転職エージェントの電話面談について教えてください。地方に住んでいても転職エージェントは利用出来ますか?

Aさん(20代)

家の近くに転職エージェントがありません。ボクのようなケースですと、転職エージェントを利用することは出来ませんよね!?はじめての転職活動なので、いろいろ不安が多いのです。

 

地方にお住まいの求職者の方から、今まで何回もこのような問い合わせを受けて来ました。

 

「現住所」や「通勤しているオフィス」からアクセス可能な「転職エージェントの拠点が無い」というケースです。

 

それではこのような場合、転職エージェントの利用をあきらめて、ひとりで転職サイトを利用しながら転職活動をしなければならないのでしょうか。

 

Dr.転職アドバイザー

いえいえ、あきらめるのは早いです。近隣に転職エージェントの拠点が無かったとしても、転職エージェントの利用は可能なのです。

 

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電話面談を利用しましょう

転職エージェント 電話面談

 

自宅やオフィスの近くに転職エージェントが無い場合。このようなケースでは転職エージェントを利用出来ないのでしょうか

Dr.転職アドバイザー

じつはこのような問い合わせが予想以上にたくさんあります。このような問い合わせが多いのは、「転職エージェントのオフィスが東京や大都市圏に多い!」からなのです。つまり転職エージェントの拠点は一部の都市部に偏っているのです。

 

厚生労働省のサイトで都道府県別での「有料職業紹介事業」を検索してみると以下のような結果になっています。

 

全国の紹介会社の事業所数

都道府県 事業所数 割合
全国 26,607 100%
東京 8,537 32%
神奈川 1,356 5%
千葉 753 2.8%
埼玉 799 3%
大阪 2,682 10%
愛知 1,970 7.4%

 

上記のように転職エージェントの事業所は

東京」32%、「一都三県」43%、「一都三県・大阪・名古屋」60.4%

と大都市圏に集中しているのがお分かりになると思います。

 

やっぱり僕のように近くに転職エージェントの拠点が無い人は、転職エージェントの利用をあきらめた方が良いのでしょうか?

Aさん(20代)

Dr.転職アドバイザー

いいえ、そんな事はありません。ご自宅やオフィスの近くに転職エージェントの拠点が無い場合でも、転職エージェントには「電話面談」というサービスがありますのでご安心ください。

 

注意
新型コロナウィルスが発生して以降は、キャリアアドバイザーとの面談は「WEB面談」が当たり前となっています。しかし電話面談ほどではありませんが、やはり直接会って話しをする面談よりもWEB面談はいろいろと課題があるようです。WEB面談での課題は電話面談での課題と共通する部分が大変多いので、WEB面談を希望している方もこの記事を参考にしてみて下さい。

 

転職エージェントとの電話面談とは

 

そもそも、電話面談とは何ですか?

転職エージェントの電話面談とは、キャリアアドバイザーとの面談を電話で行うことです。転職エージェントに登録後はじめての面談を「初回の面談」と言いますが、この初回の面談を「電話で行う」ことを「電話面談」と呼んでいます。

 

それでは「①転職エージェントの拠点に訪問して(直接)面談をした場合」と、「②拠点に訪問しないで電話面談をした場合」で利用方法がどのように違うのかを、転職エージェントのサービスの流れを見ながら確認してみましょう。

 

サービス利用の順番


STEP.1
登録
まずは各社のサイトから会員登録を行います

STEP.2
面談日の調整
登録後、転職エージェントから連絡があります。

STEP.3
面談方法の確認
面談日の調整の際、「訪問(来社)面談」にするか「電話面談」にするかの確認をします。

STEP.4
(初回)面談を実施
面談では、みなさんの「今までのキャリア」と「これからの希望」についてヒアリングを実施します。このヒアリングをするときに、やはり「電話面談」よりも「訪問面談」の方が伝えたい意思がしっかりと伝わるものと思います。

STEP.5
求人の紹介
ヒアリングを行った後みなさんのニーズに沿うように、希望の求人の紹介をします。

STEP.6
転職活動をサポート
求人紹介をした後からは、「書類応募の手続き代行」「面接日程の調整の代行」等をキャリアアドバイザーが行います。また「面接対策」や「職務経歴書の添削」等も行います。このようなサポートを受けながら転職活動を進めて行くのですが、たとえば「面接対策として模擬面接」を行う場合には、WEB面談での代替は可能でしょうが電話面談で実施は難しいでしょう。

STEP3の段階で、「訪問(来社)面談」にするか「電話面談(またはWEB面談)」にするかの確認があります。

 

転職エージェントの拠点から遠方にお住まいの方は「電話面談」または「WEB面談」をお願いすると良いでしょう。

 

電話面談を利用している人とは

 

このようにキャリアアドバイザーとの「初回の面談」を電話で行う事を「電話面談」と呼んでいますが、これは遠方にお住いの方だけが利用しているわけではありません。

 

たとえば

・残業が多くて、平日に時間が無い人

・土日も忙しい人

といった方も、積極的に電話面談を利用しています。

 

Dr.転職アドバイザー

働きながらの転職活動ではなかなか時間も作れませんので、電話面談を利用する人が多いのです。とくに最近では拠点にアクセス可能でも「WEB面談」での面談を希望する求職者が多いようです。やはり仕事を持っている人にとっては、WEB面談の方が時間の調整がし易いようです。

 

なぜ全国に転職エージェントが無いの?

 

それでは、そもそもなぜ全国に転職エージェントが無いのでしょう?

 

人材派遣会社のように転職エージェントも全国や各都道府県に拠点があれば、拠点での面談が可能なのでしょうがそのようにはなっていません。

 

このように拠点が少ない理由としては以下の2点が考えられるのです。

 

①求人案件数(求人企業)が少ないエリアには拠点が無い。

②転職エージェントを利用しない傾向にあるエリアには拠点が無い。

 

①求人案件数(求人企業)が少ないエリアについて

求人案件数(求人企業)は、各都道府県で大きな差があります。

 

当然ですが、企業数の多い大都市圏の方が求人数は多くなります。

 

求人数が少ないと「成果報酬」で収益を上げている転職エージェントにとって、ビジネスの運営が難しいので拠点を出さないのです。

 

②転職エージェントを利用しない傾向にあるエリアについて

地方では大都市圏と比較して、求人企業が転職エージェントを利用しない傾向にあります。

 

求人企業は転職エージェントに「年収の30~35%」を成果報酬金額として支払いします。

 

転職サイトの掲載金額は50万円前後、一方の転職エージェントに支払う成果報酬金額は100万円以上。

 

この支払いが負担と思い、転職エージェントを利用したがらないのです。

 

Dr.転職アドバイザー

このような理由で、エリアによっては転職エージェントが拠点を出していないケースがあるのです。転職エージェントは営利目的の会社ですのでこれは仕方ありません。お近くに拠点が無い場合は「電話面談」や「WEB面談」をご利用してみてください。

 

電話面談のメリットとデメリット

転職エージェント 電話面談

キャリアアドバイザーとの面談は「訪問(来社)面談」と「電話面談」、そして最近では「WEB面談」があります。

 

それでは「訪問(来社)面談」と「電話面談」では、どちらの面談がおすすめなのでしょうか。

 

面談は「訪問(来社)面談」が最もおすすめ!と断言できます。

 

電話面談は、電話で行います。

 

みなさんも何となくお分かりになると思いますが、電話よりも直接会って話しをした方が、言いたい事が伝わりやすい」はずです。

 

電話面談は、キャリアアドバイザーとの初めての面談です。

 

相手がどのようなタイプの人かも分からずに、人生を左右する大切な転職の話しをするのです。

 

このような重要な話しをするのに、電話でのコミュニケーションによりお互いの考えがうまく伝わらずトラブルになる事もあるのです。

 

Dr.転職アドバイザー

それではもう一度電話面談のメリットとデメリットについてまとめてみますので、事前にしっかりと理解するようにしておきましょう。そして最近多くの人が利用する「WEB面談」についても「電話面談」と同じようなメリットとデメリットがありますのでぜひ参考にしてみてください。

 

電話面談のメリットとは

 

それでは、電話面談のメリットについて紹介します。

 

①会社が終わってからだと、転職エージェントとの相談時間に間に合わない場合。

②アクセスできる拠点が無い場合。

 

仕事をしながら転職活動を行う方が多く、そのような方はなかなか時間が取れないようです。

 

そのような多忙な方にとっては、電話面談はおすすめです。

 

電話面談のデメリットとは

 

電話面談でのデメリットについて紹介します。

 

以下は求職者の代表的な意見です。

 

①電話ではうまくコミュニケーションが出来ない。

②相手の表情が見えないので、うまく話しが通じているのかが不安。

③直接会って話すより、気を使ってしまいうまく話せない。

④思うように言いたいことが言えない。

 

そして、ここにさらにとても重要なデータを紹介します。

 

注意
電話面談でカウンセリングした方は、「訪問(来社)面談」した方よりも内定が出づらい傾向にあります!これは実際にデータでも証明されています。

 

いかがでしょう。

 

このような事実がありますので、出来れば転職エージェントとは「訪問(来社)面談」をおすすめしています。

 

ポイントのまとめ
①電話面談で遠方の方でも転職エージェントを利用できる。

②訪問(来社)面談の方が内定が出ている。出来れば訪問(来社)を選ぶ。

③訪問(来社)面談が不可能な場合、いつもよりしつこく不安や疑問を徹底解消するように強く意識する。

 

転職エージェントはここがおすすめ

転職エージェント 電話面談

それではおすすめの転職エージェントを紹介します。

 

面談は、訪問(来社)面談 > 電話面談」ですので、全国に拠点の多い転職エージェントを紹介します。

 

出来るだけ、最初の初回面談はキャリアアドバイザーと直接会って転職相談をすることをおすすめします。

 

来社面談が難しい場合には、電話面談にて転職エージェントを利用してみましょう。

 

拠点が近い転職エージェントを探してみましょう

 

おすすめの転職エージェント。

 

「求人数を比較」してみたり「得意分野(年代や職種など)で比較」したりする人が多いのでしょうが、やはり重要なポイントは「拠点」です。

 

自宅やオフィスの近くの支店・拠点の有無をチェックするようにしましょう

 

Dr.転職アドバイザー

ここでは特に拠点数の多い、転職エージェント業界1位と2位の会社を紹介します。

 

各転職エージェントの支店・拠点の比較

 

会社名 支店・拠点数
リクルートエージェント 16
dodaエージェント 12

 

最大手のリクルートエージェントでも、全国にある支店・拠点数は「16」と最多となっています。

 

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【厳選5社】電話面談が好評の転職エージェント

 

Dr.転職アドバイザー

それでは電話面談の評判が良い転職エージェントを紹介します。ちなみにここで紹介する厳選の5社は拠点数が豊富な転職エージェントが多いので、もし訪問可能な拠点がお近くにある場合はぜひ来社(訪問)面談をするようにしてください。

 

リクルートエージェント

転職エージェント 電話面談

メリット

①求人保有数がナンバー1で、ほぼ全業種・全職種を網羅している。

②転職支援実績数もナンバー1。

デメリット

①サポート期間が3か月間と限定されている。

特徴

対象年齢 20代・30代
公開求人数 120,000件
非公開求人数 160,000件
拠点数 15か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

リクルートエージェントは、転職エージェントサービスの中でも最大手の総合型転職エージェントです。

 

公開求人だけでなく、豊富な非公開求人や有名企業の求人案件、幅広い業種・職種が充実しているのが特徴です。

 

最初に登録を検討すべき転職エージェントサービスというのは間違いありません。

 

dodaエージェントサービス

転職エージェント 電話面談

メリット

①全業種・全職種に対応しているが、特にIT・Web業界やエンジニア求人に強み。

②求人案件は、東京都内を含む大都市だけでなく地方の求人案件も豊富に保有。

デメリット

質の悪い求人を紹介される場合もある

特徴

対象年齢 20代・30代
公開求人数 100,000件
非公開求人数 40,000件
拠点数 12か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

dodaは転職サイトとエージェントサービスの両方が最大手クラスのサービスです。

 

求人保有数も豊富で約10万件の求人数は業界2位となっています。

 

JACリクルートメント

転職エージェント 電話面談

メリット

①外資系求人だけでなく、メーカー系の求人案件にも強み。

②年収600万円以上、30代・40代の転職支援が得意。

デメリット

①年収400万円以下の登録者は面談を断られる。

特徴

対象年齢 30代後半・40代
公開求人数 15,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 9か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

ロンドン発祥の日系転職エージェントであり、そのため外資系企業や国内の海外進出企業の求人案件を豊富に保有している。

 

また、リクルートエージェントやdodaエージェントとの大きな違いは「対象年齢が30代後半~40代」と、2社に比べて高い年齢層を得意としている点です。

 

マイナビエージェント

転職エージェント 電話面談

メリット

①20代の転職支援に強み。

②メディカル系職種の転職サポートが充実している。

デメリット

①大手の転職エージェントに比べハイクラス求人が少ない。

②20代以外の転職支援はあまり得意ではない。

特徴

対象年齢 20代中~後半
公開求人数 25,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 10か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得するなど、若手層への転職支援を得意としています。

 

またキャリアアドバイザーの対応が親身で丁寧と評判ですので、はじめて転職活動をする人におすすめの転職エージェントです。

 

パソナキャリア

転職エージェント 電話面談

メリット

①女性が大活躍する会社。

②顧客満足度を追求するクレド経営を実践。

③オリコン顧客満足度「転職エージェント部門」で第1位を獲得。

デメリット

①最大手クラスと比較すると、求人数が多くない。

特徴

対象年齢 20代・30代・40代
公開求人数 35,000件
非公開求人数 非公開
拠点数 7か所
面接対策
職務経歴書の添削

 

人材派遣のリーディングカンパニーとして数多くの求人企業との密接な関係をもとに、女性向けやハイクラス向けの良質な非公開求人が多数揃っているのが特徴です。

 

またキャリアアドバイザーが親切・丁寧と評判で、「履歴書・職務経歴書の添削」や「面接対策」等のサービスに注力しています。