マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いについて説明します。

求人・転職はマイナビ転職エージェントサーチ

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いが分かりません。これって別物ですよね?

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

たしかにみなさんにとって分かりづらいでしょうね。同じ業界にいる私でさえ、「マイナビ転職エージェントサーチ」「マイナビエージェント」、さらに「マイナビ転職」の違いがわかりづらいなあ!と思ってしまうほどです。

あれ?たしかマイナビに登録したのですが、私はどれに登録したんでしょうか?ちょっと不安になって来ました。

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

そうですよね。ここでマイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントの違いについて整理してみましょう。

 

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェント

 

マイナビ転職エージェントサーチとマイナビエージェントは違うサービスですか?

Dr.キャリアアドバイザー

答えはYES。この2つはまったく別物のサービスです。

 

両者の違いは以下の通りです。

 

マイナビ転職エージェントサーチとは

何百社もの転職エージェントが参画する、転職エージェントのポータルサイトです。

マイナビエージェントとは

マイナビ社が運営している転職エージェント・サービスです。

 

サービス名は似通っていますが、まったく別物のサービスなのです。

 

それでは各々のサービスの違いについても説明して行きましょう。

 

2つのサービスの共通点について

 

Dr.キャリアアドバイザー

まずはじめに2つのサービスの共通点についてです。それは双方ともに「転職エージェント」を利用して転職活動をするという点が共通しているのです。

 

参画社数

マイナビ転職エージェントサーチ 413社
マイナビエージェント マイナビエージェント1社

 

上記の通りマイナビ転職エージェントサーチには413社もの転職エージェントが登録されていますが、マイナビ転職エージェントサーチもマイナビエージェントも、どちらも転職エージェントのサービスを利用します。

 

それでは簡単にサービスの流れについて説明しましょう。

 

マイナビ転職エージェントサーチのサービスの流れ

 

Dr.キャリアアドバイザー

それではマイナビ転職エージェントサーチのサービスの流れについて説明します。サービスの流れは413社どれも同じになります。


STEP.1
会員登録
マイナビ転職エージェントサーチのWEBサイトから会員登録します。

STEP.2
エントリー①
掲載されている求人案件にエントリーをします。そうしますとその求人案件を保有している転職エージェントから連絡があります。

STEP.3
エントリー②
エージェント検索をして、気に入った転職エージェントにエントリーします。エントリーした転職エージェントから連絡があります。

STEP.4
エントリー③
転職エージェントからスカウトメールが届きます。気に入った案内メールがありましたらエントリーします。エントリーした転職エージェントから連絡があります。

STEP.5
面談
①②については、みなさんとお会いしたいと思った転職エージェントから面談の案内があります。また③につきましては、みなさんが案内メールに興味がありましたらエントリーをします。その後転職エージェントから面談の案内があります。

STEP.6
求人案内~応募
あらためてエントリーした求人案件の詳細な説明があります。みなさんが求人応募したいとなれば、転職エージェント経由で求人応募を行います。この際、みなさんの応募書類(履歴書や職務経歴書)の添削なども行います。

STEP.7
面接
書類選考に通過すると面接です。この時も面接が苦手な人に対しては、キャリアドバイザーが面接指導をしてくれます。

STEP.8
内定~退職
内定が出ると、入社後の条件交渉等をキャリアアドバイザーと行います。仕事内容や勤務地、年収やお休みなどの条件面での最終確認を行います。また退職の段取りについての相談などもしてくれます。

マイナビ転職エージェントサーチを利用しての転職活動では、Step1は「求職者⇔マイナビ転職エージェントサーチ」でやり取りがありますが、Step2以降では「求職者⇔各転職エージェント」でやり取りが進んで行きます。

 

マイナビエージェントのサービスの流れ

 

Dr.キャリアアドバイザー

続いてマイナビエージェントのサービスの流れについても説明します。サービスの流れはさきほ度紹介したものと、基本的には同じ流れになります。


STEP.1
会員登録
マイナビエージェントのWEBサイトから会員登録します。

STEP.2
書類審査
ご登録頂いたみなさんの経歴を見て、面談に進むか否かの判断をします。転職エージェントが保有する求人案件には限りがあります。せっかく面談しても求人を紹介出来ないと仕方ありませんので、すべての人と面談をするわけでは無いのです。

STEP.3
面談
書類審査に通過するとキャリアアドバイザーとの面談です。ここではみなさんの「今までのキャリア」と「これからの希望」についてヒアリングします。そこでみなさんのキャリアや希望に沿った求人案件を紹介するのです。

STEP.6
求人案内~応募
紹介した求人案件をみなさんが気に入れば、マイナビエージェント経由で求人応募を行います。この際、みなさんの応募書類(履歴書や職務経歴書)の添削なども行います。

STEP.4
面接
書類選考に通過すると面接です。この時も面接が苦手な人に対しては、キャリアドバイザーが面接指導をしてくれます。

STEP.5
内定~退職
内定が出ると、入社後の条件交渉等をキャリアアドバイザーと行います。仕事内容や勤務地、年収やお休みなどの条件面での最終確認を行います。また退職の段取りについての相談などもしてくれます。

以上のような流れとなります。

 

マイナビ転職エージェントサーチもマイナビエージェントも、転職エージェントを利用して転職活動をするのには変わりありません。

 

大きな違いと言うと、マイナビ転職エージェントサーチに掲載する413社のうちのいずれかの転職エージェントと、マイナビエージェントではマイナビエージェントと転職活動を行うという事でしょう。

 

求人数の違い

 

マイナビ転職エージェントサーチにはたくさんの転職エージェントが参画しているのは分かったのですが、そもそもそれぞれのサイトでどの位の求人が掲載されているのですか?結局は求人が大事だと思うのですが。

A君(20代会社員)

Dr.キャリアアドバイザー

たしかにその通りですよね。それでは2つのサービスの求人数の違いについても見て行きましょう。

 

掲載求人数

マイナビ転職エージェントサーチ 119,384件
マイナビエージェント 24,165件(非公開求人 16,644件)

 

やはり当然の結果だと思いますが、掲載求人数につきましては圧倒的にマイナビ転職エージェントサーチの圧勝となっています。

 

またマイナビエージェントは非公開求人が「16,644件」とありますが、この「非公開求人」の数値はマイナビエージェントに限らず信憑性があるとは言えません。

 

公開されている求人数で比較すると、マイナビ転職エージェントサーチの方が6倍ほど豊富と言えます。

 

求人の職種や業種の違い

 

私の場合は求人数の違いよりも、むしろ私の興味ある仕事があるかどうかが気になります。

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

それでは求人の中身について、その違いについて見て行ってみましょう。

 

エリア別での求人数比較

エリア 転職サーチ エージェント 倍率(倍)
全国 119,384 24,165 4.94
東京 60,525 13,645 4.44
大阪 17,834 2,917 6.11
愛知 10,415 2,218 4.70
北海道 4,247 585 7.26
宮城 3,633 589 6.17
福岡 6,402 1,215 5.27

 

職種別での求人数比較

職種 転職サーチ エージェント 倍率(倍)
ITエンジニア 20,296 9,153 2.22
営業 18,345 4,509 4.07
機械/電気・電子 9,336 4,323 2.16
医療系 1,585 778 2.04

 

年収別での求人数比較

年収 転職サーチ エージェント 倍率(倍)
500万円~ 102,517 17,063 6.01
800万円~ 46,624 8,524 5.47
1,000万円~ 18,957 3,728 5.09

上表ではマイナビ転職エージェントサーチを「転職サーチ」、マイナビエージェントを「エージェント」と表記しています。

 

このように求人数の比較をしてみると、その差が「5倍以上」の開きがあるのが、「エリア別求人」と「年収別求人」になります。

 

これらを比較すると以下のような事が言えると思われます。

 

ここに違いがあります
①東京以外の大都市圏では、マイナビ転職エージェントサーチの求人数が圧倒的に多い。

②年収500万円~の求人案件はマイナビ転職エージェントサーチの求人数が圧倒的に多い。

③以上の事から東京在住の若手層にはマイナビエージェントはおすすめ出来る。

 

マイナビ転職エージェントサーチをおすすめしたい人

 

Dr.キャリアアドバイザー

マイナビ転職エージェントサーチのサービスをおすすめしたい人について、私の業界の経験則なども踏まえながら説明して行きたく思います。

 

マイナビ転職エージェントサーチをおすすめしたい人

①転職エージェントの利用したことのある人

②ある程度行きたい会社、業界が絞れている人

③高年収案件へ転職したい人

 

①につきましては、登録している転職エージェントがほぼ中小の転職エージェントになります。

 

中には1名でやっている転職エージェントもあり、時間調整が難しく細かいサポート(書類添削や面接指導など)はあまり期待出来ません。

 

はじめて転職活動をする人には不向きかもしれません。

 

②につきましては、中小の転職エージェントは求人企業とのお取引き社数は少ないのですが、一方で取引きのある会社とのパイプは太いのが特徴です。

 

ある程度行きたい会社や業界が決まっている場合は、大手の転職エージェントでは聞けないような求人企業のリアル情報を教えてくれることでしょう。

 

③については高年収求人が豊富ですので、ぜひご利用を検討してみてはいかがでしょう。

 

マイナビエージェントをおすすめしたい人

 

Dr.キャリアアドバイザー

続けてマイナビエージェントのサービス利用をおすすめしたい人について紹介します。

 

マイナビエージェントをおすすめしたい人

①はじめて転職をする人

②20代の若手社員

 

①につきましては、マイナビエージェントは、キャリアアドバイザーが丁寧で親身というのが有名です。

 

はじめて転職活動をする人にとっては「何から始めて良いかまったく分からない!」かもしれません。

 

書類の書き方が分からないかもしれませんし、面接にも自信が無いかもしれません。

 

そんな転職初心者の人に対して、やさしくサポートしてくれるのです。

 

また②にあるように、マイナビエージェントは若手転職支援を得意とすることで有名です。

 

逆に言いますと、「ミドル層以上」「高年収層」「管理職」といった人に対する転職支援を苦手としています。

 

まとめ 2つのサービスの違い

 

以上のようにサービス名は似ているのですが、サービスの中身がまったく違うことがご理解頂けたのではないでしょうか。

 

「あれ?ボクはどのサービスに登録したんだっけ?」

「マイナビ転職とマイナビエージェントは同じですよね?」

 

今までこのような意見を多数聞いてきました。

 

その都度私からも説明をするのですが、私自身も「分かりづらいよなあ!」と思っていました。

 

それでも転職活動を成功させるためにも、これらのサービスの違いをしっかりと理解しておかないといけません。

 

マイナビのサービス以外も、このように紛らわしいサービスがありますので、ご登録・ご利用の際には十分ご注意ください。