外資系に転職したいです。「外資系には転職エージェントを利用した方が転職しやすい!」というのは本当ですか?
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
おすすめの記事 転職エージェントおすすめの利用方法!
外資系には転職エージェントを利用した方が良い?
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントを利用した方が良い理由
②外資系企業は即戦力を好む傾向にある。
③外資系と転職エージェントには深いつながりがある。
以上の3つの理由より、外資系への転職には転職エージェントの利用をおすすめしています。
まずは「①外資系企業は社名非公開を好む傾向にある。」についてです。
Dr.キャリアアドバイザー
このような理由から、多くの外資系の求人情報は「非公開求人」として扱われ、特定の転職エージェントだけに情報提供されます。
もちろん情報をオープンにしたくない外資系求人が、転職サイトを利用する事などありません。
一方、日本に進出したばかりの外資系企業の場合は、そもそもホームページに日本語の会社概要が無いケースもあり、求職者がサービス内容を十分に理解出来ないケースがあります。
そのような場合には、転職エージェントに自社のサービスや会社のビジョン等を共有して、転職エージェントから求職者に会社の特徴を伝えてもらうのです。
また「②外資系企業が即戦力を好む傾向にある。」については、外資系企業では「人を育てる」といったよりも「即戦力」を好む傾向にあります。
そこであらかじめ転職エージェントに求人企業が求めるスキルや実績、人物像を伝えておきます。
転職エージェントはそれらの求人ニーズを聞いて、即戦力となる人材を集めて母集団形成をするのです。
Dr.キャリアアドバイザー
外資系への転職におすすめの転職エージェント【厳選6社】
Dr.キャリアアドバイザー
JACリクルートメント
メリット
②年収600万円以上、30代・40代の転職支援が得意。
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代後半・40代 |
公開求人数 | 15,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 9か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
ロンドン発祥の日系転職エージェントであり、そのため外資系企業や国内の海外進出企業の求人案件を豊富に保有している。
また、リクルートエージェントやdodaエージェントとの大きな違いは「対象年齢が30代後半~40代」と、2社に比べて高い年齢層を得意としている点です。
ランスタッド
メリット
②世界39か国に拠点を展開する「世界的」な総合人材サービス会社
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代後半・40代 |
公開求人数 | - 件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 1か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
年収1,000万円以上の求人案件を常時5,000件以上保有しているランスタッドの転職エージェントサービス。
世界レベルで活躍するコンサルタント集団もランスタッドの特徴と言えるでしょう。
ランスタッドは求職者の年齢やキャリアによってハイクラス専門の「プロフェッショナル人材紹介」、若手人材からミドル層までを対象にした「人材紹介」、就活学生を対象にした「新卒紹介(新卒就職支援)」の3つのサービスを行っています。
Spring転職エージェント
メリット
②外資系転職に強みがあるAdecco Groupの転職支援サービス
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代後半・40代 |
公開求人数 | 約50,000件 |
非公開求人数 | 約30,000件 |
拠点数 | 3か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
Spring転職エージェントのアドバイザーは職種別の担当制になっているので、専門的なアドバイスが期待出来ます。
アデコは転職エージェントサービスを「Spring(スプリング)」というブランドを、ワールドワイドで統一して展開しています。
Dr.キャリアアドバイザー
リクルートエージェント
メリット
②転職支援実績数もナンバー1。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 120,000件 |
非公開求人数 | 160,000件 |
拠点数 | 15か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
リクルートエージェントは、転職エージェントサービスの中でも最大手の総合型転職エージェントです。
公開求人だけでなく、豊富な非公開求人や有名企業の求人案件、幅広い業種・職種が充実しているのが特徴です。
最初に登録を検討すべき転職エージェントサービスというのは間違いありません。
dodaエージェントサービス
メリット
②求人案件は、東京都内を含む大都市だけでなく地方の求人案件も豊富に保有。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代 |
公開求人数 | 100,000件 |
非公開求人数 | 40,000件 |
拠点数 | 12か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
dodaは転職サイトとエージェントサービスの両方が最大手クラスのサービスです。
求人保有数も豊富で約10万件の求人数は業界2位となっています。
パソナキャリア
メリット
②顧客満足度を追求するクレド経営を実践。
③オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」で第1位を獲得。
デメリット
特徴
対象年齢 | 20代・30代・40代 |
公開求人数 | 35,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | 7か所 |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
人材派遣のリーディングカンパニーとして数多くの求人企業との密接な関係をもとに、女性向けやハイクラス向けの良質な非公開求人が多数揃っているのが特徴です。
またキャリアアドバイザーが親切・丁寧と評判で、「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」等のサービスに注力しています。
Dr.キャリアアドバイザー
厳選6社以外のおすすめ転職エージェント
エンワールド
- 年収800万円以上の求人案件は10,000件以上
- 取引先の企業数は4,000社以上
- 転職成功者の満足度は94.8%以上
マイケルペイジ
- 外資系求人や日系グローバル企業の採用支援に実績多数
- 専門チームよるサポートで初めての転職者も安心
ロバート・ウォルターズ
- 30年以上の歴史のある転職エージェント
- 外資系/日系グローバル企業への転職に強い
- 世界31ヶ国でサービスを展開するグローバル企業
ダイレクトリクルーティングは必ずチェック
ダイレクトリクルーティングによる採用が活況になって来ています。
ダイレクトリクルーティングは本来外資系企業が得意としていたのですが、今では国内企業も積極的に取り入れているようです。
Bさん
ダイレクトリクルーティングとは
Dr.キャリアアドバイザー
ダイレクトリクルーティングとは
もともとダイレクトリクルーティングに積極的だったのが外資系企業です。
本国のアメリカでは10数年前からLinkedInの利用が活況になっているため、求人企業の採用担当者がLinkedInを見て直接オファーをだすことが増えていたのです。
日本国内の外資系企業では、外資系投資銀行・外資系コンサルティングファーム・外資系メーカー・外資系IT企業等がダイレクトリクルーティングに力をいれています。
Dr.キャリアアドバイザー
ダイレクトリクルーティング利用のメリット
たとえば転職エージェントを利用して年収1000万円の人を採用すると、300~350万円を転職エージェントに支払います。
この金額はアメリカのHR事情からすると、かなりの大金と驚かれます。
日本と米国本土では事情が違うと日本在住の代表が説明しても、なかなか本国の理解はは得られないようです。
そこでコストがあまり掛からないダイレクトリクルーティングに着手し始めるのです。
ダイレクトリクルーティングのサイトで一番盛り上がっているのはビズリーチでしょう。
会員登録すると大企業や有名外資系企業、そして転職エージェントから多くのスカウトメッセージが届き驚きます。
ビズリーチ
メリット
②有名企業やヘッドハンターから直接スカウトメールが届きます。
デメリット
特徴
対象年齢 | 30代・40代 |
公開求人数 | 50,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
拠点数 | ー |
面接対策 | ◎ |
職務経歴書の添削 | ◎ |
転職者の71%が年収アップするというtype転職エージェントのサービス。
経験豊富なキャリアアドバイザーが多く、その適格なアドバイスによりみなさんの転職が成功に至るのでしょう。
外資系企業と転職エージェントの深いつながり
Dr.キャリアアドバイザー
はじまりは1960年代から
日本で最初の転職エージェント(人材紹介会社)は、1960年代の初めに設立されました。
株式会社ケンブリッジリサーチ研究所です。
ケンブリッジリサーチ研究所ができて、数年後に第二の人材紹介会社としてイムカ株式会社が設立されました。
1960年当時から、アメリカのグローバルカンパニーがぞくぞくと日本へ進出してきます。いわゆる外資系企業です。
当時の日本のビジネスパーソンには「転職という習慣」がほとんど無く、外資系企業は敬遠されていました。転職をする人がほとんどいなかった時代なのです。
当時は転職は「悪」とも考えられていた時代ですから、外資系企業は人材の募集にすごく苦労をしたようです。
日本人が外資系を敬遠した理由は、「外資系はすぐクビになる」「外資系ではどんなにがんばっても社長になれない」といったものでした。当時のビジネスパーソンの最終目標が「社長になる!」といった点が、時代の違いを感じますよね。
当時の代表的外資系企業例
米国マンパワー社が日本に進出
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
日本に進出した外資系企業の採用をサポートするため、本国アメリカから進出して来たのが米国マンパワー社なのです。
Dr.キャリアアドバイザー
これこそが外資系企業と人材サービスの関係の始まりであり、「外資系には転職エージェントを利用した方が転職しやすい!」と言われる理由のひとつなのです。
転職エージェント?人材紹介?人材バンク?
Dr.キャリアアドバイザー
リクルートエージェントがリクルートエイブリックから社名変更をしたのが2006年になります。
それまで「人材紹介」≧「転職エージェント」と呼ばれていたのですがリクルートエージェントの社名変更をキッカケに、少しづつ転職エージェントという呼び方が一般的になったのです。
Dr.キャリアアドバイザー
1970~1980年にたくさんの小さな会社が誕生
日本の企業の間に人材紹介を利用する習慣がないまま、外資系を対象とした多くの「小規模の転職エージェント(人材紹介会社)」が誕生しました。
続々と日本に進出してくる外資系企業に対応するためです。
Dr.キャリアアドバイザー
ちなみにこの頃は「エゴン・ゼンダーインターナショナル」や「コーンフェリーインターナショナル」などの会社トップを対象としたヘッドハンティング会社が日本に進出してきた時代でした。
そしてこの頃の名残が「人材紹介会社=ヘッドハンティング」のイメージを作り上げたのです。
Bさん
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
まとめ 外資系には転職エージェントを利用が◎!
Dr.キャリアアドバイザー
それではあらためて外資系への転職には転職エージェントを利用した方が良い理由を明記します。
転職エージェントを利用した方が良い理由
②外資系企業は即戦力を好む傾向にある。
③外資系と転職エージェントには深いつながりがある。