①転職活動がうまく行かない時や、転職活動に疲れてしまった時には、決して自分だけの思いで行動をしないようにしましょう。
②まずは、みなさんがなぜ転職をしたいのかを第三者のプロと話し合いましょう。
③応募先の企業選定をはじめ、書類作成のまとめ方・面接への臨み方等は、第三者のプロの意見を参考にしましょう。
④それでもうまく行かない場合は、一度転職活動をお休みしてみるのも良いでしょう。
転職活動に疲れた20代、そんな私の友人の話しです。何も考えずに「とりあえず応募」を繰り返した20代の転職は失敗でした。彼の20代の時の失敗談を反面教師にしてください。
20代の時のAさん
Dr.キャリアアドバイザー
Aさんのはじめての転職は20代の後半。
「転職に対する考え方」や「転職活動の進め方」が酷過ぎて、かなり恥ずかしいものでした。
何度も同じ失敗を繰り返しているにも関わらず、まったくそれに気づいていません。
ひょっとしたら今転職活動をしている方の中にも、Aさんと同じような事をしている人がいるかもしれません。
この失敗だらけの転職活動が、少しでもみなさんの気づきとなってお役に立てればと思います。
転職活動に疲れてしまったみなさん。まずはここに登録しましょう!
うまく行かない時には、素直にプロの意見を聞いて行動してみよう。
20代で転職に失敗、本当に疲れた
Dr.キャリアアドバイザー
20代の時のAさん
名前:A(埼玉県)
学歴:明治大学工学部
キャリア:理系の大学を卒業したものの、研究職等への憧れは皆無。たくさんの人と出会う仕事がしたいと営業職を希望。業界選びについては、まったく無知であったが興味のあった証券会社に入社。入社前のイメージと、入社後のギャップに悩み続けてとうとう転職を決意。
20代の時のAさん
何が酷かったかと言いますと、とにかく「時間」が掛かり過ぎました。
20代後半ではじめて転職活動を始めたのですが、新しい会社へ転職した時にはすでに「31歳」になっていました。
約2年弱もの間、転職活動をして「悶々」とした日々を送っていたのです。
まず何が失敗かと言うと「時間を掛け過ぎ」でした。
これは、自分自身で明確な目標が無かった事と言えます。
Dr.キャリアアドバイザー
転職活動期間が長過ぎ
転職活動はだいたい「半年」で終わらせるのが理想と言われています。
「半年」と聞いて「短い」と感じる方もいれば、「長い」と思う方もいるかもしれません。
しかしハッキリと言えることは
という事です。
出来れば「3ヵ月~半年未満」までが理想でしょう。
また、半年以内で転職活動が終わらない場合、以下のような事が考えらます。
時間がかかる転職活動のここがダメ!
2. やりたい事が決まっていないのに活動を始てしまう。
3. 希望の条件が高過ぎるため、なかなか決まらない。
4. そもそも転職活動の方法・考え方が間違っている。
Dr.キャリアアドバイザー
転職理由のキッカケがひどい
20代の時のAさん
当時の私にとって、証券会社は「大金を動かして、世界中のマーケットを相手にする」というイメージだったのです。
しかしいざ入社してみると、先輩たちのツライ表情を見る毎日が続きます。
入社して1か月もすると、私の「世界を相手にビジネスする」というカッコいいイメージは吹き飛んでいました。
またピカピカの20代前半の新入社員にも関わらず、ウキウキした気分どころか、「ドヨ~ン」とした暗い気持ちになっていました。
20代の時のAさん
このように証券会社に入社して早々なのに、「ここを辞めていつかは転職する!」と勝手に思い込み始めていたのです。
これではまったく自己成長なんて期待出来ませんよね。
(参考データ)20代の転職理由について
2位 給与に不満
3位 会社の将来性
4位 残業や休日に不満
転職に失敗しない20代のための転職エージェント
20代の時のAさん
Dr.キャリアアドバイザー
20代の時のAさん
「今までのキャリア」や「今後の希望」についてカウンセリングをしてもらい、その上で自分の成長につながるような求人案件を紹介してもらう事でしょう。
20代の時のAさん
リクルートエージェント
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マイナビジョブ20's
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マイナビジョブ20'sは保有する求人2,500件のすべてが「第二新卒・20代」対象です。
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就職Shop
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また、キャリアコーディネーターとの面談はWEBでカウンセリングが可能です。
20代の失敗だらけの転職活動を反省してみる
私の転職理由は本当に漠然とした将来不安から来ていて、「ボクはこれをやりたいんだ!」といった明確な理由はありませんでした。
入社早々から抱いていた「漠然とした不安」を持ちながらも、それでも気づけばダラダラと7年間も証券会社の仕事を続けていました。
20代の時のAさん
それでも1年後に「30代」になるという現実を想像すると、またまた「私の辞めたい願望」が強くなっていったのです。
20代の最後に転職活動をスタート
20代の最後に、とうとう私の転職活動が始まりました。
20代の時のAさん
それでもやはり「会社を辞めよう」と思い転職活動を始めたのは、それはうまく言い表せないのですが、正直に言って「漠然とした不安」からでした。
「漠然とした不安で辞めんなよ」「お前いい加減だな」と言われても仕方ないようなボクの転職理由。
それでも、当時はそのような漠然とした理由で転職活動を始めたのです。
Dr.キャリアアドバイザー
転職失敗の一番の理由
その時の私は「ゼッタイにこれが嫌!」という理由が見当たらなかった一方で、「これをゼッタイにやりたい!」という事もまったく見当たりませんでした。
それでも「辞めたい、すぐにでも辞めたい!」といった気持ちが大きくなって行ったのです。
その頃の僕はこんな事を考えていました。
20代の時のAさん
20代の転職活動、本当に疲れた!
失敗だらけの転職活動日記
20代の時のAさん
30歳まであと1年。
そんな事を考え始めたら「会社を辞めたい病」が再燃し、とうとう転職活動をスタートしたのです。
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
そしていざ転職サイトを見てみると、有名企業やたくさんの知らない会社が求人を募集していてどれも新鮮で魅力的な会社に思えました。
「おっ!こんな有名企業も募集しているんだ!」
それまで転職サイトをまともにチェックした事が無かったので、有名企業が何社も掲載されていて「なぜか安心した」記憶があります。
「どこかの有名企業には入れるだろう!」と勝手に思い込み、お気楽にも「安心した」気持ちになっていたのかもしれません。
とりあえず応募してみよう
さっそく一番有名と思われる転職サイトに会員登録してみました。
A君(20代会社員)
このメール、後々振り返ると誰にでも送られている「ただのメルマガ(メールマガジン)」でした。
しかし、そんな現状さえもまったく理解せずに、とりあえずあこがれの有名企業に5,6社応募をしてみました。
5,6社に応募した理由は、「あまりたくさん応募しても、全部の面接も出来ないだろうし」「このくらい有名な企業ならどこでもいいや」といったトンデモナイ感じでした。
AさんからA君へ
応募書類はすべて不合格
応募した5,6社の書類審査の結果は、すべて不合格。
各社からご丁寧に「今回は残念ながら~」のお断りのメールが届きました。
A君(20代会社員)
一瞬落ち込みはしましたが、それでも転職サイトにはまだまだたくさんの有名企業が掲載されています。
落ち込んだのも一瞬で、その日のうちに有名企業に応募をしていました。
「まだまだ有名なところあるから全然大丈夫。よし、今度は別の有名企業に応募しよう」
そして何も考えずに前回より多い7~8社の有名企業だけを選んで応募をしたのです。
うまく進まない転職活動、繰り返した間違い
しかし結果は無残なもので、何社に書類を応募しても結果はすべてダメ。
それでも一度会社を辞めようと思ったら、ダラダラとそのまま転職活動を続けました。
しかし「なんで書類が落とされるのか?」「自分のどこが悪いのか?」がまったく分かっていませんでした。
A君(20代会社員)
このように自分自身を反省する事もなく、「そうか、まだ転職活動は始まったばかりだし、応募する求人企業の数が足りないんだな!」と勝手な思い込みをし始めていました。
しかしその後も応募書類が落とされるので、いつしか有名企業だけでなく中小の会社にも応募するようになりました。
そして一部の会社で書類通過して面接を行うものの、結局は面接不合格で落とされていました。
退職理由は正直に!が基本
当時を振り返ると、明らかに「辞めたい理由」「転職理由」にウソがありました。
「スキルアップのため」「御社の成長性に惹かれて」といった感じで、いつもカッコつけていたのです。
AさんからA君へ
「残業が多い」
「給与が安い」
「休みが取れない」
このような理由でも、本当のことなら良いのです。
本当の理由を言えないで、ウソの退職理由を言うよりはよっぽどマシです。
Dr.キャリアアドバイザー
その後も続いた間違いだらけの転職活動
その後の私は「外資系企業」や「大手企業の系列会社」等に、手あたり次第に書類応募を続けました。
たまに中小の会社から内定をもらえる事もあったのですが、「あまり有名な会社では無いので、やっぱり入社する気になれない」と、身勝手にも内定辞退をしていました。
こうなると、もう目も当てられないですよね。
Dr.キャリアアドバイザー
大失敗の転職活動
そのころ手あたり次第に受けていた会社は、大手企業の系列会社と外資系企業。
とりあえず手あたり次第に受けていました。
「継続こそが力なり」と、不甲斐ない自分を発奮させるために「訳の分からない言い訳」もしていました。
その頃には、すでに応募している求人企業の業種はまったくバラバラで、まったく信念が感じられません。
職種も最初は営業だけだったのですが、いつしか事務系にも応募をし始めていました。
応募企業については、「とりあえず知っている会社名なら、それなりの会社だろう」といった感じです。
Dr.キャリアアドバイザー
転職活動はとうとう小休止に
自分の転職活動の進め方に問題がある事に気づかずにいましたが、そろそろ受けたい会社も無くなって来ていました。
応募書類や面接での発言の「中身の薄さ」が問題だとは思わずに、「いつの間にか面接で緊張していて、うまく話せていないのかな?」と勘違いしている状況でした。
AさんからA君へ
そしてとうとう応募出来る有名企業も無くなってきました。
そんな事で転職はそのまま続けたものの、書類を応募するペースは一気にダウン。
本格的な転職活動は「ちょっと小休止」といった感じになりました。
いつも不合格で自信が無くなる
さすがにここまで全敗に近い状態ですと、ちょっと自信が無くなってきました。
それでもたまに受けていた中小企業の面接は、ほとんどが平日に行われるのですがそんなに会社を休めません。
A君(20代会社員)
このように当時を思い返すと、転職活動においては私は本当にダメな人間でした。
これを読まれて「お前が悪い!」「よっぽど問題児なんだろ!」と思われても仕方ありません。
でも自分で言うのも変ですが、「営業成績はそこそこ良い」「先輩・後輩との付き合いも出来ている」「上司とも関係性は良い」といったタイプです。
A君(20代会社員)
それでも続いた間違いだらけの転職活動
転職活動のペースは明らかにペースダウンしてきましたが、それでもいつも求人情報をチェックしていました。
ここまで来ると、ヤバいですよね。
こんな状況ですと、いつかは証券会社での営業成績もボロボロになっていたことでしょう。
その頃は、それでも転職活動を成功させるまで、いつまでも活動を続けるつもりでいたのです。
目的が「とりあえず転職をする」になっていたのです。
もう目も当てられません。
もし誰かがアドバイスしてくれていたら
今思うと、「よし、今の会社でもう一度頑張ろう!」と思えたら良かったのかも知れません。
しかし当時のボクは、とてもそのように冷静な考えをする事は出来ませんでした。
甘えかもしれませんが、この時誰かに話しを聞いてもらっていたら、その後の行動も違っていたかもしれません。
「今の会社が一番会っているんだよ」
「今の会社も良いところが多いよね」
こんな風なアドバイスがあったら、転職活動そのものを辞めていたかもしれません。
相変らずダラダラと転職活動は続き、先の見えない転職活動に段々と疲れを感じ始めていました。
約半年間の活動停止に
転職活動疲れた。
そのように感じたボクは、いつしか転職は意識するものの、転職活動そのものは停止しました。
ボンヤリと転職について思い出す事はあったのですが、その後しばらくは書類応募をする事もありませんでした。
それでも一度転職を意識すると、どうしても証券会社の仕事に対して本気にはなれなくなっていました。
ようやく見つかった転職先
転職活動にもちょっと疲れてきていて、以前のようにあまり肩に力も入らなくなっていた時でした。
ある会社の仕事内容がすごく気になり、興味を持ったのです。
会社の雰囲気や方針なども、どこか共感出来ました。
異業種の会社でしたが、いつもと違って「仕事の内容」と「募集職種」に興味が湧いてきたのです。
「あれ。これって面白そう!」
そんな思いで応募をして、人事や現場責任者との面接が続いていったのですが、その時の自分はいつものようにあらかじめ用意した受け答えはしていませんでした。
いつも以上に質問もしていました。
今思うとそれが良かったのでしょう。
トントン拍子で内定を獲得して、ある程度自分自身もナットクして入社することになったのです。
Dr.キャリアアドバイザー
本当の転職理由とは
その後、はじめての転職を振り返ったときに気づいた事があります。
私の転職理由は「他人の芝生が、何となく青く見えたから」だったのです。
こんな理由では、志望動機も固まりません。
重要な事は以下のような事なのでしょう。
2. それによって、志望動機が生まれる。
3. そして自分の言葉で転職について語る。
退職理由は人それぞれ。
しかし、そのことについてウソのないようにしないと、なにも新しいものは生まれません。
まとめ 20代の転職を振り返る
一番重要だったのは「自分の意思」、そして「第三者のアドバイス」だったと思います。
その点からすると、はじめての転職では分からない事ばかりでしたし、失敗だらけでした。
しかし最後には、本当に自然に自分の気持ちを話せていました。
あらためて振り返ると、
2)自分の考えに素直に、面接ではしっかりと話しを聞き、話しをする。
といった、基本的なことが重要だったのです。
意味もなく会社をたくさん受けて、そして落ちまくったら、それこそ「何をやっていたんだろう!」といった感じですよね。