20代の会社員を対象に「転職をしたくなる理由」についてのアンケートを行いました。
その結果は以下の通り。
転職をしたくなる理由
2位 残業が多い
3位 会社の将来性が不安
4位 休日が少ない
5位 仕事がつまらない
1位は「給料に対する不満」、これがダントツでした。
また20代だけでなく、30代・40代でも「給料に対する不満」がベスト3にランクインしています。
つまり世代に関わらず、給料に対する不満があるという事なのです。
それでは「会社を辞めて転職すれば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、転職をしないでそのまま仕事を続ける人がすごく多いのです。
Dr.転職アドバイザー
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給料が安いのに転職しない人たち
Dr.転職アドバイザー
「いつかは転職します(20代)」
「不満はありますが、転職活動はまだ考えていなかった(30代)」
「どこに行っても一緒だろうから(30代)」
「いざ転職となると、家族に迷惑かかるから(30代)」
「今さら、どこにも行けない(50代)」
「もっとブラックな企業もあるから、仕方ない(30代)」
「転職活動をする時間が無い(20代)」
「不満があるのに、なぜか辞めれない(30代)」
Dr.転職アドバイザー
不満があるのに、なぜか辞めれない
ケースその1
「給料にはあまり満足していない。それでも辞めない。」と回答してくれた30代後半の前川さん(仮名38歳 サービス業)。
前川さんのケースが気になったので、さらに詳しくアンケートを実施した結果、以下のような事が分かってきました。
2) 週末は近所にある奥様の実家で食事を頂いている。 3) これからいろいろお金がかかるが、前川さん夫婦のご両親からその都度援助をしてもらっている様子。 4) 前川さんは新卒からずっと同じ会社に勤めていますが、給料の手取り金額がほとんど上がらないとの事。 5) チームリーダーになってからは、メンバーのサポートもするため業務が増える一方。
このような前川さんに、「なぜ転職をしないのですか?」と聞いてみたところ以下のような返答がありました。
「結局、転職しても何も変わらないと思うので無駄ですよね?」
Dr.転職アドバイザー
転職活動をする時間が無い
ケースその2
アンケート結果には、
「今スグというわけではないですが、いつかは転職します。(20代)」
「転職活動をする時間が無いので、今は動けていませんが今後は考えます。(20代)」
といった、「いつかは転職したいのですが、今は時間が無いので出来ない。」といったものがありました。
みなさんの職場環境が分からないので、「転職活動の時間を調整出来るのか、それとも出来ないのか」は分かりません。
Dr.転職アドバイザー
なかなか時間を取れないご多忙なみなさんが、急に夕方早く帰ったり、平日に有休を取ると、上司は「ひょっとしたら転職活動してるのでは?」と疑った目で見るかもしれません。
本当にこのあたり(だけ)は、勘の良い上司って多いのです!
Dr.転職アドバイザー
私からのアドバイス
仮に今の会社で、「心身にストレス」がかからない程度でしたら、ちょっと我慢して「転機を待つ」のも良いと思います。
ひょっとしたらそのまま今の会社を続けられるかもしれませんし、またはいつかどこかのタイミングで大きな転機があるかもしれません。
今さらどこにも行けない
ケースその3
「今さら、どこにも行けない」と回答頂いた50代の山住さん(仮名)。
山住さんのケースも、よくよく聞いてみますと、この30年近くで給料は上がってきてはいるのですが、同世代の方の水準と比べるととても好待遇とは言えないものでした。
Dr.転職アドバイザー
大企業で働いていて、毎年給料が上がっていく恵まれた人もいるでしょうが、そのような方は一部の人たちです。
山住さんのように中小企業で働いている人は、「今年は業績悪くて賞与が出ない!」という事はよくある話しです。
しかし山住さんのように就職した会社一本で、定年まで頑張り続ける人は本当に多いのです。
給料が安いのに転職しない人たち
以上のように、みなさんそれぞれ「転職をしない理由」がありましたが、給料に不満と言っても「すぐに転職活動を出来ない人」「転職活動の仕方が分からない人」「そもそも転職活動を考えていない人」とさまざまです。
あるアンケートでは、「転職活動を意識したことがある人」は全体の50%近くいるという驚きの結果もありました。
しかし、不満がありながらも転職をしない人がいるのも事実です。
給料で言うならば、他人と比較しまうと「上には上」がいますので、他人を意識すること自体が意味が無いものとも言えます。
最後はご自身の判断なのでしょうが、不満がストレスになるようでしたら、思い切って転職を考えてみるのも良いと思います。
給料の高い会社と業界はココ
給料の高い会社ランキング
Dr.転職アドバイザー
東洋経済社が発表している平均年収から引用します。
高収入企業ランキング
順位 | 社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|---|
1 | M&Aキャピタルパートナーズ | 2,478 | 31.3 |
2 | キーエンス | 2,110 | 35.8 |
3 | GCA | 2,063 | 37.9 |
4 | ヒューリック | 1,636 | 39.8 |
5 | 三菱商事 | 1,607 | 42.5 |
6 | ストライク | 1,539 | 36.2 |
7 | 伊藤忠商事 | 1,520 | 41.7 |
8 | 日本商業開発 | 1,501 | 41.7 |
9 | ソレイジア・ファーマ | 1,460 | 34.3 |
10 | 日本M&Aセンター | 1,413 | 35.1 |
Dr.転職アドバイザー
業界別で見る給料ランキング
業界別の給料ランキングをチェックしてみましょう。
このデータはいろいろな会社が発表しているのですが、おおよそ以下のような業界が常に上位にランクインしています。
ここではあえてランキングを紹介するのでは無く、上位にランキングしている業界を紹介します。
「コンサルティング業界」「生命保険・損害保険」「証券・投資銀行」「テレビ業界」「不動産業界」などが常に上位にランクインしているようです。
給料と給与の違いとは
給料と給与。
何か似ている言葉で、違いが分からないですよね。
給料と給与を混在している方も多いようです。
一般的には「給料」という言葉が良く使われていますので、ここでもあえて「給料」と書いています。
しかしこの2つ、まったくの別物なのです。
一方の給料とは「基本給」になります。
手取りの計算方法
それでは続いて「手取り」の計算方法を紹介します。
その前に「額面」という言葉も良く聞くものと思います。
ちなみに「額面」と「給与」は同じ事です。
それではこの額面(給与)から、実際みなさんの手取り金額がいくら位になるかの計算方法です。
上記のような計算式になるのですが、ちょっと分かりづらいですよね。
一般的に手取りは、総支給金額の75~85%と言われていますので、簡単に以下のような概算と考えてみて下さい。
年収500万円の場合 375~425万円
年収600万円の場合 450~510万円
年収700万円の場合 525~595万円
給料を上げるための方法を教えます
「隣の芝生は青く見える!」
給料については、そう思えてしまう時がありますよね。
とくにここで紹介したようなランキングを見ていると、羨ましくなります(実際働いてみると、想像以上に大変!ということもあるのでしょうが)。
給料を上げるには、「今の会社で出世する!」か、「転職する!」といった方法があります。
「転職をして給料を上げたい!」と思った方、そのような方はやはり転職エージェントを利用した方が良いと思います。
転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに率直に「年収を上げたい!」と相談してみましょう。
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Dr.転職アドバイザー
まとめ 給料が安くても転職しなくても良いケースとは
「会社の給料が安くて不満」
「他人はたくさん貰えて良いな~」
こんなように思う方は多い事でしょう。
しかしあえて申したいのですが、会社に不満があったとしても、その不満が心身に影響の与えるストレスにならないようでしたら、辞める事は無いかもしれません。
「どうしても生活が出来ない」
「サービス残業が多すぎる」
このような状況ですと、いずれは心身に影響するストレスになる可能性もありますので、転職も一考かもしれません。
Dr.転職アドバイザー