カジノディーラーに転職。
ちょっピンと来ないかもしれませんが、日本で新しい仕事が生まれます。
みなさんもご存知の通り、これから日本にカジノがオープンします。
今は各自治体が「カジノをオープンしたい!」と立候補しているタイミングです。
大阪は2025年に大阪万博が開催されますので、それまでに何とか誘致を促し観光都市として観光客を呼び込みたいようです。
そこでカジノが出来ると新しい職種として注目されるのが「カジノディーラー」です。
今まで日本に無かった新しい職種、カジノディーラーについて紹介します。
カジノディーラーに転職!という選択はいかがでしょう。
カジノディーラーに転職
カジノディーラーに転職と聞いて、
「今まで普通の会社員なのに、なんでディーラーに転職する必要があるの?」
と思われる方も多いことでしょうが当然でしょう。
そこでカジノディーラーという新しい仕事の魅力について紹介します。
非日常が日常になります
そもそもみなさんは海外のカジノに行ったことはありますか?
たとえばラスベガス。
1日中「眠らない街」として有名ですよね。
ラスベガスに行ったことがないと、「どこか危ない感じがする!」といったイメージを持つかもしれません。
しかし、ラスベガスのカジノに行ってみると分かるのですが、普通のビジネスパーソンや家族連れ(子供を除く)、女性同士が普通にカジノ施設内を歩いています。
ちなみにカジノはホテルの施設内にあり、カジノの中(または傍)を歩いてレストランやショップに向かうような作りになっています。
そのせいで、カジノの中(または傍)でも子連れのファミリーの姿なども目立ち、カジノ=賭け事(ギャンブル)というよりは、総合レジャー施設といった雰囲気なのです。
ラスベガスの場合には、世界各国の人が「ポーカー」や「ルーレット」などを純粋に楽しんでいて、賭け事にあるような殺伐とした雰囲気はまったくありません。
そんなような世界各国の人が日本に集まり、みんなでレジャーを楽しむ。
そしてそこを「仕事場」にする。
これは今までと違った「非日常体験」ですよね。
どことなく怪しい感じがする
そもそもみなさんは海外のカジノに行ったことはありますか?
そのような経験が無いとどうしても
「なんか危ない目に合いそう」
「怪しい仕事ですよね」
と思ってしまう事でしょう。
「マフィアとかが絡んでいるんですよね」と言ったお声もあるようです。
しかし、それらはまったく異なったイメージです。
まずはカジノディーラーはかなり安全な職場と言えます。
どういう事かと説明しますと、当然ですがカジノではお金(時には大金)が動くゲームです。
お金が関わると当然トラブルが起こりがちですが、もしトラブルが起こってしまったらそのホテルは大打撃を受ける事でしょう。
トラブルが知れ渡ってしまうと、家族連れや女性などは一気に立ち寄らなくなる事でしょう。
カジノを運営する会社は「安心、安全」に最大限に注意してカジノ運営をしています。
セキュリティ・システムも万全です。
何台もの防犯カメラが設置されていて、専属のガードマンが常に注意をしていて、またカジノの支配人はいつでもフロアの安全をチェックしているのです。
正直、これほどセキュリティーが万全な職場など無いかもしれません。
トラブルを起こさないためにも、最高レベルのセキュリティーシステムを導入しているのです。
カジノディーラーは儲かるのですか
それではそもそもカジノディーラーとは儲かるものなのでしょうか。
きらびやかなカジノで働くのは良いのですが、稼げないと意味が無いですよね。
あくまで海外での実績になってしまうのですが、海外で働く
と言われています。
そしてカジノディーラーは、だいたい「時給制」となっていることが多いようです。
しかし、カジノディーラーの収入はこれだけではありません。
日本にはチップの文化が無いので少し分かりづらいかもしれません。
しかし海外旅行をしたことのある方ならお分かりになるのではないでしょうか。
たとえばハワイ旅行などをしたときに、食事をすると飲食代以外にも税金やチップが求められますよね。
あのような感じで、今度はカジノディーラーになったみなさんがチップを貰う立場になるのです。
そしてこのチップ収入がかなりの金額になるようで、
ようなケースもあるようです。
カジノディーラーになるにはどうするの
カジノに就職する際は必ず技能審査が行われます。
そのため、その技能検査をパスするための専門的なスキルを習得しなければなりません。
そしてそのためにはいわゆる「カジノスクール」に通うことになります。
ちなみに海外では人気の職業として認知されています。
いずれは日本でも「ユーチューバー」のように、今まで知られていなかったですが、人気の花形職業のひとつになるかもしれません。
まずは「カジノスクール」に通ってカジノのイロハを学ばなければなりません。
カジノスクールで学ぶこと
それでは日本で有名な「日本カジノ学院」のデータをもとに紹介します。
ちなみに「日本カジノ学院」は、2014年にカジノディーラー育成学校として創設されました。
日本カジノ学院の代表者の話しによりますと、IRにはカジノディーラーだけでなく様々な職種があると紹介しています。
まずはカジノディーラーとして経験を積み、その後はカジノ全体を統括する管理者やその他の仕事に就くという可能性もあるようなのです。
それでも基本となるのはカジノディーラーとしての現場経験。
まずはカジノディーラーとしてIRの門戸を叩くのが王道のようです。
プレミアムコースについて
プレミアムコースは海外カジノ研修が付いた最も人気のコースとなっているようです。
研修内容は以下の通りです。
卒業後より即戦力として現場に則した動きができる様に、IRの裏側を卒業前から実際に学ぶことの出来るコースです。
通常の海外旅行などでは知ることの出来ないリアルなIRの現場を学ぶ事が出来ます。
科目 | 時間 |
---|---|
オリエンテーション・基礎 | 1回 (1回 2.5H) |
ポーカー | 13回(1回 2.5H) |
ルーレット | 13回(1回 2.5H) |
バカラ | 13回(1回 2.5H) |
ブラックジャック | 13回(1回 2.5H) |
IRキャリアUPクラス | 5回(1回 2.5H) |
エキスパートコースについて
エキスパートコースは、総合的な知識を身につけて一つ上のレベルを習得するためのコースになります。
研修内容は以下の通りです。
基礎講座にプラスして VIP ルーム対応スキルはもちろん、1つ上のポションであるスーパーバイザーに必要なテーブルバランスの管理方法や、トラブルの対応方法も学べます。
また座学ではIR のマネージャークラスになる為に必要な総合的知識として人材育成の方法、マーケティング、マナー、依存症など幅広い知識を身に付ける事ができ、将来自分に合った部門での管理職を目指すことが出来ます。
科目 | 時間 |
---|---|
オリエンテーション・基礎 | 1回 (1回 2.5H) |
ポーカー | 13回(1回 2.5H) |
ルーレット | 13回(1回 2.5H) |
バカラ | 13回(1回 2.5H) |
ブラックジャック | 13回(1回 2.5H) |
IRキャリアUPクラス | 5回(1回 2.5H) |
トータル本科コースについて
トータル本科コースは、ディーラーの基本を学ぶことが出来るコースになります。
研修内容は以下の通りです。
このコースではディーラーになるための基本を学ぶことができます。
バカラ・ブラックジャック・ルーレット・ポーカーの4つの科目を学んでいただきます。
科目 | 時間 |
---|---|
IR基礎講習 | 2回 (トータル 2.5H) |
バカラ | 10回(1回 2.5H) |
ポーカー | 10回(1回 2.5H) |
ルーレット | 10回(1回 2.5H) |
ブラックジャック | 9回(1回 2.5H) |
追加オプションについて
自分の技術と知識を増やしたい方には追加オプションも用意されています。
追加オプションは以下の通りです。
・英会話レッスンはECCの講師によるレッスンの為、毎週決まった曜日での開講となります。
・追加技術とはエキスパートコースにて追加で学ぶ内容となります。
・年に3回ほど海外カジノ研修は実施され、毎回訪問先や内容は変動します。
・海外カジノ研修の宿泊費、エアー代は別途かかります。
科目 | 時間 |
---|---|
カジノ英会話 | 10回(1回 2.5H) |
IRキャリアUPクラス | 5回(1回 2.5H) |
追加技術 | 12回(1回 2.5H) |
海外カジノ研修 | 1回 |
それぞれのゲームについて
さてここで少し補足をします。
カジノにはディーラーとプレイするゲームもあれば、一人でマシンに向かってプレイする「スロットマシン」などがあります。
みなさんが興味がある、または目指すはカジノディーラーになりますので、ここではカジノディーラーとプレイするゲームについて簡単に紹介します。
まずはみなさんがどのゲームに興味があるかが重要ですからね。
もっとくわしくゲームについて知りたい場合は、みなさんでお調べくださいね。
バカラについて
バカラのルールを超簡単に説明してしまうと、手持ちのカードの合計の下一桁が「9を超えない範囲で9に近いほうが勝ち」というブラックジャックにも似たゲームです。
ポーカーについて
日本における一般的なポーカー(ドローポーカー)は、それぞれに配られる「5枚の手札の強さ」を競うゲームです。
しかし、ポーカーには色々な遊び方がありますので、ここではその種類について紹介します。
たとえば、ファイブカードドロー・テキサスホールデム・スプリットホールデム・オマハハイ、その他とたくさんの遊び方があるのです。
ブラックジャックについて
カジノゲームの中で最も人気のあるテーブルゲームがブラックジャックです。
多くの人に馴染みのあるゲームではないでしょうか。
ルールも簡単で、カジノディーラーが自分とプレイヤーにカードを配り、手札の合計数が「21」に近い方が勝ちというゲームです。
ルーレットについて
ホイールの中にカジノディーラーが球を投げ込み、投げ込まれた球が「色・数字・グループ」のどこに落ちるかを予想して賭けて遊びます。
テーブルの数字が書かれている場所にチップを置いて、その場所に球が入ればプレイヤーの勝ちです。
外れた場合は賭けたチップは全て撤収されます。
カジノはIR(統合型リゾート)の一部です
ここで、カジノについて整理したく思います。
カジノ・カジノディーラーを紹介してきましたが、今後日本で展開されるのは決して「カジノ」だけではありません。
日本人の多くは「カジノが出来たら治安が悪くなる!」と不安に思っているようです。
しかし繰り返しになりますが、カジノではなく「IR(統合型リゾート)」が日本に現れるのです。
そして「IR(総合型リゾート)」では、レジャーもあればビジネスもあります。
アミューズメント施設としては、ホテル、レストラン、ブランドショップ、劇場、映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設などがあります。
一方ビジネスとして、国際会議場・展示施設にて国際会議などが実施されます。
このようにレジャーとビジネスの両面で、「IR(統合型リゾート)」にはたくさんの人が集まってくるのです。
IR(総合型リゾート)によるメリットとは
IR(総合型リゾート)を誘致するとメリットが多くあります。
大きく分けて以下の5つのメリットが考えられます。
2.地域に新しい文化が生まれる
3.新しい事業により、雇用が大幅に促進される
4.インフラが整備されて、地域が新しく活性される
5.いろいろな国の人との交流が生まれる
6.地域の土地の価格が安定(または上昇)する
このようにしてIR(総合型リゾート)を誘致することにより、経済効果とともに新しい地域文化も生まれてきます。
例えば雇用について。
ひとつのIR型ホテルを開業すると、それだけで約1,000人程度の雇用が生まれると言われています。
すごい数ですよね。
また、たくさんの人が集まることによって、地域が大幅に活性化されます。
そもそもIR事業の大きな目的は、外国人観光客を集客し日本経済、および地域経済を活性化させることなのです。
ラスベガスのアミューズメント
それでは世界最大のIR(総合型リゾート)の「ラスベガス」を例にとって、アミューズメントを紹介します。
まずは世界中の人を夢中にさせている「シルク・ドゥ・ソレイユ」。
シルク・ドゥ・ソレイユは世界中で巡業公演をおこなっていて、日本でも公演が行われますよね。
しかしラスベガスは特別です。
ラスベガスにはその演目のためだけにつくられた専用の劇場があり、定期公演をおこなっているのです。
そしてシルク・ドゥ・ソレイユだけでなく、大物アーティストによるライブパフォーマンスが定期的に行われています。
2019年に閉幕してしまいましたが、セリーヌ・ディオンが米ラスベガスのシーザース・パレスで約16年にわたって行なってきたレジデンシー公演は有名ですよね。
世界のカジノについて
世界の三大カジノと言うと「ラスベガス」「マカオ」「シンガポール」になります。
カジノと言うと多くの人が「ラスベガス」を思い浮かべるようです。
しかし実際の売上げ高は
となっています。
長い間売上げトップはラスベガスだったのですが、2006年にマカオがトップになりました。
2001年にマカオが中国に返還され、多くの中国人がマカオに行くようになったからです。
ちなみに最近の売上げ高は以下のようになっています。
国・地域 | 施設数 | 売上げ |
---|---|---|
マカオ | 40 | 3兆7,000億円 |
ラスベガス | 272 | 2兆9,000億円 |
シンガポール | 2 | 5,000億円 |
以上が代表的なカジノですが、カジノ施設は世界約130の国と地域にあり、施設数も4,000を超えています。
またこれらのカジノ市場規模は10兆円を超えていると言われています。
とてつもなく大きな市場ですよね。
そしてそれぞれの施設の収益源は大きく「ゲーム売上げ(カジノ」と「ノンゲーム売上げ(カジノ以外)」に大別されます。
この「ノンゲーム売上げ比率」を三大市場で比較すると、
となります。
ラスベガスに至りましては半分以上が「ノンゲーム売上げ」となっていて、まさしく総合エンターテインメントが主流となっています。
一方のマカオはその売り上げのほとんどが「ゲーム売上げ」となっていますので、ギャンブル性が高いと言えます。