20代で転職、失敗だった私の転職活動。こんな転職の仕方ではダメですよ!

20代転職失敗

本特集のまとめ

①転職活動がうまく行かない時や、転職活動に疲れてしまった時には、決して自分だけの思いで行動をしないようにしましょう。

②まずは、みなさんがなぜ転職をしたいのかを第三者のプロと話し合いましょう。

③応募先の企業選定をはじめ、書類作成のまとめ方・面接への臨み方等は、第三者のプロの意見を参考にしましょう。

④それでもうまく行かない場合は、一度転職活動をお休みしてみるのも良いでしょう。

 

転職活動に疲れた20代、そんな私の友人の話しです。何も考えずに「とりあえず応募」を繰り返した20代の転職は失敗でした。彼の20代の時の失敗談を反面教師にしてください。

 

私が20代ではじめた転職は失敗の連続でした。ほとほと転職活動に疲れた思いがあります。

20代の時のAさん

Dr.キャリアアドバイザー

今回は私の親友「Aさん」の20代の頃の話しを紹介します。20代で転職をしたのですが、はじめての転職活動はとにかくヒドイもの。このような転職活動は「絶対に真似しないでください!」と強く言いたいです。

 

Aさんのはじめての転職は20代の後半。

 

「転職に対する考え方」や「転職活動の進め方」が酷過ぎて、かなり恥ずかしいものでした。

 

何度も同じ失敗を繰り返しているにも関わらず、まったくそれに気づいていません。

 

ひょっとしたら今転職活動をしている方の中にも、Aさんと同じような事をしている人がいるかもしれません。

 

この失敗だらけの転職活動が、少しでもみなさんの気づきとなってお役に立てればと思います。

 

 

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うまく行かない時には、素直にプロの意見を聞いて行動してみよう。

 

 

20代で転職に失敗、本当に疲れた

 

Dr.キャリアアドバイザー

私の友人Aさんのはじめての転職体験談について、本人へインタビューした内容を紹介して行きます。

一言でヒドイです。私の20代の転職活動は失敗だったと言えます。

20代の時のAさん

【私のプロフィール紹介】

名前:A(埼玉県)

学歴:明治大学工学部

キャリア:理系の大学を卒業したものの、研究職等への憧れは皆無。たくさんの人と出会う仕事がしたいと営業職を希望。業界選びについては、まったく無知であったが興味のあった証券会社に入社。入社前のイメージと、入社後のギャップに悩み続けてとうとう転職を決意。

私のはじめての転職活動は、思い返すと「恥ずかしくなるくらいに酷かった」です。

20代の時のAさん

 

何が酷かったかと言いますと、とにかく「時間」が掛かり過ぎました

 

20代後半ではじめて転職活動を始めたのですが、新しい会社へ転職した時にはすでに「31歳」になっていました。

 

約2年弱もの間、転職活動をして「悶々」とした日々を送っていたのです。

 

まず何が失敗かと言うと「時間を掛け過ぎ」でした。

 

これは、自分自身で明確な目標が無かった事と言えます。

 

Dr.キャリアアドバイザー

2年弱も転職活動をしていたという事は、その間本業にも身が入っていなかったはず。20代から30代のビジネスパーソンにとってとても重要な時期に、これはマズイです!

 

転職活動期間が長過ぎ

 

転職活動はだいたい「半年」で終わらせるのが理想と言われています。

 

「半年」と聞いて「短い」と感じる方もいれば、「長い」と思う方もいるかもしれません。

 

しかしハッキリと言えることは

半年以上の転職活動は長い

という事です。

 

出来れば「3ヵ月~半年未満」までが理想でしょう。

 

また、半年以内で転職活動が終わらない場合、以下のような事が考えらます。

 

時間がかかる転職活動のここがダメ!

1. 本業にも悪い影響が出る。

2. やりたい事が決まっていないのに活動を始てしまう。

3. 希望の条件が高過ぎるため、なかなか決まらない。

4. そもそも転職活動の方法・考え方が間違っている。

 

Dr.キャリアアドバイザー

このような状態が長く続く事は、良くありません。今一度、なぜ転職をしたいのかをしっかりと考えるべきです。

 

転職理由のキッカケがひどい

 

私は大学を卒業して、ある証券会社に就職しました。何となく金融機関に魅力を感じていて、なかでも証券会社が一番カッコイイ!と思っていました。

20代の時のAさん

 

当時の私にとって、証券会社は「大金を動かして、世界中のマーケットを相手にする」というイメージだったのです。

 

しかしいざ入社してみると、先輩たちのツライ表情を見る毎日が続きます。

 

入社して1か月もすると、私の「世界を相手にビジネスする」というカッコいいイメージは吹き飛んでいました。

 

またピカピカの20代前半の新入社員にも関わらず、ウキウキした気分どころか、「ドヨ~ン」とした暗い気持ちになっていました。

 

その時何気なく感じたのは「この仕事は一生続かないかも。いつかは転職する可能性があるかも。」という事でした。「その時の生活に漠然とした不安が広がり、ずっと仕事を続ける自信が無かった。」という曖昧な考えだったのです。

20代の時のAさん

 

このように証券会社に入社して早々なのに、「ここを辞めていつかは転職する!」と勝手に思い込み始めていたのです。

 

これではまったく自己成長なんて期待出来ませんよね。

 

(参考データ)20代の転職理由について

1位 やりたい仕事が出来ない

2位 給与に不満

3位 会社の将来性

4位 残業や休日に不満

 

MEMO
ここで紹介しているAさんの実話は、今からもう10年以上前の話しです。当時は今よりも転職市場が厳しく、なかなか内定が獲りづらい時代でした。それでも今の時代にも通じる事は、このような考え方で転職活動をしたら、将来絶対に後悔するということです。時代背景・環境が違いますが、ここでは絶対に注意して頂きたい事を明記しています。これはいつの時代でも共通する考えなのです。

 

転職に失敗しない20代のための転職エージェント

 

しかし当時の私の考えは、本当にヒドイですよね。振り返ると、やはり甘えを感じますね。

20代の時のAさん

Dr.キャリアアドバイザー

これは最悪な会社の辞め方ですね。会社には、入社する時には志望理由が必要なのと同じく、辞める時には退職理由を明確にしなければならないのですこのようなA君の考えだと、間違いなく転職に失敗することでしょう。

それでは今の私ならどうするか。答えは、「転職エージェントに登録をして、キャリア相談をする!」です。

20代の時のAさん

 

「今までのキャリア」や「今後の希望」についてカウンセリングをしてもらい、その上で自分の成長につながるような求人案件を紹介してもらう事でしょう。

 

辞めたい理由をキャリアアドバイザーに正直に話すことで、今後どのような転職活動を行うべきかについて考えを整理します。その上で求人案件を紹介してもらい、キャリアアドバイザーとの二人三脚で「失敗しない転職活動」を行うようにしましょう。

20代の時のAさん

 

リクルートエージェント

20代 転職活動 失敗

リクルートエージェントとは
リクルートエージェントの最大の特徴は、業界トップクラスの求人数を保有し、転職支援実績No.1であることでしょう。1971年から続く老舗で取引企業との関係も強く、非公開求人もトップクラスの多さとなっています。

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  1. 10万件を超える非公開求人
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【全国の拠点】札幌・仙台・東京(丸の内)・東京(立川)・栃木・埼玉・千葉・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・福岡

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マイナビジョブ20's

20代 転職活動 失敗

マイナビジョブ20'sとは
マイナビにはたくさんの転職サービスがありますが、「第二新卒・20代の若手会社員」の転職エージェントといえばこの「マイナビジョブ20's」です。マイナビのグループ会社が運営していますので、安心してご利用が出来ます。

特徴

  1. 第二新卒・20代の若手転職支援が専門
  2. マイナビグループとしての豊富な求人数

【拠点】東京(新宿)/横浜/大阪/神戸/名古屋

 

マイナビジョブ20'sは保有する求人2,500件のすべてが「第二新卒・20代」対象です。

 

そのうち50%以上が職種・業種未経験OKの求人ですので、これから新たなキャリアを築いて行きたい方には是非一度ご利用いただきたい転職エージェントです。

 

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就職Shop

20代 転職活動 失敗

就職Shopとは
就職Shopはリクルートが運営する、「経験の少ない20代」「社会人未経験」等の既卒・フリーター向けの就職相談(求人紹介)サービスです。就職Shopでは経験の少ない20代を幅広く歓迎します。 社会人未経験の方でも大丈夫です。

特徴

  1. 20代の利用者が9割
  2. 書類選考なし
  3. 求人案件のほとんどは未経験者応募可
  4. 学歴・職歴・社会人経験不問で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の転職支援が多数 

【拠点】東京/新宿/西東京/北千住/横浜/千葉/大阪/京都/神戸

 

学歴・職歴・社会人経験不問の求人案件を多数保有していますので、で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の方におすすめのサービスです。

 

また、キャリアコーディネーターとの面談はWEBでカウンセリングが可能です。

 

 

20代の失敗だらけの転職活動を反省してみる

 

私の転職理由は本当に漠然とした将来不安から来ていて、「ボクはこれをやりたいんだ!」といった明確な理由はありませんでした。

 

入社早々から抱いていた「漠然とした不安」を持ちながらも、それでも気づけばダラダラと7年間も証券会社の仕事を続けていました。

 

営業成績も悪くなかったので、何となく続けられていたのだと思います。まわりの先輩や同期が「良い人」だったのも大きな理由だと思います。そしてツライ時も多かったのですが、お客さんとのやり取りが楽しいと感じるときもあったので、何とか仕事が続けられたのでしょう。

20代の時のAさん

 

それでも1年後に「30代」になるという現実を想像すると、またまた「私の辞めたい願望」が強くなっていったのです。

 

20代の最後に転職活動をスタート

 

20代の最後に、とうとう私の転職活動が始まりました。

 

ちなみに当時勤めていた証券会社は、辞めないで続けようと思えば、そのまま続けられた会社だったと思います。理由は先ほど述べた通りです。良い先輩・上司や同僚に恵まれ、お客さんとのやり取りで嬉しいこともあったからです。

20代の時のAさん

 

それでもやはり「会社を辞めよう」と思い転職活動を始めたのは、それはうまく言い表せないのですが、正直に言って「漠然とした不安」からでした。

 

「漠然とした不安で辞めんなよ」「お前いい加減だな」と言われても仕方ないようなボクの転職理由。

 

それでも、当時はそのような漠然とした理由で転職活動を始めたのです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

ちなみに当時の転職市場は、今ほど求人募集が多くない頃の話しです。間違いなく今より転職活動が大変な時代でした。当時は転職活動をすると、現職よりも条件ダウン(年収ダウン等)が当たり前にありました。A君の場合は、転職しない勇気も必要だったのではと思います。

 

転職失敗の一番の理由

 

その時の私はゼッタイにこれが嫌!という理由が見当たらなかった一方で、これをゼッタイにやりたい!という事もまったく見当たりませんでした。

 

それでも辞めたい、すぐにでも辞めたい!といった気持ちが大きくなって行ったのです。

 

その頃の僕はこんな事を考えていました。

 

先輩たちのように、このまま今の会社で将来も働き続ける自信が無い。

今の生活では転勤が多くて、マイホームも買えないのでは!?転勤ばかりの生活は想像したくない。

目標達成のプレッシャーが強い会社だど、いつか体とメンタルを壊しそうな気がする。

 

それでもその会社は、定年まで頑張っている人の方が多いのですから、やはり当時の私の考え方が間違っていたのかもしれません。

20代の時のAさん

 

20代の転職活動、本当に疲れた!

 

失敗だらけの転職活動日記

 

それではボクの転職活動日記を紹介します。今振り返るとホントにヒドイ。みなさんはぜったいマネしないようにしてください

20代の時のAさん

 

30歳まであと1年。

 

そんな事を考え始めたら「会社を辞めたい病」が再燃し、とうとう転職活動をスタートしたのです。

 

転職活動については「転職サイトをチェックすれば良いんでしょ!楽勝ですね。」といったノリでした。

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

このあたりから、もうすでに考えが甘すぎで正直舐めてますね、当時のA君は。

 

そしていざ転職サイトを見てみると、有名企業やたくさんの知らない会社が求人を募集していてどれも新鮮で魅力的な会社に思えました。

 

「おっ!こんな有名企業も募集しているんだ!」

 

それまで転職サイトをまともにチェックした事が無かったので、有名企業が何社も掲載されていて「なぜか安心した」記憶があります。

 

「どこかの有名企業には入れるだろう!」と勝手に思い込み、お気楽にも「安心した」気持ちになっていたのかもしれません。

 

とりあえず応募してみよう

 

さっそく一番有名と思われる転職サイトに会員登録してみました。

 

登録をするとメールがたくさん届くようになり、「おっ、これ楽勝じゃない」と思いました。本格的に転職活動が始まる前から「転職なんてカンタン!楽勝!」とさっそく勘違いをしました。

A君(20代会社員)

 

このメール、後々振り返ると誰にでも送られている「ただのメルマガ(メールマガジン)」でした。

 

しかし、そんな現状さえもまったく理解せずに、とりあえずあこがれの有名企業に5,6社応募をしてみました。

 

5,6社に応募した理由は、「あまりたくさん応募しても、全部の面接も出来ないだろうし」「このくらい有名な企業ならどこでもいいや」といったトンデモナイ感じでした。

 

お前はそんな感じだと、将来痛い目に合うぞ。はやく自分の愚かさに気付かないとダメだぞ。

AさんからA君へ

 

応募書類はすべて不合格

 

応募した5,6社の書類審査の結果は、すべて不合格。

 

各社からご丁寧に「今回は残念ながら~」のお断りのメールが届きました。

 

えっ?不合格?それも全部ダメなの?この中なら、どの会社に入っても良いと思っていたのに。。。いやいやまだまだたくさん会社あるから大丈夫!

A君(20代会社員)

 

一瞬落ち込みはしましたが、それでも転職サイトにはまだまだたくさんの有名企業が掲載されています。

 

落ち込んだのも一瞬で、その日のうちに有名企業に応募をしていました。

 

「まだまだ有名なところあるから全然大丈夫。よし、今度は別の有名企業に応募しよう」

 

そして何も考えずに前回より多い7~8社の有名企業だけを選んで応募をしたのです。

 

うまく進まない転職活動、繰り返した間違い

 

しかし結果は無残なもので、何社に書類を応募しても結果はすべてダメ。

 

それでも一度会社を辞めようと思ったら、ダラダラとそのまま転職活動を続けました。

 

しかし「なんで書類が落とされるのか?」「自分のどこが悪いのか?」がまったく分かっていませんでした。

 

証券会社では、同期の中では上位の成績。上司にもよく褒められているような存在でした。会社ではかなり活躍していたので、「自分の何がいけないんだ?」と不思議に思いました。そして「こんなはずでは無い、求人企業はボクのことをまったく理解していない。」と他責にしていました。

A君(20代会社員)

 

このように自分自身を反省する事もなく、「そうか、まだ転職活動は始まったばかりだし、応募する求人企業の数が足りないんだな!」と勝手な思い込みをし始めていました。

 

しかしその後も応募書類が落とされるので、いつしか有名企業だけでなく中小の会社にも応募するようになりました。

 

そして一部の会社で書類通過して面接を行うものの、結局は面接不合格で落とされていました。

 

退職理由は正直に!が基本

 

当時を振り返ると、明らかに「辞めたい理由」「転職理由」にウソがありました

 

「スキルアップのため」「御社の成長性に惹かれて」といった感じで、いつもカッコつけていたのです。

 

今の私から当時20代の自分に言いたいのは「退職理由は正直に!」という事です。そんなにカッコつけても、ウソは採用担当者に簡単に見破られてしまいます。

AさんからA君へ

 

「残業が多い」

「給与が安い」

「休みが取れない」

 

このような理由でも、本当のことなら良いのです。

 

本当の理由を言えないで、ウソの退職理由を言うよりはよっぽどマシです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

最近はコンプライアンスが厳しくなっていますので、「残業」「休み」等についての不平不満を理解する会社が増えています。退職理由でこれらの話しをしても、まったくマイナスにはなりませんのでご安心ください。

 

その後も続いた間違いだらけの転職活動

 

その後の私は「外資系企業」や「大手企業の系列会社」等に、手あたり次第に書類応募を続けました。

 

たまに中小の会社から内定をもらえる事もあったのですが、「あまり有名な会社では無いので、やっぱり入社する気になれない」と、身勝手にも内定辞退をしていました。

 

こうなると、もう目も当てられないですよね。

 

Dr.キャリアアドバイザー

みなさん呆れていると思いますが、当時のA君は「何をしたいのか」ではなく、「有名な会社に入りたい」という気持ちだけで転職活動をしていたのです。

 

大失敗の転職活動

 

そのころ手あたり次第に受けていた会社は、大手企業の系列会社と外資系企業。

 

とりあえず手あたり次第に受けていました。

 

「継続こそが力なり」と、不甲斐ない自分を発奮させるために「訳の分からない言い訳」もしていました。

 

その頃には、すでに応募している求人企業の業種はまったくバラバラで、まったく信念が感じられません。

 

職種も最初は営業だけだったのですが、いつしか事務系にも応募をし始めていました。

 

応募企業については、「とりあえず知っている会社名なら、それなりの会社だろう」といった感じです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

これでは「志望動機」や「自己PR」もまとまらないでしょう。このような転職活動では、当然ですがまともな会社から内定が出るわけがありません。

 

転職活動はとうとう小休止に

 

自分の転職活動の進め方に問題がある事に気づかずにいましたが、そろそろ受けたい会社も無くなって来ていました。

 

応募書類や面接での発言の「中身の薄さ」が問題だとは思わずに、「いつの間にか面接で緊張していて、うまく話せていないのかな?」と勘違いしている状況でした。

 

いい加減にそろそろ目を覚ましなさい。いつまでそんな考えをしているんだ。結局は、お前は自分のことがまったく客観的に見えていないんだぞ。

AさんからA君へ

 

そしてとうとう応募出来る有名企業も無くなってきました。

 

そんな事で転職はそのまま続けたものの、書類を応募するペースは一気にダウン。

 

本格的な転職活動は「ちょっと小休止」といった感じになりました。

 

いつも不合格で自信が無くなる

 

さすがにここまで全敗に近い状態ですと、ちょっと自信が無くなってきました。

 

それでもたまに受けていた中小企業の面接は、ほとんどが平日に行われるのですがそんなに会社を休めません。

 

しかも中小企業から内定をもらっても、「中小企業だからやっぱり行きたくない!」と呆れた考えをしていました。

A君(20代会社員)

 

このように当時を思い返すと、転職活動においては私は本当にダメな人間でした。

 

これを読まれて「お前が悪い!」「よっぽど問題児なんだろ!」と思われても仕方ありません。

 

でも自分で言うのも変ですが、「営業成績はそこそこ良い」「先輩・後輩との付き合いも出来ている」「上司とも関係性は良い」といったタイプです。

 

ボクは僕自身の事を、決してスゴイ人間とは言いませんが、まったく「普通」の人だったはずです。それでも、私のはじめての転職活動は連戦連敗でした。

A君(20代会社員)

 

それでも続いた間違いだらけの転職活動

 

転職活動のペースは明らかにペースダウンしてきましたが、それでもいつも求人情報をチェックしていました。

 

ここまで来ると、ヤバいですよね。

 

こんな状況ですと、いつかは証券会社での営業成績もボロボロになっていたことでしょう。

 

その頃は、それでも転職活動を成功させるまで、いつまでも活動を続けるつもりでいたのです。

 

目的が「とりあえず転職をする」になっていたのです。

 

もう目も当てられません。

 

もし誰かがアドバイスしてくれていたら

 

今思うと、「よし、今の会社でもう一度頑張ろう!」と思えたら良かったのかも知れません。

 

しかし当時のボクは、とてもそのように冷静な考えをする事は出来ませんでした。

 

甘えかもしれませんが、この時誰かに話しを聞いてもらっていたら、その後の行動も違っていたかもしれません。

 

「今の会社が一番会っているんだよ」

「今の会社も良いところが多いよね」

 

こんな風なアドバイスがあったら、転職活動そのものを辞めていたかもしれません。

 

相変らずダラダラと転職活動は続き、先の見えない転職活動に段々と疲れを感じ始めていました

 

約半年間の活動停止に

 

転職活動疲れた。

 

そのように感じたボクは、いつしか転職は意識するものの、転職活動そのものは停止しました。

 

ボンヤリと転職について思い出す事はあったのですが、その後しばらくは書類応募をする事もありませんでした。

 

それでも一度転職を意識すると、どうしても証券会社の仕事に対して本気にはなれなくなっていました。

 

ようやく見つかった転職先

 

転職活動にもちょっと疲れてきていて、以前のようにあまり肩に力も入らなくなっていた時でした。

 

ある会社の仕事内容がすごく気になり、興味を持ったのです。

 

会社の雰囲気や方針なども、どこか共感出来ました。

 

異業種の会社でしたが、いつもと違って「仕事の内容」と「募集職種」に興味が湧いてきたのです。

 

「あれ。これって面白そう!」

 

そんな思いで応募をして、人事や現場責任者との面接が続いていったのですが、その時の自分はいつものようにあらかじめ用意した受け答えはしていませんでした。

 

いつも以上に質問もしていました。

 

今思うとそれが良かったのでしょう。

 

トントン拍子で内定を獲得して、ある程度自分自身もナットクして入社することになったのです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

ここまでかなり遠回りしましたが、本当の転職活動が出来たわけです。はじめての転職は、ようやく正しい転職が叶いました。

 

本当の転職理由とは

 

その後、はじめての転職を振り返ったときに気づいた事があります。

 

私の転職理由は「他人の芝生が、何となく青く見えたから」だったのです。

 

こんな理由では、志望動機も固まりません。

 

重要な事は以下のような事なのでしょう。

 

1. 退職理由をごまかさない。

2. それによって、志望動機が生まれる。

3. そして自分の言葉で転職について語る。

 

退職理由は人それぞれ。

 

しかし、そのことについてウソのないようにしないと、なにも新しいものは生まれません。

 

まとめ 20代の転職を振り返る

 

一番重要だったのは「自分の意思」、そして「第三者のアドバイス」だったと思います。

 

その点からすると、はじめての転職では分からない事ばかりでしたし、失敗だらけでした。

 

しかし最後には、本当に自然に自分の気持ちを話せていました。

 

あらためて振り返ると、

1)本当に興味を持てる会社を探す。

2)自分の考えに素直に、面接ではしっかりと話しを聞き、話しをする。

といった、基本的なことが重要だったのです。

 

意味もなく会社をたくさん受けて、そして落ちまくったら、それこそ「何をやっていたんだろう!」といった感じですよね。