転職エージェントは非公開求人ではなく独占求人が一番の魅力なのです。

転職エージェントの魅力に非公開求人がありますよね?非公開求人て、どんな求人なのでしょう?すごく条件がいい誰もが行きたくなるような優良求人なのでしょうか?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

たしかに非公開求人と聞くと、謎めいていてすごく魅力的に思えますよね。どんなにスゴイ求人なのだろうと思うかもしれません。

 

転職エージェントが保有する「非公開求人」。

 

「非公開」という言葉に魅かれて、どんな求人案件なのかとても興味深いですよね。

 

今回はこの「非公開求人」について、元大手転職エージェントで働いていた私の経験則からお話しをさせて頂きます。

 

ぜひ参考にしてください。

 

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転職エージェントの非公開求人とは

 

転職エージェントの非公開求人というのがよく分からないので、非公開求人がどういうものか教えてください。

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

そうですね、まずは非公開求人とは何なのかを説明しましょう。

 

非公開求人とは
非公開求人とは、、転職サイトや企業の採用ホームページ等のインターネット上に掲載されない求人のことを指します。

 

このように求職者の人に「一般公開されていない求人」を非公開求人と言いますが、この非公開求人は「特定の転職エージェントのみに求人企業から共有されている」のです。

 

それではなぜ特定の転職エージェントのみに共有されているのでしょう?

 

そこで求人企業が非公開求人にしたがる理由について説明します。

 

非公開求人にする理由とは

 

①採用情報経由で機密情報が漏れないようにするため

②自社の社員に機密情報が漏れないようにするため

③人気求人のため

④採用担当者の都合のため

⑤急募の求人のため

①採用情報経由で機密情報が漏れないようにするため

採用情報を一般公開する時、求人案件には「仕事内容」「事業内容」が明記されます。

 

しかしたとえばこの事業内容が、「極秘のプロジェクト」「新しいマーケットへの参入」「新製品開発のため」といった内容の場合はオープンに出来ません。

 

競合他社に情報は漏れてしまうからです。

②自社の社員に機密情報が漏れないようにするため

自社の社員に機密情報が漏れないようにするため?イマイチなんでこんな事をするのか分からないのですが!?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

なんで自社の社員に知られるとマズイのか?一見すると不思議な感じですよね。

 

これは管理職の募集のケースです。

 

例えば役員や部長級の場合になると、その業務内容で「どの部署のどの人のポジションか!」がすぐに明確になってしまいます。

 

これはさすがに現職者が知るとマズイので、非公開求人として募集をするのです。

③人気求人のため

人気求人にはすごい数の応募が殺到します。

 

求人企業にとって応募が殺到するのはうれしい事なのですが、有名企業だと特定の求人案件にも応募が殺到する傾向にあります。

 

ここで言います「特定の求人案件」とは、募集条件の厳しい一部の人のための求人です。

 

Dr.キャリアアドバイザー

つまり条件を満たさない人がたくさん応募してきても、当然ですが面接に進むことはありません。それどころか書類不合格の連絡に手間がかかり、その対応に追われてしまうのです。

 

しかしこのような求人案件でも、有名企業の場合は応募が殺到してしまうのです。

 

そこでこのような有名企業の場合は、非公開求人として募集をするケースがあるのです。

④採用担当者の都合のため

④のケースは事情は違いますが③と同様で、求人企業が対応出来ないため非公開求人として転職エージェントに応募依頼をかけるケースです。

 

ある程度の人気企業にも関わらず、採用担当の人数が少なく一般公開しないで募集をかけるケースです。

 

でもこの場合は、転職エージェントを利用しているわけですし、わざわざ非公開求人にする必要も無いと思うのですが。

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

たしかにそう思われるかもしれません。しかし、たとえ転職エージェント経由の募集だとしても、社名を一般公開することで求職者が直接求人企業に問い合わせをしてしまう事があるのです。

⑤急募の求人のため

急募の求人が発生した場合、転職エージェントと取引のある求人企業は、転職エージェントに募集を依頼した方が転職サイトを利用するよりスムーズに進みます。

 

転職エージェントにはすでに登録している求職者がいますので、条件にマッチした人に求人案件を紹介すればよいのです。

 

一方の転職サイトを利用する場合は、取材があってその後原稿の内容チェックをした上でいざ掲載となります。

 

求人を掲載したからといって、すぐに応募が集まるかどうかも分かりません。

 

そのため急募案件の場合は転職エージェントを利用した方がスムーズなのです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

しかしこのケースでは、わざわざ非公開求人にして募集をかける必要もありませんので、公開求人でも構わないでしょう。しかしこのような急募案件の場合は、いわゆる1名募集のスポット求人になりますので、求人クローズの事も考えると非公開の方が都合が良いのです。

 

非公開求人の秘密

 

ところで転職エージェントの保有する非公開求人には、どんな求人があるのか知りたいです!

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

そうですよね、転職エージェント各社のホームページを見てみても、やはり各社「非公開求人をウリにしている」のが分かります。それでは各社のホームページの記載について見て行きましょう。

 

リクルートエージェントの非公開求人

転職エージェント 非公開求人

なるほど、リクルートエージェントの場合は、非公開求人が10万件と書いてありますね。10万件と聞いてもピンと来ないのですが、これっておそらく多いんでしょうね?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

はい、リクルートエージェントは業界ナンバー1の求人保有数となっています。10万件の保有は圧倒的ナンバー1です。それでは続いてマイナビエージェントを見てみましょう。

 

マイナビエージェントの非公開求人

転職エージェント 非公開求人

マイナビエージェントの場合は、非公開求人数を書いていない代わりに、公開求人が20%、非公開求人が80%と明記しています。しかしすごいですね、ほとんどが非公開求人ということなんですね。ちなみにどのくらいの求人数になるのでしょう?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

マイナビエージェントの公開求人数が約25,000件ですので、非公開求人数は約80,000件前後ということになりますね。

すごいですね、先ほどの業界ナンバー1のリクルートエージェントと同じくらいに多いのですね。やはり転職エージェントの魅力は非公開求人数なのですね。

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

そうですね、それでは続いてパソナキャリアのホームページを紹介しましょう。

 

パソナキャリアの非公開求人

転職エージェント 非公開求人

あれ?パソナキャリアもマイナビエージェントと同じで公開求人が20%、非公開求人が80%なんですね。これってたまたま偶然のケースですか?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

それでは参考にJACリクルートメントの非公開求人とtype転職エージェントの非公開求人についても紹介します。

 

JACリクルートメントの非公開求人

転職エージェント 非公開求人

JACリクルートメントは公開求人40%、非公開求人60%の割合なんですね。JACリクルートメントは公開求人の割合が多いんですね。

Bさん

 

type転職エージェントの非公開求人

転職エージェント 非公開求人

あれ?type転職エージェントは、また非公開求人の割合が80%なんですね?これってどういう事なんですか?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

ここで転職エージェントの非公開求人に関する「業界ウラ話」についてお話しします。

 

転職エージェントの非公開求人数、非公開求人割合は、すべて自社発表なのです。

 

つまり、非公開求人については各社が勝手に発表している数字であり、裏付けの無い公表数なのです。

 

えっ!いったいどういうことでしょう?裏付けの無い公表数というのは?

A君(20代会社員)

これって、つまりウソの数字かもしれないという事ですよね?まさか大手の会社がそんな事をするとは思いませんが。

Bさん

 

非公開求人についてのウラ話
じつは各社の発表している非公開求人数や非公開求人の割合については、あくまで各社の自社発表であり、誰もそれが正しい数字である事を証明出来ないのです。

Dr.キャリアアドバイザー

ここで業界のウラ話をします。じつは私の勤めていた大手転職エージェントも80%が非公開求人とアナウンスしていたのですが、実は5%にも届かない割合でした。

 

それでは登録した転職エージェントが非公開求人について本当の事を言っているのか、それともウソを言ってるのかどのようにしたら分かるのでしょうか?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

それは簡単です。キャリアドバイザーに「私に合う非公開求人をいくつか紹介してください。」と聞いてみてください。ほとんどの会社が紹介出来ないはずです。

 

私の元同僚が大手の転職エージェントに転職したのですが、その転職エージェントも非公開求人割合を80%と言っていたのですが、実際には1割も無かったそうです。

 

転職エージェントは非公開求人を持っていない!?

 

それでは結局のところ、転職エージェントは非公開求人をほとんど持っていないという事なんですか?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

はい、そうですね。私の経験からすると、ホームページに掲載しているような多数の非公開求人を持っているとは考えづらいです。

そうすると非公開求人に期待して転職エージェントに登録しても、あまり意味が無いという事ですか?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

AさんやBさんは今20代ですよね。20代の会社員を対象にした転職エージェントは、ホームページに書いてあるほどの非公開求人は保有していないと思います。非公開求人を多く持つ転職エージェントは、いわゆる「ハイクラス層向けの転職エージェント」なのです。

 

20代~30代を対象とした総合型の転職エージェントが数多くあります。

 

このような転職エージェントよりも、ミドルクラス・ハイクラス向けの転職エージェントや職種に特化した転職エージェントの方が非公開求人を保有している事が多いようです。

 

非公開求人を多数保有する転職エージェント

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは非公開求人を多数保有している転職エージェントを紹介していきましょう。

 

ここで紹介したい「非公開求人を多く保有する」サービスは2つです。

 

ビズリーチ

転職エージェント 非公開求人

①掲載されている求人案件は、年収1,000万円以上が3分の1以上。

②8割以上がスカウトからの転職成功者。思わぬ企業との出会いに期待。

③企業の中核を担うハイクラス求人に出会える。やりがいも一押しに。

 

ハイクラスにぜひおすすめしたい転職サイトがハイクラス転職サービス認知度No.1のビズリーチです。

 

ビズリーチのスゴイところは、ユーザーからも求人企業からも「ハイクラス転職サービス」として高い評価を得ている点です。

 

特に「年収1,000万円を狙いたい!」と考えている求職者の方には、ダントツナンバー1のおすすめ転職サイトです。

 

MS-Japan

転職エージェント 非公開求人

①管理部門・士業特化の転職サービス

②人事の仕事に詳しい高い専門性を持つキャリアアドバイザーが担当

求人数 5,000件
拠点数 4か所

*拠点:東京(本社) 大阪支社 名古屋支社 横浜支社

 

MS-Japanは。は管理部門・士業特化型の転職エージェント管理部門・士業特化型エージェント転職決定率No.1という実績もあるため、安心して活用できる転職エージェントと言えます。

 

MS-Japanの評価

総合評価
(4.0)

求人の質と数
(3.5)

アドバイスの内容
(4.5)

親身・熱心さ
(4.5)

 

非公開求人よりも独占求人です!

 

Dr.キャリアアドバイザー

じつは20代~30代の方にとって転職エージェントの魅力は、非公開求人ではなく独占求人にあると思います。

独占求人?これは非公開求人とは違うものですか?独占求人がどのようなものか教えてもらえますか?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

分かりました。それでは独占求人について説明しましょう。

 

独占求人とは
転職エージェントが保有する独占求人とは、求人企業がある特定の転職エージェントのみに募集を依頼する求人案件の事です。

 

この独占求人は通常は1社に依頼するものですが、たまに2~3社の転職エージェントに依頼しているケースもあります。

 

それではなぜ求人企業は、独占求人の依頼をするのでしょうか?

 

独占求人を依頼するケース

①複数の転職エージェントを利用したくない時。

②特に信頼している転職エージェントのみに募集を依頼したい時。

③スポットの募集であり、大人数の募集では無い時。

④求人内容を深く理解している転職エージェントだけに依頼したい時。

 

独占求人の依頼をする時は、主に上記のような理由なのです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

独占求人はその名の通り、いくつもの転職エージェントが保有している求人案件ではありません。つまり独占求人を保有している転職エージェントを利用しないかぎり、その求人案件に出会う事は無いのです。

ちなみにどのように独占求人を保有する転職エージェントを探せば良いのでしょうか?何か特別な探し方とかあるのですか?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

残念ながら、どの転職エージェントが独占求人を保有しているかは分かりません。そして独占求人のほとんどが非公開求人なのです。しかし最大手の転職エージェントや特化型の転職エージェントが独占求人を多く保有しているようです。独占求人は有名企業や人気企業が募集依頼をしているケースも多いので、まさしく独占求人こそが転職エージェントの魅力だと思います。

独占求人にすごく興味が湧いてきたのですが、それでも独占求人を持っている転職エージェントを見つけるのは出来ないのですね?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

こればかりは登録した転職エージェントでお尋ねください。「御社が独占で保有している求人で、私が応募出来そうな求人はありますか?」といった質問をしてみれば良いのです。

 

独占求人を多数保有している転職エージェント

 

それでは続いて独占求人を多数保有している転職エージェントについても紹介して行きましょう。

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは独占求人を多数保有しているのでは(!?)と言われている転職エージェントを紹介します。求職者に「各転職エージェントで紹介された求人案件」をヒアリングしてみますと、特に以下の3社が独占求人を保有していたように思われます。

 

リクルートエージェント

転職エージェント 非公開求人

①求人の保有数が圧倒的ナンバー1

②登録数が圧倒的ナンバー1

③転職支援実績が圧倒的ナンバー1

 

リクルートエージェントはまさしく転職エージェント業界の雄と言える会社です。保有求人数もダントツのナンバー1で、独占求人を最も多く保有していると言われています。

 

リクルートエージェントの評価

総合評価
(4.5)

求人の質と数
(5.0)

アドバイスの内容
(4.5)

親身・熱心さ
(4.5)

 

dodaエージェントサービス

転職エージェント 非公開求人

①業界第2位の最大手クラス

②キャリアアドバイザーの質が良い

 

dodaの転職エージェントサービスは、年間18,000人以上の転職成功をサポートし、業界最大手の一角となっております。そして独占求人の保有数もリクルートエージェントに並ぶほどと言われています。

 

Dr.キャリアアドバイザー

dodaは、パーソルホールディングスの転職エージェントサービス。テンプホールディングスとインテリジェンスホールディングスが合併して誕生したガリバー企業です。

dodaの評価

総合評価
(4.5)

求人の質と数
(5.0)

アドバイスの内容
(4.0)

親身・熱心さ
(4.0)

 

ランスタッド

転職エージェント 非公開求人

①39か国に拠点がある「世界第2位」の総合人材サービス会社

②公開求人の80%が年収800万円以上

 

ランスタッドの最大の特徴は、「世界第2位のグローバルな会社」「高年収の人の転職支援が得意」の2点になります。また当然ですが外資系の求人案件を豊富に保有しています。ランスタッドの特徴は、幅広い職種・業種に対応している事でしょう。とくに外資系企業とのパイプが太いという点と高年収の求人案件が多いことが特徴と言えます。その中にランスタッドならではの独占求人があるようです。

 

ランスタッドの評価

総合評価
(3.5)

求人の質と数
(3.0)

アドバイスの内容
(4.0)

親身・熱心さ
(4.0)