A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
A君のように、転職回数をごまかして履歴書を作成してしまう人がいます。
私は今までキャリアアドバイザーとして長年求職者と向き合って来ましたが、その間に転職エージェントにウソをつく人をたくさん見てきました。
しかしこのような行為は、今後のみなさんの転職活動や会社員生活に何のプラスになりません。
これから私が見てきた事例を紹介しますが、決してみなさんは真似しないようにしてください。
転職エージェントにウソはダメですよ。
参照サイト:職業安定法
おすすめの記事 転職エージェントおすすめの利用方法!
転職エージェントにウソをついた
転職エージェントにウソをつきました。正直に本当の事を話した方が良いでしょうか?
Dr.キャリアアドバイザー
私自身も私の元同僚のキャリアアドバイザーも、そうした求職者のみなさんのたくさんのウソを見てきました。
なかでも多かったのは「転職回数」についてのウソです。
求職者ご本人もご自身の転職回数について引け目を感じているのでしょう、少しでも自分を良く見せようと転職回数をごまかすパターンが多いのです。
しかしこの転職回数についてのウソだけに限らず、キャリアアドバイザーとの面談ではウソは止めましょう。
いざウソがバレて、後々大問題になる可能性が大きいからです。
Dr.キャリアアドバイザー
私が出会った求職者のウソについて
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
それでは私が面接で出会った求職者のウソについて紹介していきます。
在職期間についてのウソ
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
面接では、みなさんの「履歴書」「職務経歴書」「(転職エージェント経由の場合は)推薦状」、そして二次面接以降には「一次面接での評価と、次回面接担当者宛の申し送り情報を記したシート」、以上の4点の書類が手元に用意され面接が行われます。
採用担当者は面接で、主に「履歴書」と「職務経歴書」を見ながら質疑を行います。
その時によくあったのが「入社年月日・退職年月日の記入ミス」や「在職期間の記入ミス」です。
これはほとんどの場合、求職者のみなさんの勘違いによるものが多く、故意というケースは本当に稀でした。
それでもこのような基本的な記入ミスをしていた応募者については、ご自身の経歴を明記出来ない人と判断し面接は不合格としていました。
Dr.キャリアアドバイザー
転職回数についてのウソ
Dr.キャリアアドバイザー
Bさん
A君(20代会社員)
求人企業が「転職回数が多い人に対しては、厳しく書類審査を行う。」のは事実です。
転職回数とキャリア形成に一貫性があれば良いのですが、そのような人はあまりいません。
ほとんどの人は転職回数が多いと「どうせまたすぐに辞めてしまうのでは?」という懸念が生じるため不採用になりがちなのです。
Bさん
Dr.キャリアアドバイザー
転職回数はこうしてバレる!
転職回数をごまかしていても、書類選考や面接等の選考のタイミングではほとんどバレることはありません。
転職回数がバレるのは入社手続きの段階です。
それでは入社手続きのタイミングで、どのようにして転職回数が分かってしまうのかを紹介します。
源泉徴収票からバレるケース
雇用保険証からバレるケース
Dr.キャリアアドバイザー
このようなケースは、ご本人たちは悪気があったようではありませんでした。
そのわずか数週間では仕事らしい仕事をしなかったので、履歴書・職務経歴書に何も書けないので記入をしなかったようなのです。
しかし当然ですが、これはダメです。
残念ながら、面接は不合格となりました。
健康状態についてのウソ
Dr.キャリアアドバイザー
体調不良により会社を辞められた人のなかには、理由を隠して転職活動をするケースがあります。
しかしこのような場合でも、面接の受け答えや回答内容により経験豊富な採用担当者はみなさんのウソを見抜いてしまいます。
退職理由やその後の離職期間について質問をされるうちに、求職者も「罪悪感を感じるのか」ウソを突き通せないというのもあるようです。
実績についてのウソ
Dr.キャリアアドバイザー
私が大手の転職エージェントに勤務している時、自社の社員採用のために面接を数百回行ってきました。
面接はおもに「営業職の採用」が多かったのですが、職務経歴書だけを見るとそれこそ数えきれないほどの「スーパー営業マン」に出会いました。
職務経歴書に書かれている実績は「社内売上げナンバー1で表彰」「営業部門年間最優秀賞」「同期で売上げナンバー1」「2年連続売上げナンバー1」「〇〇支店の売上げナンバー1」といった具合です。
しかし面接で質問を繰り返していくと、職務経歴書に書かれた輝かしい実績ほどに活躍していなかった事が分かるのです。
たとえばナンバー1の売上げと言っても「社員数が少ない」「ほとんどが前任からの引継ぎの売上げ」「個人でなくチームで表彰されていた。そして中心人物では無かった」等、それって大した事では無いですよね!といった感じです。
例え職務経歴書に実績を過大に明記していても、百戦錬磨の採用担当者はみなさんの本当の実力は見抜いてしまうものなのです。
その他のウソ
Dr.キャリアアドバイザー
そのほかのウソについて
・役職
・年収
・保有資格やTOEICの点数
・賞罰の有無
ウソによるリスクについて
Dr.キャリアアドバイザー
みなさんの実績はチェックされます
銀行等の金融機関やコンサルティングファーム、外資系企業などが中途採用をする場合、「①リファレンスチェック」や「②バックグラウンドチェック」等が行われるのです。
転職先企業が「リファレンスチェック」といって調査機関を利用して、みなさんの働いていた会社へ「みなさんの仕事ぶりや人柄などの確認」をするのです。
銀行の場合は「今まで社内や顧客対応で不正な取引の実績が無いか?」や、証券会社の場合は「架空取引やインサイダー取引といった不正行為がなかったか?」のチェックをするのです。
またリファレンスチェック以外に「バックグラウンドチェック」といって、「履歴書や職務経歴書の経歴に相違がないかを確認」をする事もあります。
Dr.キャリアアドバイザー
経歴詐称では解雇もあるのです
Dr.キャリアアドバイザー
経歴詐称はみなさんの解雇につながる場合もあります。
ケース別に見て行きましょう。
学歴についてのウソ
学歴についてのウソ。
これが大問題になる背景には、多くの会社では給与体系を「学歴」で変えているケースがあるからなのです。
たとえばみなさんが本当は「学部卒」なのに「大学院(修士卒)」の虚偽報告をしていた場合、企業はみなさんに「大学院(修士卒)」の給与を支払っているはずなのでこれは大問題ですよね。
過去の裁判では、ある会社が「本当の学歴を知っていれば採用していなかった」として、懲戒解雇を認められる判決がされた事例があります。
職歴についてのウソ
ある会社で「プログラミングのスキル」を理由に採用をしたのですが、実際にはそのようなスキルが皆無だっだ事例があります。
職務経歴書にもそのような「プログラミングのスキル」があると明記されていて、面接の質問に対してもそのように答えていたようです。
しかし実際にはウソがばれて、経歴詐称を理由とする懲戒解雇が認められたという事例があります。
転職エージェントならマイナスをプラスに
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、みなさんの「マイナスをプラスにみせる魔法のようなアドバイス」をする場合があります。
たとえばAさんのように転職回数が多い場合は、求人企業への推薦時に以下のような説明をしています。
「Aさんは転職回数は多いですが、その都度各々の会社で〇〇といったスキルを身につけて着実にスキルアップをしています。」
「Aさんの直近の早期退職は、Aさん自身がその会社で十分なスキルアップが出来ないと判断したからです。たしかにそのような事は転職活動をしている時点に気付くべき事ですが、その事を反省して今回は複数の転職エージェントを利用して事前調査を十分に行っています。」
「Aさんはたしかに転職を複数回行っていますが、その都度明確な目標を持ちそれを遂行して転職をしています。ただしご本人もご自身の転職回数の多さは自覚をしています。それゆえ今回の転職を最後の転職活動にしたいというのが本人の強い意志としてあります。そこでAさんは各社の離職率などについて注意深くチェックしています。」
「Aさんが転職した会社は、上司がかなり理不尽な要求をする方だったようです。私も詳しく話しを聞いた上でAさんにはあまりその会社に長く勤めるべきでは無いと申しました。Aさんは新しい職場には健全に仕事に向かえる事を切望しています。とても仕事に対して真面目な方だな、という印象です。」
このようにAさんの転職回数についてはあらかじめ、キャリアアドバイザーから求人企業の採用担当者へ「マイナスというよりもプラス」に思えるように人物紹介をしておくのです。
そしてAさんには企業との面接で転職回数についての質問があった場合には、上記のような返答をするようにアドバイスをしておくのです。
Dr.キャリアアドバイザー
それではみなさんの「マイナスをプラスに変えてくれる転職エージェント」を紹介して行きましょう。
リクルートエージェント
2) 業界のリーダーとしてのコンプライアンスの遵守
リクルートエージェントは業界のナンバー1として、どの転職エージェントよりも最も多くの求職者の転職支援を行ってきました。それゆえにさまざまなタイプの求職者の転職支援のノウハウを豊富に蓄積しているのです。「転職回数が多い」や「離職期間が長い」、または「求人企業へアピールできる事が無い」といった場合でも、適格なアドバイスをしてくれるはずです。
dodaエージェントサービス
2) 老舗の転職サイトdodaを運営するノウハウ
dodaエージェントサービスは、リクルートエージェントに次ぐ業界2番手の最大手クラス。パーソルホールディングスの転職エージェントサービス部門であり、パーソルはテンプホールディングスとインテリジェンスホールディングスが合併して誕生したガリバー企業です。やはりリクルートエージェントと並んで転職支援のノウハウが豊富ですので、強く登録をおすすめしたい転職エージェントです。
パソナキャリア
2) 顧客満足度を追求するクレド経営を実践
パソナキャリアの得意分野のひとつが「はじめて転職する人」に対する転職支援です。つまりキャリアアドバイザーがとても親身にみなさんの転職サポートをしてくれる会社なのです。はじめての転職だと分からない事が多いと思いますが、そこを懇切丁寧に指導してくれるのです。このような会社ですので、みなさんが思わずウソをつきたくなってしまう事に対しても、きっちりと丁寧に解決策を提案してくれるはずです。