「転職エージェントに食事に誘われましが、これは行っておいた方が良いのでしょうか?」
「転職エージェントから内定後に食事に誘われました。お断りするとマズイでしょうか?」
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントからの食事の誘いについては、最近では以前ほど多くはありませんがそれでも未だによく聞く話しです。
しかしはじめて転職エージェントをご利用する求職者のみなさまからすると、どう対応したらよいのか分からなくなりますよね。
そこで、このような「転職エージェントからの食事の誘いを断ってよいのか?」、または「そもそもなぜ転職エージェントが食事に誘うのか?」について説明しまて行きましょう。
そして、転職エージェント経由で内定が出た後の大まかな流れについても紹介して行きますので参考にしてみてください。
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転職エージェントが内定後に食事に誘う理由
お世話になった転職エージェントから内定お祝いという事で食事に誘われました。お誘いを断ると転職先の会社にも印象が悪いのでしょうか?
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、みなさんの転職活動の「最初」から「最後」まできっちりと支援をしてくれます。
「求人企業の紹介」「応募先企業の詳細情報」「面接の指導」「応募書類の添削」「面接のスケジュール調整」「内定後の条件交渉」、これらすべてを代行してくれる転職エージェントは、まさしく求職者にとって「何から何までお世話になったため、お誘いを断りづらい」存在なのです。
このような理由から、キャリアアドバイザーから食事に誘われるとどうしてもお断わりがしづらいようですね。
しかしご安心ください、キャリアアドバイザーからの食事の誘いをお断りしてもまったく問題ありません。
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
まず、転職エージェントのキャリアアドバイザーが食事に誘うのは「内定後」が圧倒的に多い傾向となっています。
そしてキャリアアドバイザーが食事に誘う理由については、大まかには以下の通りとなっています。
内定後に食事に誘う理由
① 入社日に間違いなく出社するかどうかの確認 |
② 入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有 |
③ 知人紹介を期待して |
④ 求職者としてでなく、異性として興味があるため |
④については論外ですよね。
公私混同していますし、大手の転職エージェントではこのような行為をご法度しています。
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
それで①②③④について説明をしましょう。
①入社日に間違いなく出社するかどうかの確認
これは転職エージェントとして次の2点を意識している事になります。
それは
「求人企業からの信用が失墜するため」
です。
入社前辞退による100%返金とは、成果報酬モデルの転職エージェントは、求職者が求人企業に入社支援する事で売上げが発生する仕組みになっています。
しかし入社前辞退となると、成功報酬金額の100%を求人企業に返金します。
キャリアアドバイザーは一人一人が売上げ目標が設定されている会社がほとんどです。
そこで売上げ(=成功報酬金額)がゼロになるのは、とてもツライ事なのです。
Dr.キャリアアドバイザー
また入社初日に求職者が出社しない!なんて事があったら、「入社の意思確認については、しっかりと転職エージェントでやっていましたよね?」と問い詰められます。
また詰問だけでなく転職エージェントとの信用が失墜し、その後の取引にも影響してくることでしょう。
これらの事を未然に防ぎたいため、「入社日に間違いなく出社するかどうかの確認」のために食事に誘うケースがあるのです。
②入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有
こちらも先ほどの「入社前辞退による100%返金」と似ています。
じつは転職エージェントと求人企業の間には、「早期退職による返金制度」という契約があります。
これは「入社3か月以内に辞めた場合」や「入社半年以内に辞めた場合」のようにレギュレーションを決めて、その期間内で辞めた場合は返金が発生するという契約です。
ほとんどのケースで「半年を過ぎての退職」にはペナルティーは発生しません。
そのような契約があるために、なかには「最低でも3か月は頑張って働きましょうね。」「ここで半年頑張れば、その後はどこに行っても成功出来るますよ。」といった感じで「期限を区切って」内定者を送り出すキャリアアドバイザーもいます。
一見すると求職者の事を思って応援しているように見えますが、実態はそんな事はありませんのでご注意ください。
③知人紹介を期待して
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
転職エージェントは「求職者の登録確保」に大変苦労をしています。
ここ数年はどの業界も人出不足で、転職エージェントや転職サイトで「求職者の獲り合い」になっていました。
とくにその争奪戦が激しかったのが「ITエンジニア」「薬剤師」「看護師」といったところでしょう。
あと一部では「会計士」「税理士」などの争奪戦も激しかったようですね。
一例をあげましょう。
例えば薬剤師の登録には「10万円の広告を出して、ようやく1人登録があるかないか」といった調子です。
Dr.キャリアアドバイザー
薬剤師の例は極端ですが、それでもどの職種も各転職エージェントが登録に苦労をしているのは事実です。
そのため転職支援をした求職者に対して、「どなかたご友人で転職を考えている人はいませんか?」と聞いてくるのです。
たとえお一人友人を紹介してくれた謝礼で「5,000円」をお支払いしても安いくらいなのです。
*最近では業界の紳士協定により、知人・友人紹介に対しての謝礼金に制限を設け始めています。
Dr.キャリアアドバイザー
④異性として興味があるため
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
もしこのような対応をするキャリアアドバイザーがいましたら、その転職エージェントに代表電話等からすぐに連絡するようにしましょう。
大手の転職エージェントなら、すぐにそのキャリアドバイザーに厳重指導が入るはずです。
転職エージェントからの食事を断る方法
Dr.キャリアアドバイザー
それでもみなさんにとっては、食事を誘われたタイミングによって断り方が気になるところかもしれません。
①内定が出る前
たとえば「とても親切丁寧にアドバイスをしてくれていて、なおかつ会社情報にとても詳しいキャリアアドバイザー」の場合。
しかもまだ転職活動中で内定も出ていないとなると、食事の誘いを断ってよいのか迷うところでしょう。
「食事を断ると、今後のサポートに影響するかもしれないのでは?」
せっかく転職活動が順調に進みそうな気配だったら、このように心配になってしまう事でしょう。
Dr.キャリアアドバイザー
②内定が出た後
また、もしみなさんがすでに内定が出てる場合。
その時も何の迷いもなく、お断りして構いません。
みなさんはキャリアアドバイザーのおかげで転職出来たからと、後ろ髪を引かれるのかもしれません。
しかし転職エージェントが食事に誘ってくる理由は、さきほど説明した通りです。
この食事の主目的は、転職エージェントの都合によるものですので遠慮する必要はありません。
おすすめの転職エージェント
ここで紹介する転職エージェントは「大手の転職エージェント」になります。
大手の転職エージェントも以前はよく求職者と食事をすることがあったのですが、最近ではみなさんを食事に誘う事もほとんど無くなっているようです。
そして仮にみなさんを食事に誘ったとしても、「妙な下心」があるわけでなく、ほとんどが以下の3つの理由から食事に誘っているはずです。
②入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有。
③知人紹介を期待している。
また「食事の誘いを断りたい」「しつこく食事に誘われた」といったケースでも、しっかりとお断りをすればその後のお誘いは無くなるものと思います。
しかし求職者のみなさんは転職活動に全力投球で一生懸命なのに、そもそもこんな面倒な食事の誘いなんて無ければその方がゼッタイに良いですよね。
ここから紹介する転職エージェントは求職者と食事をすることを制限していますので、安心して転職活動に没頭できるものと思われます。
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転職エージェントを利用しての内定後の流れ
Dr.キャリアアドバイザー
Dr.キャリアアドバイザー