A君(20代会社員)
転職を後悔する人って、じつは意外に多いのです。
官庁発表のデータによると、転職した人のうち3割の方が転職を後悔している!というアンケート結果があります。
なかには、やっとの思いで転職した人もいるでしょうし、悩みに悩んで転職した人もいます。
それなのに新しい会社に不満が多くて「転職を後悔!」というパターンです。
「転職して、はじめて前職の良さが分かった!」
「前の会社の方が良かった。転職するんじゃ無かった。」
このように転職を後悔しないように、ご自身の転職活動について見直してみましょう。
参照サイト:総務省公式サイト
おすすめの記事 転職エージェントおすすめの利用方法!
転職に失敗!後悔しています
Dr.キャリアアドバイザー
転職するのが当たり前の時代
総務省の「労働力調査」データによると、1年間に約300万人強の人が転職をするそうです。
電車に乗れば、そこら中に「転職サイト」「転職エージェント」の広告で溢れていますよね。
そして今の時代は「転職をして当たり前」の風潮となっていますし、一昔前のように転職に対してのネガティブなイメージは無くなっています。
Dr.キャリアアドバイザー
転職はみなさんの人生をも左右する一大事。
転職活動をするなら、慎重に判断をするようにしてください。
A君(20代会社員)
参照サイト:総務省公式サイト
他人の芝生が青く見える
他人の芝生が青く見えて、転職を決心する人もいます。
しかし、他人はあくまで他人。
そして青々と見えていた芝生も、その会社で働く当事者にしてみると「トンデモナイ!」という事もよくある事です。
転職するのはあなた自身。
他人に左右されるのではなく、ご自身のお考えをまとめる事が重要なのです。
A君(20代会社員)
とりあえず内定が欲しい
今の会社がイヤで仕方なく、「今すぐ転職したい!」「どこでも良いから転職したい!」という人がいます。
とりあえず「早く今の会社から抜け出そう!」と考えているケースです。
そうすると、どんな会社でも構わないので「とにかく内定が欲しい!」となってしまいます。
十分な企業研究もしないで転職してしまう人もいるのです。
Dr.キャリアアドバイザー
そもそもの「会社を辞めたくなる理由」
Dr.キャリアアドバイザー
ここで20~30代の会社員、300名を対象にした転職意識アンケート、「会社を辞めたい」理由のランキングを紹介します。
会社辞めたい理由のベスト5は以下の通り。
会社を辞めたい理由
2位 残業が多い・休日が少ない
3位 会社の将来性が不安
4位 人間関係
5位 仕事内容
これらの5項目が、みなさんの主な「会社を辞めたい理由」となっています。
転職を後悔する理由
みなさんは、転職をしたくて転職をしたはず。
しかしどうして多くの人が転職した事を後悔してしまうのでしょう。
その理由は「入社前のイメージ」と「入社後の現実」にギャップがあったからです。
それでは「転職したことを後悔する理由」を紹介しましょう。
転職したことを後悔する理由
2. 待遇が悪い
3. そもそも仕事内容が合わない
こうして見てみると「会社を辞めたくなる理由」と「転職を後悔する理由」はどことなく似ていませんか?
つまり転職を後悔する人は、「せっかく転職をしたのに、結局同じ事を繰り返してしまっている」のです。
このような結果になるのは、そもそもみなさんの転職活動の取り組み方に問題があったのでしょう。
転職は事前にさまざまな事(自分自身の事、転職先企業の事等)を確認しながら進めなければなりません。
この転職活動に不可欠な事前の確認が欠如してはいませんでしたか?
Dr.キャリアアドバイザー
転職してすぐ辞めたくなる理由について
それでは「転職してすぐ辞めたくなる理由」の内容について、もう少し詳しく紹介します。
転職後悔:人間関係に不満
「新しい会社で、今まで出会った事のないくらいのイヤな上司がいた!」
「職場が暗い。朝のあいさつも元気がない」
これはほんの一例ですが、このように人間関係がイマイチで新しい職場に馴染めないといった事があります。
このような職場環境は、みなさん一人だけで努力してもなかなか改善されるものではありません。
「会社を辞めたくなる理由」にもランクインしていましたが、とくに人間関係のストレスは心身にも強く影響してしまいます。
新しい職場での人間関係は、入社してみないと分からない問題なので「転職をする際のリスク」としてつきまといますよね。
転職後悔:待遇に不満
給与・残業・休日・福利厚生、など一言で待遇と言ってもいろいろなものがあります。
「入社前に聞いていたよりも、残業が多い」
「入社して気づいたのですが、今後も給与が上がりづらい」
このような後悔の声を聞く事があります。
しかし、これらの「給与・残業・休日・福利厚生」等については、入社前に確認をしっかりと行うことで避けられる問題です。
入社前の待遇面については、入社を決める前にしっかりと確認しましょう。
転職後悔:仕事内容に不満
面接の時に確認していた仕事内容と違っていた。
じつはこれもよく聞く話しです。
なかには「入社したら、その時配属予定だった部署が無くなっていた。」といったケースもあります。
これでは、みなさんが入社前に描いていたキャリアプランが台無しですよね。
さらにヒドイのは、希望した部署に配属されたけども、満足いく仕事を与えてもらえないといったケースもあるようです。
キャリア・実績があるみなさんが、新入社員が対応するような仕事を振られたりすることもあるようです。
転職して辞めたくなった時の対処方法
転職したのに、すぐに辞めたい。
みなさんが想像していた職場とあまりにもギャップがある場合、そのように考えてしまっても仕方ありません。
Dr.キャリアアドバイザー
ちなみに企業が人を採用をする際に、転職回数が多い人はあまり採用をしたくありません。
採用担当者は「せっかく採用したのに、すぐに辞められてしまったら困る。」と考えます。
また一般的には、ある一定の転職回数が超えてきてしまうと、「圧倒的に転職に不利」になる傾向があります。
年代別に見る転職回数の上限
2. 20代は転職回数2回まで
3. 30代中盤までで転職回数3回まで
だいたいこの位までが、ひとつの限界のポイントのようです。
この転職回数を超えてくると、次の面接は厳しくなる傾向にあります。
このように考えますと、転職してすぐに辞めたいお気持ちも分かりますが、ちょっと立ち止まって改善策を探してみましょう。
「それがダメなら辞める!」でも遅くないはずですから。
対処方法:人間関係に不満
これは本当に難しい問題です。
みなさんのストレスが上司の場合。
これはキツイですが、なるべく「上司が何を考えて、なぜそのような行動・言動をするのか」を理解するようにしてみましょう。
上司もサラリーマン。
その立場でないと分からないようなストレスを抱えているかもしれません。
それが少しでも理解出来たら、みなさんの対応次第で関係性は改善されるかもしれません。
あとは出来るだけ、その悩みを打ち明けられる同僚を見つけるべきです。
みなさんの悩みに対して、同調してくれる場合もあるでしょうし、対策のヒントなどを教えてくれるかもしれません。
対処方法:待遇に不満
これは先にも書きましたが、やはり「入社前の確認」をしっかり行うことが重要です。
待遇面については、入社した後にいろいろ思う事があってもなかなか変更出来るものではありません。
みなさんが内定が出たときに、転職先の企業から「内定通知」「労働契約書」「労働条件通知書」「就業規則」などの書類をもらうと思います。
一度これらの書類を見返してみても良いかもしれません。
「労働条件通知書」に「給与・就業時間・休日」などの諸条件が明記されているはずです。
その書面に書かれている条件と実態が違うようでしたら、一度会社の人事や上司の方に確認してみるのが良いと思います。
対処方法:仕事内容に不満
仕事内容に対して「入社前に聞いていた内容と違う!」といったことがあります。
これでは不満を持っても当然ですよね。
ほとんどの会社で、面接は「採用担当者」や「現場責任者」、そして「社長など」と順番に面接を行うケースが多いです。
しかしこの「現場責任者」の勘違いで、入社後の仕事が違ってくることもあるようです。
現場責任者でもそのポジションが高い人になると、実務の詳細を理解していない時もあり、その結果現場が指示した仕事内容が違ってきて来る事があるようです。
まずは直属の上司に確認とみなさんの希望を話すようにしてみましょう。
転職を後悔しないために転職エージェント
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントを利用するメリット
②昇給や賞与、有給消化率などについての諸条件を知っている
③各部署での仕事内容について知っている
このように転職エージェントは求人企業の「求人票に書いていない実情」を熟知しています。
事前にこのようなリアル情報を知る事で「この転職は失敗だった!」とならにようにしましょう。
そしてこのような求人企業の情報を熟知しているのは、大手の転職エージェントが多いようです。
リクルートエージェント
2) 業界のリーダーとしてのコンプライアンスの遵守
リクルートエージェントは業界の最大手だけあって、転職支援実績が業界一豊富です。この転職支援実績の多さは求人企業を熟知している事でもあるのです。
dodaエージェントサービス
2) 老舗の転職サイトdodaを運営するノウハウ
dodaエージェントサービスは、リクルートエージェントに次ぐ業界2番手の最大手クラス。パーソルホールディングスの転職エージェントサービス部門であり、パーソルはテンプホールディングスとインテリジェンスホールディングスが合併して誕生したガリバー企業です。
パソナキャリア
2) 顧客満足度を追求するクレド経営を実践
そもそもパソナキャリアが女性が活躍する会社ですので、女性の転職支援は好評できっとみなさんの強い味方になるはずです。また「顧客満足度を第一とする会社方針」のもと、はじめての転職で不安を抱える求職者を親身にそして丁寧に転職サポートする事でしょう。
マイナビエージェント
2) 20代の転職支援に強み
マイナビのサービスは、就活学生向けの「マイナビ」が有名で「リクナビ」と二強と言われています。その影響で若手層から人気の転職エージェントです。
Spring転職エージェント
2) 外資系企業に強い
アデコは転職エージェントサービスを「Spring(スプリング)」というブランドで世界規模で展開しています。世界的企業として、外資系の求人案件に強みがあります。
Dr.キャリアアドバイザー
JACリクルートメント
2) 外資系企業・ミドルクラス以上に強み
外資系企業を得意とするJAC リクルートメントは、600万円以上の求人が充実していてミドル層以上の方にとって大変魅力的な転職エージェントです。
まとめ 転職して辞めたくならないためにも
転職してもその会社を辞めたくならないためには、次のような事をしておくべきです。 順番に説明します。
人の意見を聞く
まずはどんなに「会社がイヤでしょうがない!」といった状況でも、転職を決心する前に、なるべくまわりの人の意見を参考にすることをおすすめします。
それでは誰に相談しておくと良いのでしょうか。
出来れば以下のような人への相談が良いでしょう。
転職を相談すべき相手とは
2) 社外の友人にも、現状を聞いてもらい他社との比較をしてもらう
3) 親族にも相談をしてみる
4) 転職エージェントに相談してみる
以上のような人に、辞める前に相談してみる事をおすすめします。
相談した結果、やはりその会社が向いていないという事が分かったら、あらためて転職活動を開始すれば良いのです。
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転職エージェントのおすすめはどこ?これこそが本物の転職エージェント徹底活用ガイドです!
何が不満なのかを整理する
転職活動には不思議なことがあります。
活動を始めた当初は明確に「今の会社のイヤなところ」がハッキリとしているのですが、長く転職活動を続けると、いつしか転職する事が目的になってしまっている事があります。
とにかく「今の会社がイヤ!」となり、そもそも「何が一番嫌だったんだっけ?」や「とにかくすべてが嫌い!」となってしまうのです。
これでは転職に成功した後も、新しい会社で目的が持てません。
この部分だけハッキリさせておくべきなのです。
自分で納得して判断する
最近は転職エージェントを利用して転職する人が増えています。
キャリアアドバイザーが薦めてきた求人に応募して、そして転職。
このようなパターンが増えているようです。
しかし転職先を決めるときには、最終的にはご自身で納得して、ご自身の判断で転職を決めるようにしてください。
この心構えが無いと、いざ転職しても「思っていたのと違う!」といった「他人のせい」にしたくなってしまいます。
ご自身で判断したなら、その転職が失敗であっても次に生かせます。