2025年最新版|老人ホーム紹介センター(紹介会社)ランキング【比較ポイントと選び方ガイド】

老人ホームについて


高齢化社会が進む中、最適な老人ホーム選びはご家族にとって大きな課題です。

そこで役立つのが「老人ホーム紹介センター(または紹介会社)」。

「あれ?聞いたことないな?」と思われる方も多いかもしれません。親の介護は、「いざその時になってみないと注意が向かない」ものなので、知らなかった人も多いかもしれません。

老人ホーム紹介センター(紹介会社)とは、みなさんのご家族の老人ホーム探しをサポートしてくれる会社なのです。

本記事では、2025年最新データをもとにランキング形式でおすすめの老人ホーム紹介センター(紹介会社)を厳選し、選び方のポイントなども解説します。

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

ぜひ最後までご覧いただき、安心してご利用いただける老人ホーム紹介センター(紹介会社)選びにお役立てください。ちなみに紹介センターは紹介会社と呼ばれることもあります。

【わたしの経験】それでは本題に入る前に、私のキャリアについて紹介させて頂きます。私は、大手銀行→大手転職エージェントを経由して、IPO直前の介護系ベンチャー企業へ転職をしました。今では独立して仕事と介護のアドバイザーをしていますが、かつてはその介護系ベンチャー企業で、有料老人ホームの経営や人事コンサルタント業務を行ってきました。また「紹介会社(紹介センター)」の競合となるサービス、介護に悩む人への相談窓口サービスを提供していました。そのような経験から、「介護事業者」と「要介護者とそのご家族」の双方のお気持ちをよく理解しておりますし、冷静に「紹介センター(紹介会社)」についての評価をすることもできるのです。

老人ホーム紹介センター(紹介会社)?

老人ホーム紹介センター(紹介会社)とは

老人ホーム紹介センター(紹介会社)は、高齢者とそのご家族の希望条件(予算・エリア・介護度など)に合わせ、最適な施設を提案・手配してくれる専門サービスです。

各運営会社が提携する複数の施設情報をまとめて比較でき、申込手続きから見学同行、契約交渉まで一括サポートします。

 利用するメリットとデメリット

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

紹介会社をご利用するメリッとき、ついついメリットだけに注目しがちですが、デメリットもあることを知っておいてください。

◆メリットについて

1)無料のサービスであること
2)複数の施設(老人ホーム)から比較検討ができる
3)専門コンサルタントによる的確なアドバイスにより、希望の老人ホームを紹介してもらえる
4)施設への見学や申し込み手続きの代行をしてもらえるので手間が省ける

◆デメリットについて

1)希望に合わない施設を無理に勧められるリスク(信頼できるセンター選びが重要)
2)紹介手数料や成約手数料の相場理解が必要
3)大手以外は紹介できる介護施設(老人ホーム)が少ない

紹介会社のここがよい
・無料でサービスを受けられる
・親の身体の状況にあわせて老人ホームを紹介してくれる
・家族の希望も考慮してくれる
・施設への見学予約の代行
・施設への見学同席
・何度でも入居相談をしてくれる
・専門的見地からのアドバイスをしてくれる
覚えておきたいビジネスモデル
・みなさんが老人ホームへ入居をすると、老人ホームから紹介会社へ紹介手数料が支払われます。
・紹介会社はこの手数料によって運営がされています。
・紹介手数料の相場は、みなさんの入居月額費用の1か月分が相場。

ママ美さん(40代会社員)
ママ美さん(40代会社員)

紹介センターのメリットはなんとなく理解できましたが、デメリットの希望に合わない施設を勧められるリスクとはどういう意味ですか?

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

紹介センターが契約している介護施設(老人ホーム)は限りがあります。そして紹介センターはその契約している介護施設(老人ホーム)からみなさんに候補を紹介をするのです。

ママ美さん(40代会社員)
ママ美さん(40代会社員)

そうすると、希望通りの施設を紹介してもらえないかもしれないのですか?

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

みなさんの希望通りの施設が無い場合「そのご希望では難しいので、この施設なら条件に近いかもしれません」といった具合いに取引のある施設を紹介したがる可能性はあります。そのためにも複数の紹介センターに話しを聞いてみるか、直接ご自身で施設を探してみることもおすすめします。


デメリットに「紹介手数料や成約手数料の相場理解が必要」とありますが、こちらは少し説明が必要ですね。手数料は施設ごとにバラバラの金額が設定されています。そこで紹介センターは手数料の高い施設に入居を進めるケースもあるという意味です。ただしこのようなことをするのはいわゆる悪徳業者になります。

【プロが教えるウラ話し】私は「紹介会社(紹介センター)」の競合となる介護相談サービスをしていたのでよく分かるのですが、老人ホームと紹介会社(紹介センター)との契約は、入居が決まったらフィーが発生します。そしてこのフィーに業界のルールが無いため、ある老人ホームAはおひとりが入居すると20万円を紹介会社に支払うのですが、老人ホームBは5万円しか支払わないという契約が頻繁にありました。20万円と5万円では大きな違いですよね。紹介会社も、ついつい20万円の老人ホームを推すようになるのです。

紹介センターはあくまで老人ホームを探すためのひとつの手段。紹介センターはたしかに便利で助かりますが、どうしても合わないと思ったら、「みんなの介護」や「LIFULL介護」のような老人ホーム検索サイトを利用するのも良いでしょう。それらの検索サイトには相談員とよばれる入居相談をしてくれる人もいます。

くまさんからのコメント:ここで私の体験談をひとつ紹介します。私の親もとうとう施設へ入居しなければならなくなったとき、当時都内に相談室があった「あいらいふ」さんに相談をしました。予約なしで訪問してしまったのですが、丁寧に応対をしてくれたのが印象的です。そして話し始めると、親の容態や経済状況だけでなく、家族としての希望、たとえば金額やエリア、そしてそこでの望ましい生活などをヒアリングして、施設の紹介をしてくれました。印象はすごく良かったです。ご参考までに。

 

おすすめの紹介センター(紹介会社)

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

紹介センター(紹介会社)の概要がお分かり頂けたと思いますので、続けて大手3社を紹介します。ただし、お住まいの近くに窓口が無い場合や、遠隔地に住む親の近くの老人ホームを紹介していないケースなどもありますので、都度確認してみてください。

あいらいふ

株式会社あいらいふ

<提携施設数>11,000施設以上
<評判・実績>
1)顧客満足度87.3%、年間15,000件以上の相談実績
2)25年にわたる入居相談サービスの提供実績
<特徴>
1)ライフコーディネーター150名以上が在籍し、全国14拠点で対面・オンライン相談を実施
2)介護施設情報誌『あいらいふ』の発行など、情報発信にも強み

みんかい(民間介護施設紹介センター)

株式会社 ASFON TRUST NETWORK

<提携施設数>約8,000件
<評判・実績>
1)相談員が「家族のように親身」と評判
2)利用者の声を中心とした口コミ情報が充実
<特徴>
1)実際の利用者による投稿型口コミをウェブで多数公開
2)施設見学同行や、施設側への代質問など手厚いサポート

ソナエル

そなえる(株式会社ソナエル)

<提携施設数>7,600施設
<評判・実績>
「中立・公正な紹介」をモットーに、裏事情にも精通した提案が好評
<特徴>
1)相談員76名が専門知識と高い倫理観をもって対応
2)オンライン面談やサテライト拠点での対面相談に対応
3)社員118名中、社会福祉士27名・介護福祉士33名など、有資格者が多数在籍
紹介した3つの紹介センター以外にも調べたいということでしたら、「(介護)+(紹介センター、または紹介会社)+(ご希望のエリア)」で検索をしてみてください。

 

選ぶときに注意すべきポイント

2000年からスタートした介護の紹介センター(紹介会社)。発足当社は数社だったのですが、今では全国に数百社の紹介センター(紹介会社)があります。

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

これだけ会社の数が増えると当然ですが、各々の会社によってサービスの質が違ってきますので、お気に入りを選ぶためにも数社登録して比較してみるのが良いでしょう。

相談窓口のレスポンス速度

問い合わせ後の返信スピードは信頼度のバロメーター。1営業日以内に返答がない場合は要注意です。

契約前の面談・同行サポート

実際に施設を訪れ、ご本人やご家族とスタッフの相性を確認できるかどうか。無料同行があると安心です。

紹介料・成約手数料の相場

ほとんどの紹介センターは無料で利用できますが、ほんの一部の紹介には有料プランも存在するようです。契約前に費用の有無・内訳を必ず確認しましょう。

【プロが教えるウラ話し】紹介会社(紹介センター)は、2000年からそのサービスを開始しはじめて今では多くの会社があります。最大手の「あいらいふ」さんも民間介護入居相談室として2000年に事業をスタート。今では数百の会社があるのですが、各々の会社の契約している老人ホームの数はマチマチ。そうすると契約数が少ない紹介会社から紹介される施設には限りがあるのです。しかし中小がデメリットばかりではないので以下に中小のメリット、デメリットもまとめておきます。


中小の紹介会社(紹介センター)について

特徴:(みなさんと親が遠距離の場合)
①特定のエリアに特化しているケースが多い(ex.〇〇県内のみ)
②地元(エリア内)の施設についての評判をよくわかっている
③遠距離に住む親の、地元での老人ホーム探しには向いている
④遠距離であるみなさんのお住まい近くの施設紹介は苦手

 

ご利用者の口コミ・体験談まとめ

ポジティブな声

「複数社を横断的に比較することができ、最適なプランを見つけることができた」
「面倒な手続きが楽になり、家族の負担が軽減された」
「紹介会社の人に見学に同席してもらい、知りたいことがすべてクリアになった」

注意すべき声

「担当者がこちらの希望を汲み入れてくれない」
「人気の施設は見学枠がすぐ埋まってしまし、見学すらできなかった」
「そもそも紹介してもらった施設が少なかったので比較検討すらできなかった」
「希望する老人ホームを紹介してもらえなかった」
「ハイクラスの高級施設ばかり紹介され、完全に予算オーバーで意味がなかった」

その他の声

【ケース1】遠方に住むひとり息子が紹介センターを利用:
「実家の母が要介護になり、急遽施設を探す必要が出てきました。私は東京勤務で地元にはすぐに戻れず、何から始めていいかもわからない状況でしたが、紹介センターに相談したことで、地元の空き状況や費用感を即日で提示してくれたのがありがたかったです。母の希望も丁寧に聞いてくれて、“家に近くて見守りのある施設”を紹介してもらえました。見学まで一括手配してくれたのも助かりました。」

【ケース2】同居していた娘が限界を感じて相談:
「母の認知症が進み、夜間の徘徊や暴言などが始まって、在宅介護に限界を感じていました。とはいえ、“施設に預ける”ことに後ろめたさもあり、最初は迷いながら電話しました。でも、相談員さんが“娘さんが壊れてしまったらお母様も守れませんよ”と言ってくれて救われました。母が安心して過ごせる認知症専門の施設を紹介してもらい、今は面会時に笑顔で話せるようになりました。」

【ケース3】自立型の高齢者本人が自ら依頼:
「私はまだ元気ですが、一人暮らしに少し不安も感じており、今後の備えとして“サービス付き高齢者住宅”を検討していました。とはいえ、どの施設が本当に自分に合っているのかはよく分からず、紹介センターに相談しました。条件を伝えると“趣味活動が充実した施設”をいくつか提案してくださり、実際に見学して“ここなら楽しめそう”と思える場所が見つかりました。自分の意思で選べたことが、何よりも良かったです。」

 

Q&A(よくある質問)

Q1. 無料相談だけで本当に大丈夫?
A. 多くの紹介センター(紹介会社)は無料で初回ヒアリング・提案まで対応。費用発生は入居確定後のプランによります。

Q2. 断るときのマナーは?
A. 電話かメールで「他社で検討中のため」と一言伝えれば問題ありません。

Q3. 特定の介護度でも紹介してもらえる?
A. 軽度から重度まで対応。要介護度に応じた施設を提案してもらえます。

 

紹介センター vs 老人ホーム検索サイト

ママ美さん(40代会社員)
ママ美さん(40代会社員)

私は結局気に入った施設を紹介してもらえませんでした。紹介センターにお願いしても本当に意味があるのでしょうか?

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

紹介センターは、契約している施設数がそれほど多く無いことがあります。大手の紹介センターならたくさんの老人ホームを紹介してもらえるのですが。

ママ美さん(40代会社員)
ママ美さん(40代会社員)

私が住む都内の施設だけでなく、母の住む実家に近い施設も知りたかったのですが、そこはまったく紹介してもらえませんでした。

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

全国の施設から探したい場合は、大手の紹介センターを利用するか、老人ホーム検索サイトを利用するのが良いでしょう。

「みんなの介護」や「LIFULL介護」といったサイトが有名です。これらのサイトを使えば全国の介護施設が検索可能ですし、また老人ホームを探す際の専門アドバイザーに電話やメールで相談も可能です。つまり紹介センターのオンラインサービスとも考えられます。

介護の紹介センター(あいらいふ、みんかいなど)

▽メリット

①無料で手厚い個別サポート
・専任の相談員(ケアマネ・福祉士など)が要望・予算・介護度に合わせた施設を提案。
②非公開情報も入手可能
・空き状況や価格交渉、最新のキャンセル情報など、Webには出ない情報を教えてもらえる。
③見学同行・手続き代行
・初回見学の同行や申し込み手続きのフォロー、入居後のアフターフォローまで対応。

▽デメリット

①担当者品質のばらつき
・相談員の経験値や相性によって、提案の質に差が出ることがある。
②対応時間が限られる場合も
・平日昼間のみの営業が多く、夜間・土日の相談には別の手段が必要。
③事業者によるサービス範囲の限定
・提携施設に偏りがあり、全ての選択肢をカバーしていない場合も。

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)
紹介センターは“自分一人では探せない情報”を得る場。複数社に登録して、担当者の提案力やレスポンスの速さを比較すると安心です。

老人ホーム検索サイト(みんなの介護やLIFULL介護など)

▽メリット

①全国の施設を比較

・入居一時金・月額費用・介護度別の絞り込みがワンクリックで可能。
②24時間いつでも情報収集OK
・スマホで空き状況や見学予約枠をチェックできるので、仕事の合間や夜間でも使いやすい。
③口コミ・体験談が豊富
・実際の入居者や家族の声を多数掲載。雰囲気やスタッフ対応を事前にイメージしやすい。
④専門のアドバイザーがいる
・電話で相談ができるアドバイザーがいますので、たくさんの施設を紹介してくれたり適切な施設を紹介してくれます。

▽デメリット

①情報の鮮度にバラつき
・空き状況・募集条件が更新されていないケースがあり、最新情報を要確認。
②手続きは自分で
・資料請求や見学予約は簡単だが、その後の契約手続きや行政手続きは自己対応が基本。
くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

検索サイトは“広く浅く”情報を集めるのに最適。気になる施設はリスト化して、見学希望日を組み合わせて効率よく回るとムダがありません。

まとめ

1)本記事のランキングを参考に、気になる紹介センター(紹介会社)へ無料相談を申し込む
2)ヒアリングで希望条件をしっかり伝える
3)見学同行サービスを活用し、実際の雰囲気を確認
4)ご本人・ご家族で最終判断し、入居手続きを進める

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

最適な老人ホーム選びの第一歩は、信頼できる紹介センター選びから。まずはランキング上位の無料相談フォームをチェックしてみましょう。

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