経理への転職は未経験だと難しい!経理へ転職したい人のための活用ガイドです。

経理への転職は、営業や人事と違って未経験だと難しい職種です。

 

経理職に憧れて転職したい!と思ってみても、未経験者にとってはハードルは高そうです。

 

Dr.転職アドバイザー

そこでマイナビ転職で、職種ごとに「未経験可」の件数をチェックしてみました。

 

経理・財務  求人数504件(未経験可178件、35%)

人事・労務・採用  求人数246件(未経験可108件、44%)

営業・企画営業(法人向け)  求人数1,718件(未経験可1,191件、70%)

営業・企画営業(個人向け)  求人数674件(未経験可576件、85%)

 

上記のように未経験でもOKの求人は、やはり「経理・財務」では少ないようです。

 

営業職では募集求人の70%以上で「未経験可」となっていますが、経理・財務ではわずか35%となっています。

 

Dr.転職アドバイザー

それでは「経理への転職について考える」をテーマに、経理転職の成功の秘訣や注意点などを紹介していきましょう。

経理の仕事について

 

それではまずは経理の仕事について簡単にまとめてみます。

 

とくに未経験の方は一読してみて下さい。

 

経理の仕事は簡単に言いますと、取引先への支払い・入金、従業員の給与・経費の管理、このような社内全般のお金の流れを管理する業務になります。

 

社内のお金の管理は主に「日次業務」、「月次業務」、「年次業務」で行われます。

 

そして業務の難易度は、

 

「日次→月次→四半期→年次→連結」

 

で上がって行きます。

 

そして経理の主な業務は以下の通りです。

 

日次業務について

 

・現金・預金の管理

・社員の経費の精算など

・受発注および在庫の管理など

 

月次業務について

 

・月次決算

・給与の支払い

・取引先からの入出金管理

・売掛金・買掛金の管理など

 

年次業務について

 

・年次決算・連結決算など

・税務申告

・有価証券報告書などの開示資料作成など

 

経理の転職について

 

営業や他の職種と違い、経理への転職は経験が問われます。

 

未経験で経理職に転職したい人もいると思いますが、ハードルが高いという認識はしておいて下さい。

 

先にも紹介しましたが、未経験OKの求人案件はあまり多く無いのが現状なのです。

 

それでは未経験者は経理に転職出来ないのでしょうか。

 

たしかに難しいとは思いますが、まったくチャンスが無いわけではありません。

 

実際に未経験可の求人案件もあります。

 

それでは求人企業が、「経験者」や「未経験者」に対してどのようなスキルや資質を求めているかを紹介します。

 

未経験者の転職について

 

未経験からチャレンジする場合は「なぜ経理をやってみたいのか」を明確に説明することが重要です。

 

未経験OKの企業は、みなさんが入社した後に研修やOJTをしっかりと実施してくれるはずです。

 

経験・スキルがなくても応募は可能ですが、自発的に簿記の勉強をしていればやる気が伝わりプラス要素となるでしょう。

 

ちなみに簿記の勉強をする際の留意事項です。

 

経理職の転職では、簿記2級の保有は暗黙の了解でほぼ必須となっています。

 

1級があれば尚良いというレベルです。

 

一方3級は初心者レベルで、転職の際にアピールにはなりません。

 

簿記の資格は二種類、日商簿記と全商簿記があります。

企業が求める簿記の資格は、日商簿記になります。

日商簿記資格の方が難易度が高く、日商簿記2級=全商簿記1級というようなイメージです。

 

経験者の転職について

 

年齢ごとで求める条件

 

求人企業のニーズが高い年齢は20代後半。

 

20代後半でコミュニケーション能力が高い方には、求人企業からのニーズが高い傾向にあります。

 

次に求人ニーズが高いのが30代の経験者。

 

30代で経験をしっかり積んできている方については、マネージャー候補ポジションが多く見受けられます。

 

決算業務の経験

 

経験者に求められる条件は、決算経験があるかどうかです。

 

決算業務については「月次→四半期→年次→連結」の難易度となっていて、これらの業務をメインの担当者として行ったのか、それともサポート業務程度なのかが問われます。

 

また年齢の伴う経験も見られて、20代後半の方ですと月次や年次補助しかやっていないという方は厳しめの評価になるものと思われます。

 

上場企業での経験

 

求人企業が求職者のキャリアを見るとき、上場企業での経理経験があるかどうかが一つのポイントとなります。

 

上場企業での経理経験者に対しては、求人企業からのニーズは強い傾向にあります。

 

ただし大手企業の場合、業務内容が分業制のケースも多く担当する職務が狭い場合があります。

 

上場企業での経験者であっても、その経験内容はしっかり見られています。

 

上場企業での連結決算の経験

 

上場企業での連結決算業務の経験者は非常にレアですので、求人企業からのニーズが大変強い傾向にあります。

 

しかし、連結決算業務は親会社側でやっていることがポイントで子会社側の連結では企業ニーズはそれほど強くありません。

 

その他、未上場企業での経験者は完全に経験内容次第となります。

 

「ベンチャーだったので、決算は主担当で一人で全てやっていました」という方は、中小企業からの強いニーズが見受けられます。

 

経理転職で利用したい転職エージェント

 

経理に転職を希望する場合は、ズバリ転職エージェントを利用すると良いでしょう。

 

理由は大きく分けて3つ。

 

その1

経理の転職は、営業職やエンジニア職のように常時募集をしている職種ではありません。

 

個人で転職サイト等を利用して転職活動をする場合、スポット採用の求人案件を見落としてしまう可能性があります。

 

転職エージェントを利用すれば、新規で経理求人が出て来た場合も、抜け漏れなく連絡してもらえる事でしょう。

 

その2

また経理を希望する求職者のみなさんは、求人企業への志望度よりも経理職への志望度が強い傾向にあります。

 

それゆえ会社研究が疎かになる人も見受けられるのです。

 

会社研究をする場合は、やはり転職エージェントのサポートがあった方が良いです。

 

そして転職エージェントを利用すれば、会社のリアルな情報(社風や残業、有休消化状況など)も事前に把握する事が出来ます。

 

その3

みなさんが仮に経理未経験者だとしたら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに転職指南を受けるべきでしょう。

 

未経験OKの求人案件の紹介から、応募企業に対しての書類作成のアドバイスや面接指導など、一人では難しい対策などを一緒に考えて頂けるはずです。

 

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ここは外せません。

 

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