トラベルナース。
アメリカで始まったこの「看護師さんの新しい働き方」が、少しづつ日本でも利用されるようになって来ました。
トラベルナースとは、今住んでいる場所から、遠方のリゾートや大都市に一時的に転居をして勤務をする制度で、看護師さん不足を解消するために始まりました。
アメリカでは、「Travel Nursing」と呼ばれていて、すでに25年以上もの実績があり、50万人以上の看護師が「トラベルナース」として勤務しています。
ここでは、とても魅力的な働き方の「トラベルナース」について、その特徴のすべてについて紹介します。
参照サイト:Travel Nursing.org
トラベルナースに転職
現場の看護師さんに対して、現在の職場での悩みについてアンケートを実施したところ、以下のような回答となりました。
看護師の悩みとは
2位 仕事量の多さや内容
3位 給与などの労働条件
4位 長時間労働や休日について
上記4点が回答結果の大きな割合となっていました。やはり!といった結果ではありますよね。
トラベルナースとして働けば、「人間関係に悩まされない」「高給与」「休日もエンジョイ出来る」といったみなさんのストレスを解消する条件がたくさんありますので、この新しい働き方が人気になっているのでしょうね。
職場に求めたいことは
さまざまな悩みを抱えている看護師さん。
それでは、悩みを持つ看護師さんが、職場に求めたい事とは何なのでしょうか?
ここで転職にする調査を引用してみましょう。アンケートで「転職する時に重要視するポイントは何ですか?」といったアンケートを実施しました。回答結果は以下のとおりです。
転職で重視するポイント
2位 休日・休暇
3位 勤務時間
4位 勤務地や通勤距離など
5位 職場の雰囲気や人間関係など
結果を見てみますと、順位の違いはありますが、「今の悩み」と「職場に求めること」が類似していますよね。
それでは、これらの悩みを解決するにはどうしたら良いのでしょう。
トラベルナースがおススメです
こんな悩みは無くなります
おすすめしたいのが「トラベルナース」として働くこと。常勤勤務とはいろいろな条件が異なってきますが、以下のようなメリットもあるのです。
人間関係について
人間関係については、肩の力を抜いて考えられるではないでしょうか。
トラベルナースはあくまで期間限定で働けるので、万が一人間関係に悩むようなことがあれば契約期間終了と同時にその職場を離れても不自然ではありませんから。
給与などの労働条件
給与については、高くなります。
長短所あるかもしれませんが、ボーナスがない代わりに、月収・時給が高額となります。
長時間労働や休日について
長時間労働や休日についても悩みは解消されることでしょう。
たとえば残業について。残業はほとんどありませんし、もしあったとしても残業代はしっかりともらえるので、納得の働き方が出来るのではないでしょうか。
アメリカではこんな価値観で働いています
アメリカのトラベルナース専門サイトでのアンケートで、「なぜトラベルナースとして働くのですか?」という質問がありましたのでご紹介します。
こちらはあくまでアメリカで働く看護師さんを対象にしたアンケートになります。
2位 お金を稼ぐため 25%
3位 新たな出会い 17%
4位 いつか住みたい街の下調べ 14%
5位 新たなスキルを身につけるため 8%
6位 その他 3%
1位は31%の方が「違う場所で働きたい」と回答していました。
たしかに憧れの場所で働けたら最高ですよね。
ちなみに看護師向け転職サイトのナースパワーでは、「沖縄」や「北海道」といった観光地として人気エリアの求人特集が人気のようです。
離島やリゾートで働く看護師さんを「離島ナース」や「リゾートナース」と呼びますが、都心で働く看護師さんにとっては、このようなエリアは魅力に思えるのでしょうね。
トラベルナースについて良い評判や口コミ
空気と食べ物がサイコーでした!
憧れだった都内での勤務
旅行好きの私にピッタリです
新しい環境で自分を試してみたい!
すごく良さそうな予感です
トラベルナースについて悪い評判や口コミ
思っていたイメージとは違いました。
人間関係に悩んで選んだはずだったのに
不満というもので無いですが。
長く考えてどうなんでしょうか?
トラベルナースのメリット
トラベルナースのメリットについてまとめてみましょう。
なんといってもメリットは
でしょう。
ちなみにアメリカの場合、通常のフルタイムよりも収入が割高(週給2000ドル以上が普通)になったり、住居はト家具付きアパートが用意されていることが一般的だそうです。
メリット1 好きな場所で
現役看護師さんの悩みの第1位は「人間関係」。
その課題を解決するためにもトラベルナースはベストな働き方かもしれません。
・短期間での就業となるので、職場にありがちな人間関係に悩む事が少ない
メリット2 新しい職場で
「長時間労働や休日について」について不満に思う看護師さんについては、残業も限られている職場は魅力的ですよね。
しかも、自分が興味のあったエリアで働けたら、休みの過ごし方も充実することでしょう。
・休みもしっかり取れるので、休日もエンジョイ出来ます
メリット3 高額を稼げる
これは看護師さんだけの話しではありませんが、多くの働く人たちは「給与」に対する不満が多い傾向にあります。
トラベルナースは高額の給与を頂けるので、このような不満も解消するのではないでしょうか。
・引越しにかかる費用や生活に必要な資金を負担してくれる場合がある
メリットのまとめ
Dr.転職アドバイザー
それではもう一度まとめてみましょう。
・ 好きな場所で働ける
・ 契約の合間に長期連休が取れる
・ 残業がほとんど無い
トラベルナースのデメリット
デメリット1 最初は大変
新しい職場だと覚えることが多くて大変のようです。
結局のところ、人によっては新しい職場での人間関係をゼロから築くことをストレスに思う方も多く、業務内容そのものよりも人間関係に慣れることの方が大変という声も上がっています。
デメリット2 次の職場探し
トラベルナースの働き方は期限が決まっています。
そのまま延長して働くケースもあるようですが、契約満了の場合にはまた新たな就業先を見つけなければなりません。
すぐに次の職場が見つかれば良いですが、スムーズに進まないことも考慮して、少し蓄えも必要になるでしょう。
そのような点に不安を持つ方もいらっしゃいます。
デメリット3 将来性について
トラベルナースの働き方は、キャリアアップが難しいとも言われています。
短期間での契約となりますので、長期でキャリアを考えて、将来的に主任や師長などを目指したいと思う人には不向きな制度とも言えます。
おすすめの看護師転職サービス
それではトラベルナースとしての働き方に興味を持った方に、おすすめの看護師転職サービスを紹介しましょう。
ナースパワー
②保有求人件数は40,000件
③全国に15支店を展開
④最大の特徴はトラベルナースを得意としている
ナースパワーは、熊本が本社の転職エージェントで「トラベルナース」の転職支援実績では業界ナンバー1の会社です。
マイナビ看護師
②全国に拠点を展開
③人材サービス大手のマイナビが運営する転職サービス
④キャリアアドバイザーの対応が親切・丁寧と評判
マイナビ看護師も、ナースパワーに続いて早い段階からトラベルナースの転職支援を強化しています。
オリコン社による看護師転職満足度調査について
毎年のオリコン社が「転職エージェントランキング」「人材派遣会社ランキング」などの顧客満足度を調査するのですが、その中でナースパワーが見事に「看護師転職ランキング」部門で第1位に選ばれました。
ナースパワーは、中規模の会社すが、大手の「ナース人材バンク(エス・エム・エス・キャリア)」 「看護のお仕事!(レバレジーズ)」「看護roo!(クイック)」などを抜いて見事満足度ナンバー1に輝きました。
評価項目は、「利用のしやすさ」「担当者の対応」「紹介案件」「紹介案件の質」「交渉力」の5項目で評価されます。
その中でナースパワーはナントすべての項目で第1位に選ばれ、総合満足度で第1位となったのですからオドロキです。
トラベルナースとして働きたい看護師さんにはナースパワーは強くお勧め出来ます。
Q&A!もっと知りたいトラベルナースについて
Q) どこに相談すれば良いのでしょう?
A) 転職エージェントの中にはトラベルナースに注力している会社が何社もあります。
本ページで代表的な転職エージェントを紹介していますので、そちらをご参照ください。
Q) アルバイトという事ですか?
A) 雇用形態につきましては、期限付きの契約社員となります。
Q) 期間を延長して勤務することはできますか?
A) 各々の病院によって規定は違いますが、多くの病院が期間延長を歓迎するようです
Q) 契約が終了すると、その後みなさんどうするのですか?
A) 期間が満了になりますと、じつに45%の方はその後更新を希望されるようです。
トラベルナースとしての働き方の人気ぶりが分かりますよね。
続いて35%の方が、またトラベルナースとして次の就業先を探すそうです。
そして20%の方は「旅行」や「短期留学」に出かけたり、または他の施設に転職をしたりするようです。
Q) 住む場所については、自分で探すものですか?
A) 部屋探しのために、事前に現地に行く必要はありません。
住居などの手配はすべて用意されますのでご安心を!
Q) 引っ越しの時、生活用品は何を持っていけばいいですか?
A) テレビ・冷蔵庫・洗濯機など生活家電一式が完備されているケースが多いようです。
Q) 遠隔地での就業希望なのですが、面接は現地に行けば良いのですか?
A) 施設にもよりますが、多くは電話での面接を行いますので、わざわざ現地まで行く必要ありません。
Q) 経験が少ないのですが応募出来ますか?
A) だいたい臨床経験が1~2年あれば、応募は可能です。
Q) ツアーナースとはトラベルナースのことですか?
A) ツアーナースとはトラベルナースとは内容がまったく異なります。
ツアーナースのお仕事は、学生の修学旅行や社会人の旅行や研修に帯同して、学生さんや会社員の方が怪我や病気になった場合に応急で対処をする仕事です。
看護師さんのリアルな職場環境について
看護師不足が叫ばれています
2025年には、看護師さんの需要が196万~206万人と言われています。
年間平均3万人程度で就業数は増えているのですが、このペースですと
ことが心配されています。
職場で嫌がらせをされたことがありますか
今後も看護師さんに対するニーズは増え続けるのでしょうが、それでは今の職場には満足しているのでしょうか。
現役看護師さんに対して、「ハラスメントを受けたことがある?」との質問をしたところ、結果は以下の通りでした。
2位 受けたことはない
3位 ハラスメントを見たことがある
なんと1位が「受けたことがある」となっていて、
とオドロキの回答となっていました。
Dr.転職アドバイザー
これからも長く同じ職場ではたらくには
それでは、看護師さんが同じ職場で長く働くためにはどのような条件や環境が必要なのでしょう。
回答は以下の通りとなりました。
2位 給与などの待遇
3位 休みがしっかりと取れる
その他には「長時間労働をしない」や「育児支援」などもランクインしていました。
Dr.転職アドバイザー
看護師さんの勤務体系と休日について
病院で働く看護師さんは、毎月シフトを組んで勤務日程を決めています。
通常、日勤・夜勤の両方で勤務に入るため、非常に不規則な生活になりがちです。
それゆえに休日はとても大事ですし、転職活動をする時に「休日」について強く意識するのでしょう。
3交代勤務の場合
一般的に「日勤・準夜勤・深夜勤」の3つの時間帯による交代勤務で、日勤が8:00~16:45、準夜勤が16:00~24:45、深夜勤が24:00~8:45といった病院が多いようです。
それぞれ途中に45分ほどの休憩を入れなて、実働が8時間となります。
2交代制勤務の場合
2交代制勤務は日勤と夜勤の2つに勤務時間を分けることになります。
しかしその勤務の時間帯は病院によって異なります。
たとえば日勤が8:00~20:30、夜勤が20:00~8:30のように12時間ずつで交代している例が多いようです。
Dr.転職アドバイザー
有給休暇の取得状況について
この質問に対する結果はじつにオドロキの結果となりました。
じつに
と返答しているのです。
Dr.転職アドバイザー
結論、やっぱりトラベルナースは悪くない
トラベルナースについてのメリット・デメリットを紹介してきました。
やはり良い面ばかり見て転職しても、あとで思いも寄らない事があったりしたら後悔してしまいますよね。
しかし、結論ここで分かって来たことは、
という事です。
Dr.転職アドバイザー
しかしこのような働き方が合っている方もいるでしょうし、何の不自然さも感じません。
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