はじめて転職エージェントを利用するみなさんは、転職エージェントとの面談時の服装について「スーツなの?それとも私服でOKなの?」といった点で悩んでしまうかもしれません。
とくに男性の場合です。
転職エージェントのホームページをチェックすると、ほとんどの会社で「私服で構いません。」とは書いてあるものの、「本当に私服で良いの!?」と、みなさん疑心暗鬼のようですね。
求職者のみなさんにしてみたら「私服で構いません」という表記でなく、「スーツでお願いします!」「私服でお願いします!」といったハッキリとした表記を欲しているのでしょうね。
それでは大手転職エージェントでの経験から、転職エージェントとの面談時におすすめの服装について紹介します。
*今回は「男性」のための特集記事となります。
おすすめの記事 転職活動のためスーツを買いたいのですが、どこで買うのが良いですか。
目次
転職エージェントの面談での服装について
転職エージェントにはスーツを着て面談に行くべきでしょうか?
Dr.キャリアアドバイザー
面談にはスーツがおすすめの理由
面談では、みなさんとキャリアアドバイザーは当然ですが初対面になります。
仕事を通して「初対面での印象」がとても重要な事を、みなさんも充分に理解されている事でしょう。
それと同じように考えてみてください。
Dr.キャリアアドバイザー
じつは多くの求職者はスーツ、またはカジュアルスーツで来社する人がほとんどです。
それはみなさんが来社する日程が「平日」でほぼ95%となっているからです。
おそらくみなさん「会社帰り」や「午前休を取得して出社前」の時間を利用したり、または営業職の人ですと「外出時間」をうまく利用したりしています。
そうするとほとんどの方が「スーツ」や「カジュアルスーツ」での来社、そして面談になるのです。
つまりほとんどの求職者の人がキッチリとした服装です。
そこに(清潔感が無い)カジュアルな服装で来社されると、毎日複数人サポートしているキャリアアドバイザーとしてはちょっと手を抜く人も出てくるのです。
Dr.キャリアアドバイザー
「今日〇〇時に面談した〇〇さん。服装がすごくだらしなくて性格もルーズそうなので、ちょっと求人紹介後回しで!」
「〇〇さん、ビーチサンダルだったのでビックリしました。企業に紹介してよいか心配です。常識が無い可能性もあるので。」
これらはほんの一例ですが、当時のキャリアアドバイザーが面談直後に実際に口にした言葉です。
Dr.キャリアアドバイザー
転職エージェントを利用しての転職を成功させるには、まずは何と言ってもみなさんの窓口となるキャリアアドバイザーを味方にしないといけません。
アドバイザーは同時並行で何人もの求職者の担当をします。
そしてキャリアアドバイザーには毎月の売上げ目標がありますので、当然ですが求職者のみなさんに優先順位を決めます。
なるべく内定が獲れそうな人を最優先で転職支援を行うのです。
転職エージェントの服装にスーツをおすすめする一番の理由とは、キャリアアドバイザーに嫌われないための対策なのです。
各転職エージェントのホームページには「面談時の服装は自由」と書いてありますが、そこで働くキャリアアドバイザーはみなさんの服装をチェックしていますので、ご注意ください。
こんな時はスーツを着用しましょう
転職エージェントとの面談に、会社帰りに立ち寄る人もいます。
その際にお勤めの会社が「ビジネス・カジュアル」が当たり前のところもありますよね。
そうすると必然的にキャリアアドバイザーとの面談も「ビジネス・カジュアル」になります。
Dr.キャリアアドバイザー
模擬面接ではキャリアアドバイザーが、みなさんの「質問に対する受け答え」だけでなく「雰囲気・服装」などもチェックします。
採用面接では、皆さんスーツを着用しますよね。
出来るだけ本番に近い服装をすることで、面接前に転職支援のプロであるキャリアアドバイザーからアドバイスをしてもらえるはずなのです。
各転職エージェントがおすすめする服装
各転職エージェントのホームページには、面談時でのおすすめの服装についてコメントしています。
ここでいくつかの主要な転職エージェントのコメントをチェックしてみましょう。
リクルートエージェントの場合
2) 圧倒的な転職支援の実績数
「売上げ(転職支援人数)」「従業員数(キャリアアドバイザーなどの人数)」「拠点数」で業界ダントツナンバー1の最大手。
Dr.キャリアアドバイザー
Dr.キャリアアドバイザー
リクルートエージェントのホームページでは、「面談は必ずしもスーツである必要はなく、私服で構いません。面談では、経験や転職の希望条件などを確認するため、リラックスして話ができる服装がベターです。」とコメントしています。
しかし一方で、面接に自信が持てない求職者のなかには、面談時にキャリアアドバイザーによる「面接指導(模擬面接)」をしてもらう人がいます。
そのような方に対しては、「企業との面接対策のために、服装や身だしなみについてアドバイスを貰いたい場合は、面接と同様の服装で面談にお越しください。企業の採用担当者の印象をアップさせるポイントや、服装の疑問についてのヒントを聞くことができます。」とコメントしています。
Dr.キャリアアドバイザー
参照サイト:リクルートエージェント「転職エージェントの担当者との面談時の服装」
パソナキャリアの場合
2) 顧客満足度を追求のクレド経営
パソナは女性が活躍する会社、そのキャリアアドバイザーだからこそ信頼が出来るのです。そして顧客満足度を追求する会社姿勢は、女性ならではの不安を抱える求職者の強い味方になる事でしょう。
パソナキャリアのホームページでは「よくあるご質問・お問い合わせ」にて面談の服装についてコメントしています。
キャリアカウンセリングには、どのような服装で行けばよいですか?
Dr.キャリアアドバイザー
参照サイト:パソナキャリア「よくあるご質問・お問い合わせ」
マイナビエージェントの場合
2) 20代の転職支援に強み
マイナビのサービスは、就活学生向けの「マイナビ」が有名で「リクナビ」と二強と言われています。その影響で若手層から人気の転職エージェントです。
マイナビエージェントのホームページでは「転職エージェントとの面談時の服装」と題して「転職エージェントとの面談時の服装は、転職エージェントの事前の指定に基本的に従えば問題ありません。」とコメントしています。
また、「もしTシャツとジーパンとスニーカーのような本当にラフな格好で面接に行くのに不安を感じたらビジネスカジュアルが無難と思われます。」とコメントをしており、とくに面談のシチュエーションにあわせて服装は変えることを推奨しているリクルートエージェントやパソナキャリアとは違うコメントでした。
参照サイト:マイナビエージェント「面談時はどんな服装がいいの?」
type転職エージェントの場合
2)特に関東圏の求人企業を得意としている
もともと1990年代にtypeとリクルートの2社が転職雑誌を発行していて、若手を中心とした転職市場をリードしていました。いわゆる今の転職市場を作った会社と言えます。
type転職エージェントでは、「面談と面接は違うもの」と定義して面談当日はリラックスした服装で来社頂くことを推奨しているようです。
ホームページでは「これまでの仕事やキャリアについてお話を伺ってあなたを理解することが目的であり、服装でその人を判断したり、評価したりすることは一切ありません。」とコメントしています。
Dr.キャリアアドバイザー
ハタラクティブ
2) 就活アドバイザーがマンツーマンで対応
ハタラクティブは20代を中心とした、既卒・フリーター・第二新卒の方々を対象とした転職支援サービス。未経験可の求人案件を多数保有しているのが特徴です。
Dr.キャリアアドバイザー
ハタラクティブのホームページでは、「リラックスしてカウンセリングに来ていただきたいので、私服で参加OKです。」と明記しています。
一方で、キャリアアドバイザーとの面談で服装によっては「やる気のない人」というマイナスイメージを与えないようにする事が必要とも書いています。
ハタラクティブでは転職エージェントとの面談では、以下の5点について注意しましょうと明記しています。
②ヨレヨレの服装では参加しない
③露出度が高い服や派手な服装では行かない
④短パンやサンダルは避ける
⑤香水のにおいにも注意!
身だしなみとおしゃれの違いを知ろう
Dr.キャリアアドバイザー
A君(20代会社員)
Dr.キャリアアドバイザー
奇抜なデザインのスーツ。
ご本人はおしゃれでイケてると思っているのでしょう。
しかし私が申していますスーツとは、いわゆる一般的なスーツであり、たとえば色も「ブラック、ネイビー、チャコールグレー」のスーツの事を申しています。
ここで注意してもらいたいのは「身だしなみ」と「おしゃれ」はまったくの別物ということです。
身だしなみ | 相手が私たちの見た目を評価すること |
おしゃれ | 自分の価値基準で自身を評価すること |
そしてビジネスパーソンが服装で気を付ける事は「身だしなみ」>「おしゃれ」という事です。
服装はみなさんの自己満足ではなく、相手に対して不快感を与えない事が重要なポイントなのです。
TPOにあわせた服装を意識しよう
ドレスコード(dress code)という言葉をご存じだと思います。
ドレスコードとは、時間(Time)や場所(Place)、場面(Occasion)に併せて、それにふさわしいとされる服装のこと。
ドレスコードを語る時に「TPOに応じて」といった表現を聞くと思いますが、それはそもそものドレスコードの意味が「TPOに併せた服装」を意味するからなのです。
Dr.キャリアアドバイザー
みなさんのドレスコードは大きく分けると以下のように分類されます。
ビジネスマンのドレスコード
ビジネス | 上下揃いのスーツ着用 |
ビジネス・カジュアル | ジャケット着用のいわゆるジャケパンスタイルなど |
仮にみなさんが営業職としましょう。
そうしますと日々の業務は様々でしょうが、業務内容によって以下のような服装がおすすめです。
営業職のTPO別の服装について
デスクワーク | ビジネス・カジュアル |
社内会議 | ビジネス・カジュアル |
資料作成 | ビジネス・カジュアル |
初回訪問 | ビジネス |
キーマンへの訪問 | ビジネス |
経営層への訪問 | ビジネス |
コンペ・プレゼンテーション | ビジネス |
クレーム対応・謝罪 | ビジネス |
このようにTPOに併せて服装選びをしないといけません。
参照サイト:モニタス(東京のビジネスパーソン800人に聞く、オフィスのドレスコード調査)
服装だけでなく印象管理が重要なのです
Dr.キャリアアドバイザー
これは普段のビジネスシーンだけでなく、キャリアアドバイザーとの面談や求人企業との採用面接の際にも同じことが言えます。
印象管理の基本 | ・爽やか、清潔が基本です。 ・過度な日焼けは禁物 ・眉毛を細くし過ぎない ・髭はOKだが、清潔感を忘れずに ・香水のつけ過ぎに注意 |
髪 | ・目や耳にかからない程度の長さが理想 ・ヘアカラーは自然な感じであること ・奇抜なヘアスタイルは避けること ・整髪料は使い過ぎないこと |
アクセサリー | ・結婚指輪は問題無し ・ピアスはしない |
服装だけでなく、全体の印象管理のためにも少なくとも上記のような点には注意してください。
まとめ 転職エージェントの面談はスーツが良い
Dr.キャリアアドバイザー
とくに世代や業種によっては、スーツが当たり前と考えている人が多いのも事実です。
服装についての考えが人によってさまざまですと、「自分の服装はどうなんだろう?」と不安になる人もいると思われます。
しかしご安心ください。
先にも説明しましたが、ビジネスシーンで重要なのは「身だしなみ」>「おしゃれ」です。
これを念頭においておけば、自然とTPOに併せた服装が出来るようになる事でしょう。
面談をおすすめしたい転職エージェント
転職エージェントとの面談時の服装についてはご理解頂けましたでしょうか。
それではここからはキャリアアドバイザーの面談に定評がある「おすすめの転職エージェント」の紹介になります。
リクルートエージェント
- 10万件を超える非公開求人
- キャリアアドバイザーの評価が高い
- 全国の求人案件を保有
1971年から続く老舗であるため、取引企業との関係も強く圧倒的な求人数を維持しています。
だからこそ、利用者も多く、転職を支援した実績も豊富なのです。
dodaエージェントサービス
- リクルートエージェントに並ぶ業界最大級の求人保有数
- 営業・企画・ITなど幅広い職種に対応
- 全国の求人案件を保有
dodaの最大の特徴は、求人の量・質ともに満足度の高い点と全国に対応している点でしょう。
JACリクルートメント
- 600万円以上の求人が充実していてミドル層以上向け
- 業界3位の最大手クラス
- 外資系企業・ミドルクラス以上に強み
パソナキャリア
- 派遣業界トップクラスのパソナグループが運営
- 女性の転職支援に強み
- はじめて転職する人への転職支援に強み
書類添削や面接対策も丁寧との評判も多いので、親身なサポートを受けたい方におすすめな転職エージェントです。
マイナビエージェント
- 20代に信頼されている転職エージェントNo.1
- キャリアアドバイザーが親切と評判
- はじめての転職でのおすすめ度ナンバー1
マイナビエージェントは20代の利用者が多く「20代に信頼されている転職エージェントNo.1(楽天リサーチ調査)」にも選ばれているので、若手会社員におすすめの転職エージェントです。
Spring転職エージェント
- 人材サービスで「世界No.1シェア」
- 外資系企業に強い
ランスタッド
- 39か国に拠点がある「世界第2位」の総合人材サービス会社
- 50年以上の歴史ある人材サービス企業
就職Shop
- 20代の利用者が9割
- 書類選考なし
- 求人案件のほとんどは未経験者応募可
- 学歴・職歴・社会人経験不問で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の転職支援が多数
学歴・職歴・社会人経験不問の求人案件を多数保有していますので、で既卒・フリーター・新卒:第二新卒・高卒・中卒の方におすすめのサービスです。
また、キャリアコーディネーターとの面談はWEBでカウンセリングが可能です。
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