有料老人ホームの種類と選び方|大切な親の大事な住まい探し

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働きながら親の介護を支えるビジネスケアラーにとって、親の生活を安心して任せられる老人ホーム選びは重要です。

信頼できる老人ホームに入居できたら、みなさんは安心して仕事に励むことが出来ることでしょう。

ところでこの老人ホームには、いくつかの種類があります。

まずは当記事で、介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホーム健康型有料老人ホームの違いや選び方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

介護サービスは20種類以上もありますので、その違いがなかなか分かりづらいですよね。今回は老人ホームの種類について解説しますので参考にしてみてください。

有料老人ホームの基本と種類

有料老人ホームは、民間企業が運営する高齢者向け施設で、食事・介護・健康管理などを提供します。施設の設置には都道府県知事への届出が必要で、利用者は施設が提供するサービスに応じて費用を支払います。

主な3種類

介護付き有料老人ホーム

施設職員による介護サービスがセットで提供され、要介護者向けに設計されています。

住宅型有料老人ホーム

基本的な生活支援を提供しつつ、外部サービス(訪問介護やデイサービス)を利用する形態です。

健康型有料老人ホーム

自立した高齢者向けの施設で、健康維持や社会交流を重視します。

くまさんのコメント:
「民間の有料老人ホームには『どんなサービスを受けられるか』『自分の介護度に対応できるか』など、細かい違いがたくさんありますよね。私も転職エージェント時代に、介護付き・住宅型・健康型の違いを説明するたび、『いったい何がどう違うんだろう…?』と目が泳いでしまうご家族を何人も見てきました。だからこそ、まずは『この3種類がどう棲み分けられているか』をしっかり押さえることが、後々の施設選びをラクにしてくれますよ。」

 

種類別の特徴とサービス内容

介護付き有料老人ホーム

介護サービスが標準で提供される施設で、以下の特徴があります:
・対象者: 要介護認定を受けた高齢者
・サービス内容:日常的な介護(入浴、排泄、食事の介助)、看護師による健康管理、機能訓練やレクリエーション

ポイント 内容
メリット 医療体制が整っており、安心感が高い
デメリット 費用が比較的高額

住宅型有料老人ホーム

健康型有料老人ホーム

自立した高齢者向けで、健康維持やレクリエーションを重視:
・対象者: 自立した高齢者(介護が不要な状態)
・サービス内容:
健康維持プログラム
社会的交流の機会
趣味活動やレクリエーション

ポイント 内容
メリット 活動的な生活が可能で、健康維持に最適
デメリット 介護が必要になると退去が必要
くまさんのコメント:
「それぞれに『向いている人』と『向いていない人』がはっきりしているので、自分やご両親の“今の状態”をイメージしながら選ぶことが大切です。私が介護コンサル時代にご案内したAさんのお母様は、まだ自立度合いが高かったため最初は健康型ホームを選択。しかし半年後に膝を痛めて要支援1になった際、『介護付きに切り替えたい』とご家族で大慌てしたことがあります。逆に、最初から介護付きを選びすぎると、体力があるうちは『いまのサービスに見合う費用なのか?』と不満が出ることも。まずは“何を受けたいか”“将来どうなりそうか”を家族で話し合ってみてくださいね。」

 

入居条件と費用の違い

入居条件の違い

施設種類 主な条件
介護付き 要介護1以上(施設により要支援可)
住宅型 自立から要介護まで(施設により異なる)
健康型 自立した高齢者(介護不要)

費用の違い

施設種類 初期費用 月額費用
介護付き 0円~数百万円 20万~30万円程度
住宅型 0円~数百万円 10万~20万円程度
健康型 0円~数千万円 10万~30万円程度

※実際の費用は地域や施設によって異なるため、事前確認が必要です。

メリット・デメリット比較

施設種類 メリット デメリット
介護付き 医療体制が充実、手厚い介護が可能 費用が高額になる
住宅型 自由度が高い、費用を調整可能 要介護度が高い場合に費用増加
健康型 活動的な生活が可能、健康維持プログラムが豊富 介護が必要になると退去が必要
くまさんのコメント:
「同じ“有料老人ホーム”でも、条件と費用の幅がこんなにも異なるのには驚きますよね。私が以前コンサルしたご家庭では、『介護付きだと思って見学したら、高額すぎて予算オーバー』というケースがありました。逆に、『健康型にしておけばよかった』と振り返ったお宅も…。だからこそ、『今、親御さんがどのレベルのサポートを本当に必要としているのか』をしっかり把握してから、費用感と照らし合わせてほしいんです。家計と相談しつつ、“妥協できる点”と“絶対に譲れない点”をリスト化しておくと、あとでグッと比較がラクになりますよ。」

 

有料老人ホームの選び方

見学と体験入居をする

実際に施設を訪れ、雰囲気やサービス内容を確認しましょう。

費用と契約条件を確認

入居金や月額費用だけでなく、追加費用や退去条件もチェックしてください。

サービス内容を比較

必要な介護サービスや健康維持プログラムが整っているかを確認しましょう。

くまさんのコメント:
「パンフレットで見ると“優雅”に見えても、実際に行ってみると『想像以上に廊下が暗い』『食事の匂いがちょっと気になる』ということがよくあります。ですから、まずは必ず“自分の目と鼻で確かめる”ことが何より大切。私が同行したAさんご家族も、『写真で見るより、実際の共有スペースの広さやスタッフの表情がしっかり見えて安心した』と話していました。見学の際は、特に『スタッフがどれだけ入居者と自然にコミュニケーションをとっているか』を観察してみてくださいね。」

 

主要な介護施設検索サイト

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

それではここで、実際に老人ホームを探すときに便利なサイトを紹介しましょう。今回は代表的な3つのサービスについて紹介します。

みんなの介護

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掲載数・口コミ・写真情報が豊富で、まずは多くの候補を比較したい方に最適。無料の「お祝い金」も魅力です。

掲載施設数 約58,000件以上
検索機能 – リアルタイム空室情報
– 地域ごとの相場表示
– 実際に見学した方の口コミ
– 360°パノラマ画像掲載
相談サポート 無料の入居相談(プロの入居相談員が対応)
独自特徴 お祝い金制度(最大10万円)

 

みんなの介護から貰ったお祝い金は、老人ホームの入居一時金に充てました。おかげでトータルの支出をかなり抑えられました

祝い金で家族全員と中華料理屋へお祝い会を開きました。母も大満足で、いい思い出が作れました。

 

LIFULL介護

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業界最大級の掲載数に加え、交通ルートや条件の絞り込みが充実。急ぎの相談にも対応する「入居相談室」が心強い。

掲載施設数 約57,000件以上
検索機能 – 路線・車での移動時間を含む絞り込み
– 入居費用・条件の明確表示
– 見学受入可否/オンライン相談対応
相談サポート LIFULL介護入居相談室(電話・LINE対応/専門相談員在籍/24時間自動応答)
独自特徴 国土交通省・自治体との包括連携協定による情報精度向上

担当者さんが希望通りの施設を紹介してくださり、短期間で納得のいく入居先を決められました。ありがとうございました。

電話で施設選びのポイントを教えてもらい、母もすぐに馴染めるホームを選べて安心しました。

急ぎで施設が必要だったものの、資料請求から入居までに時間がかかりすぐに入れなかったのが残念です。

掲載数が多く、オンライン見学もあって効率的に比較できました。情報量の多さに本当に助けられました。

 

マイナビあなたの介護

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働きながら介護する人向けに特化し、AI診断で最適なサービスを提案。キャリアと介護の両立支援を重視する方におすすめ。

掲載施設数 約210,000件以上(基本情報のみ掲載)
検索機能 – エリア・条件検索
– 「検討中リスト」機能
相談サポート 専門家コンシェルジュによる介護相談(施設入居/介護の不安・悩み全般対応)
独自特徴 介護サービス選定AI診断機能/ビジネスケアラー支援コンセプト

 

まとめ

ビジネスケアラーが親の生活を安心して任せられる有料老人ホーム選びには、施設の種類やサービス内容、費用の確認が重要です。

特に、自身の生活と介護の両立を考える際には、適切なサポート体制が整った施設を選ぶことが負担軽減につながります。

 

くまさん(介護と転職アドバイザー)
くまさん(介護と転職アドバイザー)

最後にお伝えしたいのは、『どんなに情報を集めても、最終的には“ご両親の笑顔”で判断するのがいちばんだ』ということです。私もコンサルティングの現場で、『パンフだけ見て契約したけれど、実際に母が楽しそうに過ごしている姿を見ると、やっぱりここでよかった』と涙ぐまれたご家族を何度も見てきました。ビジネスと介護を両立するなかで大きな決断を迫られるのは本当に大変だと思いますが、この記事が少しでも安心材料になれば幸いです。ぜひ、情報収集→見学→家族会議の流れをしっかり踏んで、一歩ずつ進めてみてくださいね。

 

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