シングルマザーの転職は正社員での求人を探しましょう。

シングルマザーの転職には正社員。

 

Aさん

現状はなかなか難しいかもしれませんが、転職をお考えの場合はぜひ正社員の採用を考えてみませんか。それはシングルマザーのみなさまの悩みが以下のようになっているからです。

 

シングルマザーのみなさんの困っている事とは?

1位 家計 50.4%

2位 仕事 13.6%

3位 自分の健康 13.0%

4位 住居 9.5%

5位 親の介護 6.7%

 

Dr.キャリアアドバイザー

シングルマザーの一番の悩みは「家計」、二人にひとりがお悩みのようです。そしてこの家計の悩みは大きく分けて2つ、「収入が低い」「収入が不安定」に分けられます。

 

この2つの課題に対しては、正社員として働く事によって解消出来るケースがあります。

 

それではシングルマザーのみなさんを取り巻く環境と、どのような方法で仕事を探すのがベストなのかを紹介して行きましょう。

 

参照データ:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」 

 

シングルマザーのお仕事について

 

Aさん

まずはシングルマザーのみなさんのお仕事について紹介します。みなさんどのようなお仕事をされているのでしょう。

 

お仕事はされていますか

はい 「81.8%」

いいえ 「18.2%」

 

Dr.キャリアアドバイザー

母子世帯の就業状況は「81.8%」となっています。 たくさんのシングルマザーが働いているのですね。みなさん頑張っています。
 

 

今のお仕事の雇用形態について教えてください

正社員 44.2%

自営業 3.4%

パート・アルバイト 43.8%

 

Dr.キャリアアドバイザー

雇用形態については、 「正社員」と「パート・アルバイト」で働く人の割合がほぼ同じ「約44%」となっていました。

 

注目の数字
シングルマザーの正社員比率 【44.2%】

 

お仕事は何をされていますか

【正社員の場合】

1位 事務(31.7%)

2位 専門的・技術的職業(30.5%)

3位 サービス職業(14.6%)

【パート・アルバイトの場合】

1位 サービス職業(32.8%)

2位 販売(12.7%)

3位 事務(15.2%)

 

正社員またはパート・アルバイトのお仕事は上記の通りですが、具体的なお仕事が分かりづらいですよね。

 

そこで当サイトが実施したアンケート、人数は少ないのですが併せて紹介します。

 

1位 医療事務

2位 接客・販売系

3位 事務系 

Dr.キャリアアドバイザー調べ(2020年7月1日~4日、WEB調査、対象者30人)

 

また安定的に仕事をするのに役立つのが「資格」です。

 

それではシングルマザーのみなさんの資格保有はどのようになっているのでしょうか。

 

資格は保有されていますか

はい 「61.2%」

いいえ 「34.0%」

 

Aさん

え!こんなに多くの人が資格を保有しているんですか。6割の人が保有というのはかなりオドロキです。

 

お持ちの資格は役に立っていますか

はい 「60.9%」

いいえ 「39.1%」

 

各資格の保有率と活用について

資格 保有割合(%) 役立っている(%) 役立たない(%)
簿記 15.9 48.9 48.9
ホームヘルパー 12.6 62.7 35.4
パソコン 10.8 54.8 41.9
医療事務 6.1 54.4 42.7
介護福祉士 6.0 89.1 7.9
保育士 4.8 61.7 33.3
看護師 4.5 97.4 1.3
准看護師 3.0 94.1 2.0
調理師 2.8 44.7 53.2

 

Dr.キャリアアドバイザー

このように見てくると、国家資格の方が「役立っている」」割合が多いようですね。保有割合の一番多い「簿記」の資格は国家資格ではなく公的資格ですが、半数の人が役に立たないと回答しています。

 

おすすめ特集記事

シングルマザー 介護転職 シングルマザーの介護への転職。そのおすすめの理由を紹介します。

 

お給料やお休みについて

 

本ページの冒頭で「シングルマザーのみなさんの困っている事とは?」を紹介しました。

 

1位 家計(50.4%)

2位 仕事(13.6%)

3位 自分の健康(13.0%)

4位 住居(9.5%)

5位 親の介護(6.7%)

 

Aさん

1位の家計は本当に悩ましいことですよね。やはりお金が無いと困ることはたくさんありますからね。それではシングルマザーのみなさんのお給料について見ていきましょう。

 

母子世帯のシングルマザーの平均年収は「243万円」です。

 

また同居親族の収入をプラスすると、母子世帯では合計で「348万円」となっています。

 

Dr.転職アドバイザー

243万円の年収ですと、いろいろと生活が大変と思われます。私が転職相談をした シングルマザーの方のお話しでは、「最低350万円~」は稼ぎたいというお声をよく聞きました。ちなみに父子世帯の平均年収は「420万円」だそうです。

 

それでは続いて「雇用形態別での年収割合」を見ていきましょう。

 

雇用形態別での年収分布

年収 正社員 パート・アルバイト
平均年収 305万円 133万円
100万円未満 3.9% 30.1%
100~200万円未満 21.9% 52.9%
200~300万円未満 31.4% 14.3%
300~400万円未満 21.5% 2.4%
400万円以上 21.3% 0.4%

 

雇用形態については、 正社員が「44.2%」、パート・アルバイトが「43.8%」と紹介しました。

 

かなり多くの人が家計でお困りなことが分かります。

 

そして家計と同じく重要なのが「お子さんとの時間」でしょう。

 

続いてシングルマザーのみなさんの帰宅時間について紹介します。

 

シングルマザーの帰宅時間について

帰宅時間 割合
午後6時以前 34.7%
午後6~8時 43.3%
午後8~10時 7.4%
午後10~12時 1.9%
深夜・早朝 2.0%
一定でない 9.9%

 

午後6時までに帰れているお母さんは全体の34.7%。

 

おそらくみなさんこの時間帯までには帰りたいのではないでしょうか。

 

Aさん

しかし早く帰るとお給料を稼げなかったりもするので、「年収」と「帰宅時間」のバランスとか「正社員」で働くか「パート・アルバイト」で働くかのバランスが難しいですよね。

 

注目の数字
シングルマザーの平均年収 【243万円】

 

Dr.キャリアアドバイザー

新型コロナウィルスをキッカケに、最近では「テレワーク」「在宅勤務」「時差出勤」を推奨している会社がたくさんあります。このような対応をしている会社に正社員として働けたら良いのかもしれませんね。

 

転職したい、就職したい

 

Aさん

仕事をお持ちのシングルマザーの方々へのアンケートでは、「仕事を続けたい」と回答した人が66.6%、「仕事を変えたい」と回答した人が30.4%となっていました。

 

シングルマザーの転職希望について

仕事を続けたい 66.6%
仕事を変えたい 30.4%
仕事をやめたい 1.1%

 

雇用形態別での転職希望について

  正社員 派遣社員 パート・アルバイト
仕事を続けたい 73.0% 55.1% 60.8%
仕事を変えたい 25.2% 41.0% 36.0%
仕事をやめたい 0.9% - 0.9%

 

Dr.キャリアアドバイザー

全体では約3割の人が転職を希望しているようです。これは会社員の転職希望とほぼ同じ割合です。また雇用形態別で見ると、「正社員」よりも「派遣社員」「パート・アルバイト」の方が転職希望が高いようです。

 

転職をしたい理由について

収入がよくない 48.6%
労働時間があわない 6.2%
会社が自宅から遠い 5.3%
社会保険が不十分 5.1%
職場になじめない 4.9%
身分が安定しない 4.9%
休みがすくない 4.3%
仕事の内容がよくない 4.1%
健康がすぐれない 3.9%
能力が発揮できない 1.6%

 

シングルマザーのみなさんが一番困っている事が「家計」でした。

 

そして転職をしたくなる一番の理由も「収入がよくない」からでした。

 

Dr.キャリアアドバイザー

なかでも「派遣社員」「パート・アルバイト」が「正社員」よりも転職希望者が多いようです。やはり収入が多少なりとも影響しているのでしょう。

 

この問題を解決するには「正社員転職」がひとつの解決方法になるかもしれません。

 

Dr.転職アドバイザー

それではここからは転職支援のプロである私が、シングルマザーのみなさんのベストな転職方法を紹介しましょう。

 

シングルマザーにおすすめの転職方法

 

Dr.転職アドバイザー

シングルマザーのみなさまへおすすめしたい転職方法。それはズバリ「転職エージェントを利用しての転職活動」です。

 

おすすめポイントその1

転職エージェントのサービスは、利用料は無料で一切費用が掛かりません。

 

おすすめポイントその2

皆さん専任のキャリアアドバイザーが転職アドバイスをしてくれます。

マンツーマンでみなさんの転職を支援してくれます。まずはみなさんの希望や転職に対する不安、そして今の会社への不満などを相談してみましょう。

 

おすすめポイントその3

キャリアアドバイザーは転職支援のプロ。求人企業の情報を熟知しています。

みなさんの希望を聞いた後、希望に沿った求人を紹介してくれます。「年収が400万円以上欲しい」「自宅から30分で通える職場が良い」「残業が少ない会社が良い」「有給休暇をしっかりとれる会社が良い」「福利厚生が充実している会社が良い」「会社の雰囲気が良いところが良い」などの希望を出すことも出来ます。

最近増えている「在宅勤務」。

 

求職者にも「在宅勤務OK」の求人企業は大人気のようです。

 

たとえばこのような「在宅勤務OKの会社」「リモートワークOKの会社」「時差出勤OKの会社」「ワーケーションOKの会社」などの情報にも熟知しているはずなのです。

 

おすすめポイントその4

キャリアアドバイザーは転職支援のプロ。お役立ち情報をたくさん知っています。

たとえば「履歴書の書き方」「失敗しない面接方法」などのお役立ち情報についてアドバイスしてくれます。はじめて転職をする人にとっては、とても頼りになるパートナーなのです。

転職エージェント活用の流れ

 

STEP.1
会員登録
まずは会員登録です。転職エージェントへの登録は、ほとんどがWEBから登録が出来ます。登録項目は「お名前」「連絡先」「希望する雇用形態」「希望勤務地」「転職希望時期」などになります。
STEP.2
登録完了すると
登録が完了しますと、転職エージェントのキャリアアドバイザーから連絡があります。
STEP.3
面談
キャリアアドバイザーとの面談日が設定されます。面談は2通り。転職エージェントのオフィスで行うケースと電話で行うケース。この面談でみなさんの希望等についてヒアリングをします。
STEP.4
求人紹介
ヒアリングの後にはみなさんの希望に沿った求人を紹介してもらいます。この時に各々の求人企業の情報をヒアリングすると良いでしょう。社風であったり、有給休暇の取得状況、ボーナスの話しなどを聞いておくと良いかもしれません。このあたりの求人企業の情報を熟知しているのがキャリアアドバイザーなのです。
STEP.5
求人応募
気に入った求人がありましたら、いざ応募です。そしてこの応募の手続きはキャリアアドバイザーが代行してくれるのです。
STEP.6
求人応募の前に
ちなみに求人に応募する前に、履歴書の書き方についてもアドバイスしてもらった方が良いでしょう。人事担当者が気に入るような書類の書き方についてもアドバイスをしてくれるはずです。
STEP.7
いざ面接
応募書類が合格すると次は面接です。この面接日時のスケジュール調整などもキャリアアドバイザーが代行してくれますので、遠慮なくみなさんの希望日時を伝えるようにしましょう。また面接の前には模擬面接を行ってくれますので、面接に自信が無い人はキャリアドバイザーに頼んでみましょう。
STEP.8
合否の連絡
書類応募の時も一緒ですが、面接の合否についてもキャリアアドバイザーから連絡がもらえます。万が一不合格だったとしても、その理由をキャリアアドバイザー経由で聞けるので後々役立つことでしょう。 
STEP.8
入社の手続き
いざ内定を獲得出来たら、その後の「入社日の調整」や「年収の交渉」などもキャリアアドバイザーが行ってくれます。このような事はみなさんからは、なかなか話しづらいことですよね。このような事も代行してくれるのがキャリアアドバイザーなのです。

 

おすすめの転職エージェント

Dr.転職アドバイザー

それではどの転職エージェントがおすすめなのかを紹介していきましょう。まずは多くの人が利用している転職エージェントの紹介です。

転職エージェント 面談 転職エージェントのおすすめはどこ?これこそが本物の転職エージェント徹底活用ガイドです!

 

女性におすすめの転職サービス

Dr.転職アドバイザー

続いて性の転職支援を得意としている転職サイト転職エージェントの紹介です。ここで紹介しているサービスは転職サイトも含まれますのでご注意ください。転職サイトを利用しての転職活動は、一から十まですべておひとりで転職活動をする必要があります。

LiBz CAREER(リブズキャリア)が女性の転職に評判ですが本当ですか?

 

まとめ やはりシングルマザーには正社員転職

 

母子家庭ではシングルマザーのお母さん1人で家計を支えないといけません。

 

なかには一度会社を辞めてブランクがある人もいるでしょうし、学校を卒業後すぐに家庭に入ったのであまり長く働いたことが無い人もいるでしょう。

 

お子さんがまだ幼くて、手のかかる人だとさらに選べる仕事が限られてくるかもしれません。

 

転職先を探すのにも大変だと思われますが、家計の安定のためにも、シングルマザーに理解のある会社を選ぶためにも、転職エージェントをご利用ください。

 

Dr.転職アドバイザー

もし可能でしたら、シングルマザーに理解のある会社に正社員として働くことをおすすめします。転職エージェントなら、このような求人を多数知っているはずです。まずはいくつかの転職エージェントに登録をしてみましょう。

 

補足 シングルマザーへのアンケート

 

厚生労働省が「全国ひとり親世帯等調査の結果」として調査結果を発表しています。

 

それでは、平成28年度データの調査結果を引用し、シングルマザーの現状について紹介します。

 

厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査の結果」

 

全国の母子家庭の世帯数

 

厚生労働省の一部の世帯を対象にした調査結果より、全国での母子家庭の推計数を算出しています。

 

その結果、母子家庭は全国で123万2千世帯となっています。

 

ひとり親世帯になった理由

 

母子世帯になった理由は、離婚が79.5%と圧倒的に多い結果となっていて、 死別は8.0%となっていました。

 

ちなみに父子世帯では、離婚が75.6%、死別が19.0%という結果になっていました。

 

親の平均年齢と子供の平均年齢について

 

調査時点における母子世帯でのお母さんの平均年齢は「41.1歳」となっていました。

 

そして末子の平均年齢は「11.3歳」でした。

 

一方、父子世帯のお父さんの平均年齢は「45.7歳」、末子の平均年齢は「12.8歳」でした。

 

母子家庭と貧困率について

 

独立行政法人労働政策研究・研修機構が、「第5回(2018)子育て世帯全国調査」の結果を発表しました。

 

「第5回(2018)子育て世帯全国調査」

 

その調査結果によると、シングルマザーの驚くべき実態が明らかになりました。

 

まずは可処分所得について。

 

厚生労働省公表の貧困線を下回っている世帯の割合は、母子世帯でなんと半数以上の「51.4%」という結果になっていたのです。

 

また母子世帯の13.3%が、可処分所得が貧困線の50%を満たない「ディープ・プア(Deep poor)」世帯だったそうです。

 

シングルマザーのご家庭にとっては、本当に厳しい現実であることが分かります。

 

*貧困線は、統計上、生活に必要な物を購入できる最低限の収入を表す指標。

 

そもそも日本が貧困国⁉

 

貧困を表す指標には2つありまして、ひとつは「絶対的貧困」、もうひとつが「相対的貧困率」と言われるものです。

 

「絶対的貧困」とは、「1日1.90米ドル(約200円)未満で生活する人々」を指し、おもに人を指します。

 

一方の「相対的貧困率」とは、その国の平均年収の「半分にも満たない年収の人の割合」を指します。

 

つまり国に対する評価になるのですが、日本は日米欧主要7カ国のうち、アメリカに次いで2番目に高い貧困率になっているのです。

 

そしてその貧困率の割合はナント「15.7%」、約6人に1人は「相対的貧困」なのです。

 

つまり国同士で比較してみても、日本には貧困層が多いと言えます。

 

これは国に対策をしてもらわないといけない、大きな問題なのです。