医療機関へ転職。
クリニック勤務の場合
全年齢性別問わずの場合
性別 | ー |
年齢 | ー |
診療科目 | ー |
②勤務条件の向上を図るため。
③ゆったりめの仕事がしたいため。
④業務内容を変更するため。
⑤自身で開業するため
穏やかな勤務条件・環境の施設へ転職。
Dr.転職アドバイザー
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Dr.転職アドバイザー
転職エージェント利用のメリットを解説
豊富な求人案件を保有
転職エージェントを利用すると豊富な求人案件から、みなさんの希望に沿った求人案件を紹介してもらえます。
当然ですが転職エージェントはその求人案件の特徴を熟知していますので、面接の前に聞きたい事をキャリアアドバイザーに確認出来ます。
職場に対しての希望をはじめ、年収等の待遇面も遠慮なく転職エージェントに申し出てください。
医師のみなさんは「希望を伝えるだけ」で、あとはキャリアアドバイザーが動いてくれますので、忙しい先生方にとってはもってこいのサービスといえるでしょう。
応募書類の添削をしてもらえる
医師のみなさんだけでなく一般の会社員でも転職活動をしないかぎり、「履歴書」を書くという機会もあまり無いと思います。
はじめて転職活動をする方は、この応募書類である「履歴書」や「職務経歴書」等の記入方法が分からず「自己流」で記入してしまう事があります。
この「自己流」での書類作成は、採用担当者が知りたい・聞きたい情報が明記されていない事も多く、結局面接にも影響を及ぼし相互理解が深まらないケースもあります。
履歴書等の応募書類については、「読みやすい」「分かりやすい」といった王道の記入方法があるのです。
この「王道」に沿った明記の仕方を知り尽くしているのが転職エージェントなのです。
また転職エージェントは求人企業の医療機関や企業の採用担当者が「どんな医師を欲しがっているか」を熟知しています。
それにより医師のみなさんの経験を求人ニーズに併せて可視化し、採用担当者の知りたい情報に合わせて面接をすることが可能になるのです。
面接の日程調整をしてもらえる
転職活動をする上で、かなり面倒で大変なのが「面接の日程調整」です。
この面接日程の調整が大変なのは、やはり医師であろうと会社員であろうと同じです。
一般の会社員もこの「面接日程の調整」に一苦労しているのです。
そこで大変助かるのが、転職エージェントのキャリアアドバイザーが仲介して面接日時のスケジュール調整をしてくれることなのです。
しかもキャリアアドバイザーが代行してくれるのは「面接日程のスケジュール調整」だけではありません。
履歴書などの書類応募もキャリアアドバイザーが代行してくれるのです。
「書類応募」も「面接日程の調整」も行ってくれるキャリアアドバイザーは、いわゆる医師のみなさんの「転職活動の秘書」のような動きもしてくれるのです。
「秘書」でありながら「コンサルタント」でもあるキャリアアドバイザー。 やはり転職エージェントを利用しての転職活動をおすすめします。
年収などの条件について交渉をしてもらえる
この「年収や待遇」についての交渉は、多くの人にとって転職エージェントにお願いしたいポイントになるのではないでしょうか。
年収交渉については、なかなかみなさんご自身から切り出しにくいものと思います。
ここはやはり交渉のプロでもあるキャリアアドバイザーを頼りにしたいところです。
年収交渉というのはなかなか切り出しにくいものですし、年収交渉にはテクニックが必要です。
医師のみなさまの経歴や能力をしっかり医療機関側にアピールして、より高い年収額を引き出す交渉としてくれるはずです。
医師におすすめの転職エージェント
Dr.転職アドバイザー
エムスリーキャリアエージェント
2) 医師利用者数が年間1万人以上
3) 医師の登録会員27万人以上
4) 医師登録数は7年連続No.1
5) 医療機関に精通したコンサルタント多数
民間医局
2)常勤・非常勤・スポットの求人が充実
3)女性医師の成約実績多数
Dr.転職アドバイザー
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2) 好条件・高待遇の非公開求人
3) リクルートグループの信頼と実績
4) 30年来の転職支援の実績
マイナビドクター
2) 常勤の求人案件を中心に保有
3) マイナビグループとしての信頼と実績
スポット・非常勤の求人をお探しの時
MRT
2) 24時間365日での対応
3) スポット・アルバイトの求人に強み
4) アルバイト案件はリアルタイムでの更新
Dr.転職アドバイザー
一般企業の求人案件をお探しの時
リクルートエージェント
一般企業を希望するなら、医師専門ではなく、総合転職の大手転職サイト、リクルートエージェントをおすすめします。
2. 登録数が圧倒的ナンバー1
3. 転職支援実績が圧倒的ナンバー1
医師の転職Q&A
Dr.転職アドバイザー
転職エージェントとは、そもそもどのようなサービスですか?
転職エージェントのサービスとは、簡潔に言いますとキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を行います。書類の応募や面接スケジュールの調整、または年収などの条件交渉をキャリアアドバイザーが代行してくてれる、忙しい医師に適したサービスと言えるでしょう。
サービスが無料と言うのは本当ですか?
サービスは無料です。転職エージェントのビジネスモデルは、医師のみなさんが転職決定した時、年収の30%程度を求人企業が支払われます。つまり医師のみなさんには、一切課金がされません。
個人情報の取り扱いが心配なのですが。
みなさんからの許諾なく、医療機関へみなさんの個人情報を公開することは一切ございません。
転職エージェントへは、何社登録してとは、そもそもどのようなサービスですか?
何社に登録しても問題ありません。しかし理想は2社程度と思います。あまり多くの転職エージェントを利用しようとしても、実際に転職活動がスタートすると、その管理がかなり大変になりからです。
非公開求人とはいったい何ですか?
非公開求人とは、ウェブサイトからは検索が出来ない求人案件です。転職エージェントはこのような非公開求人を一定割合で保有しています。
キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントは何が違うのでしょう?
キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントは、呼称が違うだけで同じ意味です。医師のみなさんの転職活動をサポートする人たちの事です。ちなみに各社呼び方が違い、エムスリーキャリアエージェントは「コンサルタント」、民間医局は「エージェント」、リクルートドクターズキャリアは「キャリアアドバイザー」、マイナビドクターは「キャリアパートナー」と呼んでいます。
まとめ 医師の転職には転職エージェントです
2016年末における全国の「医師の人数」は319,480人。
男性が251,987人、女性67,493 人となっていました。
そしてこのうち「約30%」の医師が転職を経験したと言われています。
約30万人強の医師の約3割ですので、実に約10万人前後の医師が転職をしているのです。
一方、現在エリアによって深刻な医師不足が問題になっています。
医師のみなさまが多くの求人情報を知る事が、この深刻な医師不足の解消に一役担えるものと考えています。
Dr.転職アドバイザー