「会社辞めたい、もう絶対辞めてやる。」
A君(20代会社員)
Dr.転職アドバイザー
総務省の発表データによりますと、2018年の転職者数は329万人だったそうです。
転職者がこれだけ多いのですから、会社を辞めてなくても「もう会社辞めたい」「もう会社行きたくない」と思っている「転職を希望する潜在層」はもっと多いことでしょう。
しかし「会社を辞める!」「会社を辞めない!」のどちらを選ぶべきかは、その人の状況によって違います。
つまり、「会社を辞めた方が良い人」もいれば、「会社を辞めないでそのままの方が良い人」もいるのです。
ここでは「会社を辞めた方が良いケース」と「辞めるのを考え直した方が良いケース」等を紹介します。
Dr.転職アドバイザー
目次
会社を辞める!?辞めない!?
Dr.転職アドバイザー
会社を辞めたい理由
「仕事が面白くない」
「会社に将来性を感じない」
以上が会社がイヤになる主な理由です。
しかしみなさんの悩みが以下のような事が原因としたなら、今後どうするべきかの対策をいち早く考えるべきでしょう。
こんな時は赤信号!
「休みが取れない」
「残業が多い」
これらの理由はこの先「体調を壊す」可能性があるのでとても危険なのです。
すぐに今後の対策を考えてみましょう。
一方で何も考えずに会社を飛び出すのは危険です。
「ある程度」の目標や計画を立てて行動するようにしましょう。
じつは「会社を辞めずに続けておいた方が良かった!」というケースも多々あります。
Dr.転職アドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.転職アドバイザー
会社を辞めない方が良い人とは
「会社辞めたい、もう行きたくない」と思う人でも、理由を聞いてみると「辞めるのは考え直してください!」というケースがあります。
じつはこういう声をよく聞くのです。
Dr.転職アドバイザー
地方に転勤した20代のAさん
都内の本店→地方都市へ転勤の辞令
仕事内容に飽き飽きして、転職をしようかどうか悩んでいた20代のAさん。
そんな時、都内の本店から地方都市の支店への転勤辞令が出たようです。
Aさんは東京近郊出身者で都内周辺には友人も多く、遊ぶところもたくさんあるので地方への転勤にはかなり抵抗を感じていました。
辞令が出てすぐに辞めたかったのですが、転職活動をする時間も無くそのまま地方都市へ引っ越し。
転勤直後はいつも「すぐに転職して東京に戻らないと!」と思っていたそうです。
しかし半年くらい経過すると、地方都市の居心地の良さに気付き始めて、4年後の都内店への転勤の時には都心に戻るのがイヤになっていたそうです。
「地方の方々の人の好さ」「食事がおいしい」「ギスギスしたストレスが無い環境」が気に入ったようなのです。
このようなケースは、まさに「会社を辞めるのを止めよう」というケースです。
知り合いの会社に転職した30代のBさん
一部上場企業→ベンチャー企業への転職
30代のBさんが会社を辞めて転職したのは、世間がベンチャーブームの時代。
「IPOでリッチになった!」という話しもアチコチで聞こえていた時代です。
そんな時に営業先のベンチャーの社長から、「うちに来ませんか?」とのお声がけ。
その社長は「IPOを目指している!」と豪語していたそうです。
あまり会社の中身をチェックする事もなく、「いつかおれもリッチに!」と思って転職したのですが、1年後にはキャッシュが行き詰まりあえなく解雇に。
「転職するなら慎重に判断を!」という事と、やはり「会社を辞めるのを止めよう」というケースです。
降格になって会社を辞めた30代のCさん
課長→一般社員への降格
30代のCさんが会社を辞めたキッカケは、課長から一般社員への降格人事が原因。
Cさんは営業時代はとても優秀な成績をあげていたのですが、課長職になってからはそのチームの売り上げが散々な結果に。
なかなかメンバーも育たずに、今後の売上げ状況が好転する気配もありません。
会社としてはCさんにそのまま課長として働いてもらうよりも、営業の第一線に戻って働いてもらった方が売り上げに貢献すると考えたようです。
そこでCさんは課長から降格になり、もう一度営業の現場にメンバーとして戻る事になったのです。
Cさんはとても温厚な方で丁寧な指導で部下からの信頼も厚かったので、時間が経てば必ずCさんのチームの売上げは上向いていたことでしょう。
しかし降格になったCさんは、すぐに会社を辞めてしまいました。
このようなケースも勿体ないです。
課長を経験して、もう一度一般社員として頑張る。
プライドが許さなかったのでしょうが、もともとCさんは出世も早かったので、もう一度リベンジをして課長職に復帰していたら、とてつもなく有益な経験をしていたことでしょう。
プライドを捨てれた人ほど、その後成長するケースが多いのです。
給与が不満で独立をした40代のDさん
上場企業の管理職→独立
Dさんのケースは、もっとも「辞めてはいけない」ケースです。
Dさんの会社は、さほど給料は高くないのですが立派な上場企業。
残業もさほど多く無いので、たくさんの給料を求めなければまったく問題の無い会社。
Dさんもそこをしっかりと認識をしていたら良かったのですが、独立した方が稼げるはずと考えてしまったのです。
営業成績も悪くなかったので、そのまま続けていたら良いキャリアだったかもしれません。
このように給与に不満で独立を考える人は、辞める前にぜひ「一度副業」に挑戦してみてください。
一人の力でお金を稼ごうとしても、なかなかうまくは行きません。
そのことが副業を行うことで、イヤというほど理解できるはずです。
Check!会社辞めたい時に相談したい転職エージェント
会社を辞められない、その理由とは
みなさんに「会社を辞めたいけど、辞められない理由」をヒアリングしてみますと、「これは我慢する事ありませんよ!」といったケースが多く見られます。
Dr.転職アドバイザー
辞めたくても辞めれない
仕事のストレスがスゴイのに、なかなか転職に踏み出せない人が多くいます。
それはそうですよね。
有効求人倍率や失業率が改善されていて、バブル景気以上の売り手市場とも言われています。
しかし、これはあくまで20代の話しで、40代以上の転職となると現実は厳しいのです。
「仕事を選ばなければ、なんでもあるよ!」と言いますが、ご家族がいたり、お子さんの受験費用や住宅ローンがあったりすると、なかなかすぐに転職とはいきません。
しかし、心身的にストレスを感じるようなケースでは、転職をおすすめします。
そして20代の方でもストレスを抱え続けると、体を壊してその後の長い会社員生活にも悪影響が出ます。
冷静にそして客観的に、今すぐ「次」を考えてみましょう。
Dr.転職アドバイザー
会社を辞める事は仕事から逃げる事
「転職は今の仕事から逃げ出すこと」、このように考えてしまう方もいます。
会社を辞めたら、「結局あいつはダメだった」と思われるのが嫌で、プライドが許さないそうなのです。
私のところにキャリアカウンセリングに来た佐藤さん(仮名32歳)、初めてお会いした時にはすでに体調が悪くなっていました。
佐藤さんはWEB制作会社に勤務していましたが、とにかく残業が多く退社時間はいつも11時過ぎ、終電に飛び乗る事もしばしばだったのです。
それでも責任感が強い佐藤さんは、次から次へと依頼される案件をこなす日々を過ごします。
慢性的な寝不足のせいで、常に肩こりと頭痛が抜けないようになっていたのです。
佐藤さんの実力なら、他社への転職もラクラク可能な人でした。
私に会いに来た時にはすでにメンタル不調になっていたため、その後の転職サポートは大変苦労しました。
メンタル不調が悪化する前にご相談に来てくれていたら、もっとスムーズに希望の会社への転職をサポート出来たはずです。
その後の佐藤さんは、一度は転職に成功したのですが、転職先の会社でまた体調が悪化してしまい退職してしまったようです。
「転職をする事」「会社を辞める事」というのは、決して「逃げる事」つまり「悪い事」とは違いますので、そこは取り違えないようにして下さい。
Dr.転職アドバイザー
仕事がツラくても転職を考えた事がない
檜山さん(仮名37歳)は、たまたま知人の紹介で知り合った方で仕事上の付き合いではありませんでした。
つまり会員登録をして、私のところにキャリアカウンセリングに来た人ではありません。
そもそも檜山さんは転職エージェントのサービスさえもご存知ありませんでした。
檜山さんはとても真面目な方で、就職した会社で一生働くのが当たり前と考えていたような方。
その檜山さんと会社の話しをした時、どうやら社内で色々な不満があるようなのですが、どうしても奥さんに相談が出来ないようだったのです。
家では一切仕事の話しはされない人、会社で嫌な事があっても奥さんに余計な心配をさせたくなかったようです。
当然奥さんも旦那さんが会社の事で悩んでいるなんて、想像もしていなかったようです。
檜山さんは転職を考えた事がないので、転職活動の方法も分からないと言った様子。
そして檜山さんの悩みは人間関係であり、一向に改善される傾向が無い状況。
寝つきも悪くなって来ているようです。
このまま出口が見えないままの状態が続くと、かなりまずい状況になるでしょう。
そこで私から転職エージェントのサービスを紹介したら、その後登録をしたそうです。
結局転職はしなかったのですが、転職という選択肢がある事に気づき精神的にかなり楽になったと聞きました。
自分の可能性について、第三者に相談してみる事が重要だと思われます。
Dr.転職アドバイザー
会社から辞めないでと言われている
会社が忙しくて、残業が多く、たまに休日出勤をしている人も多くいます。
「今辞めたら、会社に迷惑がかかる」
こんな感じで会社を辞められない人もいます。
そしてそのような会社では決まって上司が、「今君に辞められたら、会社が大変な事になる」と言っているうようです。
Dr.転職アドバイザー
ほとんどの場合で、その人が優秀であろうが無かろうが上司は「君が必要だ!」と言うものです。
なぜか。
それは、今は人の採用が本当に難しい時代。
その人に辞められると次の採用が大変ですし、残されたメンバーの仕事にも皺寄せがありさらにチームが混乱してしまうのです。
ほとんどのこのような事案では、辞めようとしている人が優秀なわけでなく、上司はその後のチーム運営を心配しているのです。
上司のこのように留意を求められて、つい辞められなくなったみなさんの「責任感」は分かります。
しかしご自身のお体の事も考えるようにしてください。
そして会社の人手不足はみなさんの責任ではありません、これはあくまで会社の課題なのです。
Dr.転職アドバイザー
上司が辞めさせてくれない
「会社を辞めます」と上司に相談をしたものの、上司がまったく話しを聞いてくれないと言ったケースも良く聞く話しです。
多いのは、まずは退職の意向を上司に相談したものの、その時は明確な返答を聞けずに持ち帰りをされてしまうケース。
そしてその後、再度上司に相談をしに行こうとしても、なぜか「ちょっと今忙しいから」と言って誤魔化されてしまい、結局退職届を出せないままの状態といったパターンです。
相談も出来なくなり、退職届も出せないまま。
一度上司に話しをしてしまったら、そのまま平気な顔をして会社を続けるのも難しいでしょう。
Dr.転職アドバイザー
Check!会社辞めたい時に相談したい転職エージェント
その他にもこんな理由があります
紹介した事例以外にも、たくさんの「辞められない理由」があります。
これはほんの一例ですが、このような理由で二の足を踏んでいるケースがあるのです。
みなさん理由はそれぞれ違いますが、言いたい事はひとつです。
「体を壊したら、元も子もないですよ。」
これだけは、みなさんにハッキリと言いたいです。
Dr.転職アドバイザー
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会社を辞めるのもひとつの選択です
会社員生活をしていると、どんなに悩んでも解決出来ない事があります。
会社組織はあくまでトップを中心に動きます。
みなさんは一般の社員の方でしょうから、どんなに活躍をしていても理不尽な思いもたくさんあるはずなのです。
理不尽な思いをしないのは、会社のトップだけと言えます。
「すぐに他人のせいにする人」「他人に文句ばかり言う人」「自分では何もしない人」、こんな人もたくさんいます。
でも、これらのほとんどはみなさんで解決出来ない事、だからこそストレスが溜まるのです。
そんな時は、やはりその会社に見切りをつけた方が良いケースもあります。
Dr.転職アドバイザー
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Dr.転職アドバイザー
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Dr.転職アドバイザー
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Dr.転職アドバイザー
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退職代行サービス会社のついて
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まとめ 会社辞めたい、そんな時は一歩踏み出してみましょう
会社勤めが長ければ長いほど、周りのことが見えなくなる事もありますし、いざ転職と言っても臆病になる事もあります。
ここでは、「みなさんは絶対に転職すべきです!」と言うつもりは毛頭ありません。
世の中にはたくさんの良い会社があり、健全に働けている人もたくさんいます。
しかし、くだらない事でモヤモヤが続くようでしたら、前に進む事は出来ません。
早い段階で、然るべき人にみなさんの悩みを相談して、みなさんにとってベストな選択をするようにして見て下さい。
動き出すのは怖いことですし、そう思うのが当然です。
それでも、一人で悶々とせずに、何かしらの行動をしてみましょう。
Dr.転職アドバイザー
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