薬剤師の転職サイトのおすすめは!薬キャリ等の薬剤師転職サイトを徹底比較。

今回の記事の内容
「薬剤師におすすめの転職サイトを徹底解説します。」

①薬剤師の転職理由について。

②薬剤師におすすめの転職サイトはこれ!

③転職エージェントのサービスと魅力とは。

④薬剤師におすすめの転職サイト。

 

薬剤師の転職サイトのおすすめは!?

 

薬剤師転職サイトを比較して、おすすめのサービスを見つけてください。

 

調剤薬局で働いているのですが、来年結婚する事になりましたので転職をしようと思っています。そこで薬剤師におすすめの転職サイトを教えて欲しいです。

Aさん(20代)

 

薬剤師の届出数は約30万人強

 

その約30万人のうち、約60%の人が薬局で働いていて、約20%の人が病院等で勤務しています。

 

その他の人は「ドラッグストア」や「一般の会社」に勤務しているようです。

 

しかし、働き始めて1年目で10%、その後数年以内で20~30%が転職をしているようです。

 

そしてその後も転職を繰り返す人が多く、転職回数は会社勤めのビジネスパーソンと比較して多い傾向にあります。

 

薬剤師は全国で不足していますが、私たちが安心して生活をするためにとても重要な人たちです。

 

たとえ転職する事になっても、新しい職場に満足して少しでも長く働いて欲しいと思いますし、それこそが地域医療への大きな貢献になるはずです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

そこで薬剤師のみなさんに少しでも長く働いてもらうためにも「失敗しない転職活動の仕方」を紹介します。また、あわせて「薬剤師が仕事を辞めたくなる理由」等についても紹介します。

 

薬剤師の転職理由について

薬剤師の転職理由を見てみると、ランキングの上位に入る項目は次のような結果になっています。

 

薬剤師の主な転職理由について

「年収についての不満」

「休日についての不満」

「人間関係に不満」

 

Dr.キャリアアドバイザー

薬剤師の転職理由のランキング「ベスト3」です。上位ベスト3の転職理由を見てみると、会社勤めのビジネスパーソンの転職理由と大きな違いは無いようですね。

 

しかし薬剤師と会社員の転職回数を比べてみますと、圧倒的に薬剤師の転職回数の方が多いようです。

 

そして転職回数が多くなるのは、次のような事が考えられます。

 

薬剤師の転職回数が多くなる理由

①薬剤師としての国家資格を保有しているので、辞めてもすぐに転職がしやすい。

 

②そもそも少人数の職場が多く、職場の人間関係が悪化するとすぐに転職してしまう人が多い。

 

③薬剤師は女性が多いので、ライフステージにあわせて転職をせざるを得ないため。

 

まだまだ他にも理由はあるでしょうが、薬剤師の主な転職理由は上記の通りです。

 

ちなみに、薬剤師の男女比率は「40%が男性、60%が女性」となっております。

 

女性薬剤師さんの場合は、例えばご結婚や出産であったり、だんなさんの転勤などで退職・転職する事もあることでしょう。

 

このような事も関係して「薬剤師の転職回数が多い」といった事になっているのかもしれません。

 

薬剤師の転職サイトおすすめはこの6社

転職活動を成功させるコツは、みなさんに一番合った「転職サイト」「転職エージェント」に登録することです。

 

そうは言っても、どこの「転職サイト」「転職エージェント」がどのような特徴があるのか分からない人がほとんどでしょう。

 

しかし転職活動を成功させるためにも、各社の特徴を理解して「ご登録・ご利用」をすることをおすすめします。

 

薬キャリ

薬剤師 おすすめ転職サイト

Dr.キャリアアドバイザー

おすすめNo.1は何と言っても「薬キャリ」。これは絶対に登録して欲しいサービスです。

薬キャリですか?おすすめNo.1とありますが、具体的にどのあたりがおすすめなのですか?

Aさん(20代)

Dr.キャリアアドバイザー

薬キャリのおすすめポイントは、「求人数の多さ」「たくさんの転職エージェントと連携している」ことです。これによりほとんどの求人が網羅されているのです。

 

たくさんの転職エージェントと連携!?

 

この部分は分かりづらいかもしれませんが、じつは薬キャリは「薬キャリ」の求人案件だけでなく、「ファルマスタッフ」「リクナビ薬剤師」「マイナビ薬剤師」等の求人案件も掲載していて、登録者にはこれらの転職エージェントからもスカウトメールが届くことがあるのです。

 

つまり薬キャリに登録していれば、ほとんどの薬剤師の求人案件を全国的に網羅出来るのです。

 

薬キャリのここがスゴイ!

①業界最大級の5万件以上の求人情報が掲載。

複数の転職エージェントの求人情報が掲載、スカウトも届きます。

〇大手から地域密着型薬局まで幅広く網羅。

〇派遣登録も可能です。

 

薬剤師登録者数「No.1!」の薬キャリでは、 年間20,000人以上の薬剤師が薬キャリエージェントを利用して転職活動を行っています。

 

専門性の高さと迅速な対応が好評で、ご利用者満足度はオドロキの「95%!」となっています。

 

また運営がm.3(エムスリー)が行っておりますので、医療業界に強いコネクションがあるのが特徴と言えます。

 

薬キャリの評価

総合評価
(4.5)

求人の質と数
(5.0)

アドバイスの内容
(4.5)

親身・熱心さ
(4.0)

薬キャリ公式サイト

転職相談に申し込む!(無料)

 

ファルマスタッフ

薬剤師 おすすめ転職サイト

ファルマスタッフのここがスゴイ!

①東証一部上場の大手調剤チェーン「日本調剤グループ」が運営。

②求人数約60,000件は業界ナンバー1の掲載数。

 

薬剤師の転職成功率が90%超の実績のファルマスタッフ。

 

また掲載求人数が多く、かつ求人内容がが充実しているのが特徴です。

 

ファルマスタッフではコンサルタントが各求人企業に直接訪問をして詳細なヒアリングを徹底しているので、現場のリアルな状況が求人案件に反映されています。

 

ファルマスタッフの評価

総合評価
(4.0)

求人の質と数
(4.5)

アドバイスの内容
(4.0)

親身・熱心さ
(4.0)

 

ファルマスタッフ公式サイト

転職相談に申し込む!(無料)

 

リクナビ薬剤師

薬剤師 おすすめ転職サイト

リクナビ薬剤師のここがスゴイ!

①認知度No.1の評価

②キャリアアドバイザーのアドバイスが適格である

③リクルートグループならではの信頼度

 

リクナビ薬剤師は、「リクルートエージェント」「タウンワーク」「リクナビ」「とらばーゆ」等を通じ、年間100万人以上の転職を支援するリクルートグループが運営する「薬剤師専門」の転職エージェントサービスです。

 

大手薬局から町の小さな薬局、ドラッグストア、製薬会社、病院等、求職者のみなさんの希望を叶える求人案件を幅広くラインナップしています。

 

リクナビ薬剤師の評価

総合評価
(4.0)

求人の質と数
(4.0)

アドバイスの内容
(4.5)

親身・熱心さ
(4.0)

 

リクナビ薬剤師公式サイト

転職相談に申し込む!(無料)

 

「薬キャリ」「ファルマスタッフ」「リクナビ薬剤師」にはゼッタイ登録!

 

この3つはゼッタイに登録!
薬剤師のおすすめ転職サイトとして、まずはここで紹介した2つのサービス「薬キャリ」「ファルマスタッフ」「リクナビ薬剤師」の3サービスはゼッタイに登録するようにしてください。他にもおすすめの転職サイトはありますが、この2つについては特に強くおすすめします。

 

 

また、転職サービスを選ぶ際には以下のようなコツがあります。

 

STEP.1
まずは「薬キャリ」「ファルマスタッフ」「リクナビ薬剤師」に登録
薬剤師の転職サイトとしては、この2つのサービスの評判が良いです。まずはこの3つのサービスに登録するようにしましょう。
STEP.2
3つのサービスを評価する
薬キャリ、ファルマスタッフ、リクナビ薬剤師に登録して、まずはキャリアアドバイザーとの面談を行いましょう。面談をした際に、どちらかのキャリアアドバイザーと相性が合わない場合には、別の転職サイトに登録をし直します。
STEP.3
あなたにとってのベストな2社を絞り込む
キャリアアドバイザーとの相性をチェックしながら、みなさんにとってベストな2社を選びます。2社の選び方は先ほどから申しております「キャリアアドバイザーとの相性」で選ぶようにしましょう。
STEP.4
2社を併用して転職活動を開始
  2社を併用して転職活動を開始します。どこかのタイミングで1社に絞っての活動にシフトするのも良いでしょう。

 

 

転職活動を成功させるポイントは信頼できるキャリアアドバイザーとの出会いと言えます。

 

転職活動をみなさんの生活を一変させるくらいに重要なイベントです。

 

その重要なイベントを行う際に、信頼出来ないパートナーと転職活動をしても成功するわけがありません。

 

転職活動で重要な事はみなさんの「退職理由の本音」「転職する時の希望条件」なのです。

 

この2つの事について本音で話せないと、理想の転職に近づける事はないでしょう。

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは「薬キャリ」「ファルマスタッフ」「リクナビ薬剤師」以外の転職サービスを利用する事になった際に、おすすめしたい転職サイトを紹介して行きます。

 

【薬剤師の転職サイトおすすめベスト3】

 

1位 薬キャリ

2位 ファルマスタッフ

3位 リクナビ薬剤師

 

 

マイナビ薬剤師

薬剤師 おすすめ転職サイト

Dr.キャリアアドバイザー

さて、こちらもぜひご登録・ご利用をおすすめしたい転職エージェントがマイナビ薬剤師です。

マイナビ薬剤師ですか。それではマイナビ薬剤師の一番のおすすめポイントを教えていただけますか

Aさん(20代)

Dr.キャリアアドバイザー

マイナビ薬剤師のおすすめポイントは、ずばりキャリアアドバイザーの質の良さです。転職活動についてのいろいろなノウハウについて丁寧にアドバイスをしてくてます。はじめて転職する人には心強い味方になるはずです。

 

マイナビ薬剤師のここがスゴイ!

①利用者満足度No.1の評価

②求人件数が60,000件と豊富

③キャリアアドバイザーが親身である

④拠点が圧倒的に多い

⑤マイナビグループならではの信頼度

 

マイナビ薬剤師のキャリアアドバイザーによる親身な対応はとても評判が良いようです。

 

さすがマイナビが人材関連サービスを40年以上に渡って提供してきた実績から来るものなのでしょう。

 

お一人あたりに紹介する平均ご紹介求人数が「約19.5件」と富な選択を提示しています。 

 

マイナビ薬剤師の評価

総合評価
(4.5)

求人の質と数
(5.0)

アドバイスの内容
(4.5)

親身・熱心さ
(4.0)

 

ヤクジョブ

薬剤師 おすすめ転職サイト

ヤクジョブのここがスゴイ!

①求人保有数90,000件と豊富(正社員・派遣・パート)。

②派遣求人が多いのも特徴なので、正社員以外での転職にも役立ちます。

 

ヤクジョブは大手調剤薬局のさくら薬局グループ会社が運営する薬剤師転職支援サービスです。

 

母体が大手調剤薬局のためか、保有している求人案件が調剤薬局の求人が多いのが特徴です。

 

ヤクジョブの評価

総合評価
(3.5)

求人の質と数
(4.0)

アドバイスの内容
(3.0)

親身・熱心さ
(3.5)

 

調剤薬局の保有求人数を比較

 

Dr.キャリアアドバイザー

ここで紹介しましたヤクジョブと先ほど紹介しましたファルマスタッフは調剤薬局の求人案件が多いのが特徴です。調剤薬局の求人にご興味のある方は、以下の比較表で各社の保有求人数をチェックしてみてください。

 

調剤薬局の保有求人数の比較

サービス名 保有求人数(調剤薬局)
ファルマスタッフ 約50,000件
ヤクジョブ 約45,000件
マイナビ薬剤師 約35,000件
リクナビ薬剤師 約30,000件
薬キャリ 約5,000件

*各社の保有求人数は変動しますので、最新データは各社WEBサイトをご参照ください。

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは併せて「人材派遣」の保有求人数についても以下の比較表で確認しておきましょう。正社員でなく派遣として働きたい人は参考にしてください。

 

主要各社の人材派遣求人数

サービス名 保有求人数(人材派遣)
ファルメイト 約4,000件
ヤクジョブ 約1,500件
薬キャリ 約800件

*各社の保有求人数は変動しますので、最新データは各社WEBサイトをご参照ください。

 

ファルメイト

薬剤師 おすすめ転職サイト

ファルメイトのここがスゴイ!

①派遣の求人が豊富で、希少な単発派遣求人案件も保有。

②派遣求人の時給は「関東2800円」「関西2700円」を最低保障しているのが特徴。

 

空き時間を有効活用して、単発派遣で働くことも可能です。

 

関東・関西を中心に、日本全国の「高年収」「高時給」の求人案件を豊富に保有していますので、ぜひ登録をおすすめしたいサービスです。

 

ファルメイトの評価

総合評価
(3.5)

求人の質と数
(4.0)

アドバイスの内容
(3.0)

親身・熱心さ
(3.0)

 

転職エージェントの魅力とは

ここまでおすすめの転職エージェントと人材派遣サービスを紹介させて頂きました。

 

ここであらためまして、転職エージェントのサービスの魅力についての紹介して行きます。

 

転職エージェントのサービスとは

 

転職活動ははじめてです。転職エージェントも利用したことがないので、どこが良いのかよく分かっていないのですが。

Aさん(20代)

Dr.キャリアアドバイザー

転職エージェントのサービスは、みなさんの不安を解決してくれるサービスと言えます。Aさんのようなはじめて転職する人には詳細はこれから説明をして行きます。

でも本当に転職活動の進め方について、まったく分かっていないのですが、大丈夫でしょうか?

Aさん(20代)

Dr.キャリアアドバイザー

大丈夫です。Aさんがする事は、まずは会員登録です。転職エージェントに登録することで、これからの活動の仕方が分かるはずです。

 

転職エージェントのサービスとは、一言で言いますと「キャリアアドバイザーと一緒に転職活動をする」という事です。

 

サービスの内容は以下の通りです。

 

ちなみに以下のサービスは「無料」でご利用出来ます。

 

1. 専任のキャリアアドバイザーが担当してくれます。

2. キャリアアドバイザーに何でも転職相談が出来ます。

3. 希望の求人を紹介してもらえます。

4. 企業の雰囲気や待遇などリアル情報を教えてもらえます。

5. 履歴書・職務経歴書の添削をしてもらえます。

6. 面接の対策をしてもらえます。

7. 書類の応募を代行してもらえます。

8. 面接日の日程調整をしてもらえます。

9. 書類応募や面接の合否結果を連絡してくれます。

10. 年収などの条件交渉をしてくれます。

 

転職活動の進め方が不安な人にとって、とても魅力的なサービスですよね。

 

サービス利用の流れについて

 

Dr.キャリアアドバイザー

それでは、転職エージェントのサービス利用の流れについて説明しましょう。各転職エージェントほぼ同じ流れになりますので大まかに理解しておきましょう。

 


STEP.1
会員登録
ほとんどのサービスは、各社のWEBサイトから登録をします。入力はシンプルで、おそらく10分もかからないで終了します。
入力が終了したら、転職エージェントからの連絡を待ちます。

STEP.2
面談をします
キャリアアドバイザーとの面談を行います。こちらは転職エージェントのオフィスか電話での面談がメインとなります。
この時、みなさんの希望や今までのキャリアについてヒアリングが行われます。

STEP.3
求人を紹介します
みなさんのヒアリングをもとに、希望に沿った求人を紹介してもらいます。その際に、その求人のリアルな情報(雰囲気や待遇など)も聞ける事が出来ます。このあたりのリアル情報が転職エージェント利用のメリットと言えます。

STEP.4
書類の応募と面接
書類の応募代行や面接日程の調整、そして合否の連絡などもキャリアアドバイザーが行ってくれます。手間が省けてうれしいサービスです。
また、面接に自信が無ければ模擬面接を、書類の作成に自信が無ければ書類添削を行ってもらえます。

STEP.5
条件交渉
いざ内定が出たら、その後の入社日の調整や年収の交渉までもキャリアアドバイザーが代行してくれます。
みなさんは直接質問しづらい事を、キャリアアドバイザー経由で話しをしてもらえるのです。

 

アンケートで見る転職エージェントの利用について

 

それでは、薬剤師のみなさんへの転職活動に対するアンケートを紹介します。

 

ここでは、転職エージェントを利用した事のある人へのアンケートを紹介します。

 

Q「転職エージェントを利用した理由を教えてください。」

 

順位 利用した理由
1位 転職活動に自信が無いから
2位 情報やノウハウを持っているから
3位 広告を見て知っていたから
4位 友人・知人からのすすめ
5位 何となく

 

1位と2位の結果を見る限りでは、やはり「一人での転職活動に不安」という事なのでしょう。

 

とくに「はじめての転職」や「転職に失敗した」という方にとっては、やはり転職支援のプロであるキャリアアドバイザーは頼りがいがあるという事でしょう。

 

Q「転職エージェントのサービスに期待する事を教えてください。」

 

順位 期待する事
1位 求人情報が豊富にある
2位 面倒な手続きを代行してもらえる
3位 面接対策のアドバイス
4位 応募書類の添削指導
5位 退職のためのアドバイス

 

Q「転職エージェントは何社利用したか教えてください。」

 

順位 利用した社数
1位 1社の利用 60%
2位 2社の利用 20%
3位 3社の利用 8%

 

転職エージェントの利用は一社だけの方が圧倒的に多いようです。

 

一方で、信頼出来るキャリアアドバイザーと出会うためにも「二社」以上の転職エージェントへの登録をして、キャリアアドバイザーを比較することをおすすめします。

 

注意事項
ご利用は一社でも構いませんが、その一社を選ぶためには少なくと「二社以上」の転職エージェントに登録してみなさんにとって一番の転職エージェントを選択するようにしてください。

 

薬剤師の転職理由について

薬剤師が転職をする割合、または転職をする回数が他の職種より多い傾向にあります。

 

全国の薬局経営者に「採用ニーズ」についてヒアリングをしたところ、

 

実に約7割が人材確保に苦戦

 

をしているとの返答でした。

 

このような環境なので、薬剤師も気軽に転職をしてしまうのかもしれません。

 

さらに薬剤師は国家資格を保有しているので、他の職種よりも転職がしやすいのでしょう。

 

それでもあまり転職回数を重ねるのは良くありません。

 

採用担当者に聞くと、やはり転職を繰り返している人にはマイナスの印象が強く合格を出しづらいようです。

 

転職理由1位は「給与に不満」

 

薬剤師の転職理由ランキングを見てみると以下の通りになっています。

 

1位 給与に不満

2位 休みに不満

3位 人間関係が悪い

 

転職理由の1位は「給与に不満」でした。

 

この結果は、一般会社員の転職理由ランキングでも同じ傾向が見られます。

 

薬剤師も会社員も同じような悩みがあるようです。

 

Dr.キャリアアドバイザー

これらの不満を転職で解決するにはとても重要なポイントがあります。それは事前にリアル情報を知る事です。たとえばリアルな年収事情を知っていれば、転職した後に大きな不満にはなりませんよね。

 

それでは転職の理由1位の「給与」について、エリア別でチェックしてみましょう。

 

調剤薬局の平均年収について

 

一都三県の平均年収 500万円

東海圏での平均年収 580万円

関西圏での平均年収 480万円

 

病院の平均年収について

 

一都三県の平均年収 450万円

東海圏での平均年収 460万円

関西圏での平均年収 400万円

 

ドラッグストアのエリア別平均年収について

 

一都三県の平均年収 530万円

東海圏での平均年収 570万円

関西圏での平均年収 550万円

 

Dr.キャリアアドバイザー

業態、またはエリアによって年収には差があるのがお分かりになることでしょう。転職を決める前に、しっかりと就業先の年収はチェックしておきましょう。

 

転職を考え始めたキッカケ

 

Dr.キャリアアドバイザー

先ほどは転職をしようと決断した最終的な「転職理由」について紹介しました。それではそもそも「転職しようかな!?」と思ったキッカケは何だったのでしょう。続いては転職を意識し始めたキッカケについて紹介します。

*出典元データ「薬剤師200人に聞いた転職理由」2021年2月8日~19日まで

 

転職を意識したキッカケ

順位 キッカケとなった理由 割合
1位 人間関係 35%
2位 仕事内容・やりがい 29%
3位 給与に不満 28%
4位 勤務時間や勤務体系 26%
5位 自己都合(結婚や出産など) 21%
6位 通勤がつらい 19%
7位 休日・休暇に不満 16%
8位 残業時間 13%
9位 家庭事情(介護等) 12%
10位 研修や教育に不満 10%

 

細かい作業が多いので、ミスをしないよう丁寧に仕事をしていたのですが、それに対して「仕事が遅い」と言われ、スピードを意識し始めたら「ちゃんとチェック出来ているの?」と注意されて、自分でもどうしてよいか分からなくなって、ストレスで転職を決意しました。

薬歴の入力の仕方について粗探しをされて、しかも正式な入力ルールも決まっていないのでその都度気分次第で注意されることに耐えられなくなり、転職を考え始めました。

入職前に聞いていた就業条件とまったく違い、残業が多く仕事と家庭の両立が難しくなったので転職を決めました。

 

上記は今回のアンケートに回答頂いた方のほんの一部の声になりますが、退職を意識したキッカケは「年代」によって微妙に違いあるようです。

 

続けては年代別に見る「転職を考え始めたキッカケ」のベスト3を紹介します。

 

年代別に見る「転職を考え始めたキッカケ」

  20代 30代 40代 50代 60代
人間関係 1 2 1 1 2
仕事内容・やりがい 2 5 4 2 1
給与に不満 3 4 3 3 4
勤務時間や勤務体系 4 3 2 4 5
自己都合(結婚や出産など) 7 1 5 5 7
通勤がつらい 8 6 8 6 3
休日・休暇に不満 6 7 6 8 8
残業時間 5 8 9 7 9
家庭事情(介護等) 10 9 7 9 6
研修や教育に不満 9 10 10 10 10

 

Dr.キャリアアドバイザー

このように年代別で見てみると、微妙に退職を考え始めたキッカケについても違いが見えます。年代ごとのライフスタイルによる影響も大きいのがアンケート結果から見てとれるようです。

 

転職活動期間と退職月について

 

薬剤師のみなさんの転職活動期間と転職に伴う退職月についてもチェックしてみましょう。

 

転職活動期間

転職活動期間 割合
1か月以内 33%
1~2か月以内 28%
2~3か月以内 18%
3か月~半年以内 12%
半年~1年以内 6%
1年以上 3%

 

転職に伴う退職月について

  退職が多い月 退職が少ない月
1位 3月 11月
2位 12月 2月
3位 4月 10月

 

退職日については年間を通して3月が最も多いのですが、翌4月には減少に転じます。

 

そのまま緩やかに減少が続き、年間で一番少ない11月へと向かいます。

 

11月まで続いた減少傾向は12月に一気に反転して大幅増加に向かいます。

 

薬剤師の感じる仕事のやりがいとは

 

ここまで薬剤師の「転職を考え始めたキッカケ」や「転職理由」について紹介してきました。

 

ここであらためて「薬剤師の仕事のやりがい」についても紹介しておきましょう。

 

薬剤師の仕事のやりがい

順位 やりがいについて 割合
1位 患者さんに感謝された時 75%
2位 スキルアップ・成長を感じられた時 45%
3位 困難な仕事をやり遂げた時 30%
4位 周りの職場の人から頼りにされた時 29%
5位 チーム一丸になっている時 28%
6位 上司に評価された時 26% 
7位 得意分野で貢献できた時 24%
8位 責任ある仕事を任された時 15%
9位 昇給・昇進した時 8%

 

薬剤師がやりがいを感じる時は「患者さんに感謝された時」が圧倒的な1位となりました。

 

このような回答は一般の会社員でも上位にランキングされていて、「お客さまから感謝された時」「お客様から褒められた時」などが上位にランクインしています。

 

転職を意識したキッカケの1位が「人間関係」になっていて、その内容は「上司や先輩・同僚から、強く非難されてしまうと極度に萎縮してしまい、モチベーションが急降下します。そしていずれは退職を考え始めるのです。」といったものです。

 

やはり「人から信頼される」「まわりから認められる」といった事がとても重要なポイントになっています。

 

転職したのにすぐに辞めてしまった理由とは

 

薬剤師の転職理由のランキングはご紹介した通りです。

 

それでは「転職したばかりですぐに辞めてしまった(早期退職)」理由について、まとめてみました。

 

早期退職とは、いわゆる転職したのに3か月程度で辞めてしまう事を指します。

 

せっかく転職したのに、これはどういう理由なのでしょうか。

 

Q「すぐに辞めてしまった理由は?」

 

順位 早期退職の理由
1位 聞いていた話と違う
2位 ついていけない
3位 社風・体制

 

「聞いていた話と違う」

・配属先が想像以上に忙しかったため。

・土曜日勤務が月2回程度と聞いていたが、毎週土曜日に勤務だった。

・面接で聞いていたよりも早く出勤しなくてはいけなかった。

「ついていけない」

・前職が電子薬歴で転職先が紙薬歴のため時間がかかって仕方ない。

・ブランクがあり、薬の種類や機械の操作を覚えることができなかった。

「社風・体制」

・急な人事異動に、社長や会社の制度への不信感が募った。

・薬局長の方針が不明確で、指示を受ける内容に一貫性がなかった。

 

これでスッキリ!薬剤師の転職「Q&A」

みなさんからよくある質問についてまとめてみました。

 

代表的な項目について紹介します。

 

転職活動は、どのくらい時間がかかるのでしょうか?

A) 1か月で終わることが多いです。1週間から2週間で転職が決まるケースもあります。薬剤師の転職期間は他の職種と比較しても、短い傾向にあるようです。

 

人間関係で悩んでいます。退職理由は正直に話した方が良いのでしょうか?

A) はい、退職理由が職場での人間関係ならば、それを正直に話した方が良いでしょう。「人間関係」が原因で転職をすることは決してめずらしい事ではありませんので、正直に話しするべきでしょう。

 

今の給与ではちょっと厳しいので転職を考えています。

A) このような給与やその他条件については、事前に転職エージェントのキャリアアドバイザーよりリアル情報を聞く事が出来ます。あらかじめリアル情報をゲットしておけば、入社後のギャップも無くなる事と思います。

 

面接ではどんな質問をされるのでしょうか?

A) 面接での質問については、基本的には志望動機と今までの職務経歴について聞かれます。しかし例えばドラッグストアでの面接では「なぜ調剤薬局では無く、ドラッグストアを希望されるのですか?」といった業態特有の質問が想定されます。このような業態別に想定される質問も、キャリアアドバイザーとの面接対策でクリアになってくるものと思われます。

 

面接にはどのような服装をして行けば良いのでしょうか?

A) 面接で重要なのは、やはり清潔感。第一印象は面接官の印象を左右しますので、やはり「スーツ」が良いでしょう。

 

一度不合格になった薬局に、もう一度応募出来るのでしょうか?

A) はい、大丈夫です。求人募集をしている薬局や病院も常に条件が変わって来ています。再応募したら合格する事もありますので、どうしても気になる場合はもう一度挑戦してみるのも良いでしょう。

 

Dr.キャリアアドバイザー

ここで紹介した疑問はほんの一例です。転職エージェントを利用すれば、このような不安や疑問を解消してくれることでしょう。転職成功への近道でもありますので、転職エージェントの利用はおすすめです。