リファラル採用と転職エージェントの併用こそが転職成功への近道なのです。

ブラック企業を選んではダメ

Aさん(20代)

友人から「うちの会社に転職しない?」と誘われました。

信頼できる友人なのですが、こんな感じで転職してしまって良いのでしょうか?

 

リファラル採用。

 

一般の方にはあまり聞き慣れない言葉でしょう。

 

リファラル採用とは、いわゆる「知り合い」や「縁故」で会社に入社・転職してもらう事を言います。

 

このような書き方をすると、ひょっとしたらちょっとイメージが悪いかもしれませんね。

 

しかし、じつはリファラル採用にはみなさんにとっても、求人企業にとってもすごくメリットがあるのです。

 

リファラル採用と、そして転職エージェントでの転職活動をおすすめする理由を紹介します。

 

リファラル採用とは

それでは、まずあらためて「リファラル採用とは」を簡単に説明します。

 

先にも書きましたが、「リファラル採用」とは求人企業が人材を募集する際に、自社の社員が知人や友人を推薦して選考試験を受けてもらうことを指します。

 

簡単に言いますと、

 

知り合いの会社に転職する

 

といったイメージです。

 

じつはこのリファラル採用。

 

求職者のみなさんにとって、そして求人企業にとってもとてもメリットがあるのです。

 

それでは簡単に説明していきます。

 

求職者にとってのメリットとは

求職者のメリットとして一番大きいのは

事前にリアルな会社情報を得られる

ことでしょう。

 

友人・知人の勤める会社ですから、いくらでも事前にリアル情報をゲット出来るのです。

 

転職サイトにはある意味、本当の情報は書いていません。

 

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、少なくともその会社の「悪い事」は書いていません。

 

せっかく入社した会社を転職してしまう人がいます。

 

それは転職した後に気付く「こんなはずじゃなかった!」といったイメージのギャップが原因です。

 

つまり入社前に知るべきだった

 

その会社の良い面と悪い面を合わせた本当の姿

 

に気付いていなかったのです。

 

このような会社の悪い面は、人事の採用担当者に確認はしづらいですよね。

 

そのような点もリファラル採用なら気軽に友人・知人に確認が出来ますので、事前に細かく知ることが出来る事でしょう。

 

求人企業にとってのメリットとは

一方の求人企業から見たメリットもあるのが、リファラル採用の特徴です。

 

求職者と求人企業の双方にメリットがあるのです。

 

求人企業のメリットとしてはいくつかありますので、代表的なものを紹介します。

 

なかなか出会えない人材に出会える

 

求人企業から見たリファラル採用のメリットとして、普段なかなか出会えないような人材に出会えるという点があります。

 

今の会社に多少なりとも不満を持っている人がいたとします。

 

そんな時に会社が楽しい、働くのが楽しいと言った友人の一言を聞いたとしたら、それは大きく気持ちが動かされることでしょう。

 

このように、普段転職を考えていないような人材も、友人や知人の一言で転職に至るケースがあるのです。

 

採用条件に合っている人材に出会える

 

社員からの紹介の場合、その社員も友人や知人の実力をある程度把握しているはずです。

 

普段の何気ない会話の中で、その友人・知人の業務内容を聞く機会もあることでしょう。

 

そしてその社員も業務内容を聞いて、自社でも通用するかどうかを自然とジャッジしているはずなのです。

 

そのような流れで、求人企業が希望する採用条件と大きくズレる事が少ないのです。

 

採用コストがかからない

 

有効求人倍率が高まるのと比例して、各社が採用難になり、人材採用にかかるコストも高くなってきているようです。

 

転職サイトに求人情報を掲載しても応募が無かったり、転職エージェントだと年収の30%を成功報酬として支払ったりと、とにかく採用にコストがかかります。

 

とくに中小企業においては相当深刻な状況のようです。

 

転職サイトにお金をかけて掲載しても応募がゼロ。

 

転職エージェントは費用が高すぎて利用出来ないといった状況のようです。

 

その点リファラル採用は採用コストはかかりません。

 

一部の企業では、人材を紹介してくれた社員に「奨励金」を支払うケースもあるようです。

 

金額は様々ですが、10,000円~100,000円まであるようです。

 

10万円を貰えると聞くとみなさんも魅力に感じませんか?

 

それでも10万円程度でしたら、採用コストとしては信じられないくらいに割安です。

 

友人を紹介した社員も企業も双方メリットがありますよね。

 

求職者と求人企業の両方に最大のメリットがある

リファラル採用について、求職者の立場と求人企業の立場それぞれでメリットを紹介しました。

 

そしてじつはこのリファラル採用について、双方の最大のメリットは

 

リファラルは離職率が低い

 

という結果が出ているのです。

 

転職サイト等を見て転職した人のその後お離職率は20%前後。

 

一方のリファラル採用で転職した人の離職率は5%前後との結果になっていたのです。

 

これはおそらく入社前に、転職先の企業の実態をしっかりと把握した上で転職したことで、入社後のイメージギャップが少なかったものと考えられます。

 

せっかく転職しても辞めてしまったら、何のための転職だったか分からないですよね。

 

社員が長く働く。

 

これは社員にとっても、企業にとっても最大のメリットと言えます。

 

広がるリファラル採用

リクルートワークス研究所の発表によりますと、米国では2012年にはすでにリファラル採用が一番採用経路としては多かったようです。

 

以下は2012年の調査で、就職・転職してきた人の採用経路を表しています。

 

順位 入社のきっかけ 割合
1位 リファラル 28.0%
2位 転職サイト 20.1%
3位 自社の採用サイト 9.8%
4位 ダイレクトソーシング 9.1%
5位 大学 6.6%
6位 再雇用 4.3%
7位 ソーシャルメディア 3.5%
8位 紙面広告 2.8%
9位 紹介予定派遣 2.2%
10位 転職フェア 1.9%

 

以上のように、米国ではすでにリファラル採用が盛んに行われているようです。

 

ちなみに第2位の「転職サイト」には、転職エージェントの利用も含まれています。

 

一方の日本でも、近年リファラル採用が活発です。

 

転職サイトの「@type」によりますと、

 

この4年でリファラル採用を行う企業は3倍強に増えた

 

そうです。

 

3倍とはスゴイ伸び率ですよね。

 

とくにエンジニア採用においてリファラル採用が活発だそうですが、これはエンジニア不足を物語っているのでしょうね。

 

転職エージェントとリファラル採用

さて、ここまでリファラル採用について紹介してきました。

 

ここで何かに気づきませんでしょうか?

 

どこか転職エージェントを利用しての転職活動と似ていると思いませんか?

 

事前に求人企業の中身についてのリアル情報を聞ける。

 

これは何人もの転職支援をしている転職エージェントなら、いくらでもリアル情報が蓄積されています。

 

じつは転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求職者の転職支援後にもコンタクトを取って、入社後の就労状況を確認したりしているのです。

 

「入社後にギャップはないか」

「仕事内容に満足しているか」

「事前に伝えていた待遇条件と違いは無いか」

「社風は合っているか」

 

このような事をヒアリングしているのです。

 

そしてこのヒアリングを通して、その会社のよりリアルな実態・情報を把握しているのです。

 

これはどこかリファラル採用と通じる部分があります。

 

ちなみに先ほど米国での入社経路の1位が「リファラル」と紹介しましたが、転職エージェントの利用率もかなり高くなっています。

 

日本では、「転職エージェントを利用した人の割合」は10%前後と言われています。

 

一方の米国では、転職エージェントを利用した割合は50%以上となっています。

 

人気企業(米国)の実態とは

ここで、少し極端かもしれませんが、実際にみなさんにもあり得る事例の紹介です。

 

今回はアメリカでの事例を紹介します。

 

ちなみに「GAFA(ガーファ)」という言葉を聞いた事があると思います。

 

google・Amazon・Facebook・Appleの略称です。

 

世界を動かす代表的なIT企業として「GAFA(ガーファ)」と呼ばれています。

 

もちろん求職者にとっても大人気の企業で、採用試験も大変なものです。

 

しかしせっかく入った憧れの企業にも関わらず、平均在籍年数は以下のようなオドロキの数字なのです。

 

社名 平均在職年数
Facebook 2.02年
google 1.90年
Oracle 1.89年
Apple 1.85年
Amazon 1.84年
Twitter 1.83年
Microsoft 1.81年
Airbnb 1.64年
Uber 1.23年

 

このケースでは、有名企業にどうしても入りたいという気持ちが勝ってしまったのでしょう。

 

入社後とのギャップがあったようですね。

 

しかし、一番在籍年数長いFacebookでも2.02年とは、少し短いですよね。

 

それではどうしてこのような事がおこってしまうのでしょう。

 

主な退職理由を以下に記します。

 

主な退職理由 割合
雇用の機会に関する懸念 45%
経営陣に対する不満 41%
職場環境や社風への不満 36%
もっとチャレンジしたい 36%
給与などへの不満 34%
仕事が認めてもらえない 32%

 

出典:GAFA自身はどうやって人材流出を防いでいるのか?アマゾンがあえて解雇通告するワケ

 

転職エージェントも利用しましょう

転職するときにはぜひ転職エージェントの利用をご一考ください。

 

ちなみに転職エージェントのサービスについては以下を参考にしてください。

 

転職エージェント 面談 転職エージェントのおすすめはどこ?これこそが本物の転職エージェント徹底活用ガイドです!

 

ここで転職エージェントをおすすめする理由はズバリ以下の事を確認して欲しいのです。

 

それは離職率です。

 

離職率を見れば、その会社がどのような社風なのかが見えてくるはずなのです。

 

先ほどの米国での人気企業の在職年数のように、入社前のイメージと入社後ではかなりのギャップがあるはずなのです。

 

この質問は「リファラル」では少し聞きづらいかもしれませんが、それでもぜひ聞いてみて下さい。

 

ひょっとしたら、自社の離職率を正確に把握してない事もあるかもしれません。

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーなら、この質問に正確に答えられます。

 

ぜひキャリアアドバイザーの意見を参考にしてみてください。

 

おすすめの転職エージェント

ここでおすすめしたいのは、

登録が多くて、転職支援実績が多い転職エージェント

です。

 

その理由とはズバリ以下の通り。

 

「登録が多い」「転職支援実績が多い」=「求人企業のリアルな情報が多い」

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、毎日複数の求職者と面談を行います。

 

その面談の際に、求職者が働いている会社の「リアルな企業情報」を収集するのです。

 

また、キャリアアドバイザーは転職支援をした方と入社後もコンタクトを取る機会があります。

 

その時もリアルな会社情報を収集します。

 

このように、たくさんの求職者と会って、たくさんの転職支援をしたキャリアアドバイザーには、より多くのリアルな会社情報が蓄積されているのです。

 

当然ですが、たくさんの求職者と面談をする「大手の転職エージェント」の方が情報の精度が高いことでしょう。

 

そのような理由で、ここでは大手の転職エージェントを紹介します。

 

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