転職エージェントと食事ってあり!?食事の目的と内定後の流れについて。

 

「転職エージェントに食事に誘われましが、これは行っておいた方が良いのでしょうか?」

 

「転職エージェントから内定後に食事に誘われました。お断りするとマズイでしょうか?」

 

Dr.キャリアアドバイザー

転職エージェントを利用した人からすると、キャリアアドバイザーは大変お世話になった人。お世話になった分、このような人からの食事の誘いは断りづらいのでしょうね。

 

転職エージェントからの食事の誘いについては、最近では以前ほど多くはありませんがそれでも未だによく聞く話しです。

 

しかしはじめて転職エージェントをご利用する求職者のみなさまからすると、どう対応したらよいのか分からなくなりますよね。

 

そこで、このような「転職エージェントからの食事の誘いを断ってよいのか?」、または「そもそもなぜ転職エージェントが食事に誘うのか?」について説明しまて行きましょう。

 

そして、転職エージェント経由で内定が出た後の大まかな流れについても紹介して行きますので参考にしてみてください。

 

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転職エージェントが内定後に食事に誘う理由

 

お世話になった転職エージェントから内定お祝いという事で食事に誘われました。お誘いを断ると転職先の会社にも印象が悪いのでしょうか?

Dr.キャリアアドバイザー

なるほど、食事を断る事で転職先企業にも迷惑が掛かるのではと心配されているのですね。結論から申しますと、お断りしてまったく問題ありません。また今回の食事と内定先企業はまったく関係ありませんし、みなさんが転職エージェントと食事に行っているなんて、転職先企業はまったく知らないはずですよ

 

転職先の企業とは何の関係も無いという事なんですね。ボクの友達も同じように食事に誘われたみたいなのですが、ボクはてっきり転職先企業から頼まれて、事前の情報共有をするのかと思いました。

A君(20代会社員)

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、みなさんの転職活動の「最初」から「最後」まできっちりと支援をしてくれます。

 

「求人企業の紹介」「応募先企業の詳細情報」「面接の指導」「応募書類の添削」「面接のスケジュール調整」「内定後の条件交渉」、これらすべてを代行してくれる転職エージェントは、まさしく求職者にとって「何から何までお世話になったため、お誘いを断りづらい」存在なのです。

 

このような理由から、キャリアアドバイザーから食事に誘われるとどうしてもお断わりがしづらいようですね。

 

しかしご安心ください、キャリアアドバイザーからの食事の誘いをお断りしてもまったく問題ありません。

 

そうなんですね。そうするとどんな目的があって、食事に誘ってくるのでしょうか?

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

そうですよね、何の目的で食事に誘ってくるのか不思議ですよね。それでは転職エージェントが内定後に食事に誘う理由について説明します。

 

まず、転職エージェントのキャリアアドバイザーが食事に誘うのは「内定後」が圧倒的に多い傾向となっています。

 

そしてキャリアアドバイザーが食事に誘う理由については、大まかには以下の通りとなっています。

 

内定後に食事に誘う理由

① 入社日に間違いなく出社するかどうかの確認
② 入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有
③ 知人紹介を期待して
④ 求職者としてでなく、異性として興味があるため

 

④については論外ですよね。

 

公私混同していますし、大手の転職エージェントではこのような行為をご法度しています。

 

Dr.キャリアアドバイザー

私の働いていた転職エージェントでも、このように求職者のみなさんと接する事は固く禁止されていました。それでも毎年数件このような事例が発覚して、社内で問題になっていました。

女性の立場としては、食事に誘ってきた転職エージェントの担当の方が男性ですと、 異性と2人きりの食事ということで何だか身構えてしまいます。

Bさん

 

それで①②③④について説明をしましょう。

 

①入社日に間違いなく出社するかどうかの確認

 

これは転職エージェントとして次の2点を意識している事になります。

 

それは

「入社前辞退のよる100%返金を防ぐため」

「求人企業からの信用が失墜するため」

です。

 

入社前辞退による100%返金とは、成果報酬モデルの転職エージェントは、求職者が求人企業に入社支援する事で売上げが発生する仕組みになっています。

 

しかし入社前辞退となると、成功報酬金額の100%を求人企業に返金します。

 

キャリアアドバイザーは一人一人が売上げ目標が設定されている会社がほとんどです。

 

そこで売上げ(=成功報酬金額)がゼロになるのは、とてもツライ事なのです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

せっかく時間も手間も掛けて転職支援を行ってきたのに、そのすべてがパーになるのは避けたいところですよね。

 

また入社初日に求職者が出社しない!なんて事があったら、「入社の意思確認については、しっかりと転職エージェントでやっていましたよね?」と問い詰められます。

 

また詰問だけでなく転職エージェントとの信用が失墜し、その後の取引にも影響してくることでしょう。

 

これらの事を未然に防ぎたいため、「入社日に間違いなく出社するかどうかの確認」のために食事に誘うケースがあるのです。

 

②入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有

 

こちらも先ほどの「入社前辞退による100%返金」と似ています。

 

じつは転職エージェントと求人企業の間には、「早期退職による返金制度」という契約があります。

 

これは「入社3か月以内に辞めた場合」や「入社半年以内に辞めた場合」のようにレギュレーションを決めて、その期間内で辞めた場合は返金が発生するという契約です。

 

ほとんどのケースで「半年を過ぎての退職」にはペナルティーは発生しません。

 

そのような契約があるために、なかには「最低でも3か月は頑張って働きましょうね。」「ここで半年頑張れば、その後はどこに行っても成功出来るますよ。」といった感じで「期限を区切って」内定者を送り出すキャリアアドバイザーもいます。

 

一見すると求職者の事を思って応援しているように見えますが、実態はそんな事はありませんのでご注意ください。

 

③知人紹介を期待して

 

Dr.キャリアアドバイザー

知人紹介とは、内定が出て転職活動が終了した求職者に、知人・友人で転職を考えている人を紹介してもらう事を言います。

そう言えば私の友人も、「だれかいたら紹介してください!」と頼まれたと言っていました。これってよくある話しなんですかね?

Bさん

 

転職エージェントは「求職者の登録確保」に大変苦労をしています。

 

ここ数年はどの業界も人出不足で、転職エージェントや転職サイトで「求職者の獲り合い」になっていました。

 

とくにその争奪戦が激しかったのが「ITエンジニア」「薬剤師」「看護師」といったところでしょう。

 

あと一部では「会計士」「税理士」などの争奪戦も激しかったようですね。

 

一例をあげましょう。

 

例えば薬剤師の登録には「10万円の広告を出して、ようやく1人登録があるかないか」といった調子です。

 

Dr.キャリアアドバイザー

求人ニーズの高い薬剤師の場合、1人登録してもらうのに10万円近くかかるんですよ!すごい金額だと思いませんか?このような状況なので、薬剤師は何回でも転職が可能なのです。

 

薬剤師の例は極端ですが、それでもどの職種も各転職エージェントが登録に苦労をしているのは事実です。

 

そのため転職支援をした求職者に対して、「どなかたご友人で転職を考えている人はいませんか?」と聞いてくるのです。

 

たとえお一人友人を紹介してくれた謝礼で「5,000円」をお支払いしても安いくらいなのです。

 

*最近では業界の紳士協定により、知人・友人紹介に対しての謝礼金に制限を設け始めています。

 

Dr.キャリアアドバイザー

以上のような理由で、転職エージェントは求職者のみなさんが内定が出た後に食事に誘うのです。大きくは3つの理由のよるものなのです。

 

④異性として興味があるため

 

Dr.キャリアアドバイザー

これは本当に論外ですね。キャリアアドバイザー失格です。求職者を異性として意識してしまい、食事に誘ったりLINEを聞いたりといった事があるようです。本当に呆れますね。

キャリアアドバイザーとして信頼していた人が、下心があって熱心にサポートしていたと思うと本当に残念で仕方ありません。

Bさん

 

もしこのような対応をするキャリアアドバイザーがいましたら、その転職エージェントに代表電話等からすぐに連絡するようにしましょう。

 

大手の転職エージェントなら、すぐにそのキャリアドバイザーに厳重指導が入るはずです。

 

転職エージェントからの食事を断る方法

 

Dr.キャリアアドバイザー

ここには一応「断る方法」という書き方をしていますが、これはハッキリと断って問題ありません。

 

それでもみなさんにとっては、食事を誘われたタイミングによって断り方が気になるところかもしれません。

 

①内定が出る前

 

たとえば「とても親切丁寧にアドバイスをしてくれていて、なおかつ会社情報にとても詳しいキャリアアドバイザー」の場合。

 

しかもまだ転職活動中で内定も出ていないとなると、食事の誘いを断ってよいのか迷うところでしょう。

 

「食事を断ると、今後のサポートに影響するかもしれないのでは?」

 

せっかく転職活動が順調に進みそうな気配だったら、このように心配になってしまう事でしょう。

 

Dr.キャリアアドバイザー

しかしハッキリと言います。このような行動はキャリアアドバイザーとしてルール違反です。キャリアアドバイザーの役目は、まずは何と言ってもみなさんの転職を成功させることです。不幸にもこのようなキャリアアドバイザーに出会った場合は、すぐに担当者変更をリクエストするか、他の転職エージェントに登録し直してください。

 

②内定が出た後

 

また、もしみなさんがすでに内定が出てる場合。

 

その時も何の迷いもなく、お断りして構いません。

 

みなさんはキャリアアドバイザーのおかげで転職出来たからと、後ろ髪を引かれるのかもしれません。

 

しかし転職エージェントが食事に誘ってくる理由は、さきほど説明した通りです。

 

この食事の主目的は、転職エージェントの都合によるものですので遠慮する必要はありません。

 

おすすめの転職エージェント

 

ここで紹介する転職エージェントは「大手の転職エージェント」になります。

 

大手の転職エージェントも以前はよく求職者と食事をすることがあったのですが、最近ではみなさんを食事に誘う事もほとんど無くなっているようです。

 

そして仮にみなさんを食事に誘ったとしても、「妙な下心」があるわけでなく、ほとんどが以下の3つの理由から食事に誘っているはずです。

 

①入社日に間違いなく出社するかどうかの確認。

②入社後もしっかりと勤務が続くようにと事前情報の共有。

③知人紹介を期待している。

 

また「食事の誘いを断りたい」「しつこく食事に誘われた」といったケースでも、しっかりとお断りをすればその後のお誘いは無くなるものと思います。

 

しかし求職者のみなさんは転職活動に全力投球で一生懸命なのに、そもそもこんな面倒な食事の誘いなんて無ければその方がゼッタイに良いですよね。

 

ここから紹介する転職エージェントは求職者と食事をすることを制限していますので、安心して転職活動に没頭できるものと思われます。

 

リクルートエージェント

転職エージェント 食事

リクルートエージェントとは
リクルートエージェントの最大の特徴は、業界トップクラスの求人数を保有し、転職支援実績No.1であることでしょう。1971年から続く老舗で取引企業との関係も強く、非公開求人もトップクラスの多さとなっています。

特徴

  1. 10万件を超える非公開求人
  2. キャリアアドバイザーの評価が高い
  3. 全国の求人案件を保有

【対象ユーザー】20~50代

【全国の拠点】札幌・仙台・東京(丸の内)・東京(立川)・栃木・埼玉・千葉・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・福岡

リクルートエージェント公式サイト

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JACリクルートメント

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JACリクルートメントとは
JACリクルートメントは、外資系企業や国内大手企業などハイクラス求人やグローバル求人に強みがある転職エージェントです。ロンドン発祥の日系転職エージェント。グローバルなネットワークを持っている点で、他社と一味違った特徴があります。

特徴

  1. 600万円以上の求人が充実していてミドル層以上向け
  2. 業界3位の最大手クラス
  3. 外資系企業・ミドルクラス以上に強み

【対象ユーザー】30~40代

【拠点】東京/さいたま/横浜/名古屋/静岡/大阪/京都/神戸/広島

JACリクルートメント公式サイト

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マイナビジョブ20's

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マイナビジョブ20'sとは
マイナビにはたくさんの転職サービスがありますが、「第二新卒・20代の若手会社員」の転職エージェントといえばこの「マイナビジョブ20's」です。マイナビのグループ会社が運営していますので、安心してご利用が出来ます。

特徴

  1. 第二新卒・20代の若手転職支援が専門
  2. マイナビグループとしての豊富な求人数

【拠点】東京(新宿)/横浜/大阪/神戸/名古屋

 

マイナビジョブ20'sは保有する求人2,500件のすべてが「第二新卒・20代」対象です。

 

そのうち50%以上が職種・業種未経験OKの求人ですので、これから新たなキャリアを築いて行きたい方には是非一度ご利用いただきたい転職エージェントです。

 

マイナビジョブ20's公式サイト

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就職Shop

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就職Shopとは
就職Shopはリクルートが運営する、「経験の少ない20代」「社会人未経験」等の既卒・フリーター向けの就職相談(求人紹介)サービスです。就職Shopでは経験の少ない20代を幅広く歓迎します。 社会人未経験の方でも大丈夫です。

特徴

  1. 20代の利用者が9割
  2. 書類選考なし
  3. 求人案件のほとんどは未経験者応募可
  4. 学歴・職歴・社会人経験不問で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の転職支援が多数 

【拠点】東京/新宿/西東京/北千住/横浜/千葉/大阪/京都/神戸

 

学歴・職歴・社会人経験不問の求人案件を多数保有していますので、で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の方におすすめのサービスです。

 

また、キャリアコーディネーターとの面談はWEBでカウンセリングが可能です。

 

 

転職エージェントを利用しての内定後の流れ

 

Dr.キャリアアドバイザー

それではみなさんが転職エージェントを利用して内定が出た場合、内定後の転職エージェントとのお付き合い(内定後の流れ)について説明しましょう。

 

STEP.1
内定を獲得
求人企業からの内定は、転職エージェントのキャリアアドバイザーからの「最終面接合格」とともに連絡が来ます。内定の一報はまずは電話で、その後メールで内定を証明する「内定通知書」が送られてきます。
STEP.2
内定承諾書の確認
ここがとても重要なポイントになりますが、送られてきた「内定承諾書」に明記されている「就業条件」についてしっかりと確認をしてください。じつはここでお互いの齟齬によるトラブルが多数発生しているのです。内定承諾書には「給与額(月給)」「賞与額とその支払日」「時間外手当(残業代)」「その他支給(通勤交通費や住宅手当など)」「社会保険の有無」「就業時間」「休日」「配属予定部署」などが明記されています。
STEP.3
内定承諾を連絡
内定承諾書に相違がなく、その会社に入社する!という決意が固まりましたら、内定承諾の意志をキャリアアドバイザーに伝えます。通常ですとキャリアアドバイザーより「返答期限」が設定されているはずですので、期限内にご自身の意志を報告してください。
STEP.4
雇用契約の締結
転職エージェントを経由して雇用契約書が発行されます。内容に間違いがないことを確認し、雇用契約を結びましょう。

 

Dr.キャリアアドバイザー

以上が内定後の大まかな流れになります。内定獲得後も、転職エージェントを経由してのやり取りが発生しているのがご理解頂けましたでしょうか。このように内定が出た後も様々な事務処理もありますので、やはり誠実なキャリアアドバイザーとお付き合いしたいところですよね。