地方に住んでいますが転職エージェントを利用することは可能ですか?

地方在住なのですが、転職エージェントの利用は出来るのでしょうか?ちなみにボクの地元には転職エージェントがありません。

A君(20代会社員)

 

地方在住の求職者から、このようなお問合せを頂きました。

 

地方にお住まいですと、そのエリアに転職エージェントが無いという場合があります。

 

このような場合、転職エージェントの利用は出来るのでしょうか?

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは地方にお住まいのみなさまのそのような疑問にお答えして行きましょう。

 

おすすめの記事 転職エージェントおすすめの利用方法!

 

地方にお住まいの人でも転職エージェントは利用出来ます

 

地方に住んでいるのですが、転職エージェントを利用出来ますか?

Dr.キャリアアドバイザー

答えはYESです。お住まいがどこであろうと、転職エージェントを利用出来ます。

 

ただし地方にお住まいで転職エージェントをご利用したい場合、おそらく求職者のみなさんは以下のどちらかのパターンになるのではないでしょうか。

 

①地方に住んでいるが、遠隔地の転職エージェントを利用して遠隔地に転職したい。

②地方に住んでいるが、遠隔地の転職エージェントを利用して地元で転職したい。

 

おそらくケースとしては上記の2パターンが考えられます。

 

例えばAさんの場合。

 

ちなみにAさんの地元には転職エージェントの拠点がありません。

 

ボクの場合は地方在住なのですが、東京での転職を希望しています。地元ではなかなかやりたい仕事が見つからないので、東京での求人を探しているところです。

A君(20代会社員)

 

このような場合は、上記枠内の「①」のパターンです。

 

もしAさんが上記②のパターンである、東京の転職エージェントに登録して地元で転職したいとしたら、お住まいのエリアによっては求人を見つけるのが難しいかもしれません。

 

Dr.キャリアアドバイザー

なぜかというと、転職エージェントが保有する求人案件は都市部に集中する傾向があります。それゆえ地方の求人案件を保有していない事も多くあるのです。

 

転職エージェントは求人案件が多い大都市を中心に、企業開拓をしています。

 

それゆえ、地方の求人案件を保有していないケースが多いのです。

 

なるほど。つまりボクのように地方に住んでいても、都市部への転職なら転職エージェントを有効活用出来るという事なんですね。

A君(20代会社員)

 

WEB面談が地方の面談を可能に

 

今までAさんのように地方から東京の転職エージェントを利用して東京へ転職したい場合は、キャリアアドバイザーとの面談は2通りのパターンがありました。

 

ひとつは「東京のオフィスに来店されて、キャリアアドバイザーと面談」をするパターンです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

しかしこのパターンはアクセスが不便な地方からはおすすめ出来ませんし、交通費もかかるのでみなさんのご負担も大変です。

そうなると地方の人は転職エージェントを使えないのですね。

Bさん

Dr.キャリアアドバイザー

いえいえ、まだあきらめるのは早いです。遠隔地にお住まいの方には電話面談という方法があります。しかし正直申しますと、この電話面談にはデメリットも多いのです。

 

そしてもうひとつの方法が「電話面談」です。

 

しかしこの電話面談、その言葉通りにキャリアアドバイザーと電話で転職相談を行います。

 

Dr.キャリアアドバイザー

みなさん少し想像してみてください。相手の顔や表情を見ないで、電話だけで大事な転職相談が出来ますでしょうか?

たしかに相手の表情が見えないと、こちらが言っている事がちゃんと通じているのかが心配になります。

A君(20代会社員)

 

そしてここでオドロキの事実を紹介します。

 

じつは転職エージェントを訪問して直接面談するパターンと電話での面談ですと、その後の転職活動において内定率に大きな差が出るのです。

 

内定率について

直接面談 > 電話面談

 

しかし新型コロナウィルスの発生以降、転職エージェントの面談は大きく様変わりしました。

 

オフィスに訪問しての面談はほぼ無くなり、面談のほとんどがWEB面談に切り替わったのです。

 

そして大手転職エージェントではほぼこのような動きとなりました。

 

しかし肝心の成果(=内定率)についてはどうなのでしょう?

 

私が元在籍していた大手転職エージェントの友人にそのあたりを確認してみました。

 

Dr.キャリアアドバイザー

オドロキだったのはWEB面談をした求職者の内定率が大きく改善しているとの事でした。じつはこの内定率が直接面談のものと近づいていると言うのです。

 

内定率について

直接面談 ≧ WEB面談 > 電話面談

 

WEB面談の状況について、友人との会話について一部抜粋して紹介します。

 

Dr.キャリアアドバイザー

WEB面談での内定率が改善してるって本当なの?

そうなんです。WEB面談は確実に成果が出るようになって来ましたね。

元同僚のC氏

Dr.キャリアアドバイザー

そうなんですね、内定率が向上している一番の理由は何なのでしょう?

これは特に秘訣があるわけではなくて、いわゆる「慣れ」でしょうね。

元同僚のC氏

Dr.キャリアアドバイザー

なるほど、「慣れ」は大きいですよね。これはキャリアアドバイザーだけでなく、求職者もWEB面談に慣れてきたという事でしょうか?

そうですね、どちらかと言うとキャリアアドバイザーの慣れが大きいのでしょうね。WEB面談での「間の取り方」「相槌や表情」「会話のテンポ」などに慣れてきて、うまい具合に求職者をナビゲーション出来るようになったのが一番の要因だと思います。

元同僚のC氏

Dr.キャリアアドバイザー

つまりキャリアアドバイザーが、「直接面談」の時と比べても遜色無く面談が出来ているという事なんですね。

 

求人企業もWEB面接が当たり前に

 

さて、転職エージェントとのWEB面談が当たり前となっていますが、一方の求人企業との面接はどうなのでしょうか。

 

こちらについても引き続き私の元同僚に確認してみました。

 

Dr.キャリアアドバイザー

さて、転職エージェントとの面談はWEB面談が主流になって、これによって地方に住んでいる人の面談数も増え始めているとの事でした。それでは一方の求人企業との面接についてはどのように変わって来ているのでしょうか?

まずは新型コロナウィルスの影響で、求人企業の面接数が激減しています。つまり採用の手控えです。一方で面接を継続している求人企業については、直接会っての面接よりも、WEB面接にシフトし始めています。

元同僚のC氏

Dr.キャリアアドバイザー

なるほど、求人企業もWEB面接での対応を増やしているのですね。

はい、その通りです。しかし多くの会社では最終面接は直接お会いしているケースが多いようですね。WEB面接は一次面接などで実施されているようです。

元同僚のC氏

 

新型コロナウィルスの影響で、求人企業ともWEB面接が可能になりました。

 

今まで求人企業から遠隔地にお住まいの方は、有給休暇などを利用して面接を行っていましたが、そのような手間が解消する傾向にあるようです。

 

今まで遠隔地にお住まいという事で諦めていた転職活動も、以前ほどはエリアを気にせず活動が出来るようになりつつあります。

 

これは本当に大きな変化だと思います。

 

これをキッカケに「エリアにとらわれずに転職先企業の選択を広げてみる」のも良いでしょう。

 

まとめ 地方でも転職エージェントを活用しよう

 

さて、それでは本項のまとめをしたいと思います。

 

地方在住の方が転職エージェントを利用する場合

①都市部への転職を考えている場合は登録が有効。

②その際はWEB面談を積極的に活用する。

③都市部の転職エージェントに登録して地方への転職を検討する場合は、求人案件が無いケースがある。

 

地方在住の方が転職活動をする場合

①求人企業もWEB面接を実施しているケースが多くなっている。

②それゆえ、エリアにこだわらず幅広く求人企業を検討する事がおすすめ。

 

地方にお住まいの方は、上記の点を意識しながら転職活動をしてみてはいかがでしょうか。

 

WEBツールの浸透により、「面談」「面接」の在り方が急激に変化しています。